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大学3年生、初めてのコスメカウンター【後半】

こんにちは。高校5年生です。

今回は前々回の続きのエピソードとなります。
まだ前半のお話を読まれていない方は、ぜひチェックしてみてくださいませ。

https://note.com/koukou5nensei/n/nf454284b74b0

さて、購入するものが決まったのでレジに行こうとすると、「接客アンケートに回答してください」とタブレット端末を差し出されました。回答すると、紙が挟まれたバインダーが出され、「次回来店でプレゼント差し上げますので」と名前を書くように勧められたのですが、コスメカウンターにすっかりビビりまくっている私は「あ……すみません、あの、家が遠いので来れないかもしれないです、すみません、本当すみません」とお断りしてしまいました。その後「お家はどこですか?」と尋ねられ、さすがに嘘はつけず「○○です」と特急電車に乗れば最短15分~20分で着くであろう自宅がある地名を言いました。悪事を白状している気分です。
何回「すみません」って言ったのでしょうか。今考えたらあんなにビビらなくても良いのに、あのキラキラした空間、お綺麗なお姉さんの前だと不慣れでどう見ても場違いな自分が情けなくなるんですよね。

最後に「サンプル差し上げますけどパウダーファンデにしますか?スキンケア系にしますか?」みたいなことを言っていただきました。サンプルをあまりもらったことがないのでよく分からなかったので、「パウダーファンデーションとリキッドファンデーションはどう使い分けたら良いですか?」と聞いてみました。

non-noなどを見て、朝のメイクはリキッドで、お直しにパウダーを使っている方がいることを知っていたので、そういう感じの答えが返ってくるかと思いきや、「使い分ける……?」とお姉さんをだいぶ困惑させてしまいました。あれっ、私変なこと聞いちゃったのか?!と慌てました。お姉さんは「リキッドはツヤが出てカバー力があり、パウダーはふんわりマットに仕上げることができます。うちのパウダーはムース生まれのパウダリーなので、セミマットぐらいに仕上がります」といった風に答えてくださいました。なるほど、使い分けるのはモデルさんや俳優さんだけなんですね。困らせてしまってすみません。
結局、パウダーファンデーションの1回分のサンプルをいただきました。

さぁレジへ、と立ち上がろうとすると「リップティントが今度出るので、……(パニックでこの辺何とおっしゃったのか忘れました)1色選んでください」とお姉さん。後で調べたらドラマティックリップティントという商品で、ちょうど発売日の週で予約を受け付けていたようです。
他の商品を勧められたら断りづらいなぁ……と思っていた私は「どうしよう!これも買わなきゃいけないのかな……」と慌て、「あっ、えっと、ティント……落ちにくいやつですよね、そしたら、あの、大丈夫です」と訳の分からない断り方をしてしまいました。そう言った瞬間のお姉さんの顔……忘れられません。思い出すたびちょっとヒヤッとしてしまうくらい、マスク越しにも分かる困惑と「何で?」という表情で1.5秒くらい静止されていて、一瞬で「反応間違えた!」と緊張MAXになりました。自分の買いたいものしか興味ない客みたいで、断るにしてももうちょっと誠意を持って謝った方が良かったかなと後悔しました。下地とファンデーションを受け取り、「ありがとうございました、すみません、ありがとうございました」と逃げるようにレジに向かいました。

電車に揺られ、家に帰り着いてこの記事を書いておりますが、未だどうお答えするのが正解だったのか分からず「お姉さんごめんなさい、もう少しちゃんとお話聞けば良かった」と心がザワザワしているところです。
夕食を食べ、お風呂を済ませた後にインターネットで美容部員さんとどう接したら良いのか、調べてみました。私が読んだ記事の限りでは、不要だと思ったら断って良いし、メイクしてもらってもその場で決めず「他のブランドも見てきます」「またお給料が入ったら来ます」と言って後日買いに行っても良いみたいです。ただ、美容部員さんはお仕事ですし、デパコスなどに比べたら手に取りやすい価格帯なので、お断りしづらいなぁと思う気持ちは変わりません。またファンデーションを買うときは行こうかなと思いますが、他のアイテムを買うときは少し敷居が高いかもしれません。1度購入すると使いきるまでかなり長く化粧品を使うので、美容部員さんの反応を気にせずじっくり比較できるという点を考えると、今回の経験を踏まえて今後もプチプラ化粧品を使いたいなと思います。

ただ、経験してみないと分からないので、今回美容部員さんと初めてお話しすることができて良かったです。堂々とカウンターに座れるくらい大人になってから、また買いに行きたいと思います。

予想をはるかに超えて長文になってしまいました。ここまでご覧いただきました皆さん、本当に感謝申し上げます。

以上、「大学3年生、初めてのコスメカウンター【後半】」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

次の投稿でまたお会いしましょう!