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広告振り返り~2021/7月編~

 7月の振り返りをわざわざ8月29日に出してしまい、すみません。普通にお盆とかが重なって忙しかったんですと言っても、さすがに旬が過ぎている感しかないのは本当に申し訳ない。
 とはいえその辺はご勘弁ください。7月はいつもの面子から新人まで相当幅広い面子が揃っていたし、あまりにも密度の濃い月だったなあという印象です。ギャグ系から詐欺系、ド直球の4399まで新作盛りだくさんでお送りします。

・極夜大陸:メテオの彼方

 1月に準MVPを取ったぶりの登場となる極夜大陸は半周年のタイミングで七つの大罪とのコラボを打ちだしてきた。極夜大陸のテーマソングに合わせて七つの大罪のキャラが出てくるのは中々アツい演出ですね。
 七つの大罪自体は荒野行動からデュエマプレイスまで雑食気味にコラボしているタイトルなので、見た目より意外性は薄めかも。そもそもマガジン系漫画のコラボ先の雑食ぶりと来たら進撃の巨人の時点ですさまじかったからね。

 極夜大陸は独自のコラボ路線として、佐藤三兄弟というtiktokの人気者ともコラボをしてきている辺りに気合いの入り方が違うんだなという事を感じさせる。
 普段tiktokをやっていない人からすると一体誰だよという話になるんだけど、avex management所属でフォロワー100万人だから下手なツイッターやってる人よりも有名人ですよ。
 そんな人を呼んでやる広告には見えないしTwitterでtiktokの有名人を呼ぶ意図も不明ではあるんだけども。

 それにしてもこれは佐藤三兄弟を呼ばないと出来ない広告なのかなと思わざるを得ない。
 一応アピールしたい面としてはレベルアップが楽という事は分かるが、せっかくこんな有名人を呼んだんだからもっと佐藤三兄弟らしい広告にすれば良かったんじゃないか。

 この広告に関しては「極夜大陸は縦」と言われても魔剣伝説も縦だからそんなに大きなアピールにはならないのでは。
 というかしれっと見過ごしてたけどこの前にいる女性は一体何者なんだ? コラボ先の佐藤三兄弟よりも目立ってるじゃないの。

 ちなみに佐藤三兄弟に関しては一卵性の三つ子で、アクロバットがすごい人達。
 こんだけ動ける人を起用しておきながらゲーム内容の告知がメインになり過ぎてしまったのはちょっと残念ポイントである。
 とはいえここまで動ける人を使って一生ゲームの広告をしちゃう辺りもeyougameらしいし、10回くらい見てると良い感じに馴染んでくるのでこれもスルメ系広告だと思います。

・イース6オンライン

 4月に広告を打っていたイース6オンラインが配信開始に伴い再登場。
 魔剣伝説はHIKAKINをキャスティングしたが、イース6は初動とはいえはじめしゃちょーを引っ張って来たのは中々勇気のある選出ではないだろうか。はじめしゃちょーチャンネルの方にも公式にもイース6の動画は無さそうなので、あくまでこの広告オンリーで出演してもらったようである。
 女性の方はえなこがコスプレしているらしい。もし広告界の主演女優賞があるとしたらえなこは間違いなく主演女優賞だよ。

 桐崎栄二なる人も広告している。誰だこの人? と思ったら、なんとyoutubeでは登録者301万人という大物youtuberである。
 だから本当に世の中有名人が増えたなと思うよね。自分から探しに行かないと佐藤三兄弟も桐崎英二も知らないままだっただろうけど、こうして広告に出てきて調べてみると相当な大物だった事が分かる。

 こっちの桐崎英二の広告は過去のyoutube動画をメインに上手く動画にしたのだろうか。
 切り抜きだけ見ると面白さの真価は分からないんだけども、300万人も登録者がいるんだから真剣に見ていたら面白いんだろうなと思います。
 過去動画とゲーム動画を同時にやったらやったでアピールとしては薄味に感じてしまうんだけども、じゃあどうすれば良いんだろうとなったら分からないよな。はじめしゃちょーのコスプレは結構目を引いたけど、だからと言って桐崎英二もコスプレすりゃあ良いとはならないし。

 コラボ以外の広告はさらに薄味寄りで、これは美少女着せ替え要素を推している。
 イース6の原作要素を推した広告自体は他にあるけど、作成出来るオリキャラの広告ってどうなんだろうな。イースファン的にはアドルなる主人公の姿の方が見たいだろうし、だったら4月分の広告の方が良かったのかもしれない。

 イース6も広告をたくさん出してたけどリアクションに困ってしまう物が多い。
 とりあえずiphoneを配っておくと拡散されるのは間違いないけど、映像としてはまあ普通くらいの内容なんだよなあ。

 イースという大型タイトルながら結局結婚システムを推してくる辺りはいつものオンラインゲーム広告だなと思いました。
 この結婚システム広告って誰が得するんだろう。オンラインゲーム中ではまあまあ楽しいイベントの一つではあるけど、ここまで広告するほど目新しい内容ではないでしょ。
 オンラインゲーム広告はキャラメイクと結婚を推しまくる傾向があるが、そろそろ他の切り口が生まれても良いんじゃないかなと感じてしまう。

 広告初手のふざけかたよ。内容としてはまあまあしっかりしている気はするが、こういう広告はファン的にキャラのイメージが壊れて嫌だと感じそうだな~とか想定しないのか。
 イース6自体やったことが無いからアドルがこういうキャラなら別に構わないんだけども、摑みがこれで良いのかよって感じはする。リツイートの一つもされていない辺りにこの広告の話題性の無さがにじみ出てしまった。

 windowsXPってまだディスプレイがブラウン管の時代でしたっけ……
 イース6自体はwindowsでも遊べたらしい。昔の公式サイトも残ってたのでファンが見たら懐かしいのかもしれない。

 声優インタビューシリーズもあります。4399に対抗してか3分超えの長尺インタビューになっているので気になる方は是非。
 梶裕貴や小倉唯、大塚明夫など計8名のインタビューが収録されている。

・ガンダムブレイカーモバイル

 中華ゲーに負けない2000連ガチャを出してきたのはガンダムという超ビッグネームである。稼働2周年にしても2000連ガチャを告知し、ゲーム内容もコンパクトに告知する広告になっているのはさすがバンナムだなあと思います。
 ガンダムブレイカーというゲーム自体は2018年にクソゲーを出したという話題が増えてしまったけども、元々はしっかりした人気シリーズだったんだからちゃんとした内容の広告さえ打てば結果はついてきそうな気がする。

 ちゃんとゴー☆ジャスともコラボしてます。
 有名人コラボに加えて2000連ガチャ、システムの大幅変更など、始めるなら今だぞ、という所をがっちり告知しているのは好印象。
 ゲーム自体がどういう調整になっているのかは分からないけども、告知面だけ見たら大成功と言って良いのではないか。

 これガンダムじゃないけど、バンダイナムコは最近真面目に告知してるなと感心してます。
 こういうちゃんと面白く商品をアピールしている広告が見たいんだよなあ。流行りに乗る速度としては若干遅いかも分からないが、それにしても長州力起用は良いなと思いました。

・魔剣伝説

 魔剣伝説は倉科カナとコラボして新たなる広告戦線を打ち出してきた。
 200連ガチャしか告知してない事を自虐しつつも、200連ガチャではない神龍島イベントのアピールに繋げているのは中々ウマいと思いました。
 例のラップ広告で面白かった「指が折れるまでガチャ回せ」のフレーズも取り入れて既存ファンも大満足の出来。魔剣伝説の安定感はすごいんだよな。

 ちなみに超夏祭りのロゴの夏は前期と後期で変わっているが、これは前期だとモンストの超獣神祭のロゴと酷似しているかららしい。やり口がお粗末だあ。
 何だかんだ旧ロゴの広告も残っているので、その辺がガバガバなのも魔剣伝説らしいなと思います。これは旧ロゴなので、是非このロゴを覚えて次の広告を見てください。
 映像の内容としては倉科カナというゲストを立たせる形でゲームの新イベントを告知しているのがよく出来てますね。この辺が他の広告打ちとはひと味違うんだ。

 いつもの数日後にめちゃくちゃ強くなってるアレを倉科カナでやってる広告。
 日本人が「星5の冥淵赤龍」とか言ってるのを見るの面白いな。中々日常で冥淵赤龍とは言わないよ。

 スカッとジャパンテイストもある。神龍島イベントをガンガン押し出しているのが7月の魔剣伝説の特徴だと言えるでしょう。
 この広告に関しては倉科カナがいい感じの悪女な演技をしているんだけども、倉科カナ自体がめちゃくちゃ演技の幅が広いなとビックリしました。ちゃんとしたドラマで出演している所を見てえ。
 実際wikipedia見てたらめちゃくちゃドラマに出演してるもんね。

 この倉科カナ広告からいつものナレーションに移る広告もある。突然現れた役者の声よりもこのナレーションの方が不思議な安心感があるね。
 でもこれで安心感覚えてるのもずっと中国人っぽい人が喋ってるナレーションばっかり聞いてるからなのかな。すっかり耳が片言の日本語に調教されて……

 これも既存広告から別の声に変わる。倉科カナかもしれないが音質が悪くてよく分からんのよ。
 よく聞いてみると倉科カナっぽいけど本編のドラマに比べてレコーディング環境が悪すぎるのどうにかならんのか。ゲストの扱いが丁重なのか雑なのかよくわからないのが魔剣伝説らしい。
 この辺の録音事情が分からない。その辺の裏事情は一生分からねえんだろうなと思いつつ、機会があれば覗けねえかなとか思ってます。

 上の映像の元ネタはこれっぽい。
 似たような映像を分割したりナレーションを入れたりして別の広告に仕上げていくのが魔剣伝説の常套手段になりつつあるね。他の企業は中々やらない努力の方針で感心しています。

 同じような広告を使いまわしたり張り付けたりして新たな広告を作る様は、さながら広告界のフランケンシュタイン博士のようである。
 倉科カナコラボで撮影した映像自体はそう多くないと思うんだけど、これに上下の帯を加えたり、ナレーションを加えたりして別映像にしちゃう剛腕はさすがの一言。

 これなんかスカッとジャパンと先月の正直な木こりの話のニコイチだもんね。

 倉科カナに頼らない広告としてはこのラップ広告とかすごくオシャレ。
 自虐をしながら新要素を告知し、しかも映像の内容としては過去の物も使いまわしつつローコストに抑えている。このトラックとか本当にカッコいいでしょ。
 毎度思うんだけど魔剣伝説は作詞のセンスがあるんだよな。誰に依頼してるんだろうな。実は芸能人コラボ並みの金をかけて作詞家や作曲家に依頼してそうな気がする。

 神龍島をアピールする広告群としてはこういうのもある。芸能人コラボ広告よりこういう広告の方が馴染みがあって良いんじゃないですか。初手のキレ気味な「きもすけっ!!」がクセになる。
 竜の卵を育成する広告自体は広告界隈で擦られたアイデアだけども、こんなにカッコいいゲームプレイ風映像が出てくるのは本当に魔剣伝説ってすごいと思います。
 その上でストーリーも魔剣伝説らしいというか、ルビの誤字も添えてバランスが良い。安定した出来の広告ですね。

 ところで7月のアピールポイントとして神龍島というのがあるけど、広告によって「しんりゅうとう」だか「しんりゅうじま」だかはっきりしない。
 これだけ広告をやっているから連絡不行き届きで読み方を間違えている可能性があるけども、4399の事だからちゃんと意図して間違えている可能性もあるのがコワい。意図して「これは『しんりゅうじま』と読んでください」とか台本に書いてあるとしたら、真面目に一度見てみたい。

 奇妙な広告としてはこれが一番すごい。
 遊戯王をパクるし、突然2000年後になるし、互いに200連ガチャを回すからどちらも全サーバー1位になれない。その上で「あなたたち、クエストは行かないの!?」ってセルフツッコミまで入れているんだから、もうこれは魔剣伝説が出来るあらゆるボケを詰め込んだ集大成とも言える広告だろう。
 もう広告の茶番としても全部やりつくしていただろうと思っていたから、まだ隠し玉を取ってある事に驚愕しました。

 これなんか先月の実写広告の使いまわしかよと思ったけど、神龍島コラボを広告しているし新たに3Dモデルでの漫才まで作ってるんだから中々手間がかかってそうだよね。
 既存の広告にアレンジを加えて新広告に仕上げていくコストカットに感動しました。

 元々は天姫契約でやっていた「卵を鑑定して云々のくだり」を魔剣伝説も採用してきた。レア乗騎の三頭龍ってそんなに強くなさそうよ。
 もはや広告を打ち過ぎて何をドロップしているという主語すらも省き始めているし、それでも分かってしまうほど広告を見すぎちゃった自分にもたまげています。

 これは疑似ゲーム広告の新作。もう2021年にもなってログインボーナスも無いゲームもまだあるのかって、魔剣伝説自身でそういう事を言うのはアピールになっていないんじゃないか。
 「宝石を麻痺させる」をドロップして剣に合成し麻痺効果を追加、大活躍という流れ自体は確かにありそうな流れだけど、いくらRPGあるあるを出して来てもそれを本編で出来ないなんてむごすぎるでしょう。
 こういうハクスラ要素自体は絶対に面白いんだけどなあ。ブックオフとかでこういうPSPのハクスラゲー売ってそうだし久々にPSP引っ張り出して遊びてえな。

 神龍島のアピールは結構だけど、女の子を早く助けてあげてほしいなと思いました。
 何も装備していない状態から「うわ! 会心ダメ高すぎだろ!」って言うんだったらボスも普通に倒せるんじゃないかと思うんだけど、その辺は突っ込まないのが魔剣伝説。

 実写広告も新作を出している。突然ガチャを強奪するな。
 必要な新情報は全部告知しているから中々良い広告けど、これって全部4399の社員が実写広告に登場しているのかな。このデカい魔剣を持ってカメラを襲いにいく係だけやってみたいです。

 こっちは音割れも絡めて勢いがすごい。あと今月の魔剣伝説の実写広告は「よこせよ!」がやたら多いね。サブテーマとしてこのセリフは入れよう! とか決めたんだろうか。
 地味に夏祭り専属ペットは意外と他の魔剣伝説の広告じゃ触れられていない気がするな。

 夏っぽい広告で良い。久々に全サーバー1位を出してきたし、全サーバー1位になった理由も神龍島が原因になっている。
 冷静に考えて昨日の夜は初級の剣士だった人がイベント1個だけで突然1年続いたゲームの1位になっちゃうってゲームバランスが劣悪すぎると思うんだけど、それでも全サーバー1位が一番のアピールワードになっているから1位にならざるを得ない。

 いつもの社長広告もリマスター版広告を出したが、他じゃ400連を広告しているのにここだと200連ガチャを広告しているあたりに統一感が無い。
 撮影場所が違うだけでキーワードが一緒なの、撮り直した意味があるのかな……

 また戦力比べしてオゴリゲームしてる。魔剣伝説界の娯楽は戦力比べしてからのオゴリゲームしか無いのか。
 というか仮にもゲームをやっているなら昨日からやっているイベントくらいちゃんと走りなさいよ。この上級者も初心者狩りしてオゴらせる気満々だし、碌な人間がいない。

 今月は音楽コラボまでしてるんだからすごい。こういう英語ボーカルをバックにPVのドラゴンと戦っている魔剣士が出てくるとまるで大作RPGみたいだぁ……
 PVだけは超大作感を出すのやめてもらっていいすか? 何はともあれ魔剣伝説は今月も22本以上の広告を出し続け、なおも広告界のトップランナーの立ち位置を維持した形になる。

・剣魂

 魔剣伝説の広告ラッシュに加え、同じく4399が運営している剣魂が今月復活してきたのが印象的。
 山本千尋とは何者かと思ったら、なんとwikipedia曰く中国武術を3歳から習い、世界ジュニア武術選手権大会で金メダルを2度獲得した後に女優へ転身したスーパーウーマンらしい。
 売りであるアクション要素は添え物程度に披露しているが、実際広告中でやっている飛び蹴りも真剣に見ると素人の飛び蹴りじゃねえもんな。こういう女優をきっちりキャスティングする人物眼は結構な物だと思うんですけど。

 山本千尋のアクション要素はこの広告で存分に見る事が出来る。限定騎乗獣だの限定アバターだのという話題はさておき、この演舞はマジでカッコいいな。
 山本千尋はマジですげえよ。今後他のドラマでも見たい役者さんだなあ。

 そんな山本千尋が戦力比べでビリはオゴリゲームとかいう不毛な遊びをしている様を見ているともう少し別にアプローチが無かったのかと思ってしまう。
 ちゃんと毎回オチを作っているのは4399らしからぬストーリー面への配慮だが、もう少し山本千尋のアクション要素を活かしても良かったんじゃなかろうか。
 あと最初の占い師の広告とロケ地が一緒っぽい。こういう所でコストカットしてるんだなと思うと中々涙ぐましい努力を感じられて好きです。

 VIPがある事をバカにした広告は見かけるが、VIPが無い事にがっかりしている広告は中々珍しい。
 剣魂にしてもドロップ率が2倍になったとか、合成するとドロップ率4倍とか、相変わらず存在しない要素を面白そうに紹介するのが上手いよね。存在している要素の紹介はさんざんやってるからここらで一丁存在してない物でも紹介しようかなって話?

 つーか4399は400連ガチャしかアピールポイントが無いのか?? やってる事が魔剣伝説と一緒過ぎていい加減にしろよって思って来ちゃうよ。まあ1日に魔剣伝説や剣魂の広告を20本、30本も見てたら食傷気味にもなるんだけど。
 新ジョブ忍者に関しては最後の映像で取って付けたようにしか広告しない。もう少し忍者要素を推しても良いのでは。

 忍者参戦をしっかり推しているのはこの広告。
 実際の所、忍者で始めたとしてそんなにうまくいくもんなのかな。騎乗獣やら翼、限定装備だのというのは他の放置MMOでもありがちな要素だけど、それらをいきなり集めるのはかなり無理がある。
 というか剣魂というゲームの広告自体、魔剣伝説に比べると頭身の低いモデルを使っている為やや絵面の派手さが足りないと感じる事が多い。その辺からも魔剣伝説の広告の方が打ちやすく、たくさん魔剣伝説の広告を作っているのかな。

 これは新クラスが面白いというよりは隠しマップ探しが面白いのでは。実際隠しマップで隠し装備を見つけるのは楽しいと思うけど、これで新クラスが面白いという結論にはならないでしょ。
 他の見どころとして、「えっ、私の攻撃弱すぎ!?」みたいな少し前の広告スラングを使っているのは中々好印象。ちゃんとリサーチしてるんだよなあ。

 4399、やってる事がずっと一緒だね。課金したと見せかけて序盤に忍者になっているのが原因だというオチだし、忍者もクリティカル率が高いのが売りらしい。
 7月の4399はクリティカル率が高いという事をやたら推したがるの何なんだろうな。普通に攻撃力が高いというよりもゲーム性を感じるからクリティカル率を推しているのだろうか。
 そう考えると突然麻痺付与だの、広範囲AOEだのと、ゲーム用語をやたら出してくるのも頷ける。4399のゲーム広告を見ているだけでゲーム用語知識が増えていくぞ。

 「LV.MAXの死の剣士」とかいう小学生が考えたような称号がめちゃくちゃ好き。
 こっちでは忍者より400連ガチャを推しているのが特徴。次は500連ガチャ、600連ガチャを告知し始めるのかな。

 本格的に全部茶番。ルビに「ゲーム内のボイスを再生」とか書くじゃないよ。
 一見しっかりした広告なのに微妙に詰めが甘いし、広告の内容も毒にも薬にもならない感じが良い。何だかんだ剣魂も10作もの広告をリリースしているので、4399はいくらでも広告を打つね。
 こうなってくると去年11月くらいに出たはずの天姫契約なんかも臭くなってくる。今年の冬は一周年の天姫契約が来ると思っておいた方が良いぞ。

・凹凸世界

 gamewithがニュース系広告を出していた。ちょっとした雑学として、この広告はBPOの放送倫理にちゃんと則って出されているのが分かるだろうか。この動画を拡大してみると、画面右下に「※これはCMです」の一文があるのがその証拠。
 具体的には放送倫理第15章「広告の表現」の126項、「ニュースと混同されやすい表現をしてはならない。特に報道番組のコマーシャルは、番組内容と混同されないようにする。」を意識した注釈文。主にテレビCMで見かけるニュース風広告の隅にも「※これはCMです」と書いてあるのは、この放送倫理に引っかからないようにする為なんですね。
 この広告はウェブ広告ではあるけども、やっぱりその辺はちゃんとしておかないといけないという意識がちゃんと出来ているのがエライ。広告の内容としてはまあ普通の内容だけども、広告オタクに突っ込まれないようにちゃんと自衛しているなと感じました。

 それにしてもgamewithの広告って何なんだろうな。漫画広告も実写広告も絶妙に普通のクオリティで、微妙にオタクが嫌いそうな感じになっている。海外企業がこぞってgamewithに依頼しているのはやっぱり日本国内No.1ゲームメディアという文句が効いているのだろうか。
 広告内容としては普通なんだけども、これらの広告はgamewithというサイト自体が持つオタク内の悪評も相まって評価がかなり低めになっている気がする。実際普通の広告なのでそんなにコメントする事も無いんですけどね。

・ラグナロクオリジン

 今月のわんこそばはアニメーションする。そこそこ動いているが相変わらず薄味なんだよな。

 ミント系なアニメ。前回の漫画広告よりは好き。

 混血のカレコレというyoutubeチャンネルとコラボしている。テイコウペンギンと同じラインですね。

 画面が暗めな意図はよくわからないが無難な広告。

 混血のカレコレを知らないとよく分からなそう。

 真面目な広告もあります。何にせよラグナロクオリジンは今月も普通の広告をたくさん出していた印象。

・少女廻戦

 少女廻戦は今月から参戦してきたが、いきなりエモい広告で気に入った。
 無難っちゃ無難なんだけどBGMが好きです。タイトルが露骨に呪術廻戦をパクっているのも香ばしいが、特に配信停止などには至っていないようだ。

 実写広告も出している。意図はよくわからないが、メイドが勘違いしている辺りが行き違いコント的な面白みを出しているようだ。
 70連ガチャという微妙なラインではあるが、これでも当たりが良ければ充分楽しめるはずなんだよな。魔剣伝説とかで感覚がバグっているが、普通は70連でも充分でしてよ。

 ロリだのツンデレだの人妻だの、そういうオタクの好きそうな記号を並べてみた感じが否めない広告だ。
 有名声優も出して電波ソングで、「オタク君こういうのが好きなんだろ~?」とでも言いたげな演出だ。現に自分は絵だけ見る分には結構好みだなと思いました。すみません。

 これに至っては似たような広告が超次元彼女で既に出てるんだよな。
 ピン抜き広告にしても最初がガーデンスケイプなので、ここまで来ると三次創作、四次創作のレベルだ。これで本当に訴求出来ると思ったのかは分からないが、無いよりはマシだと思ったんでしょう。弁当のバラン(※1)並の広告。

 少女廻戦広告の特色としては、とってつけた感のある画面右下セクシーワイプが挙げられる。
 6月のハースストーンよりはちゃんとゲームをしている感があるけども、三次元でも綺麗なチャンネーを出演させる事に理由はあるのか。同じ人物だけじゃなくて色々な美女が遊んでるけど、実際こんな人らはやってないんじゃないでしょうか。

 少女廻戦は女性withゲーム画面で攻めたのが特徴。この広告に至っては寝ている女性の画像だけなのでおねがい社長とやっている事が一緒なんだよね。
 何にせよ今後にも期待。

 地味にオリンピック期間に合わせて運動祭というイベントもやっている。
 まあその辺はちゃんと季節感を出していていいと思います。露骨にお胸にボールを当てて弾ませたりする安直なお色気描写も、今日びこんな物見られないから良いもんだと思う。

 Twitterでもちゃんと推してるぞ。とってつけたように「日本アスリートに喝采を!」とか言っているが、無関心に400連ガチャを推されるよりはこっちの方が好きかな。
 そんなに目新しい広告要素は無いんだけど、割と絵柄が好みでちょっと珍しいアプローチがあったから評価高めになったのが少女廻戦という印象。
 それぞれ10回程度見返すくらいの味はあった。

・ゲームでオリンピック

 7月~8月はさんざん騒がれた東京オリンピック2020が行われ、無事オリンピックが終わりました。運営や上層部の不手際はともかく、アスリートは真剣に競技に取り組んでましたからね。もう皆忘れたかもしれないけど開会式はゲーム音楽の政治利用が云々と大騒ぎしていたのが懐かしい。
 それでオリンピックにまつわる広告について書こうかと思ったけども、結局どの広告もほとんど同じようなアプローチだったから触れる気が無くなってしまった。その中でこのチョコレートプラネットの広告は延期した煽りをモロに受け、去年発売したゲームを今年になっても広告しているのが大変だなあと感じて取り上げました。
 広告の内容としてはチョコレートプラネットが彼らの持ちネタを出しつつゲームを遊ぶという物。和泉元彌の物真似に始まり、単純にゲームで盛り上がり、TT兄弟を出してくる。人気者をとりあえずキャスティングしましたという内容にしても、他の五輪関連の広告の中では見ていて好きな内容だったかなと思う。

 五輪関連の広告はネット上でもテレビでもめちゃくちゃに流れたのでイヤでも見る機会があったが、なんかこう好きになれないタイプの広告だなあと思ってしまう。結局これは運動が出来ず、団体行動が苦手だった人間のヒガミ的な所とか、コンプレックス的な所が強いんでしょうね。
 自分自身スポーツが出来ない人間ではあるけども、最近になって競技自体は見ていて良い物だと感じられるくらいにはなった。実は最近バスケの知識がついたのでオリンピックのバスケ男子だけは見ていたんが、八村塁や渡邉雄太、馬場雄大など開催前から話題になっていた面子だけでなく他のメンバーも活躍していたでしょう。それがすごく面白かった。具体的にはエドワーズ・ギャビンという選手が良かったんだよな。もちろんファウルが多かったという難点こそあったけども、リバウンドをガンガン取ってちゃんと攻めに転じるチャンスを作ったり、自ら3ptを決めたりしていたのが中々印象的でした。
 それでも八村塁や渡邉雄太というエースに要求された活躍量が多すぎたかもしれないけど、まあ試合の細かい話は置いておいてオリンピックのバスケは中々楽しく見ていたんだよ。ちゃんとクォーター中はCMも入らず、集中して見られたのも良かった。

 その中で「アスリートも頑張ってる、僕らも頑張ろう!」みたいな視聴者側が出てくるタイプの広告がどうしても受け付けなかったんだよなあ。選手は間違いなく努力しているけども、見てるだけの人間は別にえらくもなんともないだろうという感想がふと現れる。
 どうせオリンピック関連の広告なんてのはオリンピックが終わり、あと数週間も経てば皆忘れるだろう。アスリートももう次の試合に向けて訓練している。その中で、広告はいつまで経っても視聴者を「あのアスリートのように努力して皆で頑張ろう!」という立ち位置にしか置いてもらえない。
 オリンピック関連の広告自体殊更に取り上げようも無かったのは「アスリートは素晴らしい、頑張れ」という内容と「アスリートの様に我々も頑張ろう」という話しか無かったからである。その中で東京オリンピック2020のチョコレートプラネットの広告はいくらかそういう説教臭さというか、もっと努力しろよ感が無かったのが気に入った原因だろう。
 何はともあれ今回のオリンピック、日本選手は本当に頑張っていたと思います。自分は広告だけどうしても気に入らないのが一部あったけど、そんな物はおそろしくどうでも良い話である。自分は好きになれなかったけど、これらの広告だって別に悪い表現は無いんだから続けて良いと思います。

・タマホーム

 若者受けを狙ってかタマホームが起用してきたのはAdoというシンガーであった。
 実は先月から見かけていて目を引くなとは思っていたけども、どう取り扱ったもんか分からんタイプの広告だったので一旦傍観していたんですよね。7月はジャズ風の音楽。

 先月のはこちら。6月の方がボカロ系の音楽に聞こえて若者受けしそう。youtubeの①は「お近くのタマホームへ」で終わるが、③は「2000億円フェア」を売りにした広告。②は分からないけど、もう終わったキャンペーンの告知でもしていたのだろう。
 タマホームはこうして若者経由で物件を売りたいのだろうな、とは思いました。20~30代に対して訴求しつつ、10代のお子さんがいるご家庭にも名前を知らしめるには良い手じゃないでしょうか。

・股間球児エムズーン

 3話が流石にヤバすぎる。ようやく野球要素が出てきたと思ったら「蒸魔球・股間ギリギリスライダー」が汚すぎるし、校長はロボットで口から小型プリンシパル池田が大量に出てくるし、「俺のバットを見るが良い!」とか言いながらバットを股間に挟んで振り回すのはクスリでもやってらっしゃる?? 
 そこから流れる様に池田股間高校の校歌が始まり、見事完結と思いきや次回への引きを作って終わり。一応ストーリー分岐があったり、いちいちことわざに股間を挟んできたりとずっと面白い。
 正直純粋に笑える話としてめちゃくちゃ良いので下ネタと不条理ギャグがイケるなら絶対に見てください。何なのよ本当に。

・モンスターストライク

 広告界どころかソシャゲ界でも古参のモンストが今月は広告に乗り込んできたのが印象的。
 今年で8年目になる長寿ゲーム、モンストを新たに始める人がそんなにいるのか? と思うだろうが、そこは当然広告を打つ側も織り込み済み。以前やっていた層を呼び戻しつつも新規層を狙っていくような広告を作っていると思われる。

 モンストはさすがに老舗国産ソシャゲなので、出来もさわやかで安定感がある物になっている。
 わざわざ社会人が休日に集ってモンストするかは知らないけど、中高生が放課後にモンストしたり、バイト先の大学生がちょっと遊ぶ分には良いゲームだろうしな。
 実際社会人がモンストするタイミングってどこだろうな。もしこういう情勢で無ければ「通勤中にモンスト!」って言えたんだろうけど、それ以外だと休日に集まってマルチするしか無いだろうか。無念。

 モンストはどこまでも協力推しであるのが特徴。
 実際協力して勝った時が面白い、という調査結果が出ているんでしょうね。地味にこのドラゴンが「オラゴン」という名前である事を初めて知るくらいにはモンストをやった事がありません。

 ところで今時の子は学校が終わった後にモンストとかやるのかな? 学生層でもウマ娘一色だったりするのだろうか。
 昔流行っていたポケモンやスマブラだって今時の子どもがずっと遊んでいるとは限らないし、今は案外さっさと帰ってAPEXみたいな子供も少なくなさそう。
 高校生の時は部活をやってた方が楽しいと思うけど、そんなのも結局個人の感想でしか無いからな。好きにやれば良いし、ずっとモンストやりたけりゃそれでも良いでしょう。

 普通のキャラ推しもする。
 モンストのかわいいは今時のオタク的な可愛いとは少し違う気がするから、一概にこれで訴求出来るのかという疑問はある。でもこれはこれで無いよりはあった方が良いでしょう。

 今更こんな話する?
 モンストの初期の初期に出してそうな広告だけど、8年も経ってりゃ初期にやってそうなアプローチでもかえって斬新かもしれない。

 時世を見込んだ広告だけど、別にリモートするなら顔を出さなくてもボイチャだけで良いんじゃ……と思うのはオタクの発想なんだよな。
 普通の人らはリモートで何かするときに顔が映っていた方が何となく一体感があって良いと感じるのかもしれないし、ゲームをやる時も飲み会しながらとかやるんでしょう。「酒飲んだら判断能力が落ちて負ける確率が高まるからゲームやらん」とか言う人間はこの広告にどうこう言う筋合いは無い。
 こんな広告ですら画面左下に「※対面でマルチをする場合は感染症対策を行った上で遊びましょう。」とか書いてあるんだから時世の厳しさを感じてしまうね。

・真・女神転生Ⅴ

 真・女神転生Ⅴは8分という長尺広告を打ちだしてきた。ツイッター広告自体はこれだけ長い映像を出しても問題無いのだが、最新情報をTwitter広告で直接全部伝えちゃうのは中々合理的ではないでしょうか。
 興味があれば全部見るし、どんな広告も興味が無いなら見られないんだからこうして全部見せちゃうのは良い判断だと思います。自分はメガテン5を真面目にやりたいのでちゃんと見ました。
 難点を挙げるとTwitter広告自体が映像を見るために作られていないので、youtubeのように倍速再生をしたり、話を聞き流しながらコメントを見たりが出来ないという点がある。
 本当に興味があるならyoutubeで検索してくれという話なのだろうけど、せっかくならyoutube動画へのリンクもツイートに含めておいたらもっと良かったんじゃないかなと思いました。
 映像を全部見たらハッシュタグでのツイート募集や関連情報も見られるという隙の無さ。SFC版のメガテンif…が配信されますとか、グッズも売りますとか、そういう話まで最新作のアピールついでに広告するのはファンからするとありがたいんじゃないか。
 これもニュースパロディの広告ではあるけど、これは長編映像だからBPOをすり抜けられるのかな。よく分からんけど。

 メガテンはとにかく広告1つ1つの濃さがすごい。短く、インパクトある、バズる広告を目指そうみたいな昨今の環境に真っ向から対抗した長編映像の方針だけども、広告戦略としてこういうちゃんとした映像をガッツリ見せてくれるのは個人的には好印象でした。
 しかもこれ月イチペースで新規情報を広告を出しているので、話題溢れる現代の中でも埋もれずに、持続的に話題を提供できているでしょう。これは一本取られたなと思いました。

・THE STRONG 天然水スパークリング

 サントリーの新たなる刺客、THE STRONGはバキとコラボした広告を出してきた。
 もう内容がすごいよ。何だこれ。これは広告なのか? バキバキの頂ってなんだよ。もう何を言いたいのか分からないんだけど、これが突然youtubeで流れてきたらさすがに見ちゃうじゃん。
 もうパワーで押す地上最強広告でした。いい広告です。

・ジャパネットたかた

 ジャパネットたかた、満を持してyoutubeにも参戦。テレビでも同じ広告をやってたんだけども、今こうして見ているこの広告はチャレンジデーじゃないと思います。念のため。
 商品内容をシンプルに伝える内容になっているので、最近の広告の中では薄味かもしれない。どうせなら5分くらいジャパネットのテレビ通販みたいなノリで喋ってほしかったな。
 そろそろ5分間の漫画広告をやられるよりジャパネットのべしゃり5分の方が見ていたいよなあ。ジャパネットもそろそろテレビじゃなくてyoutubeにも本格進出して欲しいなあ。難しいかなあ。

・海上保安庁

 若者受けを狙ったアニメ作成をしてきた海上保安庁。
 こういうのは若者が行くんだからちゃんと若者受けするのが正解。おじいちゃんは放っておいて、ちゃんと118番をアピールする内容を出してくれたのは良かったかなと思います。youtubeリンクもちゃんと貼っていて隙が無い。
 言う事言ったらふざけるスタイルなのもからめる本人らしくて好印象。

 ちなみに厚生労働省はこういうクッソしょっぱいキャラを出していた。テツ&トモを起用していた頃のキレは一体どこへ……
 公的機関の広報のセンスはいい意味でぶっ飛んでいるというか、どういうセンスでオーダーしているか分からんのが一番面白い。今後のチューイカン吉の動向にも注目。

・液体ブルーレットおくだけ除菌EX

 勢いがすごい。漫画系広告に見えるがこれだけ勢いがあって絵面の圧もすごいのは楽しい。
 一般的な広告でもインパクト重視に切り替えてきたんだろうけども、こうして圧の強い広告の方が実際見ていて印象に残るし、芸能人は使わなくていいし、恐ろしく合理的な判断だ。
 何にせよこういう勢い広告が増えてきたらだんだん一般的な勢い、普通のハジケでは納得できなくなってくるだろうから、より勢いが増してくる事を期待したい。ボーボボ作者の澤井啓夫やでんじゃらすじーさん作者の曽山一寿のようなギャグマンガ作者が広告デザインで脚光を浴びる日は近い。

・遊戯王OCG

 遊戯王のCMはカッコいいね~。シンプルにカード1枚だけデカく出して告知。これが自分のよく知るカードゲームの王道広告なんだよね。
 ヴァレルロードドラゴンはよくわからないけどとりあえずドラゴンがドカーンと出てくるだけで結構大満足です。チョロいオタクで、すみません。

・Magic:the gathering

 巷では塩パックだの、ダイスばっかりで微妙だのと評価が怪しいフォーゴトンレルム探訪だけど自分は結構楽しくやってるんだよな。最近シールド戦をやる機会が多かったのが原因かな?
 星山脈の業火が普通に強くて、ドラゴンを雑に出してボコボコにするのが楽しかったです。ずっとドラゴンについて褒めるブログになりつつあるな。
 まあそのシールド戦はレッドドラゴン×2、グリーンドラゴン×1、星山脈の業火入りの今時中々見ないレベルのドラゴンデッキが完成してしまったから楽しいのも当たり前っちゃ当たり前なんだよな。ドラゴンは最高。
 シールドだと対面に出てくるザナサーも対処困難ですごいし、だらだらゲームしてたらタラスクが降臨して終わるゲームも見かけたからシールドやってる分にはめちゃくちゃ面白かった。

 突然ジョブチェンジお好きですよね、って言われてはいそうですって言える人は中々いないでしょ。一般人的にはジョブチェンジで思い浮かぶのはドラクエのダーマ神殿くらいじゃないの?
 とはいえ実際このクラスサイクルはやってて面白いプレイ体験だったと思うわ。これまたシールド戦の経験で恐縮だけど、パラディン・クラスがいいカードだったのよ。レベル3まで上がれば誰でもフィニッシャーになるし、死神のタリスマンを装備したブリンク・ドッグをパラディン・クラスで後押ししたら対面メチャクチャに出来て楽しかったです。
 構築だとバードクラスがすごいとは聞いたけど、その辺はまた追々出来たらいいかなくらいでした。

 結局おにぎりコラボって何だったんだろう。おにぎりカードキャンペーンを喜ぶユーザー層はよくわからないけど、今晴れる屋を見るにフォーゴトンレルム探訪で5000円程度で取引されているのがおにぎりプロモだと思うともにょもにょする所はある。
 とはいえおにぎりプロモも、デュエマをやってる層がかわすみというイラストレーターが絵を担当しているから結構好きだと言ってたので、まあまあ需要はあるらしい。
 何にせよフォーゴトンレルム探訪は遊んでみると楽しいパックなんだけど、いざ構築だ、tierだ、高額カードだ、と言い始めると苦しい顔になってしまうのかなと思いました。つらい。

・荒野行動

 荒野行動はバイオコラボを打ちだしてきた。どうせならNeteaseがリリースしているライフアフターとコラボした方が良かったんじゃないかと思わないでも無いが、ゾンビゲームがゾンビゲームとコラボしても画変わりが少ないから嫌だなと感じたのだろうか。

 相変わらず映像が豪華だ。これはCAPCOMの方から本編映像を貰ったのかなと思うが、過去の荒野行動の広告チームの映像作成技術を見ているとこの映像は荒野行動の広告チームでも作れる可能性があるんだよなあ。
 一番凝った映像広告にipad airプレゼント企画もつける事で周知要素も完璧。

 本当に映像が凝ってて見入っちゃう。実写を絡めた出撃前シーンの熱量たるやすごく良いね。
 ここまで来て巨大生命体が「#アンブレラ社に貢献」とか書かれた紙片を落としていくのも何ともおちゃめで楽しい広告だ。タイラントも可愛くなったもんだ。

 もちろん凝った広告だけで無く、こういうよく分からん広告も出している。
 何を言いたいか分からん感じが昔の荒野行動っぽくて好き。

 荒野行動はケーニグセグというスポーツカーコラボもしていた。確かにこういうFPSで車に乗って移動するのはよくあるけど、本当にスポーツカーとコラボしていくのは中々すごいんじゃないでしょうか。
 ケーニグセグじゃスウェーデンに1993年に作られた比較的新しいメーカーらしいので、ゲームコラボも柔軟にOKしてくれたのだろうか。このコラボはゲーム内容とも噛み合ったコラボで感心しましたね。

・ピックアップ

・荒野行動(6月)

 実は先月結構出していたが、確認漏れがあり出せてませんでした。オリンピックシーズンに合わせた広告も打っていたけど、そんなに話題になってた印象が無い。
 この広告は銃が主役のゲームなのに薬莢ごと銃弾を撃つのは何事かと憤る方もいた。しかし銃弾の表現を一概にリアル銃弾にすれば良いかと言えば難しい物で、そんなに銃に詳しくない人は薬莢が飛ばないと違和感を覚えたり、そもそも銃弾を撃っているか分からない可能性すらあるのではないか。
 また薬莢を飛ばしておけばマニアが話題にして拡散する事も狙えるので、そう考えると銃弾を飛ばすのはあまりメリットがある広告にはならないのかもしれない。本当の銃弾が飛ぶ広告を見られるのはいつになるのか。

 父の日コラボ広告らしく、赤ん坊時代からタブレットで荒野行動をしている娘と父が描かれる。FPSと言えばマウスとキーボードだろと思うかもしれないが、今時はタブレットでFPSをする層も結構いるのかもしれませんね。
 あと幼い娘に人を銃で撃つゲームをさせるのはどうかと思うかもしれない。でも何だかんだ家族皆で楽しく遊んでいるんだから、そのご家庭の勝手にさせた方が良いんだろうなあ。これを広告にするセンスはよくわからないけど、今時は小学生でもフォートナイトをやってるんだからフォートナイトが良くて荒野行動はダメという理屈は通らない。

 久々に出て来たプレイ動画みたいな広告。正直薄味な広告だけども、薄味でも広告を連打するのがかつての荒野のやり方なので懐かしい味って感じです。

 スポーツカーを妙に推す広告。微妙に語呂が悪かったり、突然音頭要素を出してきたりとクセになる出来。
 荒野行動をやってる層ってそんなにスポーツカーが好きなのだろうか。ケーニグセグコラボと関係しているのかと思ったらエンブレムやナンバーは荒野行動のマークで隠されているので特定メーカーを推しているわけでもなさそうだし。
 ちなみに車種はランボルギーニのアヴェンタドールらしい。なぜそこでケーニグセグを使わないんだ……

 マフィアシティパロです。
 一応新スキンの広告らしいが、その新スキンはちょっとしか出てこない。

 オリンピックにあわせて卓球する広告だが、流れが突然過ぎて面白い。一応手榴弾でピンポンするのが荒野行動要素なのだろうか。
 突っ込み役がツッコミをする割にすんなり卓球はやるし、握手もする。スポーツマンシップが一応あるんだよな。
 妙にバラエティに富んでいる広告で好きです。

・わるい王様とりっぱな勇者

 スクロールする画像広告を上手く使った一例では無いだろうか。こういう広告は正式名称を「カルーセル広告」と言うそうなので、覚えておきましょう。
 カルーセル広告自体は漫画広告でよく見るけど、やっぱりスクロール出来る=本というイメージに落ち着くのかな。スマホ世代ならではの漫画、デジタル書籍表現だと思う。
 結構好き。

・マフィア・シティ - 極道風雲

 広告界のレジェンド、マフィアシティが謎の再浮上を果たしていたので取り上げざるを得ませんでした。
 今もなお数々の広告にパロディされ続ける広告界の傑作作品なので、もし見たことが無いよ~という方はこの機会に最低100ループは見る事をオススメします。
 頭の上にレベル表記を乗せるスタイルは魔剣伝説も、荒野行動も、おねがい社長も一度はパクっているし、海外広告では避けて通れない道だと言えるでしょう。
 上司を助ける事でレベルが上がるか、裏切る事で金を獲得するかという選択肢も安定感抜群ですね。様々なストーリーがテンポよく見られるのもマフィアシティの良さです。

 やっぱりマフィアシティってこのテンポ感が良いんだよな。体を鍛えて檻を曲げちゃう男をそのまま収監しておくガバガバさが良いし、マフィアボスの檻を破壊して侵入しておきながら「まぁいいや」の選択肢が出てくるほがらかさも良い。
 実はこの広告も既存広告のパッチワークなので、今月魔剣伝説がやっている広告の使いまわしよりも早く、しかも手抜きとも手が込んでるとも言い難い適当なクオリティで使いまわしているのが印象的。マフィアシティは広告界の古参たる力量を見せてくれる。

  懐かしさばかりの良い広告です。このマフィアボス、ひいては大物に自分の女を取られる展開はおねがい社長や、西京24区が引き継いでいますね。
 やっぱりこうして見返しているとマフィアシティの流れを今の広告のトップ層が参考にし、継いでいるんだなあという事をしみじみ感じさせられる。
 広告を見込んでいない人ほどこれらの広告が「マフィアシティっておねがい社長や魔剣伝説のパクリかよ」と思ってしまうかもしれない。でも本当はマフィアシティが現在の中華系広告の元祖に近く、このストーリーを上手くなぞって各社独自の味を出していっている、という事を覚えてもらえればなと思います。

・ももplay

 途中までよくあるマッチングアプリ広告かなと思ったら、最後の方に突然声が入って来て驚きました。
 プレイするタイトルもAPEX、pubg辺りはまあ分かるのに荒野行動と第五人格が出てくるのは何を狙ったんだろう。そこはデッドバイデイライトとか言う流れじゃないのか?

 これとかただの出会い系広告だぁ……
 ゲームマッチングアプリと言いつつただのマッチングアプリなんじゃねえかと思うけど、実際こういう広告の方がウケは良さそう。変にゲームタイトルを出していないから敷居が低い感じがするし、案外ゲームやってない人でも使えるよ、という所をアピールしたかったのかもしれない。

 トークルームとかいうのもあります。これに関してはライバーの萌え声がどうこうという広告なので、最早ふわっち的なアプリになってきてないか。
 ゲームのマッチングアプリ的な要素は6月に広告したから7月は別のアプローチを試そうという狙いかもしれない。ゲームのマッチングアプリというニッチ所を狙うよりはこういう女の子らとチャット出来ますというアピールの方がよほど訴求力がありそうな気はする。結局それじゃ他のマッチングアプリと変わらないような気はするが、それはそれでしょうがない。

・Pairs

 シンの出会い系広告としてはこれがある。出会い系広告すら漫画広告をやるんだと思うと、漫画って言うのは現代日本にマッチした広告スタイルなんだなあ。
 突然9年前にタイムスリップするというストーリーの突拍子の無さに始まり、過去を雑に改変しちゃう感じが良いですね。9年後もpairsの広告をやっているという事は未来でも出会い系動画広告は滅びていないらしい。しかも9年後で「最近こういうの増えてるよな~」と言っているので、未来では今以上に出会い系広告が増えている事が予想出来る。
 現に先月からpairs、ももplayと出会い系広告が着々と増えているので、真面目に9年後は出会い系広告ばっかりになってるかもしれない。

 3月からpairsの広告はあったが、18禁広告を堂々と出すのも今のトレンドらしい。
 今回は出会い系アプリのプロフィール欄の書き方のテクニックが主な内容になっている。30歳の男性が主人公になりがちなので、出会い系アプリ自体がその辺をターゲットにしているんでしょう。
 しかし日本は今少子高齢化だし、30代の人間が減ってきたら普通に出会い系アプリとかどうするんだろうな。9年後に出会い系アプリがたくさんある世界をpairsは予見しているが、この調子で少子高齢化が進むなら出会い系広告はむしろ絶滅危惧種になる可能性もある。その辺の答え合わせは9年後の広告振り返りで見ていきましょう。

・KuMoo

 先月に続き二度目の登場。これって最初に連絡してたLINEでボイチャしちゃダメなんですか?
 何が便利なのかを紹介しきれていないのがこういう疑問につながってしまうのかなと思った。「皆使ってるよ」とか「勝利は確実」とかじゃなくて、もう少しどういう機能があって何で勝利が確実になるかを紹介した方が良かったんじゃないでしょうか。

 先月から見てるけど、やっぱりどの辺りが良いのか一切アピールしてないのがもったいない。
 ボイスチャットをすれば連携が出来るのはある程度当たり前の事なんだから、そこに至るまで何が良いのかをちゃんと告知してほしいなと思います。

・ジョモタン

 これまで一貫して「自信があるから低額お試し提供が出来る」という態度を取っていたのに、ここに来てジョモタンは「たくさん発注し過ぎたから助けるつもりで貰ってくれ」という方針に転換してきた。
 それでも送料500円がかかる、アンケートに答えるというこれまでのジョモタンの売り方とは変わらない要素はそのままなので、単に営業文句が変わっただけなんでしょうね。
 結局ジョモタンがいかに自信がある自信があるとセールスしても、ネット上の悪評は無くならない。そうなると次は泣き落とししか無いという判断なんでしょう。泣き落としの次の出方に早速期待がかかる。

・メンズクリア

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 広告で初手自慰はともかくとして、「セルフマスタニー」って何???
 マスターベーションでもオナニーでもセルフプレジャーでも無く、それら全てを融合させたセルフマスタニー。どうにかして先輩が自慰しているシーンから始めたかった広告作成側の苦肉の策なんでしょうね。
 広告を打つための下ネタに頭をひねっている姿勢がすごい。メンズクリアもとうとう下ネタ路線に走り出した。

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 話の流れとしては、脱毛して密(意味深)になれたんだって。これには小池百合子もキレちまうよ。

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 こういう感じで話の最初にエロ描写と中途半端な時事ネタが出てくるのは何なんだろう。12月頃にも下ネタ+時事ネタという構成の広告があったが、やはりこういう広告を打つ上で下ネタと時事ネタを組み合わせるのは鉄板なんだろう。
 「あっ」のフォントが地味に凝ってるのも腹が立つ。今後広告界隈で「セルフマスタニー」とかいう奇妙な新語が流行ったらこの広告のせいですからね。

・副業マスター山下

 ノリが強すぎる。122万メーン!いいよメーン!
 他にも副業広告ではSMASHとかも見かけたけど、一番面白かったのはこれでしょ。やっぱり慢性的不況ともなるとワケの分からん副業広告が増えてくる。
 実際に何してんのかは知らないけど、こういうのに手を出す気にはなれんでしょ。駐車場のバイトってなんだよって感じだし、誰でも副業で月100万稼げるなら世界はもっと平和だ。
 ちなみにこの広告はしょっちゅう消されては再投稿を繰り返されてるようなので、もし消されている場合は「副業マスター山下」で検索すれば見られると思う。中々傑作なので是非。

・Age of Z

 7月のAge of Zは失敗パターンを出してきた。要塞を建造すれば無双できるのがいつものパターンだが、ダメな時はダメらしい事を教えてくれます。実際この要塞は弾幕量が他の要塞よりも少ないので、こんなラグビー場みたいな所を建造している暇があったらもっと砲台を増やせという話でしょう。
 地味に最初のバッティングからカメラが引いていく演出はオシャレだね。

 パンジャンドラム三機で作る火焔旋風は結構カッコいいと思った。それでも要塞作れない奴は何やらせてもダメなのがAge of Zの教訓ですね。
 つーかこんな大群が来たらもう何やっても無駄なんじゃないかと思わざるを得ないし、地球人口のほとんどはゾンビになってる勢いだろ。7月はゾンビが異常に多いのが特徴。

 要塞を作れない奴は何やらせてもダメ。のんきに肉を焼く暇があったら要塞を建てよう。
 Age of Zの世界のゾンビは平気で海を泳いでくるけど、実際ゾンビってそこまでして渡航してくる物なのかなあ。飛行機に感染者が乗っててゾンビウィルスが海を超えちゃうのは定番だけど、直接無人島まで泳いでくる力技は中々見ない。

 電車の中に数匹ゾンビが残ってそうだけど、それは問題無いのだろうか。
 これはちゃんと要塞芸出来ているパターン。城壁の一部分しか見えていないので割と過去最大級の要塞の可能性もある。

 バイオのジル・バレンタインっぽい人が出演しているが、ジルだとは名乗っていないのでセーフのようだ。多分アウトだけど名乗ってないので別人の可能性があり、カプコンも追及しづらいんでしょう。
 実際カプコンは把握しているしその気になれば訴訟出来るけど、訴訟するだけの金と時間がもったいないから放置しているだけの可能性もある。

 Age of Zの傾向として、女児や動物は死なない傾向がある。しかもやたらサバイバル能力が高い。
 相変わらず要塞芸で締めてバランスも良い、いつものAge of Zです。

 最近は見なくなったが、パズル&サバイバルもパクる。バイオという大作からパズル&サバイバルという新鋭まで清濁併せ呑んでパクる、これがAge of Zの悪い所です。
 パクった場合は要塞芸をしなくても生存するのはAge of Zなりのリスペクトなのだろうか。

 初手ディープキスはやめろ。
 いきなり身ぐるみはがしてくるし、それから下着姿で要塞芸までたどりつくのは中々ガッツのあるカップルだと思いました。

 ポールダンサーすき。その上で要塞芸もやるし、下ネタと要塞のAge of Zハッピーセットを全部揃えたいつもの広告です。
 最近は主人公が銃を撃っているシューティングゲームな描写もあるけど、これも架空ゲームなんだろうなあ。タワーディフェンス+アクションという事で、モンハンライズの百竜夜行的なノリを狙っているのかもしれない。

 女性を助けよう広告、Jennyは残念ながら助からない。
 他の広告では猛威を振るう巨人ゾンビもレーザービーム相手には撃破されるので、やはり失敗している要塞はレーザーが足りないのだろう。

 痴漢した人も要塞まで逃げ込めば皆で助けてくれるのはえらいと思った。要塞内に車が走っているが、規模感としてビル9棟程度の要塞だと使う車の量もそう多くないだろうし、市内に車とバスが1台ずつ程度走っているのはそれなりに適切な気がする。
 これも一種の下ネタ寄り広告ですね。

 女子高生&犬、子供&犬みたいな組み合わせがやたら多いね。
 犬がゾンビに噛みつき、その噛み付いた牙で川の魚を取って来るのは衛生的によろしくないと思うんですけど。

 実写広告のチャレンジもしたのが印象的。戦闘モードオン! と言ったらライフルで銃撃戦をし、要塞を建造して俺たちの勝ちだ、って言うのはゲーム内容を誤認させる恐れがあるから別の表現にした方が良いと思った。
 けど実際に遊ぶならこういう感じでシューティングをやりつつ要塞の運営が出来るゲームの方が楽しそうだよね。魅力的に見える広告は得意だ。

・幻獣レジェンド-百妖志-

 幻獣レジェンド特有の卵芸すき。やってる事としては舌切り雀の大きなつづら、小さなつづらのくだりと一緒なんだよな。
 こんな街中でドラゴンに火を吹かせて戦って良いのかとか、この広告だと弱虫でもレベル28で中々屈強だなとか、色々ツッコミどころがあって良い広告です。

 パーティ追放もの広告じゃん。
 6月の広告で猛威を振るった朱雀やそうようなどのキャラが再登場しているのも良いね。実はこのブタも6月に登場した強聖豚だったりするかなと思ったけど、強聖豚はもっと強そうだったのでこれは普通のブタのようです。

 gamewithは相変わらずよく分からない広告を作っているようだ。いわゆる普通のネタ系広告と何が違うのかと考えると、やはり説明過多である点が気になってしまう。
 ボクらの太陽など昔のゲーム広告(※2)を見ていると、台詞での説明が少ない。この広告で言えば社長要素と煩悶要素を抜いて、「最強の駒さえあれば!」から始めて幻獣の駒が将棋盤をメチャクチャにして勝ち、「合体させて強化」をアピールするキャッチコピーを出す。この内容の広告に1分も状況説明を入れるよりは、サクッと見られてアピール強めな形にした方が良かったかもしれない。
 gamewithの広告も色々見てきて分かったけども、どうも説明過多なのが気に食わないんだなと思いました。発想自体は中々良い物が多いと思うので、表現が変われば相当強くなるはずなんだよな。

 社長シリーズで作りたかったのかもしれないけど、やっぱり説明過多な感じがするんだよなあ。
 でもオチ自体は良いし、やっぱり発想自体は中々イカれてるんですよ。そこに至るまでの経緯が気になる。gamewithが広告で天下を取る未来も自分は割と見てみたい気がしないでも無いので、今後も広告を見ていきたい。

 沢村一樹は良いんだけど、最初の無言で特典コードを持っている沢村一樹がシュールなんだよな。

 沢村一樹コラボドラマも7月からリリースし始めた。ドラマの出来自体は非常に良い。
 相変わらず有名芸能人絡みのドラマシリーズはちゃんとしてるんだよ。マジでちゃんと見てください。

 第二弾が妙にホラーすぎる。脇役の演技も印象に残る良い役者さんを使っているんだなあと感心しています。
 突然沢村一樹の昼食をつまみ食いする役も、沢村一樹を食おうとする同僚もサイコな演技がお上手。

 こういうミニドラマシリーズでもちゃんとゲームを紹介してていいですね。
 このお掃除の用務員さんの演技もお上手なのよ。全体的にクオリティが高い。

 戦力自慢にガチャ自慢、全くいつものパターンだぁ……
 この辺は魔剣伝説リスペクトシリーズなんだけど、戦力比べ、キャラ比べ界隈に沢村一樹まで参戦してくるとは思わなかった。
 でも魔剣伝説だと戦力100万じゃイキれないんだよな。あっちがインフレしすぎ感もあるけど。

 沢村一樹にゲームシステムを紹介されつつ踊られたら誰だってゲーム内容の不満は無くなっちゃうよな。
 緻密な戦略バトルパートが好きです。

・三国志真戦

 ざんげちゃんなるyoutuberを登場させて広告を打ってきたのは5月6月と続けて登場の三国志真戦だ。
 自分はざんげちゃんを知らなかったけど、チャンネル登録者25万と結構登録者がいるyoutuberでした。インフルエンサーっていっぱいいるんだなあ。

 ざんげちゃんを初心者狩りしちゃうのはファンの方が色々言ってきそうな内容だと思ったけど、コメント欄的には結構好評のようだ。
 「もう無理々」というルビ間違えや占領を「せんりゃく」と読み違えるのも加えて現代広告らしい出来になっている。

 つーかこの後の広告も見て行くと、結局ガチャを広告するのかって感が強い。
 ガチャはいらない、戦略が一番みたいな広告をやたら出しているのに、それでもガチャを広告せざるを得ないのが現代広告のつらい所だ。

 三国志真戦の特徴はプレイ体験談形式の広告が挙げられる。
 プレイ体験談形式にする事でどんなゲームかを伝え、ちょっと面白そうに見せて行く。
 体験談を語るほどたくさんのゲーム内要素があるようなゲームであれば体験談広告も選択肢に加えるべきだと思える出来。

 とはいえ三国志真戦に関しては地形アピールがかなり激しいのが目につく。
 前回のジョン・ウーの広告でも地形がどうこうと言っていたけども、三国志真戦は地形のアピールがとにかく多い。

 同じ広告ばかり見ている人間の事を意識しないのは当たり前ではあるんだけど、三国志真戦は本当に地形推しが強い。
 諸葛亮でも地形で一本取られたって話をしているけど、実際どこのエピソードだろうか。

 まあ地形がどうとか盟友がどうとかという話も実際の三国志っぽいと言えばそれはそうなので、過剰なくらいに地形をアピールするのもまた良いのかもしれない。
 だから広告を集めるのが得意になるのは良いんだけど、10も20も同じタイトルの広告を見ているとさすがに同じのばっかだなってなってしまいがちなんだよね。普通広告を打つ側は10種あったら10種とも違う事をやろうとはならないし、短縮版、動画サイズ違い版など色々やるんだから全部取り上げなくてもいいかなと思ってしまう。
 でも一部の化け物、社長や魔剣伝説は10種あったら10種とも違うもんな。真戦も言ってる事が同じでも表現が違うから全部見たくなるもの。

 実際こうして俯瞰で見ると平地は弱そうだけど、山に城を置いて兵糧攻めされて死んだ例もなかったっけ?
 周囲に山があるせいで兵糧攻めされて死ぬ例もあったような気がするけど、そういう事をいちいちツッコミ始める必要は無いんだよな。

 三国志真戦は課金少なめでOKアピールも多い。強いキャラを無料で手に入れましたってそれはあなたの運が良かっただけなんじゃないですか、と言いたくなってしまうぞ。
 半額ガチャを上手く使おうって突然他のソシャゲみたいな事を言い始めたね。

 課金をディスって何か意味あるのだろうか? 戦略アピールとしてかなり真っ当な事を言っているような感じがするが、実際にこれが出来るかは知らない。
 VIPシステムも広告ではよく文句を言われてる印象があるけど、課金したら絶対に得できるんだから天井付きガチャより良心的じゃないかな、と感じる事も多い。
 正直ソシャゲ特有の限界突破数=キャラ愛みたいな風潮もよく分からないんだけど、そういう事を言い始めたら戦争なんだよな。

 これは地形以外の要素をメインに紹介しているけど、地形以外の内容を喋っているだけでちょっと感動してしまうもんね。
 城に戻らず進軍みたいな話はうまくいくと良いけど、上手くいかないとそれこそ地形を活かされて落石の計でドカドカ死ぬ印象があるからリスキーだよなあと思います。
 自分の三国志偏見として落石と火計で人がめちゃくちゃ死ぬイメージがあるので、どんどん進軍しようみたいな話はちょっと恐ろしく感じる。

 こういう時に呂布じゃなくて張飛が来るのは結構珍しいんじゃないでしょうか。
 やってる事としては地形を生かす話の具体例なのでそんなに目新しい感じはしないかな~とは思います。

 これも楽しそうなゲームの話だけど、協力して戦略をやろうみたいなゲームはスマホだと中々しんどいのでは。
 とはいえ実現したら結構ハマりそうな話をきちんとやっているので良いと思います。やっぱり単体で見ると良い広告なんだけど10連広告閲覧によってビジョンが歪んでるよ。ちょっとこの辺は今後の広告閲覧方針を考えた方がよさそう。

 三国志真戦は偏見が途中で混じったりして正当な評価を下しづらくなってしまったけども、最終的に見ればこれだけ凝った、しかもちゃんとゲームを広告する内容をたくさん出していたのは評価すべきだなあと思いました。
 広告は有名人コラボ、インフルエンサーコラボは一通り抑えているし、プレイ体験談という新機軸の広告も打ち出している事で手堅さとチャレンジを兼ね備えた優良広告ラッシュだったのではないだろうか。
 出来はともかくとしてリリース前、リリース直後もまめに広告を打っていたし、周知の手法としてはしっかりしていたと感じる。結論としては非常に良かったです。ありがとう真戦。

・Rise of Kingdoms-万国覚醒-

 広告古参であるライズオブキングダムはまた広告をリリースし始めたが、英語の広告を日本語字幕をつけて出してきたのは特徴的。
 youtubeとかだと見かけなくもないけど、Twitterだと珍しい気がするな。英語の早口で何か言ってると無条件にカッコいいと思ってしまう日本人なので、字幕はよくわからないけど最後の「Come on!!」で「カッケ~」となってしまう。

 映像は凝っているし、英語ナレーションに日本語字幕をつけるのはとてもクールな手法かもしれないね。
 日本語はどうしてもネイティブ・スピーカーとノン・ネイティブ・スピーカーの差が大きく出てしまうんだ。であれば、最初から字幕で抑えてしまった方が安上がりだしブランドも損ねない!
 理屈は分かっていても、本当にこれをやるのはとてもパワフルな試みだったと思うよ。日本語特有の親しみのような物は損なわれてしまうかもしれないが……見栄えの良い広告を作れるのはずっと良いことだ。

 実写広告もやっている。アウトレイジみたいなノリだけど、ソシャゲをいきなりやり出すのはマヌケで良い。
 演技自体も結構凝っていて良いね。本物の極道ってやつを見せてやろうじゃねえか! からの流れが面白かった。

 充電が切れたからって気絶するな。
 もじゃもじゃの外国人刑事は「〇〇ですねぇ~」とばっかり言っているので妙に印象に残る。台詞で頭に残るのを狙っている中々クレバーな広告だ。

 実際に遊ぶ場合は養生同盟くらいが一番良いと思うんだよな。宇宙最強同盟はどう見てもよくないとして、ハーレム同盟も露骨な釣りっぽいからやめた方が良い気がする。
 ギルド系機能でずっとアクティブユーザーが残り続けているパターンをあまり見ないんだけど、これは自分がギルド選びのセンスが無いだけだろうか。

・アカシッククロニクル

 ちょうど今年のヨーロッパカップに合わせて放映した広告。こういうモードは無いんだけども、時期に合わせて広告を作っているのは好印象。
 あまり拡散されていないのはサッカーが好きな層とこのゲームが好きな層が噛み合っていないのが原因だろうか。

 これはMuseDash(※3)のパクリだよなあ??
 地味に佐倉綾音ボイスをふんだんに使った広告だけども、内容は他ゲームのパロディ。おそらく声優の声は買い切りなんだろうけども、こういう使い方して良い物なのだろうか。

 字幕と映像がここまで噛み合ってないのある?
 あとこのゲームに異種を組み合わせて新種を生み出す合成的な要素は無かったと思うんですけど。何カリメットと星夢を融合させてアリスを作ってるんだ。
 画面左下に「13+」という表示が出ているのは突然レーティングに対応したのだろうか。他の広告でもそんなにレーティングに触れられてないので、突然年齢的な所を気にし始めているとちょっと不自然さがある。

 他人の手柄を横取りしないで地道にやろうって事?
 最後にLv.5バルモンドの顔に黒丸が迫る演出は昔のギャグアニメのオチみたいで良い。

 テキストでは100連ガチャがアピールポイントなのに、広告映像内では70連ガチャなのはどういう了見だろうか?
 そりゃ動画内で200連をアピールするけどテキストでは400連をアピールする魔剣伝説よりは差が少ないけど、そもそもテキストと動画内のアピール内容がズレているのがおかしいんだよな。
 その辺は動画だけ使いまわしたりしてるんだろうから全然違っていても多少しょうがない所はあるんだろうけど、モヤモヤするのは間違いない。

・EVONY

 EVONYはタワー育成広告に浮気するな。ちょっと目を離すとすぐにピン抜き広告から浮気するのは悪い癖ですよ。
 この広告にもナレーションが入っているので何故こんなプレイをしているのか分かるが、最後のミスで「何てこったぁ!」と言っている理由は全く分からない。途中まで「下から始めよう」とかちょっと賢そうな所を見せておいて、1つタワーをクリアした途端にプレイが雑になるんだもん。
 一応このタワー育成自体はクリア可能な問題になっているので、もうちょっと頑張って欲しかった。

 上のピンを左向きに半分抜きたいが、おそらくそれが出来ないので詰み問題。

 これまた詰み問題。溶岩を岩にして落とすという事も考えられるが、それをやると今度は岩を乗り越えられなくて詰む可能性がある。実はナレーションがちょっと違うので毎度同じ2問目以降も要チェック。

 1問目はただのばかとして、3問目も詰み問題じゃないか? 真ん中の溶岩とオークを遮るピンを抜けないなら詰み。

 音声付きで見ると無邪気にプレミしてる所が明らかになるのでいたたまれなくなる。
 こんな良さげな椅子に座った偉そうなおじさんが馬鹿プレイしてるのはちょっと面白いけど、えらいおじさんはこんなゲームでも出来ない物なのだろうか。

・銀河の翼

 動画だけ見てると普通に面白そうなんだよな。先月の広告は一体何だったのか。
 ボムで美少女ボイスが流れるのは怒首領蜂最大往生を感じさせる……と思ったが、戦刃アレスタやデススマイルズもボイスあるもんな。そんな目新しい特徴じゃないかもしれない。

 キャッチコピーもまあまあ面白いじゃないの。突然比較的真面目な広告をやってくるのは何なんですかね。
 STGが好きな人はやってみても良いんじゃねえかと思えるくらいの出来な気がする。

 サッカーを導入にする意味がよくわからん。確かにサッカーは中々点が入らなくて「なんでシュートが決まらない……」と観戦していて思うかもしれないが、だからと言って弾幕STGをやろうとはならんでしょ。
 微妙にエフェクトを入れているのも微妙に手が込んでいる。手間をかける所を間違えてないか?

・Super JoJo

 英語教育アプリらしいが、クセの強いCGにビビッと来ました。こういうの帝国サーガでも似たようなグラフィック見たぞ!
 映像の内容としては英語の歌を流しつつベッドの上からジャンプするのは危ないからやめようという至極真っ当な物。こういう映像ではちゃんとした教材然とした内容が出てくるのは良いと思います。
 小さい子は特に突拍子も無い動きをするのでどんなに注意してもし足りないですからね。

 水槽にいるから人間も鮫も双方安全って事? まあ人間もフカヒレを食うし、サメも人を食うから互いに安全なら踊りたくもなるかもしれない。

 Super jojo MEGAMIXじゃん。広告では無いだけで教材となる音楽自体はたくさんあるようです。
 実際こういう映像にどれだけ意味があるかは分からないけども、やらないよりはやってみる価値はあるんじゃないでしょうか。

 でも幼少期からタブレットメインの教育って視力は大丈夫なのかな。あんまり近くばかり見てると目が悪くなりそうで心配だよ。
 これが昔自分が「テレビゲームばっかりしてるんじゃありません!」と言われた真意なんだろうな。大人は目が悪くなろうが勝手だけど、小さな子供が眼鏡でいるとちょっと大変そうだな、って思っちゃうもん。
 そこは大人でも8時間パソコンとにらめっこしたり、8時間座った態勢で資料を眺めたりしているのも同じくらい不健康ではあるんだけどね。やっぱり子供がパソコンを見ているのは心配だけど大人は勝手に何でも見てろよという突き放した姿勢になっちゃう。差別か?

 アプリだというのにリトミックもできるのはけっこういいんじゃないの。リトミックとは、音楽に合わせて体を動かしていく教育法の事を指すそうです。
 wikipedia曰く知育と組み合わせて英才教育とするのは本来のリトミックでは無いらしいが、音楽に合わせて勉強するというスタイルを区別する言葉が生まれるまでは「リトミック」と包括的に扱われていきそう。
 それはさておき、ちゃんとネイティブスピーカーの発音で英語を学べるのは普通に良いアプリに見える。音楽は相変わらずベッドの上でジャンプするなって話なんですけど。

 広告を見れば見る程真面目な教育アプリですわ。こんな出会い系サイトの広告だの、偽広告だのを載せているサイトが触れるような代物では無かったかもしれないと反省しています。
 ダウンロードしたら内容が悪かった! という事もあるかもしれないけど、結局教育って正解が無いと思うので中々理想のアプリは出てきませんよ。
 Twitterとかいうサイトで広告してないで、facebookとかを主戦場にした方が良いんじゃないかなあ。とてもいい広告。

・東条湖おもちゃ王国

 子供向き広告もやたら多かったね。やっぱり夏休みシーズンを見込んで子供、そしてその親御さん向きの広告をいっぱい出していたのかな?
 わざわざハッシュタグで「感染症対策実施」と書かねばならない辺りに世知辛さを感じざるを得ないが、わざわざ泊まって得である事をアピールしている時点で2日は滞在させようとしているんだからそれくらいの対策は必要でしょう。
 今時は小さい子もおちおち外で遊べなくてしんどそうだね。いくら感染対策と言っても外で遊べないのはしんどいし、だからと言って外をマスク無しの子どもが走り回ってるとそれはそれで距離を置きたくなるしで大分やってられない現代になっている。

・真夏の絶恐映像

 テレビの広告をTwitterで広告しているのは分かるけど、このリプライ欄に「広島フレディ」というホラービデオマイスターが出没していて、ビデオの元ネタを全部紹介しているので怖さが半減している。
 この心霊映像マイスターはマジですごいなと思うと同時に広告を打ってる人からすると結構困るなあと感じました。だからと言って世の中の本物の心霊映像なんか集め始めたら先に祟られて死にそうだもんね。

 ちなみにこの件に関してTwitterで触れたらとんでもない光景が本人からリプライで送られてきたので、ここでも共有しておきます。
 心霊映像ってこんなにあるもんなんだなあ。さすがに圧倒されるわ。

・ウォーキング・デッド・サバイバー

 海外の大人気ドラマシリーズ、ウォーキングデッドの広告が初登場。前月から見かけはしたけどそんなに響かなかったから取り上げていませんでした。
 ゾンビゲーが多数ある現状、こうして有名IPを使えるのはちょっとどころではないアドバンテージだとは思う。逆に有名IPを使っているからこそAge of Zやパズル&サバイバルほどはっちゃけられないという弱点はあるけど、そんな変な広告を打つ事にしか使えないアドバンテージは普通いらないべきなんだよなあ。

 妙に演技がかった役者が面白い。こういう古い感じの広告はクセになる魅力があるね。
 たまにカメラ目線になるのはえらいと言えばえらいけど、カメラ目線になるせいで演技がかった感じになっちゃうのが嫌いな人もいそう。

 gamewithはたくさん広告出してるね。この実況者タイプの広告もgamewithはよくやってる印象がある。
 総評するとウォーキングデッドサバイバーは全体的に無難っちゃ無難な広告だったんだけど、無難なりに適切な広告だったなあと思います。この佳作ぶりが気に入りました。

・おねがい社長

 あんな橋から落ちた女性をリヤカーで助けてもタダじゃすまないだろうし、助けても10万円しかもらえないのかという悲しみもある。それでも10連ガチャで全サーバー1位なのでOKです。
 タピオカ屋を合成したらスーパーになるのも良く分からんし、スーパーは出来て映画館を破壊出来る理由も分からんし、自転車と三輪車を合成したらスーパーカーになるのもよく分からん。冷静に考えたらマジでワケ分からん広告なんだけど、勢いで全部解決しちゃうのが良いんだよな。突っ込んでないだけで全般的に日本語もおかしいので、おねがい社長らしいゴリ押しを楽しみたいならオススメ。

 屁をこいてるババを助けたら何とかなるって何?? 別に屁をこいても助ける要素がないでしょ。
 ババを助けてからの勢いといい、ビルを爆破できちゃうのもいつもの社長。おねがい社長の広告もいよいよ円熟の域に達し、突拍子も無い展開の連続ながら安心して見られるのが本当にすごい。

 すぐ10連ガチャに頼ってしまい、すみません。
 倍返しってワードを未だに擦り続けるのも社長らしいよね。半沢直樹が終わってからもう結構経つでしょ。

  まるでマフィアシティみたいだあ。いとうじゅんじモデルは妙にごついのが面白いし、最初の電車に轢かれそうなくだりで思いっきり線路に向かって突き飛ばしちゃうのも過去の社長広告リスペクトだ。
 女性を簀巻きにして拉致するか懸賞金を取るかって、やっている事の凶悪性で言えばマフィアシティよりもひどいのでは。普通に女性側も男性をキックしてくるし、突然暴力性が高い広告になるのもすごい。

 広告界隈のケツの進化が止まらない。胸の強調ばかりを規制していたら尻を強調し始めるんだから、もし尻を規制しても今度は別のフェチズムを強調し始めますよ。
 高級クラブにシャツと短パンで来たらドレスコードで弾かれるのは当たり前だと思うんですけど。

 ボンゴレ aka.野田興平、なんだかんだ生真面目な所があるのが良いんだよな。
 それでババを助けたら社長になれる。結局正直者が成功する広告になっているのは良いんだけど、肝心の広告自体は別に正直でも何でもないのが最高。

 一生社長の秘書のケツを見ていたらボンゴレまで降格させられてしまう広告。以前もこういう広告があったけど、社長秘書とのバトルシーンが追加されている。
 ホウキとチリトリで武装して立ち向かうのも情けないし、普通に蹴られて負けるのも情けない。ババと10連ガチャが無いボンゴレは本当に貧弱な人間だよ。

 7月に再投稿された過去の名作広告なんだけどこれが一番すき。
 「ゴミ拾いなら俺はチャンピオンだぜ!」こういうメンタルで生きて行くのが大事だと思うんだよな。世の中ボンゴレほどうまくいかないとは思うけど、何だって真面目にやってみるのが良いという事を教えてくれる良い広告です。
 2020年の9月に初めてこの広告が出て来たんだけど、このnoteを始めようと思ったきっかけの一つはこの広告なんじゃないかな。友人から勧められたのも大きいけど、この広告もまたきっかけの一つです。

 おねがい社長一番の力作。親父に責められ、借金創業して成功する事で10連ガチャ、金持ちになって親父を火山に捨てちゃう。6月末~7月にスマブラでカズヤが参戦したタイミングでこんな広告を最速で出してくる辺りにレスポンスの早さを感じますよ。
 いつもの半沢直樹のパクリや、創業前に高級車(50万円)を買っちゃうくだりも絡めてバランスが良い。これは最高傑作クラスの広告じゃないかな。社長の広告は進化が止まらないのが本当にすごいんだよなあ。毎月絶対に面白い。

 楽しそうなゲームだあ。こういうゲームをやりたいならプレステのバーガーバーガーでもやれば良いんじゃないかなあ。
 地味にハンバーガー屋に雇われたシズカちゃんやボンゴレの動きもいちいちコミカルで楽しい広告だよね。実際に遊べないとはいえここまで楽しそうな広告を出せるのは才能あるよ。

 やたらドラマチックな広告だぁ……
 吉田吉田って誰だよと思ったら、ボンゴレが廃墟に出てきて秘書を助けにくるシーンはあまりにもイケメン。10連ガチャやババが無くてもちゃんと逆転出来るシナリオが出来るんだねえ。

 当たり前のように逆走運転するな。ウィンカー出す出さないどころの話じゃないよ。
 タピオカ屋や星3車、ババのくだりなど既存広告を組み合わせて作った感じの広告。それぞれのエピソードが有名過ぎて適当につなぎ合わせただけでも面白いんだよな。
 同じく広告界の重鎮である魔剣伝説と社長を比較すると、おねがい社長はゲーム内容の広告を全然していないのが特徴的だと言えるだろう。魔剣伝説はとにかくゲーム内容の広告をしてくるが、おねがい社長はゲーム内容とはほぼ関係ない茶番ばかりやっている。
 一見ゲーム本体のアピールが出来なくなってしまうというリスクが大きそうに見えるが、ゲーム内容をあまり紹介しないという事は広告の内容自体一部のテンプレさえ守っていれば何をやっても良いという事でもあるのだ。現に魔剣伝説はキャンペーンが無い為それほど広告を出せない時期があるが、おねがい社長はキャンペーンが無かろうが新しい茶番が毎月飛び出してくる。
 結果として最初の茶番さえあればオチの全サーバー1位を筆頭とした成功、あるいは没落を持ってくるだけで完成するので、毎月面白い広告を出し続ける事は案外と容易なのかもしれない。目立ったキャンペーンが無くても茶番を代わる代わる出していくだけで広告が完成してしまう社長システムは、おねがい社長が生み出した大発明と言えるだろう。

・ライフアフター

 ライフアフターは攻殻機動隊コラボを押し出してきたのが特徴的。Neteaseは本当にコラボ力がすごいというか、こんなにずっとコラボし続けられるのもなかなか無いでしょ。
 実際これだけどこでもコラボしてるとNeteaseはコラボだけで食ってるんじゃないかと思いそうになるが、他に運営しているサイバーハンターや機動都市はコラボをしているという話を聞かない。
 さすがに儲からないとなればコラボ抜きで上手い事運営するようにしてるんだろうけども、そうなるとコラボする度にどれだけ儲かってるんだろうか、という下品な考えが浮かんできちゃうよな。

 ツイッター広告もあります。
 ちゃんと攻殻機動隊である必要が濃いコラボになっているように見えるのは好印象だけど、攻殻機動隊が好きな世代ってライフアフターやるのかな。

・ドラゴンとガールズ交響曲

 ドラゴンとガールズ交響曲は放置少女の正統後継者として美少女合成広告に手を出した。
 この合成系広告ってあなたの好きなキャラが絶対にいますというアピールだと思うんだけど、後継者としてその辺をドラゴンとガールズ交響曲は分かっているのだろうか。

 少女監禁系広告。これも放置少女が同じ広告を打っていましたね。
 鍵を使えば開けそうな所をあえてハンマーやチェーンソーで攻略しにいくのも前任の放置少女と一緒です。違うのはキャラの絵だけよ。

 これは放置少女には無さそうだけど、縛られた女性をいくつかの道具を使って助けにいくという発想がもう放置少女と一緒なのよ。
 縄をはさみやのこぎりで切るのが正解っぽいけど、松明で燃やすのが正解ってのはエキセントリックだなあ。
 つーか斧を持ってるんだったらそれで切って脱出しろよとか、露骨に胸と股に白モヤで修正を入れてみたりとか、最近の向こうの広告らしい事は全部やってみましたって感じが良いですね。

 総評すると、ドラゴンとガールズ交響曲は徹底的に放置少女をパクり散らかしていったのだ。
 ここまでパクってくれるといっそ清々しい所があるし、最近メジャー所になってこういう広告を打たなくなった放置少女の意思はちゃんと他のゲームが継いでくれたんだなあと感動しました。
 実際このタイプの広告が本当に有効とは思えないけど、これはこれで実家帰りみたいな感じで楽しいから自分は許す。むしろこの方向性でガンガン来て欲しいですね。

・クレイジーカクーム

 ……パタポン? いえいえ、クレイジーカクームですよ。
 ゲーム内容はよくわからないけど、こういう感じのキャラを育てて色々やるらしい。

 この広告だとゲーム内容はよく分からんけど、まあまあ楽しそうな雰囲気を出せているのはいいんじゃないですか。
 面白そうな雰囲気すら出せない広告もある中で、なんとなく画面を見てて面白いのは良いと思います。

 パターンは多いけど言っている事は結構同じだった印象がある。クレイジーカクームは8月以降他のゲームと同じようなナレーションタイプになったので、こういう広告はけっこう貴重です。
 暇なら見ておくと良いでしょう。

・シャイニングニキ

 コーデが夏らしくてかわいい。毎度良いデザイン作るというか、これは結構ファッションショー寄りのチャレンジングなデザインでイケてると思います。
 俺は今回の広告の中ではこのコーデがトップクラスに好き。

 これだけ広告を出しても全然違う衣装の広告が出せる、というのは良いアピールだ。
 やっぱりこういう着せ替え系ゲームで衣装が少ない、というのが一番面白くないからね。様々なデザインを次々とリリースし、しかもそれらを広告に落とし込んでいくフットワークの軽さがシャイニングニキの強みだと言えるだろう。

 エモさの安定感が横綱級。
 この衣装に関しては相当挑戦的な衣装だけども、こういうデザインを堂々と広告に出して、良い衣装っぽく見せるのは素晴らしいと思うんだよな。
 変な事をして「次はどうするの?」ってやるのはある種簡単だけども、ちゃんと美人を作ってアピールするのは良いデザイン、広告の流れが無いと出来ない。こういう正統派の方針で多数広告を出せるシャイニングニキはすごい。

 しっかりした着せ替え広告もある。ミスをしても最後に出来るのが美人なのはいつものシャイニングニキスタイルですね。
 これは比較的素材を活かした感じのコーディネイトで良いなと思います。

 ただただクールな広告だ。こういう素直な美人をどんどん出してくれるのが最高。
 花火大会というテーマに合わせた衣装を作ると考えたら不正解になる理由もしっかりしているのが好印象です。

 茶番まで高級。日本的な見方だと面接ではリクルートスーツだ!! となりがちだけども、こういう純粋にカッコいい衣装の人が来たら誰だって採用するでしょう。
 今時こういう美人なファッションを見る機会も少なくなってきたし、広告ではなおの事美人を見る機会が少ないのでシャイニングニキが広告閲覧時の清涼剤みたいな物です。一生広告を打って。

 プロジェクトメイクオーバーみたいなくさいバナナアピールは求めてないから……
 最後には美人で終わるからまだ良いけど、こういうチャレンジはしなくても良いなと自分は強く思っております。チャレンジが無くなったら無くなったでマンネリするから新パターンはやってほしいけど、自分の気に入らない広告はイヤだ。そんなワガママを言いたくなるくらいにはシャイニングニキが好きです。

 やっぱり新大久保って未だに女性人気が高いの? 昔新大久保付近で通っていた頃は老若問わず女性がたくさんいたけど、未だに韓国ブームって続いているのかな。
 韓国アイドルというと未だに防弾少年団が一時期原爆Tシャツが云々で嫌われてなかったか、というイメージが強い。だが今ではBTSという名前になって大人気なんだから世の中よく分からない。
 アイドルが3年前に着ていたTシャツの柄ばかり覚えてネチネチと突っ込むからクソオタクなんだけど、もうこういう脳みそだからしょうがない。今好きな人は好き、自分は気になるけど皆忘れてて、新大久保は楽しい所で、シャイニングニキの広告は良い。それで終わりの話です。

 オチを見せない構図。やはり大幅に失敗こそするが、最終的に成功はする。
 最近失敗の幅が大きくなってきたね。失敗したとはいえそんなに不細工ってわけじゃないけども、やっぱり少しは失敗した方が良いって理屈でもあるのかな。
 少し難しめでやりがいありますよというアピールだろうか。

 コーデバトル自体はニキの世界ではよくある事だからOK。
 多数決で美醜を競われると少数派に入れた側がセンスが無いように取られがちだけど、ニキの場合どっちも美人だから別に負けた側を取ってもそんなにナンセンスな感じは無い気がするけどどうなんだろう。

 ネイルにも目を向けてるのは結構良いんじゃねえかな。
 中華広告特有の白けたカラスみたいなのを飛ばしてるのは人によっては拒絶感があるだろうが、自分は最近これを見るとむしろ安心感すら覚えちゃうから悪くはない。

 日本語がちょっと怪しいね。
 とはいえ着せ替えの内容としてはカジュアルコーデではドレスコードに合わないからちゃんとした服を着ましょう、という内容なので筋は通っているから理解できるんだよな。これで筋まで通ってないと他の悪い寄りの広告に近くなってくる。

 シャイニングニキにとっては完全失敗パターンを出してきたのは大きなチャレンジかもしれないけど、どれも良い服装なのにセンスが無いって言われるのは普通にかわいそうなんだよな。
 マジでこれで似合ってないとか微妙とかケチつけるオタクいい加減にせえよって思うわ。これは広告の登場人物が悪いです。

・放置少女

 放置少女らしからぬシリアスな広告を出してきたが、告知しているの新レア登場という話なのでこれからさらにインフレが進みますよという話では無いか。
 普段は有名芸能人コラボだの、微妙なお色気路線ばっかりやってるところが突然こういう真面目な映像を出してくるとびっくりしちゃうから勘弁してほしい。
 映像のクオリティ自体は良いと思います。

・フィギュアストーリー

 このダンスは何ですか。
 とはいえリアル人間とフィギュアが一緒に踊っているのが見どころなので、踊りに関してはそう突っ込んじゃいけない内容でしょう。
 ダンス以降の映像自体は先月出てきたのと一緒。この辺のコストカットはさすがというか、ジャンプするシーンに繋げる事で違和感無く別の映像にしているのは結構テクい。気に入りました。

 キズナアイコラボをまた告知してるけども、表情が変わらない点が怖い人もいそう。とはいえ彼女らはフィギュアなので、顔が変わらないのはそういう設定なんだよな。
 ゲーム映像も絡めつつゲーム内容を伝えている面ではしっかりした広告です。

 実はこの広告って結構本編に忠実で、魔剣伝説みたいに実在しないゲームの実在しない装備紹介じゃないんだよな。自分はこういう広告がちゃんとあった方が良いと思います。
 でも実在するゲームの実在する内容の広告をしてもつまらなそうと言われるんだから、一体どうすれば良いのかと広告担当は頭を悩ませていそうですね。
 実在するゲームの実在する広告はちゃんと評価しておいた方が良いですよ。ちゃんとしたゲーム紹介までクソ広告と言い続けた結果が、今の虚偽広告でもウケを取れれば良い、インパクトがあれば良いという風潮の一助になっている可能性が高い。

 ちゃんと男性キャラの広告も入れているのはえらい。最初にちらっと写っただけとはいえ、このアルフレッドはCV.津田健次郎のイケメンキャラですからね。
 女性キャラがメインになっちゃうのは現代の風潮として多少しょうがない面はあるけども、その中でも一応男性キャラを紹介しているのが真面目なんだよな。

 新しいバトル広告としてはこんなのもある。動きがしっかりしているし、持ち主が帰って来て急に動きを止めるのも良い。
 総評するとフィギュアストーリーは真面目に広告をやっているんだけど、その画風というか、最近のゲーム広告ディスの流れでいっしょくたに手ひどく言われてしまうばかりでちょっとかわいそうだなと思います。今フィギュアストーリーをやってない人が言うのもアレだけど、どんな広告でも存在するだけでクソ、つまらない、死ねと文句を言いまくるのは本当に良くない風潮だと思う。
 実際皆が文句を言うべきは広告の内容より現代の広告のシステムだろ、と最近思うようになったんだけど、ここまで広告という奴が社会に根付いてしまった以上広告を社会から切除する手段というのは相当難しい。それでも広告を嫌うなら、嫌いな広告だけを消すのではなく根本的にこの世から広告を無くす方法を模索する必要があるのではないか。

・ソネット・オブ・ウィザード

 新シナリオを出したことを告知する。定期的に広告しているのは本当に好印象です。
 それにしてもいつまでもウマ娘に喧嘩を売り続けているのは何だろうな。実際今のソシャゲで支配者層であり続けているのはウマ娘ですからね。

 そう思っていたらなんと公式からウマ娘広告に関するコメントが来ていた。これは8月だけど話の内容として毎度毎度ウマ娘の話に触れているからちゃんと貼っておくべきだと思いました。この動画の中で出ているアトランティスの何たらって見た事無い気がするんだよなあ。見たけど取り上げてないだけなのかなあ。
 この動画としては最終的にソネットオブウィザードはちゃんと知名度を上げられましたという話なんだけど、ソネットとウマはバーキンとマックの関係性まで上がれているかは極めて微妙な所だなと思ってしまった。マックとバーキンは相互にプロレスをしているけども、知名度的にソネットはウマ娘のフンドシを履いている状態に近い。別にウマ娘からしたらソネットの存在がプラスになっているとは思えないし、ライバル意識、煽り合いの土俵に上がれているとは思いづらい。
 まあ何にせよソネットはああいう広告である程度成功したので、その結果は間違いなく大成功だった。そしてそれを4作も続けるなら別タイトルにも喧嘩を売るのかなと自分は思っていたので、やっぱり今後もウマ娘に喧嘩を売るのねって感じでした。あまりにも適当なオチ。

・エバーテイル

 7月前半のエバーテイルはホラー広告をやめました。モンスター手乗り広告とか、美少女広告を出して頑張っている。
 何故こんな方向に舵きりしたかと言えば、やっぱりあんなクオリティの広告を延々と出せないとか、ネタ切れとか、そういう所でしょう。
 正直エバーテイル冬の時代と言っても間違いないと思います。

 美少女手乗り広告もあったが、一応注意して欲しいのは毎週火曜日に新作広告を出すというサイクル自体は崩していない事。
 エバーテイルフリークは毎週火曜に広告欄を見て、「#エバーテイル広告リンク」を見て、一喜一憂していたと思います。
 決まった曜日に決まった広告が出るってのはやっぱり視聴者の習慣づけになって良いと思うんだよな。これをリスペクトして他社が広告リンクを作ってもシラケるだけだからやめた方が良いけども、エバーテイルがここまで評判になった一因には間違いなく習慣的に広告が出続ける事がある。

 巨人が出てきて新展開かと思ったらそんな事は無かった。
 こういう半ホラー半SFみたいなノリの広告を出し始めたのもこの月の特徴。エバーテイルの広告も色々やってみようというチャレンジング精神が見えますね。

 エバーテイルに新展開があったのは7月後半から。いつものドット系広告が復活し始めた事で、ニワカにエバーテイルフリークがざわつき始めたのがこの時期です。
 この広告自体は意味深な映像が出てくるだけなんだけど、意味深な映像だけでエバーテイル広告ファンは飯を食える。例のエバーテイル考察noteもそろそろ再始動するかもしれません。新作が7~8月にかけてめちゃくちゃ増えたし、新主人公も出てきて勢いが出てきたもんね。

 7月はバトルフィールドをインスタグラムに変えていて、ひょっとして二度とツイッターにはホラー広告を出さないのかと思っていたら普通に8月頃から復活し始めました。
 これもまたインスタグラムでの実験なんでしょうね。ZigZagameは本当に広告に対する向上心がすごいというか、色々試してみようという感覚が強い。
 こういう向上心がある限りエバーテイルはネクストブレイクを生む広告を出してくるはずなので、最近ホラー広告が少なくてもそんなに不安にはなってないんですよね。エバーテイルがホラー広告を完全に止める日が来たとして、ZigZagameはきっと別の方向で面白い広告を出してくると思いますよ。

・7月の準MVP

・三国志真戦

 三国志真戦はたくさん広告を出していて、その上でしっかりとゲームを広告しているという珍しいパターンである。
 そんなのは当たり前だろうと言われたらそうだし、シャイニングニキとかもしっかり広告していると言えばそうだけど、それでもちゃんとやっている所をちゃんと評価するってマジで大事だなあって最近思ったんですよ。youtuberでもブロガーでもマスコミでも、何かの悪評が一番飯のタネになるからすぐに悪い所を殊更に取り上げるでしょ。そういう風潮に待ったをかけるべく、良い広告をちゃんと良いと言おうと思ったんですよ。
 でも面白い広告って大概悪い広告だったりするんですよね。適度な悪ほど面白いもんは無いからしょうがない。それにしても、良い物を良いと言うのはちゃんとやるつもりです。

・副業マスター山下

 7~8月で急激に増え始めた副業系広告を象徴する広告として選びたかった。他にはSMASHとかアフィLabとかが挙げられるけども、一番インパクトがあったのがこれ。
 結局こういう副業系広告は広告内で語るのは「メソッドに従えば儲かる事」「金があれば幸福であるという事」の2種のみであり、実際に何をするかはメルマガ、LINEメッセージなどでユーザーに直接教える形になっている。
 そりゃ稼ぎの種を直接教えるほど馬鹿では無いのは当然だけども、であればアピールの仕方が面白い方が印象に残るのは当然の話。こういうウマい話は無いに決まっているので、だったら見ていて面白い映像の方が自分は好きです。122万メーン!

・7月のMVP

 7月のMVPは股間球児エムズーンです。映像のクオリティ、ストーリーの内容、広告する商品のアピール力と言い、全てバランスよく高評価。
 振り返ってみれば7月は極めて激しい広告ばかりであった。いつもの面子である魔剣伝説、剣魂、おねがい社長、シャイニングニキ、Age of Z、EVONY、エバーテイルという広告七英傑の仕上がり方も凄まじいし、Super JoJoや少女廻戦、THE STRONG 天然水スパークリングや女神転生Ⅴ等の勢いも素晴らしかった。その上で荒野行動やマフィアシティ、ジョモタンのような古参も躍動するし、幻獣レジェンドやアカシッククロニクル、ドラゴンとガールズ交響曲みたいな中堅層も広告を多数出していた。実際ここまで出て来たタイトル全部MVP候補だなあと思って選考していたら8月中ずっとどれが一番良かったんだろうかと迷い続ける羽目になったからね。
 それで改めて全部見直してみて、結局映像自体の勢いと、少ない映像ながらガッチリ見る者を釘付けにするインパクトがあるエムズーンが一番良かったかなあという結論に至りました。最終候補は天然水スパークリングとシャイニングニキとおねがい社長まで絞ったんだけど、やっぱりオリジナルキャラで、しかも真っ当な商法でここまでやったのが偉い。
 うだうだ書いたけど、エムズーンは3話完結で見やすい上にメチャクチャ面白い傑作広告です。エムズーンは来年の夏も要注目だ!!

・注釈

(※1)弁当のバラン

弁当に入っている緑色のギザギザの正式名称。

(※2)ボクらの太陽など昔のゲーム広告

 マジで昔のゲーム広告を知らない方はこの実写広告を見て欲しい。これこそ説明は少なく、ネタは濃く、時間は短く、商品のアピールはガッツリやる広告の理想形ですよ。
 ゲーム本体のアイデア性も秀逸なんだけど、それをアピールする戦略も本当に良かったなと思います。実はこのゲーム自体は貸してもらって少し遊んだ程度なんだけど、それでも記憶に残ってるもんね。
 この頃はネットは今ほど力が強くなかったから、テレビCMとコロコロコミックに載ってた漫画と広告だけで認知させていくために相当頭をひねった結果のCMだと思います。最初の1分だけでも見て。

(※3)Musedash

 少し前に出た音ゲーの一種。もしアカシッククロニクルの広告を見て似たようなゲームをやりたい場合はこれをやってね。

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