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広告振り返り:ライト級~2024年11月~


・MARO17

 有名声優、宮野真守と細谷佳正が登場するアニメ広告。
 イケてるおじさんたちが奇妙な世界観で戦うんだけど、シャンプーの広告らしく泡がたくさん出るし、その泡を流したらスッキリ! という雰囲気は感じられます。
 後ろで流れているテーマソングもおしゃれで良いと思います。

・ジレット

 ひりつきが少ない! という所を、ひりつきを意識したキャラクターのチャット欄によって表現しているように見える。
 6秒の広告なので予想しか出来ませんけども。

・カビハイター

 ちゃんぴおんずを起用した広告。
 これまた短すぎてリズムネタの良い所がつぶれてる気がします。

・Damon

 オリンピックの新競技、ブレイキンで話題になったShigekixが広告に登場。そういえばパリ五輪って今年だったんだよな……
 オリンピック優勝者は今後も広告に出てくるんだろうけども、案外忘れてるもんです。世の中トピックスが多すぎるんだよね。広告でのダンス自体は当然完成度が高いです。

・canva

 なんだか良い話。
 こういう2分のショートドラマ風ながら、子供でもスマホで簡単に年賀状を作れます、という所を紹介しているんだからよく出来た広告だと思います。

・まねきや

 デヴィ夫人が登場する映像。
 デヴィ夫人は話が聞き取りやすくて良いんですよね。その上広告ではっちゃける事もやるし、すごい役者だと思いますよ。
 30秒の満足感では無い。

・ソニー損保

 日向坂46の小坂奈緒という人物が出演している広告。「ゲームはいつでもできるのが良いよね」なんて摑みを言った後、「ソニー損保の自動車保険は24時間365日の事故対応だから安心」という訴求点を伝え、「大好き」の告白パートが入る。
 一見広告内で文脈が繋がっているように見えて、それぞれの台詞に繋がりが無いのではないか? 特に最後の「大好き」に関しては要らないだろ!
 オタク君は「大好き」を延々とループさせたりするのかな。

・東京ガスライフバル

 今君が探しているのは仕事か労働か!? とりあえず稼げれば良いのか!? 仕事に誇りはあるのか!? というメッセージ性の強いプロモーション。
 別にそれは結構なんだけど、広告が嫌われる所ってこういうのをプライベートに垂れ流してきて公私混同も甚だしい所なんじゃないか、とは思ってしまいます。メッセージ自体は真っ当でも、タイミングが悪い場合が多すぎる。特にインターネット広告の場合は。
 広告自体はマジで真っ当なだけに、急に流れられても……という印象はあります。

・LegalOn Cloud

 AIで契約審査を行うだけでなく、1つのプラットフォームで何でも法務管理が出来るらしい。
 まともな企業においてはこういう法務確認は絶対に必要になるだろうし、それがAIによって早くなるなら良い事でしょう。映像もよくあるサイバー感があってよい。

・MYTREX

 いわゆるマッサージガンというやつ。
 最近は運動ブームと言いますか、すぐ疲れちゃうよ~という人もたくさんいらっしゃるでしょうから、こういう商品の需要はそれなりにあるものと思われます。
 しかしそういうトレーニングをたくさんやろう! と言える人もそれなりに人生が上手く行ってる人の特権と言えば特権なのですがね。

・エアーサロンパス

 筋肉痛、筋肉疲労を取るためのスプレー。激しめの運動部に入っていた人は使ったことがあるのでは。実は自分も使ったことがあります。あったからと言って自慢にも何にもなりません。
 ちょうどターゲットになりそうな若者を広告に出演させているのは良いですね。こういうので良いんだよ。

・ネコママウンテン

 国内最大級のゲレンデらしい。何故ピコ太郎で合体させているのかと言えば、アルツ磐梯と猫魔スキー場という2種のスキー場がリフトで合体し、新たにできるスキー場だかららしい。
 バブル期に開業されたが上手く行かなくなって倒産、そしてアルツ磐梯のコースとして合併した影響でネコママウンテンになったのだから、こんなポップな広告の割にやっている事は中々ハードなスキー場経営の現状を示しているようにも見えます。

・冬スポ

 そしてスキーの広告があるということは、こういうスキー用グッズの広告もあるという事です。
 なんだかんだ今でもスキーに行く人ってたくさんいるのだろうか。雪の降る地域に住んでいない人の場合、わざわざクソ寒い雪山にスキーをしに行こうという気力が湧かないと思うんですけども。

・一建設

 ハジメとケンとセツは異世界編に入ってしまった。どうして……
 たかだか1分でサクッと終わる内容なんだけど、むしろそれくらいだからこそこのハッちゃけたショートドラマを楽しく見られるってもんかもしれません。
 結構好きな広告です。

・inゼリー完全栄養

 1袋で1食分の栄養が取れる最高峰のinゼリーらしい。そんな最強装備が存在するんですか!?
 inゼリーもバリエーションが色々出てきた物だが、シンプルなパッケージだからこそ他のゴテゴテしたinゼリーよりも性能が高いんだぞ、と暗に示しているようです。パッケージにしても見た目にしても強そうな出来に仕上げたのは良いですね。

・FRISK

 Z世代的な宴会出たくね~という所をオリラジ藤森がラップで表現し、どうせなら上司もライブに巻き込んじまえよ! というテーマの話に持ち込んでいる。
 面白いテーマなんだけど、これ出来るって事はもう相当上司との信頼関係が結べてませんか? という気がしてしまう。まあそれくらいの信頼関係を結んだ上で好き勝手言えよって話になるかもしれませんけど。
 というかあそこで自己開示が出来る時点でこの主人公は相当やり手です。その辺のナヨナヨオタクとは違う。

・ドン・キホーテ × サントリーウィスキー

 サントリーのウィスキーと、ドン・キホーテのビーフジャーキーを合わせて飲むと美味しいよみたいな内容。ドンキのおつまみは色々食べてないけども、韓国のりとか結構おいしかった記憶があるし多分ビーフジャーキーもうまいんじゃないですか。
 多分他にも告知があるんだろうけども、大体つまみも酒もドンキで揃うんだから良い時代になったもんである。

・ハイボール

 家で角ハイボールを作ろう! みたいな映像。1分かけて角ハイボールの作り方を紹介しております。
 こうして動画として出してくれると分かりやすいもんです。

 一部のお店で提供されている頂店ハイボールを紹介する。
 家で角ハイボールを飲もう! という流れに加えて、店に行ったら頂店ハイボールを飲もう! という所も紹介しているんだから隙が無い。
 様々な場所でハイボールを飲め! という圧を感じて良いですね。

・ローソン

 もうクリスマスの広告をやる時期かあ……
 これをまとめてる12月時点ではもちろんクリスマス目前なのは間違いないんだけども、クリスマスやらおせちやらの広告が11月になって流れ始めると「あっ、もう今年終わりかあ……」としんどくなってきませんか?
 この広告自体はとっても楽しそうな雰囲気があるし、クリスマス前からいっぱいクリスマスを祝おう! というのは需要の拡大を狙ってるんだろうなと思います。それにしても、もうクリスマスの広告かあ……

・ロッテリア

 絶品チーズバーガーの広告。
 結局チーズバーガーで一番おいしいのはロッテリアなんだよな~。広告もこれで良いんだよって感じの内容です。

・丸亀製麺

 今年はヘンなミームでも話題になってしまった丸亀製麺の新作。
 TOKIOもDASH村でミームネタには事欠かないが、そんな両名がタッグを組んでしまうととんでもない映像が生まれるのでは? と思いきや、内容は実に普通です。
 そもそもネットミーム自体ネットの悪いオタクが勝手に解釈をしているだけだし、丸亀製麺自体あれは普通に著作権削除してますもんね。普通そうだし、企業がネット民に対して何でも悪ノリすりゃ良いってもんじゃないという当たり前の事を思い出させてくれます。
 しかも丸亀製麺の場合は労働基準法を守ってないとか、違法な粉を使っているとか、そういう風評被害的な要素もある古き悪しきネタだから悪ノリ出来ないのもある。

・HAL東京

 HAL東京のCMも昔は映像美で名を馳せたもんです。今もカッコいい映像ではあるんですけども、やっぱり昔の3DCGがそんなに珍しくなかった時代の広告や、突然アニメ調の広告が始まった時のインパクトってのは相当強かったなと思います。
 来年もよろしくな!

・どん兵衛

 またマニアックなネットミームを持ってきたな……
 元ネタは『異能バトルは日常系のなかで』の第七話、早見沙織の長台詞が話題になった物です。ニコ動で調べれば元ネタが出てくるんじゃないでしょうか。無断転載ですけど。
 しかしなんでこれを広告にしようと……? どん兵衛とは何にも関係が無くない?

 水曜日のダウンタウンでも流れたんだって。
 もう最初から冷やしに行ってるよな。

・未来のレモンサワー

 本物のレモンスライスが入っているレモンサワーらしい。
 別に果物が入っている飲み物って意味なら「つぶみ」って言うブドウの粒が入ってるぶどうジュースとか無かったっけ。レモンの切れ端が入っているレモンサワーは新感覚と言えばそうだろうけども。
 今後こういう果物の飲み物は何でも缶の中に果物を入れ始めるのかな。さすがに無いか……

・クリアアサヒ

 クリアアサヒを50万人に配ります! というキャンペーン。
 こういう無料体験みたいな広告は昔からの定番の手段だろうけども、なんか最近は無料でなんとかみたいな話が多くて疑っちまうよ。

・リプトン

 関さんってこういう事やるんだ。
 都市伝説を話している関暁夫はすっかりお笑い芸人ではなく都市伝説マニアになってしまったのだと思っていたのだけども、これはちゃんとお笑い芸人っぽい広告だと思います。
 普段大事に都市伝説を真面目に語ってきたおかげで、こういうおふざけじみた広告がちゃんと面白くなっているのが良い。実はかなり好きな広告です。

・ドカ食いダイスキ!もちづきさん

 話題になった漫画を路上広告にしたらしい。色々と過激な表現のある漫画なんですけども、それをうまい事隠して路上の広告に仕上げています。
 大体何も知らなかったらオムライスを食べようとしている美少女に見えるだろうけども、これマヨネーズを大量にぶっかけた料理ですってすぐに分かる人いないでしょ。

 ちなみにこのキャベツを剥がすと、ちゃんとドカ食い要素、血糖値スパイク要素を紹介しています。
 この辺原作に沿っている要素で中々面白いと思うんですよね。路上広告ならではの演出で良いと思います。

・推しの子 The Final Act

 2023年~2024年のコラボを総なめしてきた推しの子であるが、意外にも広告で本編に近い物が紹介されたのは実写版が初見のような気がする。無論漫画広告を見れば推しの子の広告もあったが、割としっかり本編らしい本編を紹介しているのはこれが初のような気がする。気がするだけかもしれないけど。
 というか世の中の人は推しの子の本編をちゃんと観ているのだろうか? 肝心の自分は見ていないんだけど、実はYOASOBIのアイドルを歌うのが好きなだけで本編全然知りません、という俺みたいな人もそれなりにいるのでは?

・立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科

 立教大学の大学院の広告。
 内容はそんなに変ではないが、気になるのは立教大学ほどの大学が広告しているという事。「おいおいMARCH程度で『ほど』は無いだろ~」みたいな話は置いておいて、これまで大学院とかがそんな積極的に広告していたっけ? という所があります。
 まあ今後は大学、大学院もガンガン広告を打っていく時代になっていくかもしれません。現役生だけでなく大人にも広告しなきゃいけない、という苦慮が見える。

・Softbank

 神ジューデンシリーズの新作は宝鐘マリンと乃木坂46の池田瑛紗でコラボした。音楽はTeddyLoidが担当。
 これまで神ジューデンシリーズと言えばニッチなネットミームを取り扱った広告をメインに行っていた印象があるのだが、ここに来てネット上のアイドルとリアルのアイドルのコラボ、言ってしまえば安直な感じの広告に落ち着いてきたのはかなりイメージが変わりました。
 単に話題になりそうなネットのネタなら何でも良いというスタンスに変わったのは安全な広告に変わって良かったと言うべきか、あるいはつまらなくなったと嘆くべきなのか。好意的に捉えるならば、今後はホロライブの方でもにじさんじの方でもぶいすぽの方でも出演させる余地が生まれてきたと思います。

 30秒版はこちら。
 こっちだと宝鐘マリンの紹介すら無いぞ。

・Team ahamo

 Team ahamoというスペシャルユニットをつくって、そのダンスでもってahamoというスマホの料金プランを告知しようという目論見らしい。
 ちなみにTeam ahamoの本隊自体は別にあるので、HIMEHINAや神綺杏菜という人らが踊っているプロモーションは別の広告らしいです。

 このギガマッシュプロジェクトなる広告に登場するVtuberはぶいすぽ、にじさんじ、ホロライブという人気どころの三事務所からそれぞれメンバーを招聘している辺り大した気合の入りようだと思います。
 Vtuberプロモーションもいよいよインターネットでは本格化してきたように思うが、コスプレイヤーを起用する海外ソシャゲ、Vtuberを起用する日本企業という構図になりつつあるのは興味深い。
 いわゆる乃木坂とか、そういう普通のアイドルが出てくる機会は本当に減っていく可能性がある。

・X

 Grokの画像生成機能を紹介している広告なんだけども、空飛ぶ犬をあえて紹介しているのはちょっと面白いなと思っています。
 黒地に突然空飛ぶ犬を入れよう! と考えたセンスはかなり好み。結局Grokの用途も楽しい画像生成と胡乱な大喜利がメインになっちゃったのだから、こんな広告でも割と適切になったのは面白いです。

 あたかも広告を無くすのはスッキリ最高だぜ! みたいな広告。
 これが広告の治安が最悪の時に投下されたんだから気に食わねえぜ。

 広告にはうんざりですか? ってデカいフォントで出してくるのムカつくな……
 メンズクリアとDIOクリニックとMyクリニックAGAとマネットカードローンと借金減額診断、またそれに類する広告はうんざり気味なので何かしら消して欲しいです。

 Xのアイコンをカスタマイズできるらしい。
 それだけのためにプレミアムにします? おまけにしてもショボい気がしてならない。

 プレミアムハブというプレミアム限定の機能を紹介するもの。
 これはちょっと便利そうに見えるが、静止画だとやや分かりづらいか。

・2024年11月の広告ニュース

・X広告の治安が大悪化

 X広告の治安なんていつでも悪いだろ……と思うかもしれないが、今回の治安の悪化は過去に類を見ない物だった。エロいfantiaに送客する広告が溢れ、仮想通貨を購入しろという文句が増え、一般人のどうでも良い投稿も広告として現れる始末。もうメチャクチャだよ。
 特にエロ広告に関しては普段どうでもいい投稿まで規制する癖に広告は規制しないのかよ! という当然の疑問が噴出。また広告への不信感が高まる結果になった。

 こういう時に限ってXの有料会員が割引で入会できます! みたいな広告をやっていたもんだから、余計にXの評判が悪くなるばかりである。最初から検閲しな?
 この辺の表示される広告が変だった、みたいな話はもう12月10日時点では大分改善されているような気がします。あくまで気がするだけなので、ちょっと経ったらまた以上になるかもしれないけど……

・兵庫県知事選挙における広報活動が公職選挙法違反では無いかと話題に

 折田楓という人のnoteが選挙法違反を自供しているのではないかと話題になっていた。折田楓のついた斎藤兵庫県知事は大変に不利だった所から逆転当選していたという経緯もあいまって、色々紛糾しておりました。
 この件についてはまだ進行中の事件なので、具体的に自分が書ける事は少ない。今のところの結論としてはnoteの内容は大したものだが、その大したnoteを堂々と公開してしまった事によって明るみに出てしまったのを見るに自己顕示欲に身を滅ぼした印象が強かった。
 逆にもしもこれが公表されずに内々にノウハウを共有され続けたとしたら、この折田楓のついた勢力が延々と選挙に当選し続けるような事もあり得ただろう。だから一度ここで取り締まる事が出来たのは不幸中の幸いと言えるし、広告の力、危険性みたいなものも改めて認識すべき事件だったと言えます。
 結論が出たらもう一度取り上げる予定。

・GOタクシーがライドシェア関連の記事を掲載しているウェブメディアに記事削除を通達

 要は商売敵のライドシェアの記事を載せているなら、タクシーでは広告掲載しねえぞ! 提携してやんねーぞ! と圧力をかけちゃったという話です。
 報道の自由に対する圧力だ! という話になるし、市民の皆様からしてもライドシェアを解禁して欲しいという声は大きいとかなんとか。自分は使ってないんで別に……って感じですけど。
 何にせよ、こういう形での広告権をちらつかせて取引を仕掛けてくるパターンは今後も注意が必要と言えます。

・今だけダブチ食べ美の性的投稿が問題視

 これは本当に問題視されただけなので別にどうという話でも無いんだけど一応。
 そりゃ性的投稿くらいあるだろって思うんだけども、まあ節度をもってやろうねって話でしかありません。

・2024年11月のVtuber告知

・天然水アルカ

 XでのVtuber広告は全般的にイラスト紹介くらいしか出来ないように思う。とはいえその中でも天然水アルカはよくキャラの設定画を載せてくれているものだ。
 ファンアートも作りやすいだろうし、絵師さんとしてはありがたい広告だと思います。ここから生配信を見に行くかは怪しいが。

・響陽きり

 vtuber準備中である事を告知。
 声が良い、見た目が良いというのはある程度vtuberではよくある事なんだけど、それ以外に告知する事がある人ってのも中々いないだろうしなあ。
 人物の個性を上手に広告する方法ってのは分からないもんです。

・緑一色

 緑仙というVtuberのライブツアーを告知するもの。
 歌枠と麻雀がメインの人らしいので、Vtuberの中でも他の人気者とはちょっとやっている事が一線を画するようにも見える。とはいえやはり人気のある配信者であることには変わりないので、ライブツアーなども盛況であるように見えます。

・スーパーマリオパーティ ジャンボリー

 冬の定番ゲーム、マリオパーティの新作。皆さんで集まる機会も増える年末年始、これ一本あれば文句無いですからね。
 それにしてもマリオパーティでもランクマやら様々なオンラインプレイやらが充実していることを考えると、さすがにパーティ目当てだけでゲームを買わせるのはしんどいと思っているのだろうか。実際各ご家庭でマリオパーティがしたいだけなら昔のマリオパーティを引っ張り出してやれば良いだけで、わざわざ新作を買わなくても良いもんな。
 一本買って親戚が集まる時しかやらないみたいな事になると別に昔のマリオパーティでもそれなりに新鮮に遊べてしまうだろうし、色々と工夫しなきゃいけない任天堂さんは大変である。

・遊戯王マスターデュエル

 遊戯王マスターデュエルの新版広告。
 ブルーアイズホワイトドラゴンとかが出てくる広告はいつでも広告していた印象があるけども、今回は新しめのカードをメインに広告しているのが印象的です。

・ウルトラマンカードゲーム

 ウルトラマンのカードゲームも出るらしい。もう何でもカードゲームになるじゃん。
 今回はあくまでPV風なので、どんなゲームかはわかりません。

・バトルスピリッツ クロスオーバー

 バトスピもこのカードゲームブームに乗じて広告を開始したようだ。
 これもかなり古参のゲームだけど、あんまり広告を見なかったタイプのゲームですからね。ここからもう一度流行り出したらさすがに面白いなと思います。

・ポケモンカードポケット

 しかし2024年の世間的な年末の怪物タイトルはやっぱりポケポケでしょう。広告でもコレクション要素を強めに紹介しており、既存のゲームとはちょっと違う事が分かりやすい。
 ポケポケは対戦よりもコレクションがメインなのが既存のカードアプリとは一線を画する……らしいです。結局対戦が好きな人は対戦をやってるし、コレクションメインだって人はあんまり投稿しないしでイマイチ実感が無いんだよね。

 HIKAKINにだって堂々と広告を依頼出来ちゃう。
 パックを毎日2回無料で引けますってのも良いよね。開封だけしたい人って層を上手い事取りこめている。

・ポケモンGO+

 ポケモンGOとポケモンスリープで連携すると、ナイトキャップをかぶったピカチュウがやってくるし、食材も追加でくれます! という広告。
 こういう付属のオモチャは昔からありますけど、モンスターボールの意匠を使えばいい感じになるのは優れたデザインだよなあと思います。こういうのってハートゴールドソウルシルバーのポケウォーカーを思い出すけども、コンパクトなポケモングッズの形はいつだってモンスターボール型だ。

・フォートナイト

 原点に立ち返ろう! というテーマらしい。いやいやフォートナイトの原点とか全然最近でしょ……と思っていたら、早期アクセス版は2017年からなのでぼちぼち7周年らしい。
 正式リリースからは4年くらいらしいが、それにしても結構古めのゲームになってきてるんだなあと驚きです。初期型ニンテンドースイッチ発売とほぼ同期ですよ。

 あの頃のフォートナイトが今だけ遊べる……と言われても自分はやってないのでピンとこないが、当時フォートナイトの天才少年、天才中学生みたいな感じでもてはやされた子供たちがちょうど20歳、あるいは大学生頃になっていると考えたら「あの頃の」という修飾もふさわしい物なんじゃないですか。
 まあ普通はフォートナイトばっかりやっているというもんでも無いだろうし、途中で受験やら就職やらという人生のイベントを経由していく過程でフォートナイトから離れた人もそれなりにいるでしょう。そういう人たちにターゲットを絞っているような気がします。

・ギルティギア ストライヴ

 これまた新キャラを紹介するもの。格ゲーと言えばスト6!みたいな雰囲気が国内に漂っていますが、ギルティギアもまた格ゲーなんですよ。あんまりいい評判は最近聞きませんけども。
 キャラのビジュアルの良さ、カッコいい映像の紹介の仕方に関しては割と良いと思うんですけどね。

・ベイブレードエックス XONE

 ベイブレードのビデオゲーム。割と昔からベイブレードのゲームは登場していたものだし、こういうゲームには必ずついてくる限定ベイもいつもの通りだ。
 要は回転を体力に、必殺技ゲージは必殺技ゲージで別に用意しておけばベイブレードも簡単にゲーム化出来るんですよね。

・メダロットS

 メダロットSはデジモンアドベンチャー02とコラボ。
 しかしデジモンもソシャゲ単体にはならない物の、様々なタイトルにコラボでやってきた物である。モリノファンタジーに始まり、キノコ伝説、アース:リバイバルの3タイトルとコラボしていたから、デジモンその物の新作は出ていないが1年中見かける機会はあったようなタイトルになる。
 変に単体ソシャゲを出されてコケて続編が絶望的になるか、継続はするが謎の海外ゲームとコラボで出てくる常連になってしまうのか、ファンとしてはどっちの方が良いのか。今回みたいにメダロットとコラボする分には、ファンの方としても安心だと思います。

・金色のガッシュベル 永遠の絆の仲間たち

 ツァオロンを紹介する広告。
 とにかくキャラ紹介広告だけを重点的にやっているのはやる事を明確化しているなって思います。

・ドラゴンボールスーパーダイバーズ

 ドラゴンボールの新作遊技機。アミューズメント施設やゲーセンで遊べるアレです。それにつけても野沢雅子ボイスの色あせない事よ。
 この三面鏡みたいなデザインを見ると戦場の絆2の事を思い出してしまうのだが、バンナムにはこういうデザインをやって欲しいと考えるエライ人がいるのだろうか。

・ドラゴンクエスト3

 親父が息子にドラクエは良いぞ、ドラクエは良いぞ、と言う広告。
 ドラクエ3初代は1988年発売だから36年前のタイトルなので当時遊んだ人はおじいさんになってしまっているのだが、スーファミ版だって1996年発売だから28年前のタイトルだし、ゲームボーイカラー版でも2000年だから24年前。もう少し最近のリメイクであるWii版でも2011年で13年前らしいので、割とどのアレンジを触ったことがある人でもおじさん寄りになってしまいます。時の流れが激しすぎる。
 アプリ版のベタ移植だったらもっと最近にも出ているらしいですが、こうしてHD-3D版として改めてリリースしたことがちょっと喜ばしいですよね。ドラクエ好きの人としては。ドラクエ依怙贔屓で申し訳ないけど、良い広告だと思います。

・LINEおまかせレンジャー

 1000連ガチャ? いやいや5000連ガチャ無料ですよ! というガチャ勝負を国産ゲームで挑んだ珍しい例。
 しかし悲しいかな、既にガチャ勝負に関してはドタバタ王子君が10000連ガチャに足を踏み入れてしまったので、5000連ガチャではその半分にしかならない。上位層がインフレし過ぎているせいで、多少ガチャの数が多いくらいじゃ勝負にならないってのは恐ろしい世界だよ。

・クローズ×WORST UNLIMITED

 ヤンキー漫画のコラボゲームの広告。
 出だしが静かで独特だなあと思います。後半もゲーム中の映像を使っているらしく、なかなかインパクトがある。

・はじめの一歩 ファイティングソウルズ

 はじめの一歩の新作。元々茶番系が多かった印象はあるけども、役者をいらすとやにする事で若干絵面の違いを作っているのは工夫してる感じがします。
 なんでこんなに楽しいんだよ! とキレる人も広告あるある。

・フェスティバトル

 フェスティバトルは初音ミクとコラボ。いわゆる病んでる感じでもチチがでかい感じでも無い初音ミク久しぶりに見たな……
 歌自体も初音ミクによるカバーになっており、しっかりとコラボしている感があるのは好印象。

 ゲーム内容やらコラボやらを紹介するような広告。
 オリジナルコラボ曲の選曲はフェスティバトルの主題歌である「H.E.R.O」以外はどこかで見たことがあるであろう楽曲を6曲チョイスしている。この辺の選曲は良い所を選んできたなあと思います。

・パズドラ

 昭和の頑固親父みたいな雰囲気をしておきながらパズドラが下手で息子から冷たい視線を送られてしまう。
 でもパズドラって2012年に出たゲームだから、2012年に子供を産んでいた場合はちょうどこれくらいの歳のお子さんがパズドラをやっていて広告と同じようなシチュエーションが起こってもおかしくはないんですよね。長寿ゲームって恐ろしい……

・メメントモリ

 課金した方が良いパック3選! という広告。得な課金プランの紹介だが、あくまで大本営発表ではあるからなあ……
 長期的にプレイするとお得! みたいなプランがやたら多く、現代っぽさを感じる。

 SR獲得演出を見せてくれる。
 こういうの一定の需要があるらしいすね。パチンコの当たり演出だけ見たいとか、そういう需要なのだろう。

・学園アイドルマスター

 学マスは今年の大ヒットタイトルであり、広告も見ていて面白い、今年の王道オタク君向けメガヒットタイトルだったと思います。
 それまでのオタクゲームの覇者だったブルーアーカイブが色々内側でごちゃごちゃとやって不安を覚えさせたタイミングだったのも多少あるかもしれないが、それでもゲーム内容だって好評価だった事を考えるとけしてライバルが沈んだから代用で流行りました、なんて張子の虎で無い事は明らかでしょう。
 本来広告は商品を紹介するための添え物である訳ですから、こういう内情が良く広告も無難と言うタイトルが多い方がよっぽど健全です。聞いているのかねラストウォー!

 MV風のプロモーション映像。
 これもカッコいいよなあ……

・ブルーアーカイブ

 いつものキャラ紹介広告っぽい。だいぶ昔ではあるが、自分は初見でした。
 安心感はいつも以上にあるねこれ。

・原神

 地方伝説と呼ばれるフィールド上に出てくるボスを紹介する広告。いわゆるMMOの野良レイドボス、レアエネミーみたいなもんだと解釈していますが、大体そういうもんですよね?

・ゼンレスゾーンゼロ

 ゼンゼロの11月広告はこのファンメイドの広告1本だけ。
 とはいえゼンゼロは12月にちゃんと新しい広告を色々やっているので、この月は一旦セーブ、という所なんだと思います。
 リズム天国っぽい演出が楽しい良い映像です。

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