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広告振り返り:マスター級~2023年6月~


・マージマンション

 マージマンションは相変わらず同じ素材を擦って広告を続けていた。
 カルーセル広告にしても先月、先々月と全く同じ素材を使って延々と広告しているんだからその粘り強さ、あるいは同じ広告を連打する根性たるや驚くべき所がある。
 でもそろそろ新規素材があった方が見ている側としては嬉しいんですけども……

・State of Survival

 初心者が7日ログインすると777連ガチャ、その他レジェンドヒーローも手に入るキャンペーンを告知している。まあそれは結構なんだけど、そんな大損施策なんかやめろ! という意味で社員が社長を止めようとするって演技が過剰じゃないですか。
 とはいえこのクサい演技こそがステサバの良い所なので、今後ともどんどん過剰に茶番をやって欲しいですね。「自分が正しければ他人が何を言っても恐れることなんてない!」と威勢の良い事を言っているが、ステサバの777連ガチャはもう定番キャンペーンだからこんな大騒ぎをしなくても良いと思いますよ。

・少女ウォーズ

 少女ウォーズが突然の復活。指で美少女のスカートを隠す事によって、突然エロ売りみたいな事を始めた。
 少女ウォーズを実況する女性も久方ぶりに見たもんだけども、この人も健在にやっているんだから今後も広告で姿を見かける事になるかもしれません。
 でもこんなエロ売りして実際はスケベシーンゼロだったら訴訟が起きちまうんじゃねえか。なんか指が離れたタイミングを見ると全然スケベ感がねえしよぉ。

 なんか野球のシーンから始まって、よく分からない音が鳴って、無駄に局所を指や手で隠している所だけ見せる広告。何が言いたいんだい、この広告は!
 「さあ~」の部分が最初だけ切り抜かれているせいで、「あぁ~!」になっているのもちょっとひどい。この辺の適当さ加減が少女ウォーズって感じだ。

 少女ウォーズは緑色の植物を肉で挟み込む広告を多数出していた。さすがに意味深すぎたのか元ネタは削除され、カバにえさをあげる広告に改変されています。
 少女ウォーズはエロゲー推しが激しかったなあ、と今にしても思う。結局金儲けの答えはエロや、とでも言いたげなエロ推しがあったけど、結局そういう路線をやるならTwitterは向かなくなってしまったような気がする。YoutubeとかTiktokの方が長生きしそうな印象。

 これに関しては出だしの映像と広告の内容が関係無いし、その後に表示されている男女の映像も関係が無い。少女ウォーズってなんだよ。
 最後に出てくる「史上最高のぺろぺろゲーム」というキャッチコピーも絶妙にキモい。本気で史上最高のぺろぺろゲームを目指すならもっとゲームと関係ある事を広告せんかい!

 8秒のショートバージョンを見ていて気付いたけど、「ただいま絶賛好評中」ってなんだよ。
 何が好評かをちゃんと言わんかい!

・Age of Z

 Age of Z特有の大群が押し寄せてくるゾンビ広告、改めて見ると壮観で良いですね。この広告でのミスはパトカーの門を通れなかったことだけども、パトカーごときでこれだけのゾンビがどうにかなるもんなんでしょうか。負け確じゃない?
 Age of Zは最初に鉄網を張るところから始まるのも特徴に感じるが、それでもやってくるゾンビの数が多すぎて焼け石に水感がすごい。

 コインを払って設備を建造しながら戦うヴァンサバパロディ広告。これはこれでちょっと面白そうだし、ちゃんとこれでゲームを出せ!
 金を消費して設備を作っていく要素が原作のAge of Z風味なのかもしれないが、あくまでも風味に過ぎないのでこれで「原作要素があるから詐欺広告ではない!」と言いたいのならだいぶ無理がある。

 突っ込んでくるドラム缶を壊してキャラを強化する。
 ドラム缶を壊せたのは最初の一回だけ。ゲームが下手すぎるせいで面白味の紹介が出来ていないんじゃないか? そもそも遊べないと思いますけども。

・パズル&サバイバル

 ゾンビに噛まれた青年がゾンビ化から復帰し、次はどうするの? って感じで終わる新感覚広告。いつものパズサバならパズル失敗からのゾンビ化で「次はどうするの?」だったよ。
 ちなみに6月のパズサバは『新感染 ファイナル・エクスプレス』というゾンビ映画とコラボしていました。だからゾンビの電車要素があったんですね。

 妙にシリアスな広告。パズル要素は全然ありません。
 ゾンビより怖いのは人の本性! って、そんな使い古された文句を今更使う辺りにパズル&サバイバルらしさがあります。
 男の声はよく広告で見かけるあの大物声優が担当。中々好きな広告です。

 尻を振っている姉ちゃんに目を奪われていたら、実はその姉ちゃんがゾンビでした。そんなんばっかりだよ。
 広告後半の失敗するくだりももはや大安定であるが、最初の女性が巨大化してボス化しているのはちょっと面白い。何でゾンビ化したら体ごとでかくなるんだ。

 パズルを正解して釘バットと木の盾で戦う男。でも最後のパズルは間違えるんだな。間違えたいだけなのでは……?
 不正解でも「FAIL」が出てこないのはコラボ先への配慮だろうか。

 カップルの間に挟まる悪人を始末するためにパズルを正解しろ! という広告。そういえばこういう着眼点の広告は無かった気がします。
 さすがにこういうパターンではパズルをしくじりません。これでパズルを失敗して悪人が栄えたら胸糞が悪すぎる、という結論になったんでしょうね。

 珍しいボイス入り広告。でも失敗するのは変わらない。
 結局声が入っていてもヘリコプターを解禁出来ない奴は何やってもダメってワケ。今後もこのボイスを採用した広告が登場する可能性だけは期待しても良いかもしれません。

・EVONY

 EVONYも射的広告にチャレンジ。というか射的要素は絶対原作EVONYには無いだろ!
 7月以降も銃を主軸にした射的広告が増加したので、やっぱりピン抜き広告自体マンネリが来ている、閲覧数が思いのほか伸びないという結論になったような気がします。そもそも2年前からピン抜き広告オンリーでやっていたらいい加減ネタ切れするのも当たり前って話!
 あとコミュニティノートという新機能も引っ付いているが、これは7月に追加された機能なので6月時点ではありませんでした。ニセ広告にはツッコミが行えるようになりました、という事だけ把握しておいてください。

 なんだかEVONYのピン抜き広告も久々に見た気がします。随分擦ったせいか、今回は簡単なパズルをクリアしながら迫る壁から逃げるというちょっと変わった形に変えている。
 EVONYは他の偽広告をやりつつもピン抜きパズル広告をやっている印象があるんだけどどうでしょう。完璧にピン抜きパズル広告を辞める日はいつになるのか。

 財宝を集めるピン抜きパズルゲーム。
 人を助けるタイプのピン抜きよりも宝を集めるタイプのピン抜きの方が流行り始めたのは単なる味変なのか、それとも人間が死にかけるような描写があるよりも財宝を集めさせた方が健全だと取ったのか。

 背景や問題がちょっと異なるパターン。
 こうして見るとこの財宝パズルってそんなに問題パターンを作れなくないか?
 基本は高所から一番勢いをつけて落とせるようにピンを抜いていくだけなので、もっと面白くするなら落ちていく管を増やしてみたり、ピンを抜く回数を制限したりする必要がありそう。

 そう思っていたらちゃんとバリエーションが生まれていた。
 まあ溶岩側のピンを抜くなってだけの話ですけどね……

 ファミリーファームの冒険とピン抜きパズルを組み合わせた新しいスタイルの広告。
 上にあるのが焼け石であるならば別にそばにあるだけでも結構暖かそうに見えるけども、暖気は上部に向かう事を考えるとやっぱり暖炉の中に焼け石を落とす必要がありそう。それにしてもこの問題をミスっている間抜けぶりは変わっていないのであるが……

 一応寒い広告シリーズはやりたかったんだろうけども、5月の段階では暖炉に溶岩を突っ込むというアイデアには至っていなかったようである。別に至っても困るんだけど。

 他の広告でも見られたパターンの広告なんだけども、財宝が氷になってしまったせいで正解が存在しない問題になってしまった。薪に火をくべることも出来ないし、もしくべられたとして熱すぎて死ぬのがオチでしょう。

・Toon Blast

 相変わらず「ブルーノを助けよう!」というテーマで広告している。この実写男性もトゥーンブラストの定番キャラになりつつあります。
 これはいつもの実況風広告。

 広告と全然違うゲームってたくさんあるよね! ってこれ少女ウォーズで見たな? 他の流行った広告を取り入れていくのは良いけど、流行自体は昨年の物なんだよなあ。とはいえ、やっていないならやろう的な精神は結構好きです。
 後半の映像は先ほどの使い回し。

 トゥーンブラストあるある。友達が増える、遅刻してしまう、夜になってしまう、どれもこれもあるあるに見えて他のゲームでもあり得るんじゃないの? と思わざるを得ません。
 あまりにも薄いあるあるというか、そもそもあるあるとも言えないようなネタに驚愕しました。

・Hero Wars

 天界から蹴落とされ、変な薬を飲み、地下に引きずり込まれて1からの下剋上を始める。変な薬を飲んだのは完全に自業自得だよなあ?
 バトル描写の中で弓矢を使っているのは結構珍しいと思います。珍しいだけでやっている事は一切変わらないんですけども。1分の広告なので、不正解と見せかけて正解していくフェイントも完備。

 骸骨に食べられるが、肋骨の隙間から脱出する広告。割と出だしは面白いんじゃないですか。
 それ以降のくだりは他の広告の使い回しっぽい。このisledungeonシリーズは人気なのか、よく使い回される印象。

 Hero Wars男が圧殺されそうになっている衝撃的なシーンから始まる数比べ広告。物体が潰れるタイプのASMRは無機物だから見られる代物なのであって、人間や動物が潰れる映像だったらさすがに倫理を疑われるんだよなあ。
 その後の数比べ広告はいつもの通り。

  戦力100倍の剣を手に入れたがなんか弱体化して下位世界に落ちる。突然弱体化した理由が全く分からないのはどうにかならんのか!
 Hero Warsはちょいちょい演出が凝っているので、ぼんやり見ていても中々見どころがあるのは良いですね。

 後半からが新エピソード。岩山的なマップを動き回って見事にステージをクリアするが、10倍強化装備を拾う前に宝に目がくらんでしまったせいで逆転負けしてしまう。
 数字がデカい奴に喧嘩を売って勝手に負けるよりは説得力のある負け方で良いんじゃないですかね。むしろ普段の負け方が画面見えてなさすぎるとも言います。

・空の勇者たち

 いてつく氷ハンマーという武器を紹介している広告。でもその前の古代遺跡グローブ、青龍偃月刀も実在するか怪しいし、何なら1000連ガチャ自慢も無い分すべてにおいて実在が疑われる広告だよ。
 ここまで濃い偽ゲーム広告も今日び珍しい。こういう広告もたまには良いですね。

・パニシング:グレイレイヴン

 パニグレはキャラ紹介とアマギフプレゼントを兼ねた広告をリリース。
 なんとパニグレも2.5周年を祝っているタイミングだったらしく、今後の活躍も期待できる内容。映像自体もいつものカッコいいやつです。
 こういうプレゼント企画も長続きしているゲームの場合はゲームオリジナルグッズとしてラバーストラップとかを配れるようになるんだなあ、と最近のプレゼント高級化の流れを見ていると思います。
 没個性なPS5プレゼントよりずっと良いと思うが、リリースしたてのゲームでゲームオリジナルグッズを配れと言うのも酷でしょう。それでもPS5やらiphoneプレゼント企画にイヤな印象を受けるのは、完全にダークテイルズ辺りがずっと変なプレゼント企画をやっていた影響だよ。

・ザ・アンツ

 ザ・アンツはとうとう人間の介入が入り始めた。カニが襲ってきたからと言って人間が追い払っていたら面白くもなんともねえだろうが!!
 アンツはアリが自分でビームを撃ったりして解決していたのが面白かったのであって、人の手が入ったアンツは完全に人間頼りじゃん。巣を作るまでの工程も大体人間が手伝っており、これでは道化だよ。
 所詮上位存在の気持ち一つで全部始末される存在なんだなって感じがしてしまい、突然諸行無常を感じる広告になってしまった。万物の霊長気取りの人類許せねえ……

  人間介入広告。人間の手くらいのサイズがある女王アリに対して島を作ったり、芋虫をあげたりしてカマキリを撃退する手伝いをする人類。
 こんなにアリの手助けをする割に、その気になったらアリを滅ぼせるんだからひどいもんです。最初の水浸しパートもホースから水を持って来ているし、アリで遊んで神気取りかよ!

 人間がアンツを捕獲する広告。何故でかい腹を持つ女王アリがふらふらと地上を歩いているんだ……?
 普通のアリを捕獲して飼うならまだしも、アンツ世界のアリとか絶対に飼いたくないよね。飼っているうちに謎の毒を取得したりビームを撃ったりするアリはシロアリどころの脅威ではない。

 いつものアリが戦う広告はこれ。カマキリ、カエルまでは勝てるのに、何故トカゲには勝てないのか。
 他の広告ではトカゲにも勝てているだけに、このアリの何が悪くて失敗広告になってしまったのかめちゃくちゃ気になる。ゲージもちゃんと100%まで溜めているんだから、これはもう味方のアリと協力出来なかった方が悪いって感じがします。

 カマキリを従えてカニと戦う広告。カマキリの卵はそんな鳥の卵みたいな形じゃないだろ!
 そもそもカマキリとサソリが喧嘩して共倒れしたところを両方パクっている時点でかなり欲張りです。

 カマキリとアリが戦う広告の演出をもうちょっと派手にした物。
 協力してカマキリを倒すんだ! 的な所を紹介したいのだろうが、普通のアリっぽくはない。

 こっちではカニを助けて無双する広告。でも最後にカマキリの大軍勢がやってきて、それと戦うか逃げるかを選択する。
 アンツがカマキリとカニの戦いを描きがちなのはどういう理由なんでしょうね。そんなにカニとカマキリって対立関係にありましたっけ?

 アリ同士で連結してアリ人間になり、カエルを撃退する広告。こういうアリではありえないようなムーブをするのがアンツの面白い所だっただろ!
 でも人間の介入がある広告もそれはそれで模索して欲しさはあります。アンツはこのままアリだけで駆け抜けて欲しいというワガママと、人間入り広告に手を染めても良いからアンツだけは広告をやっていてほしいという思いが交錯する。

 この広告は音量バランスが狂っており、音割れしているわ妙に耳がキンキンするわで碌な事が無い。途中からちょっと静かになるのもよく分からんし、突然変なBGMが入るのも分からん。
 映像自体は突然スカンクを毒殺したり、卵を落とすアリがいたりと色々細かいだけに音量バランスがとにかく残念。がんばって!

 カエルの脚を手に入れてサソリアリに進化して喜んでいたら、ワニに襲われて巣が崩壊してしまう。ワニが初登場です。
 また地味に新演出として女王アリ自身が進化したり、女王アリがソナーとしての役割を果たしたりする。何にせよ、普通のアリはこんな事できません。そういうダイナミックさがアンツの良い所なんだよね。

 毒アリを生み出して蜘蛛やカエルを狩る広告。これも音割れや音量バランスがひどい!
 毒を持つアリはノンフィクションだろうけど、毒霧を吐くのは明らかにフィクションでしょう。

 アリ、農業を始める。
 人間だけが農業をやるってもんじゃない、協力するってもんじゃないという事をアンツの広告は教えてくれていいですね。作物を金銭に引き換えることで商売までしているので、経済まで成立させていらっしゃるよ。
 ところでSEはこれマリオの音を使ってませんか……?

 いつもの実況風広告。
 「今手に入れた肉を女王アリに捧げると彼女は狂ったように子供を産んで、私たちのアリ部族を強大にするよ!」が今回の実況のパワーワード。人間が主役の広告じゃとてもこんな事は言えません。

 ちなみにこれは告知ツイートではないんだけど、アンツも公式TwitterでAIイラストを使っていたので記録しておきたい。
 普通の広告ではAIを使っている感じは無かったんだけども、こういう告知ではAIを使ってみようかな、と実験したのだろうか。案の定不評でしたけど。

・最強でんでん

 最強でんでんは1周年。1年前に初登場してから広告界隈に嵐を呼んできたでんでんもとうとう1年の付き合いなんだなあ……
 そんなわけででんでんが始めたキャンペーンが、「でんでん芸人ネタ選手権!」リリース当初もやっていたエンタ芸人大量起用キャンペーンが帰ってきた。
 小島よしおが最強でんでんを通して見られるのも嬉しいもんです。今回は小島よしお、ママタルト、Yes!アキトの3グループを招聘してのキャンペーンとなっております。

 最強でんでんはリリース日から毎日ログインしたユーザーを紹介する動画をリリース。ちなみにこれは広告ではなく、公式Youtubeで見かけた施策です。
 こういう形でプレイヤーと一緒に盛り上げていきたい、という意思を感じるのは良いじゃない。

・荒野行動

 いつもの実写広告。ゲーム内の隠れ場所を探すべく現実で諜報活動をしに行ったら物理的に排除されてしまうのは荒野行動らしいギャグじゃないですか。
 こういうふわっとした茶番広告はもっとやってくれ。

 現実のスーパーカーと荒野行動のスーパーカーのイメージが違うよって感じの広告。
 そりゃ現実じゃ交通ルールを守らざるを得ませんからね。スーパーカーを運転しながら銃を撃てるのは荒野行動だけってワケ。

 スマホを没収されるデメリットがあってもゲームをしてしまう男たちの広告。
 普通に通学するタイプの学校ならまだしも、ゲームをしづらい環境だとスマホゲームをしてしまうんですよね。年頃の若者からゲームを奪うと、大人になってもゲームを辞められなくなる場合があります。自分がそうです。

 久々の真面目なカッコいい広告。
 そもそも最近の荒野行動はバトロワシューティング要素を全然広告していないよなあ! 車の紹介ばっかりだったので、たまにはこういうのも良いもんだ。

 ゾンビ要素がある広告。
 以前荒野行動はゾンビが出るイベントもやってた気がするけど、今それをやってるのは明らかにパズサバとかの影響を受けている気がします。

 君はどこで戦うんだい? みたいな広告。
 突然シューティング要素の広告が増えたのは、やっぱり荒野行動も車広告ばっかりになっちゃったのをちょっと気にしているのだろうか。

・おねがい社長

 祝! おねがい社長、金持ちババの登場する10連ガチャ広告で地上波進出達成!!
 
おねがい社長は3周年という事で山田孝之とコラボし、地上波で豚に襲われている金持ちババを助ける広告をリリース。広告閲覧者としてはかねてからの悲願「地上波でおねがい社長の金持ちババと関西ボンゴレ、ミーちゃんが登場する茶番広告を見せてくれ」というリクエストを想像以上のクオリティで達成してくれた。
 見れば見るほど原作の味を忠実に再現した広告となっており、こういう広告を地上波で見たかったのだという顧客の欲しがるものをしっかり再現した超傑作広告に仕上がっている。2021年広告三英傑もとうとうここまで来たんだな、と感慨深いです。

 メイキング動画はこちら。山田孝之がどれだけ真剣におねがい社長に向き合っているかというのがよく分かります。単純なコラボ広告というだけでは成しえないクオリティの高さはこういう手間暇がかかっている。
 山田孝之自身が監督しているというけども、役者としても監督としても素晴らしいパフォーマンスを見せてくれているだけで感動が止まりません。おねがい社長の広告をやるのであればこれ以上のキャスティングは無かった、と確信出来ます。
 しかも山田孝之が過去に作られていたCMをちゃんと見ていたというのも当たり前ながら嬉しいポイントですよね。原作に触れて、原作ファンの期待に違わない映像を出すってのは名作アニメ、名作漫画の実写化でも中々達成されない事じゃないですか。その中でおねがい社長という正直変な広告において、きちんと期待通りの実写化広告がされたというのは奇跡に等しい。
 素晴らしい広告に感謝。

 大体おねがい社長の広告、竹村武司が関わってるんだからすごいよ。
 くだらない仕上がりになっておりますのでとは言うけど、おねがい社長の偽広告を実写化してシラケない、しっかりくだらない出来に仕上げているのはプロの技だと思います。

 いつもの広告もあるけど、オープニングや全サーバー1位の表現時に山田孝之が登場するようになっている。
 でもこんなアバターを調整するような描写も、メイドそば屋もウソなんでしょ? 山田孝之がどんなに真剣に広告しようが、社長の広告はいつも通りなのは嬉しいやら腹立たしいやらで感情ぐちゃぐちゃになっちゃうよ。

 寒い温泉を改築したい、という広告。プールが凍結していたらバーナーで加熱しようというのもいかれているし、浴槽から水が漏れているからと言ってテープで修復するのもいかれている。
 でも杜撰な店というのはいろんな所で聞くし、うっかりするとこういう温泉も真面目に営業し始めてしまうかもしれない。小説は事実より奇なり、広告も事実を超える日が来るかもしれません。

 目新しいのはこちら。AI関連のニュースで驚いている人らが取り上げているような、AIイラストを動かす技術を早速広告に活用している。
 これどういうAI技術でしたっけ。Runwayってやつだっけ。確かAI関連のニュースで驚いている人らが「こいつはすげえぜ!」みたいな事を書いていた事だけは覚えている。元のダンスの映像をインプットして、対象のイラストを動かすみたいな技術だったはず。
 でもやっている事は社長のテイストなので、要素を選んで美少女を作り出すような内容。出てくる人物は全員AIイラストなので、ゲーム本編に登場するかは疑わしい。

 美少女カスタマイズ広告。エロ推しが激しいもんだ。これまで採用していたゲーム内イラストも全部AIイラストに置き換え始めている辺り、新しい技術の導入がお早い! おねがい社長の広告戦術がヤバすぎた……
 その後のくだりは普通なんだけども、店の看板が思いっきりHERSHEYS。どこかのアセットをパクってきたのだろうか?

・エバーテイル

 エバーテイルは相変わらず超懸賞祭の広告をやっている。このエバーテイルのキャラのダンスにも慣れてきました。
 でも女性の肉体を自由に動かしてその間にある金を撃とう、ってのは申し訳程度に残されたホラー要素なのかな。2年前にバカ受けしたのは分かるけども、そんな無理矢理に残すほどの価値があるもんなのか。
 まあ何にしても広告してるだけ感謝ってもんです。広告を辞めた瞬間が死ですからね。

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