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広告振り返り~2022年12月~

 明けましておめでとうございます。そして2022年総合の広告振り返りの方も見てくださり、ありがとうございます。エバーテイルぶりに話題になったのが比較的真面目寄りの振り返りだったので驚愕していましたが、書いたものを見られてイヤだという人はそういないので、見てくださった方、拡散して下さった方に、この場で感謝を述べさせていただきます。
 しかし大真面目なマーケターの方々もこんな違法な広告を見て面白いと言っているnoteを拡散して良いのか、とも思ってしまいます。まあ、そこは自分が心配する所では無いですね。引き続き汚らしいネットミームや日本語の怪しい広告を見てはウダウダと書きますので、引き続きよろしくお願いします。

・Age of Magic

 12月の新顔。壮大な冒険が始まりそうな映像ながら、このリード文を見てくださいよ。何ですか、「あなたがうんちをしている間にプレイするのに最適なゲーム」って。
 そりゃトイレでソシャゲしてる人はたくさんいるだろうけど、トイレタイムに最適なゲームって触れ込みはどうかと思うよ。大体トイレタイムって便秘じゃなければ3分程度で終わるからガッツリゲームは出来ないし、便秘気味で30分~1時間くらい籠りたいって話ならSwitchのゲームを持ち込んだ方が良いでしょ。
 第一トイレでゲームをする人が多いだろうと読んだとしても、「ウンチをしている間に最適」と書くのは違うと思うぞ。

 普通にカッコいい広告も出来る。
 こういうのが想定していた広告だよな……何で「ウンチをしている間に最適」になっちゃったんだ……

・忍者マストダイ

 シンプルにカッコいいPV、ゲーム内の映像、有名声優によるボイス、全部入りの理想的な広告です。
 あまりにも理想的過ぎて逆に言う事が無い。いい事なんですけどね……

・きらめきパラダイス

 きらめきパラダイスはなんと千鳥をゲストに招待し、広告をリリース。絶対忙しいだろうに、よく広告に呼べたね……
 広告としても結構面白く、お笑い芸人ならではのコントっぽさを見事に演出している。かなり良く出来た内容じゃないですか。

 こういう大型芸能人を呼ぶメリットとして挙げられるのは、マイナビニュースなど他社メディアが取り上げてくれる点があるでしょう。
 コスパが良いかは想像するほか無いが、どこの馬の骨とも分からない芸能人を呼ぶよりも思い切って大型芸能人を起用していく方が結果として良いのかもしれない。
 ちなみにインタビュー自体も結構面白い。何故この映像が700再生くらいしかされてないんだ……

 海外広告特有のメイキング映像はこっち。
 というかマイナビニュースのインタビューは後半を引用しただけやないの!

 諏訪部順一のインタビュー広告もあります。
 千鳥だけじゃなくて人気声優でも告知する隙の無い構成だ。

・シャイニングニキ

 シャイニングニキは王道のお姫様で勝負。
 横綱相撲が過ぎるよ。新人が出てきてもこの調子が揺るがないんだからすげえって。

・パズル&サバイバル

 パズル&サバイバルは突然恐竜が登場する広告を始める。ラストフォートもエイリアンが出て来る広告をやっていたけど、ゾンビゲームは行き詰まったらゾンビ以外の物を出そうって思う物なのか?
 でもAge of Zだってパンジャンドラムみたいな兵器を出していたし、ゾンビで行き詰ったらゾンビ以外を出すのは定番なんだろうね。一応パズル&サバイバルはゾンビの恐竜みたいだし、大本のテーマからはズレていないが……

・ラストフォート

 お久しぶりです。相変わらずゾンビ要素の少ないのどかなハッピーホリデーって感じの広告だ。
 基地の外に雪だるまを作る余裕がある時点でホラー感は全然無い。ラストフォートは大抵そんなもんだという感想もあるが、いつもに増してホラー要素が無いよ。

・State of Survival

 ステサバもお久しぶりです。PC版の告知なんだけども、しれっと無料777連ガチャを告知しているのが凄まじい。無料400連ガチャくらいが魔剣伝説の生み出した基準値だけども、まさか377連分上回って来るとは。
 そんだけガチャ数を盛っておきながら、画像内では777連要素は紹介していないもんね。ガチャ数もすっかりインフレして……
 ちなみに現状の最高無料ガチャ数は三国ドライブの無料3594連ガチャなので、777連ではまだまだです。4000連ガチャが来たら起こしてください。

 謝罪会見風広告も久しぶりに墓場から掘り返してきたね。
 777連ガチャ、誰とも知れぬSSRキャラ4名、SSRキャラ確率50%アップ、ギフトコード2種と見た目だけはすごい大盤振る舞いに見える。一体どれだけの価値があるかは分からないが、こういうのはどれだけ大盤振る舞いしているかをアピール出来るかにかかっているので、意味は分からなくてもアイテムは盛り得です。
 それにしても茶番前提の謝罪会見風広告で「こんな演技は止せ!」って群衆に言わせるのね。自分から言わなくても……

 裁判風広告まである。これじゃユーザーがワガママで、ゲームを作ってる側はそういうクレームに罪人の気分で立ち会っているようじゃない。
 現代のクレーマーじみた客からの声ってそんなもんか……

 2021年8月に使われていた藤原竜也のバンク映像が使われていて感動しました。広告もかなり懐かしいスタイルの茶番広告で、まるで2021年にタイムスリップしたような感覚に襲われるいい広告です。
 最後に出て来る「一緒に戦おう!」というキャッチコピーも面白いというか、学生のやってる同好会のポスターみたいで好きです。こういうので良いんだよな。

 風呂場で犬と一緒に呼吸を耐える女性の広告。ユニットバスがデカすぎるとか、部屋の隠しボタンを押したら壁から武器庫が生えて来るとか、久々にはっちゃけたステサバを見られて満足です。
 陸に簡易な基地を作成して終わるのもマジで懐かしいな。ラストフォートが地下に基地を作る広告で大攻勢をかけていたけども、元々ゾンビゲームの基地と言えば陸地に作る物でしたよ。

 森の中でゾンビに対抗する基地を作る広告。
 妙に暗い音楽からも、しっかりホラーっぽい広告になっている。ステサバにしては珍しいね……
 基地作成にかかる時間をゆっくりにするだけで、ここまでなろう系からホラーに変貌するんだなあと感心しています。ホラーとはもどかしいくらいのモタモタが成立させるものなのかもしれません。

 ゾンビに刺さった弓矢なんか使って良いのか? 衛生的に危ないよ。
 それ以降は全く普通の基地作成広告。映画ならここでゾンビの体液まみれの弓矢を使った事を伏線に出来るでしょうが、広告ではそんなどんでん返しなどない。

 でもこうして見てると以前の広告の再放送にも見えるな。以前は隠し棚が無かった気がするが……
 ステサバにしろラストフォートにしろAge of Zにしろ、やってることが皆一緒だから特別に差別化が無いと皆同じなんじゃないかと思えてしまう。一応各ゲームごとに特徴があるとはいえさぁ。

 実写広告も味わい深いもんです。ギフトコードを使って元カノに大逆襲だ。
 しかしこの広告では無料400連ガチャなので、映像がちょっと古いんじゃないか。全種のレジェンドを集めたってのもだいぶ盛ってるでしょ。

・ジャックポットワールド

※動画は非公開済み

 怪しげなオンラインカジノの広告でちょっとだけ話題になったジャックポットワールド、まさかのTVCMに進出。
 しかもこの広告は年末年始のタイミングでも放映されていたので、年始にcygamesがテレビCMを我が物顔で練り歩いている中でもジャックポットワールドが顔を出すタイミングがあったんです。
 ウマ娘が放映されたしばらく後にジャックポットワールドが流れた瞬間、さすがにぶち上がっちゃったもんね。これは大快挙です。

 いつもの怪しげな広告もあります。
 さすがにこっちはテレビで放映出来なかったようです。突然これを放映したらさすがに面白いんだけど、そんな事は無かった。

・カバラの伝説

 10~11月くらいに広告はリリースされてた気がするんだけど、あまりにも薄味だったので取り上げてなかった広告、カバラの伝説です。ここで取り上げられない広告=健全でツッコミどころの無い広告という意味なので、いい事なんですよ。
 じゃあ何で今回取り上げたのって話なんだけど、それはえなこを採用した広告だからです。2022年振り返りではなかやまきんに君を取り上げたんだけども、実はそれと同じくらいえなこが登場していたよなあと思います。
 年間振り返りでえなこを取り上げなかった理由としては、別に筋肉ほど特徴的な1ジャンルでは無かったなあという感想です。実況系広告でよく出る演者という立ち位置は確保しているんだけども、なかやまきんに君ほどのインパクトは無いかな、と思ってしまった。
 それにしても広告出演者の中ではトップクラスの出演数だと思いますけどね……

 草原領主をソロでクリアする方法を紹介する広告。
 偽広告っぽいけど偽広告には見えない内容。実際プレイ動画を見ても、ちゃんと放置じゃない真面目なゲームっぽいんだよな。
 軽くプレイ動画を見た感じ、演出だけ盛ってる広告に見えるけどどうなんでしょう。実際のゲーム画面でも良かったと思うが、それだと訴求力が足りないと思ったのかな。

 これは本格的に偽ゲーム広告っぽい。
 数字の出し方が他の広告に比べて雑なんだよね。だからと言って丁寧に数字を出す偽広告というのも、それはそれで力の入れ所を間違えているんだけど。

 ひよこレースというミニゲームの紹介。MMOによくある感じのミニゲームなんだけども、鳥に乗って走るってのはチョコボなのでは? ひよこちゃんだから同一視したらダメなんか?
 「〇〇カートみたいにバナナとか飛び道具はないから中々追い越せないけど!」って、それは「逆転要素が無い」というのを自白しているようなもんでは。
 まあ「可愛いひよこちゃんに乗ってみんなと遊べるから、たっのしー!」んだったら、良いんじゃないですか。

 っていうか、何でカバラの伝説はちょいちょい画面を分割して同じ映像×2で広告してるの?
 いちいち正方形の画面比の広告作るのが大変だったからダブル広告バーガーにした感じ?

 潘めぐみのインタビュー広告。
 基本はしっかり抑えてるんだよね。セオリー通りだ。

 井上喜久子のインタビュー広告。
 聞いてる時の落ち着き度合が半端じゃない。しばらくBGMにして聴いていました。

  有名声優メドレー広告もしっかりと用意。この辺を考えても、中々真面目に4399のやってきた事を真似ているようじゃないの。
 字幕を「こんいちは」にして、誤字も絡めてスキが無い。

 雪山を攻略する実況風広告。
 なんかゲーム映像は本物っぽいんだよな……画面左隅の男性はウソっぽいけど……

 サポートタイプの花精霊を紹介する広告。
 「そこでオススメはカレン!」で終わってしまっているせいでなんだか不完全燃焼に感じてしまう。そこから何で強いかを紹介してくださいよ!
 あと緑色のキャラに関してはデートアライブの四糸乃にそっくりな気が……?

 グランサガみたいなダンス広告もやっている。
 なんでMMOってダンス広告やりたがるんだろうな。これくらい本編でもグイグイ動きますよって話?

 先月までのカバラの伝説はこういう何を言いたいのか分からん動画広告、画像広告が多いのが何とも食指の伸びづらい理由だった事を思い出す。
 好評配信中なのは見れば分かるので、もうちょっと他の情報を頂きたいなあと思います。半端にBGMも入っているので、しばらく聴いていると不安になってくるぞ!

・暁の天刃録

 暁の天刃録もお久しぶりです。年末のタイミングであるせいか、かつて現れた広告が続々と集まってきている。
 映像はかなりキレイだと思うけど、ゲーム内の映像は全然出てこない。まあゲーム広告ってこんなもんですよね。

・三国極戦

 三国極戦は実況風広告をリリース。11月の三国極戦と比べると再現が甘い気がする。死んだときに「死」って出て来るのは無双じゃなくてSEKIROだろ!
 そういう詰めの甘さが残念に感じちゃう原因だと思います。適当なパクリはやめて一生三国無双パロディを擦って欲しかったです。

 何で三国極戦はよりにもよってSEKIROみたいな厳しいアクションゲームのパクリ広告を作ってしまったんだろう。
 そうじゃないじゃん。無双ゲームを求めてる人を先月は告知で呼ぼうとして、中身も無双ゲームだったからあの広告が優れていたんでしょう。
 これは単純な詐欺広告というだけでなく、呼びたい客すら間違えている感じがすごい。もしSEKIROみたいなハードなアクションゲームの要素があるモードまで完備しているのであればマジで謝るけども、先月の広告との落差を考えると過去一噛み合ってない偽ゲーム広告だなあと思ってしまいました。

 孫尚香の登場する広告。CVも記載して隙がありません。
 割とこういうので良い感はあるけど、個人的には11月の路線を続けて欲しかったんだよなあ。でも無双系の需要を取り尽くしたら、次は難しいアクションゲーム需要を取りに行った方がやっている人は増えると言う理屈も通らなくは無いし。
 とはいえ集客をするのが広告なので、そんな視聴者の要望などままならないもんだと思います。しょうがないね。

 孫尚香が登場する広告。
 孫尚香が肉まんを拾った時に流れるBGMはXboxか何かの起動音にそっくりじゃないですかね……

 かと思ったら、孫権の無双系広告もありました。
 剣を周りに浮かせて動く攻撃ってのはバージルの幻影剣では? カッコいいけどさ。

 呂布の登場する広告もありました。
 こうして改めて全部広告を見てみると、別に無双系広告をやめた訳じゃなくて、新しくSEKIRO系広告を始めたってのが正しそう。
 単純に新しいプレイヤーを増やしたかっただけくさいな……

・メメントモリ

 「ゲームは進化しているか?」「今のゲームのグラフィックに満足か?」からの「ゲームはついに芸術を求められる時代に」の強烈な自信満々コンボが光る。ゲームに芸術を求めるならプレイステーションで遊べるLSDがオススメです。
 溢れんばかりの自信は11月から衰える所を知らず、年末年始はcygames系のゲームに並んでTVCMを放映しまくっていた辺り豪勢な金の使い方をしてるってもんだ。
 まあ売れてるうちは何言ってもそいつが正しいまであるからしょうがない。ゲームは芸術を求められる時代なんでしょう。この令和の時代に「芸術じゃないゲーム」やってる奴おる?

 でも「超大作ゲームみたいなツラして放置ゲームかよ!」というお怒りのリプライに対応してか、この広告では放置要素を強く告知している。
 とはいえ最後の自信満々ラッシュはいつも通り。「これは言わばやり込む放置ゲーム」「あなたの中のRPGの常識がきっと変わる」……方針を多少変えたってその自信はまばゆい輝きを保ったままだ。

 ちゃんと放置ゲームの告知をしている。
 なんつーか、「好きだったゲーム」と「メメントモリ的な放置ゲーム」ってあんまり噛み合わない気がするんですよね。忙しくてゲームが出来ないって言ってる人は大概家庭用ゲームを遊ぶ時間が無いと言っているのであり、別にゲームなら何でも良いという話ではないでしょう。
 放置ゲームの広告はその辺を上手くすり替えて広告をしているような気がする。仕事の隙間時間にゲームをしたいんじゃなくて、ゲームをする隙間時間に仕事をしたいくらいに思っているオタクの方が多いでしょ。
 ま、人生そんなにうまくいかないんですけども……

 放置ゲームの需要を分かっているように見えるけど、散々メメントモリの広告を見ているとまた別の疑問に行き当ってしまった。ファンタジー系の物語を楽しみたいのであればファンタジーの小説、あるいは漫画を読めば良いのでは?
 「ストーリー重視のソシャゲ」というのが珍重される傾向ってFGOくらいから始まったのかな。ストーリーだけ見たいなら小説読めばいいじゃん、わざわざキャラの獲得にガチャを必要とするソシャゲでストーリーを読む理由は何なのか。
 こういう事を書いておきながら、自分も結局ゲームをやってストーリーを見る派だもんね。本、あるいは電子書籍の形式で文章を読むよりも、ゲームパートを挟みつつストーリーもやりたいという思考に至っている。
 でもブルアカとか「メインクエストがつまんね~」みたいな文句を言いつつ「ストーリーは面白い」という絶賛をしている人を見かける辺り、現代オタクはゲームをやりに行ってるのか物語を見たいのか分からなくなっちまうよ。
 実際、ブルアカやFGOのストーリーだけが小説、あるいはガチャ抜きのノベルゲームとしてリリースされていたらここまで話題になっていたのか? というのは一度検討してみたいポイント。

 音楽要素をしっかり告知する広告。クロスフェード動画みたいになってるけども、有名声優、有名アーティストをちゃんと伝えるにはやっぱり定番のやり方が一番って話になるんでしょう。

 正月頃はこの広告をめちゃくちゃ擦っていました。どんなゲームかは欠片も分からないし、「ナターシャもらえる」って言われても誰だか分からないよ。
 こういう「〇〇もらえる!」って有名IPを後ろ盾にしたゲームが人気キャラをタダでもらえるぜ! って所を告知するもんだと思っていたんだけどな。でも昔のゲーム広告はこういう広告たくさんあったな、と思うと懐かしい気分になります。
 未だに魔剣伝説の無料200連ガチャの爪痕は深く、何かがもらえると言うなら無料で何連回させてくれるのかというのが焦点になるし、グラブルウマ娘辺りがその辺のノリを未だにやっている為どこもかしこも何連ガチャを回させてくれるのかというのが関心事になってしまいます。
 正月の広告はかなり息苦しかったな、というのが正直な感想でした。テレビをサイゲームスとメメントモリが圧倒的に支配していたからこそ、ジャックポットワールドの広告が映えているように見えちゃったんだなあと思う。

・ヘブンバーンズレッド

 ヘブバンは野田クリスタルが登場するいつもの広告です。
 2章までで良いからやって! というキャッチコピーはどうなんだろうね。実際2章がそんなに良いものなのか、2章までやらせれば惰性でその後もやるだろという算段なのか。
 年末だから2022年の総決算ってくらい懐かしい顔が出て来るじゃん。

 2022年の実績を紹介する広告。こうして見ると華々しい実績を持っているゲームだなあと思います。
 その割に話題を見なかった気がするのはTL構築上ヘブバン勢がいないからなのか、それともネタバレ意識でやってても口コミを避けているのか。
 もしネタバレを避けるべく皆やってるけど口コミが無いって話になると、ストーリー重視のゲームの話題性作りの難しさを感じてしまう。結局「2章までやって!」というのもネタバレは出来ないけどストーリーは読んで、って話だし。

・トワツガイ

 スクエニの事前登録受付中の新作らしいです。何というか、いかにも「オタク君! こういうの好きなんだろォ!!」って言いたげな感じの映像だ。
 メメントモリもそうだけど、灰色! 白! 黒! みたいな配色のゲームが多いっすね。それで女の子いっぱい出すのが最近の流行りっぽい。さらに後ろで荘厳な感じのバイオリン+聖歌みたいなのを流すと現代の流行にノッてる感じが出てきます。
 まあオタクはそういうの好きだよ。そういう生き物だ。

 トワツガイはスクエニとアニメイトで組んでる、という点は覚えておいても良いかもしれません。
 詳しくは2月のリリース以降を待ちましょう。

・鋼の錬金術師MOBILE

 ハガレンはクリスマス広告をしていた。
 あまりにも真っ当な広告なんだけども、先月はペルソナコラボだったせいでエドとウィンリィが出ているだけでちゃんとハガレンのキャラが広告に出てる! という感動が出て来る。それが普通なんですけど……

・陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン

 陰の実力者になりたくてはカルーセル広告をリリース。これも中々工夫が効いてると言うか、スワイプしたくなる出来になっているのはよく考えたなと思います。
 カルーセル広告も結局続きを見させないと意味が無いと言えばそうなので、単にキャラ紹介だけで終わりにするのではなくシンプルにリリースだけ告知する形に絞ったのはエライ。

 アニメの映像を無音にし、字幕を表示する事によってキャラ同士の掛け合いをやらせている広告。まあまあ古典的なやり口だけど、逆にアリじゃないですか。
 無事100万ダウンロードという事で、滑り出しとしては良いんじゃないですか。そこからが難しいんでしょうけども。

 お正月用のキャンペーンも広告済み。
 お正月らしいところが羽子板と和服くらいしか無い。こういうラノベアニメ原作ゲームって皆着物着始めるよな……

 相変わらずカゲマスはゲームの動画が小さめだけども、この広告に関してはその理由も分かります。新規イラストの方をしっかりと見せたいんでしょうね。
 ゲーム側の動きもしっかりしてると思うんだけど、それよりイラストの方を見せたい物なんだ。

・東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道

 東京リベンジャーズのパズルゲームアプリの広告が初登場。東京リベンジャーズが何だか人気で色んな所とコラボしているというのは知ってるけど、どういう要素から人気なのかは全然つかめない印象がある。何なんでしょうね……
 それはさておき広告を見てみると、あまりにも普通のマッチ3パズルにあまりにも見慣れたLINE風広告です。ポジティブな話しか出てこないLINE風広告も久々に見たもんだ。
 その上最後にデカデカと「ガチャ最大10連無料」と出て来るのも良い広告だよね。現代社会に溢れる無料200連ガチャ、SSRキャラもらえるで荒んだ心を癒してくれますよ。ゲームはヤンキーぶってても広告はこんなに優等生じゃねえか……

・BTS Island:インザソム

 とうとうBTSが単騎でゲーム化。自分はBTSファンじゃないので、このミニキャラだけでは誰が誰だか判別出来ません。アイドルをモチーフにしたゲームは光GENJIローラーパニックから定番で、AKB48の恋愛ゲームやらセーラーゾンビやらがあった記憶があるけど、今はBTSなんだなあ……
 パズルゲームの内容も昔懐かしのガーデンスケイプ形式。変に凝った事をやらせるよりも、こういう分かりやすい内容の方がウケるだろうという判断だろうか。
 ここまでコラボ先が強いとゲームの内容、広告の内容はぶっちゃけどうでも良いよな。ちゃんとゲーム画面を映して、BTSが出ますって事を言うだけで広告完了です。そういう勝ち筋をよく分かってらっしゃる広告ですよ。

 この広告に関してはミュージックビデオっぽい雰囲気で◎取りに来てるもんね。
 正解過ぎるムーブだ……

・イープラス

 ChiliBeansというバンドのライブの告知。
 この画面比と滲んだ画面がたまらねえぜ。それだけと言えばそれだけなんだけど、こういうVaporwaveな雰囲気はもっと広告で流行って良いと思いますよ。

・グランブルーファンタジー

 天下のサイ・ゲームス様もこういうタイミングではついでのようにTwitterに広告をお恵み下さる。普段は全然広告してないのにね。
 グラブルは何故かTwitterにいるオタクが皆やってるので、今更ネット広告なんかしなくて良いんじゃないかと思ってしまうけどね。その辺の貪欲さというか、周到さがサイゲームスのエライ所なんでしょう。

・プリンセスコネクト!Re:Dive

 プリコネも年末年始のタイミングだけテレビで広告をしている印象があるが、最近のブルアカ、NIKKE、メメントモリブームの影響でプリコネの話題も見なくなった印象があります。
 オタクらは一応プリコネもログボくらいはこなしてるのだろうか。オタクの朝はソシャゲのログボ集めから始まる、ってナレーションが入ってもおかしくないぜ。

・モンスター娘TD

 よほどラップ広告が人気だったのか、モンスター娘TDは第二弾をリリース。前回の放映が2022年4月以前だと考えると、前の広告から結構しっかりと準備したのか、はたまたネタが無くなったけど集客したいから始めてみたのかの二択になってくる。
 やっている事としては4月の時と全く一緒だし、おそらくキャラが違うだけです。スケベシーンが規制込みでちょっと流れるのが特徴というくらいか。

・あやかしランブル!

 シンプルにテーマソングのカバーを流すタイプの広告なんだけども、普通にいい曲だと思いました。
 せっかくなら広告が始まった瞬間にゲームのタイトルを出した方が5秒で飛ばされる前にタイトルだけは伝えられるからより良いんじゃないか。そうは思ったけど、このイントロを流されて広告飛ばすヤツはいないと考えるのであれば、最後に堂々とタイトルを出す現在の形こそが正解かもしれないぞ。
 まさか初見の広告を飛ばすヤツはいないよな?

 ちなみにカバー前はこんな感じ。こっちも良い感じです。
 片霧烈火って随分前から活動してるアーティストでは? 知る人ぞ知る重鎮的なイメージがあるが……

 ちなみにゆゆうたなどが登場する広告もTwitter等で先月リリースしていたが、そんなに印象に残らなかったんだよな。
 まあよくあるコラボ広告だなあというか、何というか。同時期にリリースしていた真・タフガイのうたを歌っているゆゆうたの方が印象に残ってしまったのが悪い。
 タフガイがタフ過ぎただけであり、この広告も良く出来ているとは思います。

・刀剣乱舞

 刀剣乱舞のTwitter広告とか初めて見たな。wiki曰くリリース日が2015年1月14日らしいので、なんと2023年1月で8周年なんですって。どおりで大昔からあるゲームという印象を受けるんだなあ……
 主題歌が松任谷由実というのも初めて知りました。話題は聞くし売れてるんだろうけど内容を知らないゲームの筆頭みたいな印象がある。

・信長の野望 覇道

 12月に登場した新顔としては信長の野望 覇道もあります。三国志覇道とかと同じようなシリーズかな。
 この広告はカルーセルで信長の野望の歴史を辿っていくような広告に仕上がっています。「光栄マイコンシステム」ですって。今時マイコンなんて言葉聞きませんよ。

 信長の野望覇道は全体的に硬派な広告です。美少女無し、有名声優アピール無し、コラボ無し、もちろんおふざけや著作権違反も無し。
 Twitter広告界に現れたサムライって感じだ。偽広告にウンザリしている人に向く良い広告です。

 ちゃんと有名声優を起用しているカッコいいオープニングみたいな広告。
 こんだけカッコいい映像の終わりに出てくるのは「リセマラ不要! SSR武将2名確定開幕ガチャが引ける」なのはちょっとなあ。リセマラする奴はどんなにいいガチャを最初に用意しようがリセマラするでしょ。
 引き直しガチャやSSR確定ガチャがあっても結局人はリセマラをする。この世で最初にリセマラを考えた奴はゲーム業界の人間から市中引き回しの上窯茹でにされても文句言えないんじゃねえか。

 こっちの広告だとガチャ50回を告知している。
 広告ごとにちょっとずつプレゼント内容が変わっているのには何か意図が……?
 投稿日は一緒だから別にキャンペーン内容が変わったわけでは無いだろうし……

 ガチャ演出で突然美少女が出て来るじゃん。
 最初は何度でも引き直しが出来るガチャという定番のやつです。

 画像広告なんだけど、人物の名前が全部「KTG〇〇」なのはちょっと面白い。
 露骨に社内テスト感があるね。

・七つの大罪 光と闇の交戦:グラクロ

 七つの大罪のゲームとかリリースされたの? と思ったら、なんと2019年に出たゲームなんですって。全然広告見た事無かったわ……記憶に残ってないだけかもしれないけど……
 グラクロは梶裕貴のインタビューに加えて、300ダイヤがもらえる、合計7,777,777ダイヤが配布される3大ダイヤキャンペーンなる物を告知している。インタビューは良いと思うんだけど、肝心の300ダイヤの価値が全然分からんのですよ。
 昔からあるソシャゲ広告あるあるなんだけど、ダイヤだのクォーツだの魔法石だのというガチャに使うアイテムの数ばかり告知して何が出来るのか分からないのはどうにかならないのか。
 そういう何が言いたいか分からない広告が多いからこそ、「無料200連ガチャ」と大々的に告知した魔剣伝説が広告の一時代を築いたように思う。ゲームの内容は知らないけど、結局何が出来るのか、どれだけの価値があるのかを伝えないと意味が無い。これなら先述した東京リベンジャーズのように、無料10連ガチャと言った方が分かりやすいってもんです。
 あるいはガチャ用のアイテムに大した価値が無いというのであれば、よく分からない数値の暴力で殴るってのも悪くは無いんですけども。ただ、結局その具体性の無さを突かれた結果が無料ガチャ回数のチキンレースと化した広告の現状だもんなあ。そろそろ10000連ガチャとかどこかやるんじゃないか。

・ドラゴンボールZ ドッカンバトル

 ドッカンバトルはアルティメット孫悟飯なるキャラを告知。
 え、誰……? と思い調べてみると、どうも原作に登場しないだけで魔人ブウ編に出て来た悟飯はこの呼び名を採用しているらしいです。普通に知らなかったわ。
 というかそんな有名なタイミングの悟飯とかとっくに出てると思ってたんだけど、案外まだ登場してなかったのね。あるいはもう出てるけど別形態での登場とか、そういうパターンかもしれないが……

 こちらは映画に登場するピッコロらしい。
 オレンジ色の肉体で仁王立ちする姿はピッコロというよりもドラクエの色違いモンスター感がある。
 ドラゴンボールはありとあらゆる方法で既存キャラのアップデートにかかっている感じが見ていて面白い。大体悟空だけでも自分がざっと思いつく範囲で超サイヤ人、超サイヤ人2~4、超サイヤ人ゴッド、身勝手の極意が思い出せるし、その上で調べたら超サイヤ人ロゼだの超サイヤ人ブルーだのがあって、ブロリーが変身している伝説の超サイヤ人は超サイヤ人と違って……と、マジでキリが無い。改めて調べると身勝手の極意はサイヤ人とは違っているわ、海王拳と超サイヤ人形態を同時に使用する超海王拳形態があるわでもう混乱してきた。
 長期に更新が継続している作品のインフレってすげえな……

・第二回超タワーディフェンス祭り

※広告本編は削除済み

 パワー系広告だけかと思ったら、今度はタワーを推す広告を始めてしまった。一文字違うだけじゃねえか!
 こういうシンプルなギャグまで出来るんだから、きんに君の可能性は無限大だよ。これがOKなら、「〇ワー」と名の付く商品なら何でも広告出来るじゃん。特に「サワー」とか良いんじゃないの。
 なかやまきんに君さんのインタビューもあったのだが、DMM GAMESのターゲット層ってなかやまきんに君が刺さるのかなあ。
 まあ筋肉だからどの広告に出てもOKか……

・inゼリー

 「プロゲーマーかずのこの毎日は忙しい」……この言葉は正しいと思うんだけども、生放送での姿や彼の発言を見ていると「本当かなあ」とたまに思ってしまう。とはいえ、毎日8時間生放送をしながら本業のゲームの練習などもしていると思うと確かに忙しいのだろうなと思います。
 実際それだけ長時間ゲームをしていてもコンボの精度が落ちないし、ゲームしながら8時間淀みなく話し続けるのは確かにプロじゃないと出来ないですよ。

 この広告だけ見ると普通の使用者インタビュー的な内容に思われるかもしれないが、毎日生放送を見ている人が広告に出演しているとちょっと変わった印象を受けるな、という発見があったからこの広告を取り上げている。
 まるで道を歩いていたら突然顔見知りに出会ったような感覚になるんだから、インフルエンサーを広告に起用するのは正解なのかもしれない。いわゆる好きな芸能人が広告に出るのと、普段生放送で追っている人が広告に出て来るのは全然違う印象を受けるんですよね。
 多分この辺は生放送という形式がテレビ番組という映像プログラムよりもずっと卑近なメディアであるからでしょう。とりあえずかずのこ選手はドラゴンボールブレイカーズのCMに出演してほしいなあと思っています。ブレイカーズはかずのこの主戦ゲームだからよ。

・世界からのサプライズ動画

 世界からのサプライズ動画も2022年に流行ったねえ。昔から広告ツイート自体はしていたと思うけども、今回は新鮮な広告を見つけたのでちょっと振り返っておきたいと思います。
 サービス自体は外国人のお兄さんたちがメッセージを言い、音楽に合わせて歌って踊る。それだけと言えばそれだけなんだけども、実にハッピーなサービスですよね。
 カルーセル広告にしているのも意味があり、最初の動画ではシンプルな告知を放映し、次以降の動画では結婚祝い、ネタメッセージ、母親のお誕生日祝いなど、様々な用途に使える事を告知しているのも良く出来ている。下手なカルーセル広告よりも良く出来た広告じゃんね。

 是非一過性のブームではなく、2023年も使われて欲しいですね。他のサービスでは色々問題もあるっぽいですが、このサービスでは犯罪者の更生に役立っているようだし。
 自分も何か注文した方が良いかなとも思ったが、メッセージを送る用事も相手もいなかった。俺は悲しいよ。

・IOSYS

 IOSYSと聞いて、「あぁ~、チルノのパーフェクトさんすう教室作った同人サークルね?」って勘違いするのはもうジジイなのでしょうか。多分ジジイです。
 それはさておき、ガジェットショップの方のイオシスの広告が初登場。テーマソングまで作って気合いの入った広告だし、内容もよくまとまってます。
 こういうので良いんだよ……

・LEGION

 ゲーミングPC、デバイスの広告なんだけど、いきなりクリスマスにこの広告を出したらそりゃ話題になるよね。この手口はインパクトある字面を読ませて拡散を図る新聞広告に近い手口だ。
 画像広告はどうしてもこういう傾向になりがち。トンチキな画像かインパクトのある文言が無いと、目立たずにスルーされてしまう印象がある。
 こうしてみると赤に白抜きの文字というのも目立つね。ずっと見ていると目がチカチカするけど、広告なんて読み飛ばされる代物なのでどんどん目立った方が良いです。そんな真剣に何十秒も同じ広告を見る人は中々いないんだから。

・Pairs

 年末年始はマッチングアプリの広告が増えるらしい。というのも、実家に帰省した時に親から「まだ結婚しねえのか?」「子供の顔をそろそろ見せろ」という圧がかかった人間をまんまとマッチングアプリに誘導するためにあるんだって。
 ここまでどこかで見たツイートの受け売りでした。実際それ以外に関しては大した見どころがありません。

 こっちはいつものPairsって感じの広告。
 こういうのだけで良かったんじゃねえか? と思うけども、年末くらいは一般人向けの広告もやりたかったんだろうなあ。

・オーネット

 オーネットは2022年8月頃にリリースしたタップルの広告をパクってきたね。
 個人的にはタップルの方が絵のタッチ的にインパクトがあって良かったと思います。やはり二番煎じか?

・週刊少年ジャンプ+

 ナウいオタクに大人気のチェンソーマンだが、カルーセル広告までオシャレ。Vジャンプでやってた短い時間でのカルーセル広告を取り入れている上に、演出までオシャレなんだからたまったもんじゃない。
 シルエットから開いて4秒程度でキャラを紹介するというまとまりの良さが魅力。ジャンプ勢はまだまだ未開拓な面が多いカルーセル広告をガンガン開発している印象があります。

 相変わらずスパイファミリーも広告してます。
 スパイファミリーも話題を聞かなくなったねえ。時代の流れが早過ぎ~

・ファミ通と電撃の攻略本

 攻略本の広告もあるんだ。今時は全部攻略wikiの仕事になるかと思いきや、攻略wikiは更新が止まるので結局攻略本が良い、というご意見も多いらしいです。カルーセル広告にする事で試し読みの機能も備えているのは良いですね。
 しかし、ソシャゲにおけるプレイガイドというのも相当賞味期限の短い攻略本じゃないか。それを補うために特大ポスターがおまけについてきているんだろうけど。
 その上、ソシャゲの情報をデータベース化するなら間違いなく攻略wikiの方が良いでしょ。家庭用ゲームなら一回データを揃えれば概ね問題無いのに対して、ソシャゲはデータ修正、データ追加が頻繁に発生するのでwiki形式で延々と更新出来る方が相性が良い。
 ソシャゲのwikiにしても初期のページは更新されてなくて使えない情報が残るみたいな問題があるけど、それはマジで売れてる企業wiki並の熱心さで個人が更新し続けないといけないから本当に苦行だと思うよ。
 「最近の企業wikiは使えねえよな~」とか言う暇があったらマジで個人wikiの更新手伝いをした方が建設的です。大体個人wikiだって玉石混淆だし、情報の質を良くする事が出来るのは個々人の働きしか無い。
 「攻略wikiはプレイヤーの愛で出来ている!」なんて歯の浮くようなセリフを書く暇があったらwikiの更新を手伝え。自分も広告のまとめをしながら攻略wikiの一部記事の更新を手伝ったりしてるけど、編集者同士でコミュニケーションを取れば的外れなページは少なくなります。頑張ろう日本。

・KADOKAWA

 子供用のゲーム雑誌とかまだあるんだ。昔はファミ通DS+Wiiとか、ゲームラボとか、色々ゲーム雑誌があったけど今じゃすっかり聞かなくなって……
 DVDが付録についてるのも懐かしいけど、その内容がゲーム実況というのも時代を感じます。というか今時のご家庭にはDVDプレイヤーとかあるんですか? 昔はPS2をDVDプレイヤー代わりにして見ていたと思うんですけど、今じゃどうやってDVDを見ているのかも分からない。
 とはいえ、子供向け雑誌という需要に関しては残り続けて欲しいな。ネットの攻略wikiだと閲覧者の不適切な書き込みや大人向けの広告が出て来る都合上、親御さんとしては雑誌の方が安心だと思いますよ。
 でも今時の子どもは皆Youtubeを見てるんだから、攻略メディアだけ紙を使えというのもおかしな話だろうか。

・ニンジャラ

 個人的に広告七不思議を作るとしたら、絶対に「ニンジャラのCM」は入ってくるんだよな。積極的にテレビCMをやっている、雑誌やTwitter、youtubeでも広告を見かけるのに、肝心のプレイヤーの話題を一つも聞かないタイトルとして自分の中で話題です。
 一応ハッシュタグで検索するとニンジャラのプレイ動画があるんだけど、それにしたって広告とコラボの頻度に対してプレイ報告を全然見ない印象があるのよ。荒野行動はまだキル集を見かけるんだけど、ニンジャラは最早中身もよく知らない。
 だけど売れてるから広告してるんだよなあ、と思うと自分の見識の浅さを恥じる他無い。ニンジャラはどこで売れてるのか問題も、結局2023年までサービスが続いてコラボまでやっている時点で大ヒット作品の域でしょう。ここまで来たら2030年まで「謎のゲームだけど大人気」状態で頑張って欲しい。

・デュエルマスターズ

 スリーブのプレゼントキャンペーンを告知する内容。何で20枚しかくれないんだろうね。GRデッキ用に使うのか、EDHあるいはデュエパーティのリーダー用に使うのか……
 せめて40枚は入れておいてくれた方が親切だと思うんだよな。今時は60枚デッキも組めるけど、60枚は別に集めてくれよって話になるのは分かる。20枚じゃデッキ半分までしか入れられないのよ。
 ちなみに春場ねぎは五等分の花嫁を書いた漫画家で、バラギアラのイラストレーターコラボもやった人なんだって。逆にバラギアラの方しか知らなかったです……

 アドレナリンパックという新パックの広告。この新イラストのロストReソウルも高いんだろうな~と思ってカーナベルで検索したら17万円だって。トレーディングカードゲームの高額カードは青天井だぜ!
 ギャザの方にあったコレクターブースターは印刷の質が違うって話で価値がアレな事になってたけど、こっちはそんな事ないのかな。

 デュエマの広告は出だし全部一緒にしたのは中々思い切ったなあと思います。インパクトはあるし、無理に別の広告を作るなら一個のインパクトある広告を擦る方が賢いと思う。
 しかしデュエマがイラスト違いの高額カードがたくさんあるゲームになったのは分かるけど、昔のイラスト違いとは変わったよね。自分はボルメテウス武者ドラゴンの青色バージョンが高いみたいな時代で止まってるので、こういう美少女化イラストが高いのは隔世の感があります。
 デュエマのイラストにおける美少女って薫風妖精コートニーが可愛い、永刻のクイーン・メイデンが美人みたいなのが始まりでしょう!! 目隠れ・人外属性を小学生に植え付けた罪深いカードゲームだったのにこんな普通に可愛いイラストを出してどうしたのよ!!

・ポケモンカード

 ポケカまで高級パックを出すんだ。もうどこでもコレクターブースターじゃんね。
 高額カードを目指してパックを大量購入してもらう事が、一番カードゲームが売れると気付いてしまった説がある。未だにポケカも人気らしいし、街中にも随分ポケカ専門店みたいなのが増えたもんね。一時期のタピオカ屋並みに増えてる気がするけど大丈夫ですか。

・Softbank

 意外と広告まとめnoteでは初登場な気がするSoftbank。
 白戸家シリーズとか今更追い始めてもしょうがないよね~、という所で取り上げていなかった気がするんだけど、今回は突然インド映画のダンス広告を出してきたのでさすがに要チェックです。
 思えばネット上でのインド映画ダンスってそこそこ人気ジャンルであり、これを広告に採用してこなかった理由が分からないレベルの映像だと思いますよ。
 19分で広告完了というキャッチコピーに倣い、この広告も19秒で終わるのはすげえセンスだと思います。光の広告トップランカーの実力を感じる~。

 こういう商品に全然関係の無い映像を垂れ流しておく広告は2021年のグラブルを思い出します。
 あのグラブルは映像の垂れ流しに加えて意図的な誤字までやっていたから見境が無かったが、さすがにsoftbank様はそこまではやりません。

・イソジン

 イソジンの広告も初めて見たな。
 しかしこの人は誰? Twitterのコメント曰く石田太郎という方らしいけど、どうなんでしょう。
 突然この画像が出て来るんだから広告としての圧はあるんだけど、あまりにも誰だか分からんのもそれはそれでどうにかして欲しい所ではあります。ツイートの文章の方で紹介するとかさ……

・SDS | 蛙屋

 水に浮いた油を雲散霧消させる油分解洗剤「クラスワン」の広告。
 まあ商品自体の効能はさておいて、何でか知らないけどこの広告はリプ欄でメチャクチャコメントが入っている。表面活性剤が0.2%しか含まれていないのにこの性能、というのがアピールポイントらしいが、そこを上手く告知しきれなかったようだ。
 しかしこれらのリプの一部には対応しているんだから偉いよ。途中から対応をやめてるんだけども、それにしたって途中まで対応してる時点で偉い。Twitterという誰でも落書き出来る場所に広告を出した際のデメリットを感じる内容だけど、それだけ話題になっているとも言えるから難しい所だ。

・REALITY

 REALITYは以前まで配信者を告知する広告が多かった印象があるんだけど、12月になって配信の仕方、REALITYの良さを紹介するような広告が増えた。
 何でアニメ系のイラストが魅力のVtuber系広告で現実の女性を登場させるのかと思っていたんだけど、最後まで広告を見ると納得。「メイクしなくてもパジャマのままでも配信出来ちゃう」という所を告知するのはセンスが良い。
 お手軽さを告知出来ているのはもちろん、配信をやってみたいけど顔に自信が無いという需要にもシレっと答えているのが賢いんすよね。その辺ってあまり言語化しないというか、Vtuberの中身って着ぐるみの中身みたいなタブー感があるでしょ。それに直接触れず、上手い事魅力を伝えようとしているのは高評価です。

 男性バージョンもあるけど、男性の場合は「機材なしで気軽に始められる」という所をアピールしているのが良いよね。
 やっぱ男の場合はVtuberを色々聞きかじっている分、メチャクチャ機材がいるんだろうな、という偏見がある。そこの不安を取り除いていく辺りが実に賢いんですよ。まあ男性の場合は自分で配信したいというよりも、好きなVtuberと喋りたい、リアクションしてもらいたいという欲求の方が強そうですけどね。
 総評して、12月の広告の中でも良い所に目をつけたなあと感心した広告でした。

・IRIAM

 こっちは2Dイラストの方のライバーになれるアプリ、IRIAM。都市伝説みたいな語り口で広告をしてるのはちょっとおもろい。
 それにしてもこういう配信系アプリってYoutubeという一番デカい配信場所と勝負しないといけないんだから超大変だと思うんですけど、どうなんでしょ。
 Youtubeは広告をあまり出さないのに、IRIAMを筆頭とした新しいアプリはTwitterで広告をたくさん見かける辺りで苦労を感じます。

・ニコニコ動画

 ニコニコ動画はファイナルファンタジー35周年を記念して動画投稿祭を実施していたらしい。2022年にワッカが流行ったからってよぉ~
 スクエニ的にはあの件は結局どうなんでしょうね。削除された辺りでアウト認定なのは間違いないんだけど、まあそれはそれとしてプロモーションには協力してくれねえかな、という算段だろうか。

・機動戦士ガンダム 水星の魔女

 12月頃のナウいオタクがみんな見ていた水星の魔女もしれっと広告していた。最終回の広告なんだけど、最終回前にAbemaで一挙放送の導線も作っているのでこの広告から追いつこうとする事も可能だったんですね。
 この広告をやっていた頃はもうちょっとオタクも明るい方向に盛り上がっていたような気がします。最終回直後の大荒れ感をTwitterで眺めているだけでも面白かった辺り、メガヒットタイトルはすげえよ……

・機動戦士ガンダムバトルオペレーション2

 空前のガンダムブームに合わせてしれっと広告を始めたのがバトオペです。ガンダムの派生形ゲームは世にたくさんあるので、こういうタイミングでしっかりアピールしたいなあと考えたんでしょう。
 確かアーセナルベースは水星の魔女勢を早速ゲームに登場させていたけども、他のガンダムゲーにはいつ登場させるのだろうか。背景設定、時代的に登場させられないゲーム以外は、2期のタイミングに合わせて一斉に水星の魔女系列の機体が登場するアプデが入りそう。
 とりあえず話題になっているタイミングを逃さず広告したナイス判断だと思います。

・楽天カード

 楽天カードマン、静かになっちゃった……
 Youtubeでは散々「楽天カードマーン!!」と大騒ぎしている楽天カードマンだが、Twitterでは思いのほか静か。Twitter広告なんて誰も音出して見ねえだろ! という読みの下、声をカットしているなら賢いね。
 とはいえ楽天カードマンは名乗りを上げてくれないと拍子抜けしちゃうよね。パートボイスで良いからお願い出来ないかなあ。自分から楽天カードマンの声を聞きたい物好きも世の中には(多分)いるんですよ!

・タップル

 ひろゆきを広告でオモチャにするのは中々にチャレンジャーじゃないですか。ネット上でも割とオモチャにされてるし、広告でオモチャにしたって誰も怒らねえよって事?
 こういう映像自体は別に他所でも見られるだろうけど、広告でこれをやっているのがミソ。この広告が許されるとなると、ひろゆきをオモチャにして集客する広告が増える可能性はあり得るんだよなあ。

 もうこの広告に至ってはひろゆきがタップルタップル言ってるだけじゃないの。
 8秒という短いスパンで延々リピートされるので中毒性もすごい。結構好きな広告です。

 以前に荒野行動がゆうとという広告の登場人物をオモチャにした音MAD的な広告を出していたけども、それとはやっているスケールが違う。知名度があってテレビ出演も多い人気者をこんなオモチャ扱いするのはちょっと驚きました。
 2023年の広告環境、ひろゆきはなかやまきんに君に対抗出来るのか。要注目です。

・RPG Developer Bakin & Smile Game Builder

 現代版のRPGツクールみたいなもんだろうか。RPGツクールというのもすっかり聞かなくなりましたね……
 今じゃイラスト、ストーリー原案まではAI使えば出来るだろうし、今時はボイスも合成音声で何とか出来たりするのかな。そう考えるとドンドン敷居が下がっているというか、案だけ自由帳に書いたけどそこから先の技術がありませんでした、という人には優しい時代になってきているのかもしれない。
 まあそれでも一つのゲームを完成させるだけで大変だし、それを売り物にしようと思ったらもっと大変でしょうけど……

・大蔵大臣

 皆さん大蔵大臣って知ってます? 大昔からあるパソコンの経理用ソフトなんですけど、この西郷隆盛みたいな巨人が街を練り歩いて「大蔵大臣!」って言うだけの広告です。
 昔から広告を見ている人はこういう広告に弱い。現代においても妙にツルっとした質感の大蔵大臣を見て笑えるんだから、幸せなもんだね。

 昔はさして疑問に思わなかったけど、大蔵大臣のCMってマジで面白くないか?
 突然街中にデカい西郷隆盛みたいな人が現れて、「大蔵大臣!!」って叫んで窓から会社の中を見たら全パソコンに大蔵大臣がインストールされてるんだよ。超巨大情報生命体か何かなのだろうか。

 昔の大蔵大臣を見たら、やっぱり西郷隆盛のサイズがオフィスに収まるサイズなんだよな。
 これが時代の進みと共にどんどん巨大化していった結果が現在の大蔵大臣だよ。インターネットが発展するごとに大蔵大臣が巨大化するとしたら、将来的に人類が月に進出した後の大蔵大臣はこの西郷隆盛が地球に手をかけるのだろうか。
 将来の大蔵大臣にも要注目。

・勘定奉行ERP

 大蔵大臣を紹介したのであれば、やっぱり勘定奉行のCMは外せねえよなあ。
 「勘定奉行に、お任せあれぃ!!」というキーワードだけでテレビ広告環境を生き抜いてきたカブキ者です。何をする商品かいまいち分からないのに、無駄に記憶に残ってしまう中毒性があります。
 スーツ姿のビジネスマンだらけの中に、こんなカブキマンが出て来るんだから無条件に笑っちまうよ。

 昔の勘定奉行の広告はもっと奉行要素が多いので、何が出来る商品なのかすら分からないのマジで面白い。
 多分2001年頃は市井にインターネットの知識が行き渡っていなかったからこういう広告になっていたんだろうけども、さすがにこの広告はカブキ過ぎだろ。
 マジで最高の広告。映像と商品の関係の無さという意味では現代のアプリゲーム広告の比じゃないよ。

 ちなみに勘定奉行が実際に登場する舞台もかつてあったようです。これは広告マニア向けのトリビアですね。
 自分もこれ調べてから知ったんだけども、勘定奉行をやっていた歌舞伎役者は中村京蔵という人だったらしい。十数年ぶりの真相に一同驚愕……

・Hulu japan

 年末と言えばガキ使だったのに、テレビで見られなくなってしまったせいでガキ使難民狙いの広告が流れ始めてしまった。結局後期のガキ使はTwitterで実況する所まで面白かったところがあるとは思うが、それにしたってこのシリーズが無くなったのは中々衝撃的でした。
 何なら年末特有のRIZINもAbemaに行ってしまったし、少し前の年末番組らしい年末番組って紅白歌合戦くらいしか無いんじゃないか。そもそも現代人はテレビなんか見ねえよ、と言われたらそれまでだけども。

・M-1グランプリ

 M-1グランプリの広告。こうして取り上げた時点では別に何て事無い番組の広告なんだけども、驚くべきはこの広告が出ていたタイミング。M-1放送終了直後には世界最速大反省会のプロモーションツイートがリリースされ、Twitterで実況していたユーザーの導線になっていたのが特徴的でした。
 こういうのは一瞬の旬を摑むのが大事なので、ツイートだけでは計り知れない価値を持っていた広告です。
 ところでまだこの時にはGYAOで生配信をしていたんですね。3月31日にサービス終了をする予告が入ったのが1月なので、その前にヒットした最後の広告になるでしょう。そういう意味でも、ある種記録に残すべき広告だと言えます。

・Tiktok

 TiktokもAI画像ブームに乗って来た。大企業にしては流行りに乗っかるレスポンスが早い!
 オタクらはもうAI画像に対して食傷気味でしょうが、パンピーからすると面白いオモチャが増えたと喜べる話題じゃないですか。それをTwitterで告知しているのはよく分からないですけど。
 このカルーセル広告では3枚目の画像で「いきなり少女漫画の主人公になっちゃた?!」と誤字も入れてツッコミ待ちも完璧です。この辺の貪欲さも素晴らしい。

・マイナビ IT AGENT

 これまたAIイラストを活用した……と思われる広告です。こういうアーティスティックな画の方がAIは上手いよね。
 AIには無理くり美少女の絵をやらせるよりも、こういう雰囲気は良い絵とか、背景だけやらせるとか、そういう使い道をAIイラストの登場当初から提案されていた。それが早速結実しているんだから、時代の流れってのは早すぎって感じです。

・ReplikaAI

 AIを用いたイラストを作れるチャットボットらしいです。しかし「夜のお供に」って、AIの作ったイラストで夜を楽しんでくれって話?
 Replika レベル100に関してはホットな写真に加えてビデオ通話、ロールプレイまで出来るのはちょっとすごくないか。本当に出来るなら中々のアプリだけど、そんな上手くいくもんですか。普通にダウンロードするのもコワいし、AIイラストが気になるなら普通に自分で環境を用意した方が良さそう。

・恋庭

 「ゲームしてたら恋人が出来た」というキャッチコピーの恋庭は以前取り上げたような、取り上げていないような……という印象の薄い広告というか、あるいは普通に実写男性、実写女性が登場する広告をやっていた記憶があるんだけども、今回は中々アクの強い広告をリリースしてきました。
 3Dキャラがダンスしている後ろで妙にオシャレなラップが流れているのでこれもラップ広告の亜種なのかもしれないが、別にラップ要素が無くてもアバターの奇妙なダンスだけで目を引く内容になっているのは良い。わざわざ音を出して広告を見る人は少ないですからね。
 音を出しても普通にカッコいいから見た目以上に満足感は高い広告。

・ピックアップ

・性的広告事件

 今じゃあ旬の過ぎた広告の話題であるが、その少し前にはこんなボヤ騒ぎもありました。何故「性的搾取」だの「ジェンダー」だのというインテリぶった言葉に包んでしまうのか。

 大体今のYoutube広告なんかもっと性的搾取と取られるような描写があるんだから、そっちを突いた方が良いんじゃないの。
 電車の広告が嫌いな人は少なくてもYoutube広告が嫌いな人、不快に感じる人は山ほどいるんだし、「Youtubeの広告を健全化します!」って言えば案外賛同者が得られそうなのにね。自分としてはこういう広告が減ると寂しくなるが、こんな広告を見て喜んでいる人間は少ないんだし、無くなって当たり前の代物ですよ。
 だのにYoutubeの露骨なエロ広告は叩かないで各方面に配慮されているであろう駅中の広告を叩く辺りで、ちゃんと広告を見てねえんだなあという感があります。

・名越スタジオ

 9月頃にリリースされていた広告。出てきたのは今頃なんだけども、ちょっと気になったので確認しておきましょう。
 2020年にあったぷよぷよの件の翌年、氏は名越スタジオを設立してゲーム開発を行おうとしているようです。会社概要を見る感じではNeteaseの100%出資なので、将来的にはNeteaseから名越スタジオ作品が登場する可能性があるのかな。
 ネットのオタクが3年前の失言をどこまでほじくり返すかは完全に気分次第だと思うんだけど、結局はどんな作品を出すかでしょう。今のところコンテンツ欄にはラジオ番組のゲスト予告とインタビュー記事しか無いけど、今後に期待という事で続報を待ちましょう。

・MUSIC DIVER

 TAITOの新作音ゲー、MUSIC DIVERの広告です。このご時世にアーケード音ゲーを新たにリリースするのすごいね。
 実はこれプレイしてきたんだけども、やった感じはそこそこ面白いです。ただ、そこそこ面白いレベルだと既存アケゲーから人を取るのは難しいというか、そもそもアーケードゲームの問題はゲーセンに来る人を増やさないと話が始まらない所と言いますか……
 KONAMIもメスガキ鬼ごっこ、チェイスチェイスジョーカーズを出していたけど、ゲーセンのゲーム内でプレイヤーを取り合っていてもしょうがないんだよ! 自分はゲーセンの住人だからチェイスチェイスジョーカーズをちょっとだけやってるけどさあ……

・ストリートファイター6

 ストⅤで暴れていたせいですっかり食傷気味な扱いになってしまったスト6のメインキャラ、ルークがお出迎えするスト6の広告です。
 とりあえず新しいスト6はモダン操作、ミニゲーム、キャラメイクなど新しい要素を色々と入れて、新規層を獲得したいという欲求が伝わってきます。とりあえず自分はやりたいです。マノンとか面白そうじゃん。

・ウィッチャー3

 ウィッチャーってオタクがかつて絶賛してたゲームの印象があるんだけど、アップデートに合わせて改めて告知したみたいです。
 AFKアリーナにコラボキャラでウィッチャー3の主人公とヒロインらしき人が出て来たのは知ってます。良いパソコン買ったらやるかもしれない。

・アークナイツ

 年末年始、久々に見かけたアークナイツの広告なのに重い内容だ……
 アークナイツはブルーアーカイブやガーディアンテイルズの広告で出てきづらい暗い部分を思い切り出しているようなイメージ。多分そういうのが求められていそうだし、需要と供給の一致で良いんじゃないですか。

 凝ったアニメ広告もあります。
 自社でこういうアニメを作れるYosterはすげえよ……

・ブルーアーカイブ

 Yosterは日本の正月にあわせて各ゲームの広告をリリースしているのが用意周到で良いですね。Yosterの広告の中で、特にお正月らしさを押し出しているのはブルアカです。
 正月の時期くらいちゃんと正月の広告をやるってのは、まあ真っ当な判断でしょう。正月に正月の話をするのか、はたまたあえて正月を外すのか。そこに注目して見ていると、またちょっと違った見え方をするので面白いですね。

 なんて真面目な広告。
 このアニメーションがちゃんとゲーム中に出てくるのも良いよね。それが普通なんだけど、それが普通じゃないのが広告界隈なので……

 年末年始にこのキャラを告知している理由はよく分からないが、ちゃんと皆しっかり告知しているのはエライよ。
 クセの強いキャラを告知しないゲームが多いからこそ、ちゃんと皆紹介しようという意思を感じるのは良い。右も左も売れ筋正統派アイドルみたいな広告ばっかりだが、こういうキャラを告知しているからこそブルアカの深いファンがついてきてくれるんじゃないかと傍目には見えます。
 運営だけは全キャラ大事にしてやって欲しいよな……

・雀魂

 雀魂も普段広告をみかけないのに、年末となったら話は別らしい。
 麻雀のゲームで何を告知するのかと思ったら、キャラの着せ替えの広告である。いきなりこれだけ見せられても結構反応に困るが、やってる人は喜ぶんじゃなかろうか。

・アズールレーン

 アズールレーンの広告なんてのも百億年ぶりに見たわ。
 艦これがもっとネットで流行ってた数年前はアズレンの広告を見るや否や「艦これのパクリゲー! クソ広告氏ね!」みたいな扱いを受けていた気がするのに、今となっては艦これもアズレンも見なくなってしまいました。何ならかつてアズレンを艦これパクリのクソ広告としていたオタクも、現在ではブルアカやアークナイツを喜んでやってる可能性まである。
 少し前までは蒼藍の誓い-ブルーオース-なんて艦これAC風ゲームもパクリだと騒がれたのに、今じゃ誰も覚えてないせいで実質無罪みたいになってるしな。人間、そこまで執念深くアンチを続けられる方が珍しいって話です。

・ガーディアンテイルズ

 Yosterはガーディアンテイルズもちゃんと広告している辺りエライし、何ならおじいちゃんキャラかと思ったら女体化させてくるんだから業の深さがすごい。
 女の子なら売れるやろ! という思想は分かるんだけど、その女すら一癖つけてくる辺りにこだわりを感じちまうね。こういう尖ったキャラが出て来るのは日本産より大陸産になってきた印象があります。
 やっぱ売れ筋のキャラを出し続けるのが金儲けには重要だからさぁ。その辺日本はクレバーに売れそうなキャラを出し続けるエコノミック・アニマルな感じがして参りました。

・パニシング:グレイレイヴン

 来たる年末年始に向けて広告を開始していたのはパニグレ……だが、旧正月って日本で言うと2月頃の話じゃないですっけ。
 そんな細かい話を抜きにするならば、年末年始向けに広告を始めておくのは賢明な話なんですけども。映像はいつものハイ・クオリティです。

 新衣装広告もたまに真面目に見るとカッコいいもんです。
 デカい鎌を振り回す女性は最高。

 カッコいいPVもあるので、これも要チェックです。
 映像がまーじでカッコいいんだよね。

・Echocalypse -緋紅の神約-

 エコカリプスはキャラソンをメインにした広告をリリース。歌モノ広告はもっと流行って良いと思うんだよな。
 やっぱりテーマソングが一つあると人間の頭に残るし、CMで何度でも擦れるでしょ。見た目よりコスパ良いと思うんですけど、どうでしょう。
 今回はアイドルソング風だけども、美少女ゲームであれば全部こういう歌で良さそう。シリアスな歌で成功させられたのはeyougameの暁の夢くらいでしょ。

 フルバージョンはこちらをご覧ください。
 映像も中々凝っていて好き。ちゃんとスタッフロールまであるぞ。

 エコカリプスプレイヤーが一番欲しい特典は100万ダイヤを無料、シリアルコード特典は100連ガチャ、ゲーム内では超高排出率、VIP割引、無料ランクアップが欲しいという欲張りな広告。
 こういうスタイルの広告もどこかのパクリだという事は覚えているんだけども、どこが始めたかは忘れてしまった。確か4399系のゲームだった記憶があるんですけども……

 無料で嫁が手に入りましたって、安い嫁だぁ……
 38秒の広告のうち16秒程度をV.V.の紹介に使っている。ガチャの訴求とキャラの訴求をうまい事組み合わせた広告です。

 序盤でシリアルコードを入力してくれ、という広告。
 シリアルコードだけで50連ガチャと言われると結構な配布量だと思うが、広告だと200連ガチャ以上がたくさん出て来るせいでちょっと目立たなくなりますね……

 冬の水着広告ってのも一周して定番みたいになってきたな。
 逆に春の水着広告、秋の水着広告は見かけない気がする。やっぱり時期が半端なんだろうな……

 既存の可愛いモデルを採用した広告。
 パンチは薄いが真っ当な内容。そもそもパンチなんかいらないと言えばそれまでだが……

・無期冥途

 冬の水着チャレンジに参加したのはエコカリプスだけではない。無期冥途も冬の水着広告に挑んでおります。
 それにしても最近の海外の広告は映像がオシャレだよね。もちろんしょうもない映像をお出しされるパターンもままあるけど、コンセプトを持った凝った広告は好きです。

 メンタルをやられたチェルシー伯爵に優しくしたら服従度が上がる広告。見た目の割にチョロいな……
 メッセージも「傲慢すぎるからだよ」って別にフォローになってないもんね。女性とのメッセージのやりとりは「大変だったね」と「頑張ってね」だけで良いみたいな話をよく聞くけど、それじゃチェルシー伯爵はダメなんでしょうか。
 多分ダメだから「傲慢すぎるからだよ」って言ってるんだろうけど。

・ベイラーレジェンド

 「もうちょっと頑張ってくれないか?」と広告側から煽っていく。
 パターンとしては一緒で、妙に早送りなのが特徴。何でこんなに早くしてしまったのかはよく分かりません。

・X-ヒーロー:犬を助けろ!

 一見するとベイラーレジェンドと一緒なので、また犬のゲームかよ! とキレていた人もいるのでは。このパクリのレスポンスの早さが大事です。
 こっちは娘に「パパすごい!」と尊敬されて嬉しい、というフレーバーテキストもついてくる。娘が犬を助けるゲームやってたらお父さん泣いちゃうでしょ……
 地味にマップの穴の形もエロい。これ娘がやっててええんか?

 この世界では学校でXヒーローが流行っているらしい。
 小学生がスプラトゥーンやマイクラ、スマブラをやらないで「X-ヒーロー最高だよなー!」「ニンテンドーなんてだっせーよなー!」って言ってたらさすがに泣いちゃうよ。

 妙に丁寧な説明広告。問題は丘の広告の使い回し。
 この辺の妙な丁寧さはどこから来ているんだ……

 「この広告はめちゃくちゃしつこくてどこ見ても見かけてる」って、それX-ヒーローじゃなくてベイラーレジェンドの方ですよね?
 広告の内容をパクった挙句、パクリ先のゲームに対して「この広告をもう二度と流さないでほしい」などと放言出来る図太さはすごいよ。パクった上でパクリ元を潰そうとしてるじゃん。
 鮮やかなコピーからのコピー元への擦り付けは中々見られるもんじゃありません。さすがに笑ってしまった。

 思えばこの問題と解答例もベイラーレジェンドで見覚えがあるじゃん。
 極めてベイラーレジェンドと近似した広告をリリースする事によって横から客をかっぱらおうという魂胆はほぼ確定的にあると言える。まあ闇の広告はどんなズルをしようが集客出来た方が勝ちだからよ……

 この犬、なんだか顔がキモくないか?
 内容は全く変化が無いけど……

 無駄に3Dモデルを採用した広告もある。
 別にこのゲームなら3Dモデルである必要性は無い、という気はしてしまいますよ。

 律義な事に、2Dモデル版の同名広告もあります。
 わざわざ同じ広告を2D版、3D版で出すってのは往年のニンテンドー3DSの無理くり3D対応させたゲームの雰囲気を感じて面白いですね。

 完璧に犬を覆うような形を描いて正解し続ける広告。
 そりゃ完璧に囲っちゃえば正解出来るでしょうよ。むしろそんな王道の正解パターンをここで紹介しちゃって良いのか、という気もします。

 というか今更思ったけど、12月に関しては元祖のベイラーレジェンドよりXヒーローの方がよっぽど犬を助けるゲームの広告をやってるよね。
 ベイラーレジェンドが始めた犬救出広告のブームに後から乗っかって、そのネームバリューを活用する形で話題性を分けてもらっちゃおうという戦略なのだろうか。
 それを狙って即席で大量の犬を助ける広告をリリースしたなら、マジで狡猾な奴です。実際作ろうと思えばサクッと出来そうだもんね。

 穴の形もちょっとエロい感じにしているのは、サブリミナルでも狙っているのかな。
 その辺の形状の工夫もしているのは良いですね。

 コピー忍者のはたけカカシだと!?
 この広告はマジでセンスあるでしょ。はたけカカシのパクリであり、ベイラーレジェンドのパクリでもある。「まさに1000の術をコピーしたオレには勝てないよ」って話。さっさとBANされてほしいです。

 こちらはナルトのペインを描く広告。犬まで倒しちゃうのは良いのか……
 カカシの広告に比べるとあまりにも普通な感じがする。二重のパクリ広告として面白かったはたけカカシが異常だった説がある。
 それにしても呪術やチェンソーマンもある現代にわざわざNARUTOの絵を描いてくれるのはおじに優しいよ。最新の流行りに乗っかってない人でも安心!

 まるでユニセフの広告みたいだぁ……
 妙に沈鬱なテーマと合わせて、募金でも要求しそうな広告になっている。
 でも一番笑えるのは「あなたの指は世界を救います」とか言いながら、唐突にスライドインしてくる地球&指でしょ。高いギャグセンスを感じます。

・トップウォー

 色塗りをして領土を広げる偽ゲーム広告。
 ローラーだの水鉄砲だの広範囲を一気に塗れる巨大武器だの、どこかで売れた事があるようなアイデアが盛りだくさん。なんでこんな面白そうなゲームをミニゲームとして実装しないんやろなあ……

 スナイパーとなって戦況を動かしていく広告。楽しそうな映像なんだけども、狙撃成功するたびにいちいちガッツポーズするのは鬱陶しい仕様だと思った。
 狙撃手というのもすっかりFPSの一要素になったので、狙撃にフォーカスしたゲームも少なくなりましたね。昔はサイレントスコープみたいなスナイパーだけ出来るガンシューがあって、結構面白かったんですけども。
 最近は対人戦が主流なのは分かるけど、たまにはシンプルに物語の一員として気持ちよく銃撃つだけのゲームしたいなあと思ったりします。それじゃあ儲からないって事情があるんでしょうけども……

 トップウォー特有の島合体広告にスナイパーを合わせた新スタイルの広告。
 既存広告の組み合わせで無限に広告作れるね~

 盗んだ積み荷で基地作る広告。
 新ジャンルの広告をガンガン作ってくれるの、見ている方は面白くて良いですね。実際には出来ないんですけど。
 最後の最後で船に乗ったまま陸地に突貫する流れは圧巻。マンネリしない映像作りはマジで上手いと思うんだよな……

 ブロックを積み上げて戦う広告。これはこれで面白そうだし、こっちをゲームにして出せば良いのでは? トップウォーはそんなのばっかりだ。

 よくある偽ゲームの広告。
 こういう定番所もしっかり抑えてる辺り職人ですと。次はハチから軍人を助けるゲームやろう。

・モリノファンタジー

 モリノファンタジーは9月にリリースして早々、12月に新職業「魔竜騎士」を紹介する広告を打って来た。
 普段のこういうMMOでは一年くらい経ってから新職業を出しているイメージがあったんだけども、今回は3ヶ月後とスパンを短くしてきたのはどういう意図なんでしょう。放置MMOを3ヶ月くらいで皆辞めちゃうから、引退防止の為に新職業をリリースしてみたのだろうか?

 Twitter上では島崎信長のインタビュー広告と、意図の分かりづらい画像広告しか出していない辺りで相当慎重に広告を出している気がする。
 普段なら「『戦力1万? お前はパーティに入れられないな!』と言われパーティを追放された主人公が魔竜騎士になって戦力2000万で全サーバー1位、パーティに戻ってくれと言われてももう遅い! 君も魔竜騎士でモリノファンタジーを始めよう!」くらい言って来そうな物を、12月はそういう広告を流している気配が無いもんね。
 でも後述する広告や、1月の広告では結局そういう広告に帰って来てしまった。4399は社名を変えても隠し切れない悪名が根深い。

 ただこのテーマソングを見るに、まだモリノファンタジーの牙は抜かれていない。魔龍騎士のテーマソング、『転生したらタマゴだった件!』です。
 もう楽曲名が転スラのパクリなんだけども、そのタイトルに反してクセの強いテーマソングに仕上がっている。最初はなんて間抜けな音楽なのかと思ったものだが、しばらくリピートしているうちに強烈に頭に残って来る中毒性抜群の楽曲だ。
 最初に聞いた時はやる気があるのか! と怒っていたが、気が付くと20回、30回とリピートしてしまう名曲。これはかなりすき。

 茶番広告をやる代わりにこの画像広告をやるのがベストだと考えたのであればちょっと残念だな~と思ってしまう。
 確かに茶番広告はハイリスクローリターンになりつつあるけども、こういう当たり障りのない画像広告はローリスクノーリターンじゃないの。これ見てゲームしてえとは思わないし、茶番広告ほど印象にも残らないでしょ。
 だからローリスクローリターンなサイレント茶番広告をベースに、ローリスクハイリターンを取れそうやり方を模索し続けているグランドマフィアはエライって話になる。

 そんな事を思っていたらスーパーカジュアルゲーム風広告をリリースしてきた。とうとう馬脚をあらわしおったな!
 映像自体も何とも安い出来上がり。最後の「アイヤー」というボイスからも、どこか諦めが伝わってきます。
 お前は社名を変えようが、結局魔剣伝説の血が流れているのだ……

 こういう広告もありがちだけども、キャラの大きさに反して14キャラも動かしたのは中々気合いの入った増殖ぶりです。
 とはいえその後は結局-8の方向に進んで失敗している。ゲームとしては失敗だけども、処理落ちを考えたら正解かもしれないね。勝負に負けて試合に勝った形。

 画像広告なんだけど、でっかく「すみません」って書いてあるのはシンプルに面白いな。今度謝らなくちゃいけない事が起きたらこの画像を送って謝罪に代えるか。
 画像自体も各コンテンツでかかる金額を掲示しているので、見るからにお得感を出す事に成功している。合計52万円分無料でプレゼントすると言っているんだから、777連ガチャとSSRキャラ4名をあげると言っていたステサバよりも太っ腹に見えますね。
 こう比較してみるとと具体的な金額を出すのは有効だ。むやみやたらにガチャ数を盛るだけが広告では無いという真実を4399は知っているのだ。

 モリノファンタジーが以前からやっている武器のステータス風広告も、キャライラストを添えてかなり訴求力が上がった印象がある。
 文字がちょいちょい違和感あるのも、細かく広告を見る勢に対して隙が無い。「ペットの分類:伝説の神装」だの「攻撃の特性:強い圧力」だの、そういう些細なツッコミどころをたくさん用意しているのが良いんだよね。

 全体的に12月のモリノファンタジーの広告は画像広告に力が入っているように思う。
 画像広告は「地味」「動画広告よりも流し見出来る分スルーしがち」「カルーセル広告の方が多数の画像を使える」と現状苦しい立ち位置にいるように見えるが、目立つ画像広告を作れるのであればローコストで作れる広告として活躍してくれるんじゃないですか。
 しかしこれ、日本のどこかの広告枠の上からハメ込み合成で画像を入れてるんでしょ。これってアリなんですかね。著作権を破っている訳ではないんだけど、おそらく広告枠を買っていないのに上から画像を張り付けて広告にしているって、かなり利益を損なうんじゃないの。
 でも何が悪いのか指摘しづらい辺り、かなりグレーゾーンを攻めてて4399らしさを感じます。法律専門家ー! 助けてー!

・マフィアコネクト

 マフィアコネクトはこういう実装されていそうなラインのゲーム広告を流しているのがタチ悪いよな。こういうテンプルラン風のゲームとか頑張れば実装出来そうじゃん。
 これでダウンロードする気にはならないけど、Youtuberに検証動画を出してもらって広告を二次的に拡散したいという魂胆なのかなあ。
 ツッコミ待ちの広告にしても、ウソか真実か極めて判別しづらいので言及に困る。

 仲間を救うべく地下へ駆け込む広告。最後にはより性能の良いキャラとこれまでの仲間どちらを選ぶか、という選択要素も含めて王道のマフィア広告を発展させたような内容になっている。
 この辺の工夫は良いですね。

・無限レーン

 いや~もう2022年12月は真面目な広告だけかあ、昔みたいにヤンチャな広告はもういないかあ、と思いながら2022年広告まとめを書いていた時、唯一「これは12月スタートだけど広告ランキングのランクAくらいに入っちゃうんじゃねえか?」と思わせるポテンシャルを見せてくれたのが無限レーンです。結局全貌が分からなかったので、一旦見送りましたけども。
 内容としてはいきなり「アホウか!」から始まり、「雪を吹く」という謎の戦艦を告知して、「すごいゲームですよ」で終わる。全体的にここまで異常な日本語を並べ立てる広告自体がかなり珍しくなっている昨今、ここまで怪レい日本語を並べ立てた王道の中華広告を出して来る奴がいるとは思いませんでした。

 公式アカウントもいきなり香ばしくて、ベイラーレジェンドのミニゲームをパクっているのをリリース前に宣言しているのは狂気の沙汰だよ。もっと本編の告知すべき所とか、あるいは登場する美少女を紹介しようとか、ありがち広告戦略を取ろうとは思わないのかよ。
 もうこんな公式ツイートがある時点で、2023年1月以降は犬を助ける広告をやる気満々だもんね。しっかりと1月は犬を助ける広告をリリース済みなので、予告は大成功だ。

 カルーセル広告だが最近流行りのテンポが良い広告では無く、ガッツリ20秒~30秒見せる広告を5本連続で見せる辺りが分厚い。五段絶品チーズバーガーって感じ。
 三本目以降の動画が特に分かりやすく面白い広告なので、時間が無い場合は三本目から見る事をオススメします。

 「見た目が静かな海には危険な鼓動が隠されています」……って、もう掴みから面白い。一体どんな英文を直訳したんだ?
 ナレーターも懐かしの魔剣伝説のナレーションをやっている方なのでとても良い。ニッポンマラソンというゲームでナレーションをやってる事も最近知りましたが、このナレーターは一体誰なんでしょうか。有識者!

 日本語がマジでぐちゃぐちゃ過ぎる。最初から最後まで雑訳ナレーションで突っ走るスタイルの広告がマジで好きなんだよな。
 「あと他の戦艦も、大したものです!」がこの広告のナレーションでは一番好き。広告したいであろうクイーンエリザベス級空母ですらエリザベス女王級空母とぐちゃぐちゃだし、もうめちゃくちゃだよ。

 艦隊擬人化モノかと思いきや、時雨の隣にいる女性はウェンディさんらしい。何故時雨の隣の人間だけウェンディさんだと告知しているんだ……?
 そして吹雪は相変わらず「雪を吹く」。雪を吹くを見るだけで無条件に笑えちゃうのズルだよ。

 戦艦は全く関係なく、シンプルにキャラだけ告知する広告。
 「モザイクなし」とあるが、このイラストなら別にモザイクなくても良いだろ……
 ここまでで勘の良い人なら気付いたかもしれないが、無限レーンは「無限レーン公式」と「無限レーン - 正式」の二つのアカウントがあり、それぞれで広告をしていた。わざわざ分けた理由は今のところよく分かりません。片方ブロックされてももう片方で告知出来るくらいしかメリットが思い当たらない。

・ミシックヒーローズ

 美女と有名声優が無限に登場する広告。ゲーム内容は分からないけど、多分放置ゲームじゃないかなあ。
 悠木碧、花澤香菜、沢城みゆき、川澄綾子、上坂すみれ、その他有名声優……これだけのビッグネームを集めるのにどれだけ金がかかるのか。

 7日のログインボーナスでもらえるらしいキャラを紹介しているっぽい広告。しているっぽいだけなので、実際にはもらえないかもしれません。
 それにしても、最後の映像でセンターにいる鎧武者のおじさんは何者なんでしょうね。ここまで女性を推しておいて突然美女の中におっさんを放り込むのは中々の蛮行ですよ。百合の間に男を挟むより難しい。

・EVONY

 EVONY特有の雪かぶりパズルは冬の広告の風物詩になりつつあります。
 パズルとしては下の犬のピン→溶岩→水→人でクリアかな。

・ザ・アンツ

 ザ・アンツはまさかのゴジラとコラボ。確かに人間の登場する作品よりはコラボしやすそうだけども、アリとゴジラじゃいくらなんでもサイズ比が違い過ぎるだろ。昔あったゴジハムちゃんじゃないんだからさ。
 ゴジラの代名詞とも言える咆哮まで盛り込んだ中々に凝った広告なんだけども、案の定というかアリ要素は最初しかない。アリが突然巨大化してゴジラと戦いだしたら面白かったけども、それはもう地球防衛軍になってしまうからなあ。

 ゴジラコラボの広告はもう一つある。
 キングギドラ、ゴジラに並び立つのがアリってのも中々痛快な絵面で楽しい広告だ。
 最初のアリとゴジラの目玉の対比も良いですね。

 アリの巣を育てる広告。残飯として鶏肉をあげたら腐ってしまい、それをどうにかするために水を流すってもうメチャクチャじゃん。
 そもそもアリって巣に腐った肉を投げるくらいで滅びるとは思わないし、巣に水を流し込む行為だって小学生が考える様なアリ虐待ムーブ。割とあいつらは巣に水流されたくらいじゃ平気だったりするでしょ。
 よく考えると、飼育するという形でアリの生活に人間が介入するパターンは初かもしれない。

 アリ同士の戦争を描いた映像。
 対戦相手のアリの方がオーソドックスな女王アリなの色々納得いかないな。どうせなら主人公側が普通にデカいアリにした方が分かりやすい気がするんですけども。
 あと最近のアンツはアリと何かを合成した何かが登場しがちである。普通のアリは掘り下げ尽くしちまったぜ、という意気込みですか。

 アリは巣の中でキノコを栽培して食料を供給するのか? アリは腹に貯水してキノコに水やりをする共生型の生物なのか? アリが巣をつくるにしてもそんなデカい部屋を作るような巣になるのか? 
 一見あり得そうなようで現状発見されていないアリの生活を描くのがお上手です。とはいえアマゾンの奥地にはこういうアリがいる可能性もあるし、これを嘘広告と認定したら生物学者が本当にこういう生活をするアリを見つけてしまう可能性があるので迂闊に偽広告認定出来ません。
 そこまで考えてアリを題材にした偽広告をやってるなら大したもんですよ。広告本編を見ると、テイストとしてはラストフォートの基地作成に近いね。その辺リスペクトして作ってそう。

 キノコを育成して家を建設するアリの広告。えっ、アリって家建設するん……? シロアリが家を食うのは分かるけど、家を建造し始めたらもうシロアリとクロアリで永久機関の完成じゃん……
 地上に巣を張るアリ自体はいたと思うけども、こんなメルヘンなアリは9割方創作だよ。アマゾンの奥地にいたらスミマセン。

 クモに捕まった女王アリを助けに行く広告。そりゃ女王アリは通常のアリよりデカいだろうけども、それにしたってこのアリはデカすぎないか?
 いつもの通りアンツは隣にある骨とアリの縮尺がメチャクチャなので、人間なんて勝負にならないようなデカさのアリとクモが戦っている話である可能性も大。アンツは古生代の話だった……?

 アンツ世界のトンチキなアリたちの生活を描いた映像。こうして見せられると「案外こういう世界があるかもな……」と思わせてくれる内容です。
 ここまで積み上げて来たアリの世界観を組み合わせた楽しい広告。長期的に広告をやっているとこういう集大成を見られるのが楽しい。

 街中で調理済みのハンバーガーをパクってくるアリ、普通に恐いな。企業秘密とかも平気で盗みそうじゃん。
 それよりヤバいのは最後に出て来るネズミよ。色合い違うけど見た目がまんまレミーのおいしいレストランじゃないか?
 色が違うから大丈夫って理屈なのかもしれないけど、PIXARをパクる根性は大したもんですよ。

 トカゲに襲われている女王アリを助けにいく広告。トカゲは普通に女王アリを一口で食って終わりでしょ。
 最近のアンツはザリガニの細胞を取り入れたザリガニアリが登場するパターンが非常に多いように思う。そんなにザリガニの要素を持ったアリって魅力的か?

 キャビアらしき物を巣に持ち帰って発展させる広告。チョウザメの卵が何故陸地に? 人間が落としたのか?
 画面上部にいるワラジムシも妙にデカくて気持ち悪さが強まるが、アリのサイズを考えると結構リアルな領域に見える。というかアンツは毎回縮尺がガバガバだからどれがリアルでどれがリアルじゃないか全然分からないぞ!

・荒野行動

 ウマ男のサバイバルFPSあるある広告、無限に擦れるネタだと分かってしまった。
 賑やかし程度に流せる広告のネタがあるのは荒野行動の強い所だと思う。広告のネタどうしようかなあ、コラボ以外もふわっと広告したいなあ、という要望にサクッと対応可能なおかげで、かれこれ4年間も広告をし続けられている気がするよ。
 というか、「俺を倒したい? じゃあ荒野行動やろうよ」っていう名台詞も4年前なんですか。俺が広告沼に突き落とされたのも、もう4年前とは……

 マフィアを選ぶか、警察を選ぶかという広告。
 言うてどっち選んでもそんなに変わらないように見えるが……

 このちょっとカクカクした感じの茶番がたまらねえよな。
 最後に屈んだ時に何度か屈伸し始めるんじゃないかとビクビクしちゃったよ。広告で煽り始めたらおしまいだぜ。

 荒野行動のLINE風広告。
 添付動画を積極的に活用するLINE風広告ってちょっと珍しい気がする。

 荒野行動やりたいからってスマホを落としておくのはさすがに危ないと思うんですけど。
 拾った人も「あぁ~荒野行動か」で納得できるのすごいよ。警察が荒野行動をする仲間を探す為にスマホを落としておくって前代未聞だし、その前代未聞を納得出来ちゃうこの人もすごい。

 荒野行動の1月のコラボはチェンソーマンでした。人気作品とコラボするフットワークが軽すぎる!
 実際出版社としても、わざわざ個別タイトルでゲームをリリースするよりも元から人気があるゲームとのコラボで名前を貸した方が確実に元が取れると考え始めたのかな。昔ほどすぐにアニメ、漫画原作でゲームが出なくなった印象があるんだけど、実際リスクを取って個別にゲームを作るより、も元々人気のゲームに名前を貸した方がサクッと話が進みそうだしね。
 個別にゲームを出してすぐサ終しました、となったら損害がヤバそうだし、賢いやり方に思える。今じゃ皆目が肥えてるから、半端なゲームだと酷評されておしまいなのもわざわざ新作を出したくない風潮に拍車をかけてそうです。

 12月にはにじさんじコラボもやっていた辺り、荒野行動は覇権コンテンツなのかもしれない。話題のサロメに葛葉などの定番人物も含めてバランスも良い。
 しかもボイス付きという事で、気合いの入り方が違いますよ。ちゃんとオタクに売る気がある。

・ザ・グランドマフィア

 グランドマフィアはなぜか釣り広告をスタート。サッと調べてみても釣りのミニゲームが実装されたみたいな話を見かけないので、これはダブルミーニングの釣りみたいです。
 カリブ海や北極など、色々な所や時間で釣りをするミニゲームとしては楽しそうなんですけどね。楽しそうなんですけどね……

 突然Hero warsのパクリもやる。
 今月はマフィアシティに本業を頑張ってもらって、グランドマフィア側は実験に徹しようというコンセプトかな。
 だからと言って今更Hero warをやらんでも、とも思ってしまうが……

 なろう系グランドマフィア。殺し屋に襲われてピンチというタイミングで、女子高生の女チンピラが助けてくれて、「ボス。ターゲットは始末したよ」と言ってくれる。ラノベの導入みたいだぁ……
 こういうのが人気出るかな、という事でちょっと試したかったのかもしれません。

 たまたまダイヤを拾ったチンピラが大逆転、という広告。10連ガチャよりはリアリティがあるが、天より降って来たダイヤを拾うってのも中々無いよ。
 そもそも隠し10連ガチャなんか現代社会に無いので、隠し10連ガチャに比べたら何でもリアリティがあるよね。

 美女にスーパーカーをせがまれているうちに富豪に奪われちゃった、ってのも定番だし、娘を助けたら上手くいくのもいつもの奴。
 定番も定番、A定食って感じの広告です。

・マフィアシティ

 出だしからめちゃくちゃ食い物を粗末にするじゃん。日本人はこういう演出嫌いだと思いますよ。
 それでその後に専属秘書を仲間にして、ビルを建てるくだりは完全におねがい社長。秘書をカスタマイズするのはマフィアシティの始めた事だが……

 マフィアシティの一番大きな動きとしては、自分が観測する範囲では日本語ナレーション入りの広告が初登場した事でしょう。2017年4月27日にサービス開始したらしいので、なんと5年の時を経て日本語ナレーション入りのマフィアシティの広告が登場した事になります。
 でも日本語入り広告が登場したらしたでちょっと寂しい所があるよね。極力英語の音声だけでやっているのが一種の個性だったわけだから、日本語の音声が入っちゃうと割と他のゲームと一緒じゃん、という感じはしてしまいます。
 でも広告のノリとしてはおねがい社長の丸パクリだし、案外この広告になればずっと日本語の広告を出してくれる可能性があるかも……? 今後とも要チェックです。

 画面左下の解説者は誰だよ!
 マフィアシティはこんな実況風、解説風広告を出すのは初めてじゃないですか。
 6周年という節目を超えてなお、新作広告にチャレンジし続けるバイタリティに感激しました。

 画面右側に解説者を置いた広告。
 この人は日本人だと思うんだけど、妙に棒読みなのが気になる。視線を見るに、カンペをカメラに張り付けて喋っているのかな。
 背景も白一色の壁なのが寂しい。切り抜きもやらないで……

 美女と仲良くしてる事を疎んだマフィアボスに謀られて投獄されるも、仲間と脱獄して逆転する広告。
 これだけ書くといつものマフィアシティだが、ちょっと叩くだけで壊れる壁やLv30の殺し屋、チンピラ、チンピラの3体で合体したらマフィアボスになるシーンなど、見どころが多い。
 マフィアシティの本領発揮って感じの広告で好き。

 マフィアボスに恋人を取られたので、マフィアボスを殺して美女を取り返す広告。恋人と美女では違う人だと思うんですけども、それは良いんですかね……

 2本目の広告と似たような構図だけど内容は全然違うぞ。
 殺し屋からマフィアボスを助けた事による8連ガチャのくだりはグランドマフィアからのお古ですね。今にして見ると弟からお古を貰う兄貴じゃん。

 マフィアボスを裏切って成功するパターンも意外と珍しい。
 でもそれ以外の映像は結構使い回し。上手く使い回しをするのも広告覇者の立ち回りですよ。

 美女とイチャイチャしてたら美女の手が滑って銃をマフィアボスにぶつけてしまい、何故かチンピラが外に放り出される。これは美女が全面的に悪くないか?
 その後マフィアクイーンを助けたらボスになるいつもの奴です。あまりにもいつもの。

 マフィアシティの広告が妙に多かったのは6周年の節目というのもあったんでしょうね。おめでとうございます。
 グランドマフィアとセットで広告やってるのは中々しんどそうだけども、今後のご活躍も期待しております。

・おねがい社長

 「千倍返すだ!」って、今更半沢直樹のパロディをやっているのはおねがい社長くらいのもんじゃないか。
 その後借金して、車を買い、ババを助けて、隠し10連ガチャをやる。こういうので良いんですよ!

 おねがい社長も過去の広告の使い回しとは言え、12月の年末年始には間に合わせてきた。
 新作は1月にたくさん出てきたので、しばらくお待ちください。

 おねがい社長の12月の動きとしては、gamewithに攻略wikiを委託した所があるでしょう。
 社長としてはまだまだゲーム本編を日本で流行らせたいという気概を感じます。上手く行けば2023年も社長の広告が見られそうですね。

 Twitterアイコンの配布もあります。
 おねがい社長アイコンの人間はさすがに猛者だよ。見かけたらあまりの圧に一歩後ずさっちゃうね。

・今月の準MVP

・REALITY

 REALITYは配信アプリ系では初めて感心した広告でした。配信者を増やしたいという目的に合わせて実際の人間を起用する勇気もすごいし、「メイクなし、パジャマのままでも配信できちゃう」という形で女性に、「機材無しで始められる」という形で男性に、丁寧に告知したのが良かった。
 こういう広告って男性、女性どちらかにしかターゲットが無かったり、単に有名配信者を告知するだけで終わりになってしまう場合も多いでしょう。しかし、結局こういう配信サイトを末永くやろうとしたら無名配信者もたくさんいないと先細りじゃない。未来への投資として、こういう新規の配信者を増やす広告を今のうちにやったのも本当に偉いと思います。
 当然今のところは違法な広告も無いので、その面でも完璧。今後の広告にも要チェックだ。

・モリノファンタジー

 モリノファンタジーは4399節を隠さなくなってきたのも勿論だけど、それ以上に画像広告の新天地を開拓しようとしている感じが伺えたのが高評価。
 画像広告は今月のLEGIONの広告を見ていても分かる通り分かりやすいメッセージだけで詰める広告と、インパクトのあるネタ画像の広告が基本だったワケですよ。そこに対して「謝罪+ボーナスの金額提示」、「武装+キャラ画像」、「どっかのビルの広告枠にタダ乗り」という三連実験を決めてきて、どれもそれなりに見どころはある内容になってるのは平均値高いです。
 その上で偽ゲームもやる、新しいテーマソングもやる、声優インタビューも改めてやると、マジで隙の無い構成。かつて魔剣伝説で一世を風靡した4399の本領発揮と言った所か。2023年はモリノファンタジーの時代が来る可能性があります。

・無限レーン

 昔懐かしのド直球雑訳広告の王道を往く無限レーンは、まさに年末の怪物と呼ぶにふさわしい内容でした。惜しむらくは年末の怪物だった事で、2022年広告最強ランキングには乗り遅れたタイトルになってしまった点はちょっと残念か。特例で入れても良かったけど、単に雑に訳した広告を一ヶ月だけじゃあまだ持続力が足りてないかなという感想もありました。
 ただそれにしても、「こういう広告が見たかった!」と広告フリークスを唸らせる名作広告だったのは間違いありません。頭を空っぽにして広告を見たいなら間違いなくオススメ出来る一作です。

・今月のMVP

 2022年12月のMVPは、「X-ヒーロー:犬を助けろ!」です。
 こういう二番煎じはどうも方向性があいまいだったり、パクリ元よりもつまらなかったりという事例が多い中で、明確に「犬を助ける広告」というジャンルを生み出したベイラーレジェンドから客を最速でかっぱらうという速攻戦略を見事に実行してきた胆力を褒めたい。この間わずか1ヶ月の出来事だと考えると、マジで広告はスピードが大事だと思わざるを得ません。
 「実際に遊べるミニゲーム広告」の一歩先を行く広告戦略として、「流行った瞬間に高精度なパクリ広告を重ねて客を奪う」という電撃戦を展開したのは、年末の大事件と言って良いだろう。事実ベイラーレジェンドが話題になった時、どれだけの人がX-ヒーローとベイラーレジェンドをきちんと区別して広告を閲覧していたというのか?
 これは光の広告の場合は一つの広告に色々な承認が必要である都合上ほぼ不可能だろうし、闇の広告に絞って考えてもこれだけの速度でベイラーレジェンドを完パクリする、その上で若干のアレンジまで加えるセンスたるや、そう簡単に真似出来る技では無い。

 またX-ヒーローは単に著作権を破るとしても、その破り方にセンスがあり過ぎる点もまた評価しなければならない。
 カカシ先生をパクってこの速攻を仕掛けたのは違法なのが分かっていても感嘆せざるを得ないし、これはシルエットだから画像面で著作権の通報をする事が出来ないという計算高さまである。
 節々に圧倒的なセンスを垣間見る事が出来る広告であり、2022年を締めくくる広告としては最適だと思いました。X-ヒーロー、お前が広告界最速のコピー忍者だ!

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