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単発アルバイト㉘ 洋食屋ホールスタッフ【クリスマス編】

こんにちは。高校5年生です。

前回の記事『単発アルバイト㉗ 洋食屋ホールスタッフ【クリスマスイブ編】』をご覧くださった皆さん、ありがとうございます。【クリスマスイブ編】にも関わらず。24日・25日両日に共通して言えることをたくさん書いてしまいました。もう書くことないんじゃ?と心配しましたが、25日ならではのことを書いていきますね。

12月25日は、24日より小中学生や高校生のお客様が多かったです。土曜だと塾や部活、課外授業が入ることがあるので、日曜の方が出かけやすいんですよね。私も中高生時代そうだったので、何となく分かります。25日は5~6人でやってくる中高生が目立ちました。女の子5人なら4人がけの1テーブルでもOKなのですが、男の子5~6人だと4人がけはきついようです。お店の方が、3人ずつ2テーブルに分けて案内しているのを見かけました。

小中学生、そして高校生の皆さんにはちょっぴり悲しいお知らせになりますが、クリスマス当日の飲食店にとって、小・中・高校生の皆さんは招かれざるお客様だということが分かりました。なぜなら、お店の外の行列をチェックしに行っていた店員さんが、「次、高校生6人組なのよね……」などと頭を抱えていたからです。来てはいけないわけではありません。ただ、ホールスタッフの1人としてなぜ招かれざるお客様なのかはよく分かりました。私自身も現役時代はあまり理解しておりませんでしたので、現役世代の小・中・高校生の皆さんもそれほど理解しているわけではないと思います。というわけで、なぜ招かれざるお客様なのかを書いていきます。もちろん、全ての小・中・高校生の方に当てはまるわけではなく、小・中・高校生のお客様で、こういった行動をされる方を高い確率で見たというだけに過ぎません。もし小・中・高校生の方が読んでいらっしゃったら、これと同じ行動をしないように気をつけてみてください。店員さんからの見方が変わると思います。

①長時間居座る


これは男女2人組の小・中・高校生にも、数人のグループで来ている小・中・高校生にもかなり見られた傾向です。私よりも年下と思われるお客様は、体感7~8割くらい食事を終えてもテーブルを離れませんでした。大抵は話に花が咲いているか、テーブルにつく全員がスマホを凝視していて一言も喋っていないかのいずれかです。

せっかくクリスマスにお出かけしているのですし、ゆっくり語り合いたい気持ちも分かります。いつもより外のベンチも空いていないでしょうから、暖かい店内で座ったままスマホをいじりたい気持ちも分かります。ただお店の外には、今からそうめん流しギネス記録に挑戦するのかというくらい長い行列ができております。お店側からすれば、食事を終えてこの先注文するものがないのであれば、速やかに退店して欲しいのは間違いありません。

25日は開店前から行列ができ、常にピークタイムでした。私は食べ終わったお皿をいつもよりハイスピードで下げていきました。いつもなら空き皿に気づいても、すぐに下げると見張っていたみたいなので、しばらく泳がせてから下げておりました。しかし、この日は行列の長さにびっくりし、泳がせず、見つけ次第下げるようにしました。そのため、どのテーブルも、テーブル上に何も置かれていない状態になるのが普段より早かったです。

食事が終わり、全てのお皿が下げられると大体、お会計に向かいますよね。しかし、テーブルが綺麗になってすぐ退店する若い方はほとんどいらっしゃいませんでした。あまりに滞在時間が長すぎるテーブルにはどうしたら伝わるだろうと思い、頻繫にお水を注ぎに行くことにしました。まだ一口二口しか飲んでいないグラスに、お水を足しに行くのです。嫌な印象を与えないように、お水を注ぐときは丁寧に声をかけるようにしました。それをやってみて気づいたのは、あまり意味がないことです。お水を頻繫に注ぎに行くことでテーブルに何もないことに気づかせようとしたのですが、中高生のお客様には伝わらなかったようです。お水を注ぎに来てくれただけだと思われておりました。直接は伝えづらいですし、店内からは行列が見えないので気づかせるのは至難の業ですが、クリスマス当日の飲食店が忙しいのは想像がつくことですから、店内の満席状態を見て判断して欲しいなと思いました。

②滞在時間の割には注文量が少ない


これも①と同じで、男女2人組の小・中・高校生にも、数人のグループで来ている小・中・高校生にも見られる傾向です。学生ですから当たり前と言えば当たり前なのですが、皆さん1人1皿注文です。家族連れやご夫婦で来られる方は複数個頼んでシェアしたり、食事の他にドリンクやデザートを頼んだりする場合が割とありますが、小・中・高校生ではさほど見かけませんでした。シェアすると割り勘しづらいですもんね。①でお話ししたように小・中・高校生の方々は滞在時間が比較的長いのですが、その割に注文する量が少ないです。ホールスタッフ側からすれば下げる物が少なくて済みますが、お店側からすると「コスパが悪い」状態と言えます。注文量を増やすのは難しいので、やはり食べ終えたら速やかに退店するのがお店のためになると思います。

③マナーが良くない

高級レストランじゃあるまいし、未成年にマナーを求めるなんて……という気持ちもありますが、クリスマスに招かれざる客である理由をお話しする上で外せないと判断しました。ほんの一部に過ぎないのですが、マナーの面で気になるところはあります。ただ、マナーだけでいうと、大人も結構色々あります。マナーがきちんとしている中高生のお客様も見かけたので、これは年齢では区切れません。

1番に挙げられるのは滞在時間の長さですが、お手拭きを散らかして退店するケースも思い浮かびます。これは大人にもよく見られますが、「花吹雪でも作ったのか?!」というくらい紙ナプキンを消費していることもありますね。環境保全のためにも、紙ナプキンは必要な分だけ使いましょう。また、使ったお手拭きは汚れた面を内側にして畳み、通路から手に取りやすい位置に置くか、お皿の上に載せるとスマートですね。あと、これはプラスアルファなのですが、使った調味料(塩、こしょう、タバスコ、粉チーズ、ドレッシングなど)はテーブル上の元々置いてあった位置に戻しておいていただけると助かります。

小・中・高校生の皆さんがなぜ招かれざるお客様なのかを3点、書きました。私も中高生の頃はここまで考えられていなかったはずなので、ご覧になってショックを受けないでくださいませ。大人世代の皆さんも、外食の際にお役立ていただけましたら嬉しいです。

以上、「単発アルバイト㉘ 洋食屋ホールスタッフ【クリスマス編】」でした。最後までお付き合いくださってありがとうございました。

また次の投稿でお会いしましょう!