広告振り返り:ライト級~2023年5月~
・オタ恋
オタ恋のAIイラストはとうとう自動音声でもって自ら喋り始めた。実在しないモデル、実在しない音声、実在しない風景……オタ恋は果たして誰に向けて広告をしているのか?
今はまだ分かりやすく自動音声だから良いけど、これが自動音声やカメラが動く精度が高まってきたらいよいよ一般の人間と見分けがつかなくなってしまうでしょう。出会い系AIイラストの美少女に釣られる男と、出会い系AIイラストの美男子に釣られる女が大量発生する社会も目の前に近づいているかもしれません。
カメラの動きが激しすぎる。
こんな手ブレじみてユラユラ動いてるのがええんか?
静止画バージョン。
腋のシワがエグイよ。これは意図的にそういう失敗作を出していると思います。
何故ならこっちの広告では同じような構図、衣装であるにも関わらず目立った破綻が無いですからね。
あえて破綻している広告を混ぜるテクは4月から健在だ。
まるで地雷系の人みたいだぁ。
服装もだいぶ凝った物が出てくるもんだ。喉元に妙なシワが入っているように見えるな……
右腕と右手の位置がなんか気持ち悪いように見える。
あと背景の水かさがすごく高くない? このまま写真撮影してたらこの女性も波に飲み込まれちゃうんじゃないか、という不安を感じる。そんな事どうでも良いと言えば、どうでも良いんですけども。
モデルには破綻が無いように見えるが、これは表示している年齢が幼過ぎて逆に犯罪感がある。
とはいえAIで生成された絵だからOKなんです!! と言われたら「そうかも……」と納得しかけてしまう。このAIイラストの幼女問題は普通に世間でも問題になっている所なので、こういうきわどいイラストまで攻めなくても良かったんじゃないかなあと思ってしまいます。
5月のオタ恋は猫耳イラストが多いじゃん。
こうなるとマッチングアプリというよりもコンカフェの広告に見えてくるんですけども……
個人的にビジュアルが好み。
思いっきり車道を歩いている上に背後から車が迫っている事は突っ込まないでおきましょう。
アイドル衣装みたいなのを着ている女性。手足が映されておらず、その他も特段目新しい事は紹介していない。クオリティ重視で行ったのかな。
AI女が5人に増えてやがる!!
ほとんど顔立ちが同じ女性5人が横に並んでるの、普通にホラーです。それによく見ると右端の女性は左手薬指に結婚指輪をつけているから浮気なんじゃないか。
もう猫の画像なら何でも良いと思ってらっしゃる?
とはいえそれもまた広告の正解。動物は不祥事を起こさないし、可愛いし、芸能人のように流行が過ぎたら広告に起用しづらいなんて事も無い。猫は広告TierGODだからどこにでも擦っていけ。
漫画風カルーセル広告。
女性のモデル自体はAIか人間か区別がつかない程度のクオリティだと思うが、肝心のメッセージ演出がかなりざっくり作った感がある。
吹き出しにゴシック体のセリフじゃ人間のモデルを使っていたとしてもなんだかなあって言われちゃうよ。
オタ恋では自己紹介のテンプレが用意されていて、書き方が分からない人でも困らないらしいです。
この機能はちょっと良い気がします。広告自体も絵はAIに任せて、それ以外の文字は人間がレイアウトするという合わせ技になっていると予想しているがどうでしょう。
痛車を自慢する人の紹介広告。
これ痛車のイラストどうなってんだ……?
鉄オタの場合はこんな感じらしい。
鉄オタなら本人の顔写真より電車の画像を大量に見せびらかすのでは? と思うが、さすがに婚活中くらいは自分の顔を優先するのでしょう。しますよね?
腐男子と出会ったことが無いから実在を疑っている。同性に暴露しづらいせいだと思うんですけども。
スパダリってなんだよと思ったら「スーパーダーリン」の意味らしく、理想の男性が攻めてくれるような作品をこの人は求めているらしいです。女性視点の広告であるから、これくらいの専門用語は使っても良いだろうという計算を感じます。
腐男子にくらべてバイク男子の広告の方の情報の薄さよ。何となくカッコいいまでは理解できるだろうけど、色々細かい事を書き始めると理解出来ないから情報を削った感じだ。
5行目の具体性の無さが良いですよね。気持ちいですよね。最高です。
筋肉広告の亜種。こういう形でも筋肉をアピールできるんだなあ。
この自己紹介文は中々細かく書いてる気がするんだけど、女性でも筋肉フェチの人は多いから細かめに書いても良いだろうという判断があったのかな。
投資オタクの自己紹介文。
いくら同種のオタクだとしても、投資に失敗して資産が10分の1になっている時点で女性は付き合いたくないと思うんですけども……
ミリオタの広告。
それなりに内容は充実しているように見えるが、途中の「実物を打った時の音」という表現が気に食わない。ミリオタなら「撃った」と書くだろうし、その辺のこだわりはあるべきなんじゃないか。
よく見ると内容も感想が濃い目。バイク男子よりは内容が詰まってる感があるけどこれも大概じゃないか。
マンガオタクの広告。
実際のタイトルを出せないせいで薄くは見えるが、テンプレとしてはこんなもんで良さそう。
3枚目の画像でこっちを見ているのが若干不気味に見えるのは自分だけだろうか?
シンプルオタクってなんだよ。
紹介文も薄いどころの騒ぎではなく、これではどんな人物かすら分からない。そもそも自分を「オタクです」とだけ言って何が好きかを言えない人、シンプルに不気味という感想が勝ってしまうよ。
・オーネット
AIイラストを活用した広告。
AIイラストにいかにもラノベみたいなタイトルをつけておけばオタクは釣れるだろうと思っているのか。まああり得るか……
もうちょっと真面目な女性向け広告。オーネットではパーソナルカラー診断、メイクアップレッスン、コミュニケーションレッスンなどを通して、魅力的な女性になろうという活動が出来るみたいです。
というか女性向けの広告はこんなに手厚く見えるのに、男向けの広告はAIイラストにラノベ風タイトルって落差がすごいな。実際これでも男性は集まるんだろうし、女性側は色々カルチャースクール的に自分磨きをしながら魅力的な男性を探したいという欲求を満たそうとしているのを感じます。
short動画バージョンもあります。
short広告はナンボあっても良いですからね。
・タップル
脳トレと恋愛の共通点…!!?? って、この視力検査と恋愛で関係づけられるならもう何でも恋愛と共通点を見つけられるんじゃないか。漢文の書き下し読解でも世界史のクイズでも何でも持ってこんかい。
このクイズ、5問もある上に最後にはちゃんと解答も紹介している辺り微妙に律儀。他のクイズ広告だとまともに解答が無かったり、そもそも解答が丸わかりでも間違っているって言うのに……
マッチングアプリ〇〇女子偏見顔8選と称して女性の顔の類型を紹介する。広告で偏見を紹介するのって許されるんか。陽キャなら「いや普通っしょ笑」で済まされて、こういう事を突っ込む自分の方が肩身狭くなるヤツなのかな。
それにしても人の表情の描き方に悪意を感じる。歯が出てる人間の表情に関しては全体的に不気味です。
・Dine
Dineではドタキャンをするとキャンセル料がかかるから、ドタキャンが圧倒的に少ないらしい。実際顔を見てドタキャン、みたいな事をされたらムカつくし時間の無駄になるから、こういうシステムは良いんじゃないですか。
逆に言えばそれでもキャンセルされたら相当ショックな気がするし、キャンセルされなかったけど互いにやんわり微妙な終わるパターンもちょっと考えてしまいました。これは自分が悲観的過ぎる。
・ブライダルリング専門店 I-PRIMO
結婚指輪店を紹介している。とうとう婚活の先のステージまで広告し始めたな……
内容はそんなに言う事は無い。そもそも結婚指輪屋がエキセントリックな広告やってたらビビっちゃうよ。
・BDSバイクセンサー
少し昔の広告はこういう映像をしょっちゅうやっていたような気がするが、実際昔の広告は何でもかんでもエキセントリックであったという事も無いと思うんですよ。印象に残らないだけで普通の広告も山ほどあったはずだ。
結局何が言いたいのかはよく分からないが、別にこういう広告で何が言いたいかなんてのは分からなくても良いんでしょう。印象に残れば何でも良い。この広告は情報過多にして印象に残すタイプの広告なので、BDSバイクセンサーの名前だけでも覚えて帰ったなら成功じゃないですか。
・グローバルX
自動運転の車を紹介する広告……かと思いきや、最後の最後に虫眼鏡でようやく読めるような字の小ささで書かれた投資リスクを紹介する一枚絵が登場する。そう、これは自動車の広告ではなく投資信託の広告です。
ぼんやり広告を見ている分には新興の自動車会社の広告かと思ってしまうような内容だし、何なら途中まで自動車の広告だろうと思っていました。一見して自動車の広告に見せる必要は一体……?
普通に投資を紹介するような広告にすると「うさんくせえな~」と思われかねないから、ちょっとだけ擬態してみたのだろうか。それくらいしか理由が思い当たりません。
・サテライトオフィス
なんとなくよく広告を見たなあ、というシリーズではサテライトオフィスも強い。Youtubeでダラダラと動画を見ている時にこういうビジネスライクな広告が流れると「今そういう気分じゃないんだが……」となりがちだよね。
素晴らしいサービスなんだろうけど、いかんせん15秒では伝えられることが限られているのが気になる。正直「なんか野球してる、なんか卓球してる」くらいの印象は残るが、それ以外のイメージは全然残っていません。すみません。
・Asana
1日のうち61%が仕事のための仕事、無駄な報連相や会議、確認作業なんかに使われているから、その辺をもっと有益に使っていけるアプリですよって広告。
言っている事自体はまあ分かるんだけど、実際こういうのって無駄な確認作業を好んでいる人の問題だったりしませんか? 仕組みで解決したい場合は導入しても良いのかもしれないが、しょうもない仕事自体は決してなくならないと思います。残念。
・クラフトボス
カフェで仕事しているのに画面も消さずに離席する奴にキレる男。こういうリモートワークあるあるとしてはずいぶん使い古された内容じゃないですか。
でも実際コンビニのイートインスペースでオンライン会議してる人見かけた時はさすがにカフェで仕事してくれよって思った事があります。そもそもシェアオフィスみたいな場所じゃないなら仕事しないで大人しくコーヒー飲んで帰ってくれよって感じありません?
アレは結局カフェで仕事してる俺カッケー精神なのだろうか。カフェ仕事が許されるのは、家で仕事するのは家族の了解が得られないパターンくらいじゃないか。
・マクドナルド
平成バーガーと言う事で、平成レトロな演技が光る広告をリリース。何が平成レトロだと思うかもしれませんが、平成初期はもう30年前です。平成初期のノリで話していると厄介な中年オジサンと一緒ってワケ。
この広告がリリースされた当初は「これ全然平成のノリじゃねえだろ」と突っかかっているコメントも多数見受けられたが、もうそれをやっている時点でオジサンだとモロバレになってしまう恐ろしい世代トラップです。自分もちょっと違和感を覚えたけども、そこで突っ込んだらレトロおじさんの仲間入りなので黙っていました。
まあ広告にする都合上、多少令和ウケする程度に平成初期文化をリメイクする必要があるのは間違いないと思います。本当はもっとカオスな時代だった記憶があるけども、その混沌から流行語とキャッチーな浜崎あゆみ要素を抽出して平成浪漫を感じる映像、メニューに仕立て上げたマクドナルドの手腕を褒めるべきです。
しかし今にあと20~30年経ったら令和レトロって言われるんだろうな。バリ3だのチョベリグだので笑っていたら、きゅんですだの可愛くてごめんだのが古臭いと笑われる時代がやってくる。そして昭和時代のナウいとかツッパリみたいなワードは忘れられていくんだ……
・素材に活!/まさ屋/AuB
ラーメンのスープをおいしくする調味料らしい。
まあ別にそんな事はどうでも良くて、問題はこういう広告が5月後半からにわかに増え始め、6月はずっとこんな感じのテンプレを使いまわしたような広告ばかりになってしまった事でしょう。
そりゃ簡単に広告を作れて簡単に告知出来れば良いならこういう広告でも別に悪くは無いんだけども、ただでさえ15秒飛ばせない広告2連打で30秒飛ばせない広告を見せてくるyoutubeでこういうテンプレ広告ばっかりだとさすがの自分も見飽きてくるぞ!
かつてcloveオリパでこういうテンプレ広告を見た時はそれが物珍しかったからまあ良いかなと思っただけであって、右も左もテンプレじゃさあ……
とはいえこういうフリー音源にフリー素材だって広告としては成立するのだ。わざわざ高い金をかけて広告代理店に頼むよりも、とりあえずこういう広告で知名度だけ上げれば良い、という発想もアリだと思うんですよ。
見ている方は飽きるとか、フリー音源アレルギーみたいになってくるとかって都合は広告を出稿する側には何にも関係ありません。広告を出す側の予算に沿って、好きな広告を出すのが普通。
自分もしばらくはこういうテンプレ広告を楽しむべく色々見ていこうかなと思います。
「菌活」なる物を推しているサプリの広告。
テンプレ広告なのもアレだけど内容もよく分からないと言うか、酪酸菌と言われてすぐピンとこないんだよなあ。「マツコ会議に出演」と書けば何でも良いと思ってらっしゃる?
・2023年5月の広告ニュース
・Youtube、スキップ不可の30秒広告を開始する
テレビ業界における大手広告主やメディアが集まって行われるイベント「Upfronts 2023」に参加したYouTubeが、YouTubeの予約型広告「YouTube Select」に30秒のスキップ不可の広告を導入すると発表した。ちなみにこの機能は、Youtubeセレクトというテレビにつないで見るタイプのYoutubeで先んじてやるみたいです。
「地上波テレビだとずっと飛ばせない広告を30秒以上やっているんだから、別にYoutubeで飛ばせない30秒広告をやったって良いだろうが!」という理屈なんだって。これはアメリカで先行スタートし、2023年後半には全世界で利用可能になるから震えて待て!!
私見を述べるならば、別に良いんじゃねえかなという印象です。テレビは飛ばせない1分の広告をやっているんだからYoutubeもやらせろ理論も納得は出来る。まあ自分は30秒の飛ばせない広告でもリンクをもらえて、レビュー出来れば何でも良いです。
結局Youtubeの広告でケチがついているのは気が削がれるタイミングで広告が挟まる点、設定によってはこまめに短い広告が挟まるせいで気が散る点、内容が精査されていない点、過剰な性的コンテンツや暴力的コンテンツが紛れている場合がある点、そしてそもそも広告自体が面白くないと感じられている点の5つが挙げられるでしょう。よっぽど広告を見たい人じゃないと今のYoutubeは見てられないんじゃないの?
余談だけど、全ての広告はリンクを取得できるようにすべきだと思うんですよね。そうすれば有害な広告はリンクを直接運営に突き付けて通報できるし、広告ファンは好きに広告を見られるし、視聴者が好きな広告はSNSに拡散して広告に協力できる。
まさに三方ヨシの施策だと思うんだけど、それが実現しないのはやっぱりプラットフォーム側が変な広告だろうと儲かれば良いから検査を素通ししているんじゃないか。現状のまま30秒飛ばせない広告をやるのであれば、そう疑われてもしょうがないと思いますよ。
・スマホのコンテンツ視聴におけるデータ使用量、約4割が広告によるもの
スマホでインターネットしている時のデータ使用量の4割は広告によって占められているらしい。つまりこの世に広告が無かったらもっと他のデータをたくさん送受信できるインターネットだったかもしれないと。
でもインターネットで金を儲けようとした時、人類は未だに広告を見せるという事がベストの手段になっているからこそ広告のデータ使用量が多くなっているんでしょうね。よって5G通信が生まれた後に何が一番発展したかと言ったら、結局目に見えるところだと広告の高級化な訳です。
実際最近のバナー広告の進化ぶりは目を見張る物があります。無駄にスワイプできる、バナー広告がデカすぎてスマホ画面を覆いつくす、広告動画で美麗な映像を閲覧できる。スマホバナーの発展ぶりと来たら最近の動画広告よりもすさまじいかもしれません。
どんなに技術が発展したとしても、そのほとんどの技術が見栄え良く、データ通信量をアホみたいに食う広告を見せるために使われていると思うと広告ファンとしては実に喜ばしい事である。きっと人類はどこでもドアを開発しても広告が表示されるようにするだろうし、タイムマシンを使っても過去の世界で現代最新のやせ薬の広告を見られるようにしてくれるでしょう。
広告界隈の未来は明るいな!
・Youtubeが広告ブロックをブロックし返す機能を試験導入
Youtubeが広告ブロックをブロックし返す機能を導入し始めたらしい事も大きなニュース。実際今まで何故無かったのかレベルの機能だと思うんだけども、やっぱりブロック側と対策側で延々イタチごっこをしているんでしょう。
とはいえ広告があるからこそ飯を食えている人間もいるワケだし、広告無しで見ているのは実質的に泥棒をやっているのと一緒なんですよ。万引き防止のために万引きGメンを配置したり防犯カメラを設置するのと一緒で、広告ブロック対策は割とずっとYoutubeが取り組んでいたんじゃないかなあと予想しております。
ただ、結局広告に文句を言われているのはそもそも放映されている広告自体が悪質である点がすごく大きいと思います。だからちゃんと広告は全部一定の検閲をした方が良いと思うんだけども、多分少しでも広告が検閲され始めたらこの広告noteの文量は毎月10000字くらいになっちゃう。良い事です。
あと注目すべき点として、このニュースが出た時に「プレミアムに登録しろよ」という反応が想像よりも多かった事が挙げられます。
Twitterも有料会員になって広告を減らしている人が増えているし、いよいよ人々にも広告は金を払って消すもの、という認識が生まれてきているように思う。
最近この広告を集めたnoteの閲覧数が減ってるのも、多分そもそも広告をブロックしてるからマジで広告を見たくないです、って人が多そう。大体広告をまとめてるだけで960いいねも貰えてたエバーテイルが異常だったんだよ!
インスタグラムは見るだけでもOK! という広告。以前もそういうのやってなかったか?
Twitter上でも時折インスタの広告を見かけるのは、やっぱりTwitter勢を他SNSに取り込みたいという魂胆が見られます。正直今時インスタ、Tiktok,Twitterは皆やってるもんな気がするけど、念入りにやっておいて損は無いと読んだんでしょう。現に自分はインスタに飽きてTwitterしかやってないんだし。
・SUMSUNG JAPAN
スマホの広告。画面を折り曲げられるスマホであるおかげで、まるで他人が撮ったかのような写真が撮れるのが魅力であると。
映像の内容としては良いんだけど、広告動画のタイトルが気になる。『ハンズフリーで他撮りのように自由なセルフィーを。』って、自撮りは「セルフィ―」と言うのに他撮りは「他撮り」なのかよ、と思ってしまう。自分がタイトルをつけるなら『手放しで満足出来るセルフィーを』くらいにしたい。文言の中に不必要なカタカナが入ってくるのがイヤだし本当はセルフィーも自撮りと表現したいんだけど、そういうこだわりがある人間は多分コピーライターに向いていない。
あとスマホの広告はどれを見ても一般女性や一般男性らしい人物がオシャレな雰囲気でいて、ゴシック体の単語がポコポコ出てくるような内容ばっかりなのは何なんだ。appleと言いサムスンと言いgoogleと言い、スマホの広告はオシャレで利便的な生活を営もうみたいな爽やかさばかりを紹介する。そろそろ変わった広告をお願いしたいです。
Sペンなるアイテムで写真に落書きが出来る。
最新のスマホなのにペンを使うのかと感じる人もいるかもしれないが、指で上手く反応しない人の場合はこういうペンがありがたいんじゃなかろうか。写真に絵を描くかは知りません。
・アクセンチュア
オシャレな映像だあ。
海外の映像広告はとことんオシャレか、とことん変かの両極端だなあと思ってしまいます。でも英語ばっかりだと自分も直感的に分からないし、変な広告ばっかりでも困るし、オシャレな広告ばっかりでも窒息するし。
自分は一体何の広告を見たいんだ!?
・Qoo10
今時の若者にウケそうなハイセンスでオシャレな感じの映像広告。
思えばこういう雰囲気の広告ってありそうであんま無いよね。今後いっぱい出てくるのかもしれんけど。
・スマドリ
体質や気分に合わせて好きなのを飲みなよ、というキャンペーンの広告。今回は0.5%のビールを取り上げて、「たまには飲もうかな」というアルコールが飲めない人と、「今日は控えたいから低アルコール飲料で行こう」という飲める人の対比を紹介している。
ノンアルコール飲料も低アルコール飲料もこのキャンペーンに絡めて告知できそうだが、逆に高アルコール飲料は告知が難しそうだなと思いました。飲めない人は普通に飲めず、飲める人が頑張って飲むような代物は告知が難しそう。
とはいえそんな飲料はわざわざこのキャンペーンに絡める必要も無いって感じなんですかね。
・ファブリーズ
千鳥の大吾も広告に出てくるようになりました。千鳥のノブの方が広告によく出てくるのは分かるけども、大吾の方がソロで出てくるのは珍しい。レイクの広告で踊っているのは知っているんですけどもね。
広告としては子供に車内を見せたらくさい、と言われて逃げられてしまう話なんだけども、ここで大吾をキャスティングしているのが生きてくる。愛煙家芸人として売っているのは今時珍しいので、大吾を起用するだけで「何故臭いのか?」という理由と「煙草臭さを簡単に消せる」というメッセージを省略出来るのだ。これにより無駄な情報を映像からそぎ落とし、スッキリとした印象の映像に仕上がっている。
千鳥大吾はスーシャルディスタンスシリーズで広告出演回数が増えていたけども、愛煙家という個性もここまで広告に活かせるのは日本ではもう大吾くらいの物でしょう。今後もタバコにちなんだ広告を期待しております。
・プチシルマ
随分懐かしい広告だぁ。研ナオコってまだ芸能活動をしてらしたんですね。
昔はテレビをみんなが見ていたのもあるだろうけど、このプチシルマのテーマは本当に耳に残る良いテーマソングだと思うんだよなあ。実際にこの商品を使った事は無いんだけど、テーマソングだけでも知ってますってのはやっぱり大きいよ。将来大人になった時、こういう懐かしい広告のリバイバルから同じものを買いたいと思う動機になる。
こんなに懐かしい広告は無い。
メイキングムービーもあります。
楽しそうに撮影していて本当に良いですね。研ナオコも69歳だし、もう自分もずっと昔の広告を覚えていたもんだなあと……
志村けん出演バージョンのプチシルマの広告の方が印象に残ってる方も多いんじゃないかなあ。
このシリーズもなんだかんだ復活して良かったですね。
・にしたんクリニック
急にサスペンスみたいな事をやり始めるじゃん。とりあえず「タンタンターン にしたんたーん」って言っておけばふわっと面白いし、船越英一郎を出せばサスペンスになってしまう。演者のキャラパワーでゴリ押しましたって感じの広告でかなり好きです。
ところでタンバリン芸はGONZOから許されたんですか……?
・アンダーアーマー
なんか高校野球部は皆着てる印象があるアンダーアーマーの広告。いつまでも一定の需要がある衣料だ。
大人になってもアンダーアーマーを着ている人はあんまり見ないが、運動好きな人なら使用しているんだろうな。自分は着た事すらありません。運動音痴め。
・Ray-Ban
今ではレイバンのサングラススパムの話題もすっかり聞かなくなったが、レイバンの真面目な広告の話題はもっと聞かなかった気がする。そんな中で、レイバンは木村拓哉とコラボした広告をスタートした。
木村拓哉はいつになってもカッコいいというか、元SMAPメンバーは全員何かしら未だに活動しているのはすごいなあと思います。さすがに歳を取ったとはいえ、それでも歳相応のカッコよさがある。たまにHEROの再放送をやっている時に異様に若いキムタクを見るせいで「老けたなあ」という感想を抱くだけであって、今のキムタクはキムタクでカッコいいんですよ。
このまま彼はイケてる人間としてファッションモデルみたいな活動を続けるんだろうなあ。
・Insta360
犬にカメラをくわえさせて撮影しているハンディカメラの広告。
Twitterでもどこでも動物が出ている広告は無条件に褒められる。広告に動物を出演させるの禁止しないか?
・ストリートファイター6
吉田沙保里がゲームの中を歩いて、恋しさと切なさと心強さとが流れ始めるんだからもう完璧と言わざるを得ない広告です。
正直この評価は自分が格ゲーファンである贔屓が多分に入っている事は否定できないんだけど、たった1ヶ月で172万回再生された広告になっている時点で贔屓目抜きにしても優れたコラボだったと評価せざるを得ないんじゃないですか。
この広告の未来の話にはなるけど、吉田沙保里の広告で話題を掴んでからCRカップで本当に面白いゲームだという事を知らしめた流れは昨今のゲームプロモーションの中でも10年に1度の正統派な広告戦略だったと思います。キャスティングも良く、広告に使用している映像も良く、タイミングも良い。普通に褒める事しか出来なくなっちゃうよ。
体験版の広告もあった。
格闘ゲームのプロがこぞって体験版を毎日やりこみ、体験版でオフ対戦会を開き、一部の選手は関西から関東に遠征して体験版での対戦を行ってまでCPU戦でルークを仕上げ続けている様には感服しました。それくらいの意識の高さが無いとプロにはなれねえって事よ。
オープンベータの告知。
オンライン対戦のテストをたくさん行ったおかげで比較的安定したオンライン対戦環境が出来ているのは間違いない。
プロ勢が延々オープンベータのトレモでキャラ研究していたのは面白いっちゃ面白いんだけど、それじゃオンライン対戦のテストにならないだろ!
・ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム
ゲーム業界の人間がこぞって大名作だと宣っていたゲームらしいです。自分は買ってすらいません。だってゲーム業界関係無いし……ゼルダの伝説シリーズやったこと無いし……
最近はゲームも多岐に渡り過ぎて、一概に「ゲーム好きならこれをやってないのはモグリ!」みたいなのは無理なんじゃないかと思っている。昔から「『クロノトリガー』『ゼルダの伝説』をやっていないのはゲーマーにあらず!」みたいなゲームオタクの雰囲気がマジで嫌いだったんですよね。自分は中高生の時家庭用ゲーム機が遊べない環境だったからずっとゲーセンにこもらざるを得なかったし、大学生になって家庭用ゲーム機を買っても結局ゲーセンにいた時間の方が長かったこじれ人間なんだぞ!! そのせいか青年期以降は家でのゲームが集中出来ず、ゲームより文章を書く方を優先してしまう個人的嗜好が出来上がってしまった。
それに今の若者が原神とウマ娘しかやっていない! という嘆きの声だって、一昔前に遡ればそれこそクロノトリガーをやっていないのかとか、ゲーム好きなのにゼビウスやスペースインベーダーをやった事が無いのかとか、そういう議論になるんじゃないですか。それで色んなゲームをやったらやったで「ゲームばっかり遊んでないで他の体験をしろ!」とか言われるんだから名作ゲーム議論はもうどうしようも無い。いい加減にしろ。
まあゼルダの伝説自体は優れたゲームなんだと思います。肝心の広告も、現代のゲーム広告なのにゲーム映像10割の濃密な告知映像になっていて、見るだけでワクワク出来る良い広告だよ。
それでも何かゼルダの伝説を見るたびにムカついてくるのは、そういう個人的な多数派ゲームオタクへのやっかみがずっと残っているんでしょう。これだから私は人生の半分損してます。
・キュービックスターズ
キュービックスターズというシューティングRPGの広告。
これもモンスト族らしいが、モンストのロゴは入っていない。mixi系のゲームは何でもモンストの名を冠すると思っていたんだけど、別にそんな事は無いらしい。これはストーリーを紹介しつつ、有名声優とキャラ、ゲーム画面を出している優等生な広告です。
もうちょっと細かくゲームを紹介している映像。スマホを傾けて操作するゲームで上手く行ったタイトルはあまり知らんのだけど、キュービックスターズがその第一号になってくれることを祈ります。
スマホを傾ける系のゲームは動かしていて楽しいというよりも思い通りに動かない、ブレーキをかけたいところでかからないストレスの方が上回りがちな気がする。それで慣れるまで練習しても、結局普通に仮想パッドで操作した方が楽しいんじゃないかという感想になってしまう場合が多くて……
スマホを傾けるアイデアのゲームはガチャがあるゲームにするよりも、傾ける事を活かした買い切りのアイデアを一つ作った方が面白くなるんじゃないか? とは思うが、多分そんなのよりガチャをやらせた方が儲かるんでしょう。しょうがないね。
・タワーオブスカイ
タワーオブスカイはホロライブとコラボ。最近リリースしたのにいきなり現代の若者にウケているVtuberコラボをやるスピード感がすげえや。
この広告だとゲーム画面に関しては一切見せない。基本的にタワーオブスカイを知らない人はゲーム画面よりコラボ先のキャラのイラストを見たいだろうし、次の広告でゲームの紹介もやっているし、こういうのでも良いんじゃないですか。
ホロライブの挑戦状という形でゲームを遊んでもらうようなイベント紹介。
これでゲーム内容が気に入った人はやってくれるんじゃないですか。気に入らなくてもコラボしているという理由でやってくれるという見方もあります。
・モンスターストライク
フレンドと引けるチョイスガチャなる物を紹介している。1日1回無料でガチャを引けて、友人と一緒にやると2体もらえるんですって。★5レアがもらえる確率も50%、ニブイチでもらえるというそれなりの高確率ぶり。
これでご新規様を増やそう、という施策なんでしょう。よく考えやがったな。
超獣神祭の紹介広告。
モンストが広告をやるときは毎回超獣神祭である印象が強い。2023年はそういう方針でやっていくんでしょうね。
進撃の巨人もさんざんコラボしてきたもんだぁ。
大手ゲームなら進撃の巨人とは大体コラボしてきてるんじゃないの。
・CARAVAN STORIES
キャラバンストーリーは推しの子とコラボ。推しの子は毎月別の何かとコラボしてるな。
今年のスパイファミリー枠は推しの子にしたいんだろうなと思います。広告の内容自体はかなり普通。
・パズル&ドラゴンズ
パズドラは式神使いと妖というイベントを告知。マジで普通のイベントの告知だからびっくりしちゃったよ。コラボの時だけ広告をやるものかと。
広告の内容はそんなに変な事をしていません。キャラのイラストを見せるだけ。
普通のコラボ広告はコレ。
シン・仮面ライダーのハッシュタグがある割に、シン・仮面ライダーは出てきていない。
・World of Warship
手元動画をワイプで掲載しているプレイ動画。
こういう手元動画って音ゲーとかではそれなりに見かけるけど、こういうゲームでも手元動画ってそれなりに需要があるのかな。
勝った時のガッツポーズが控えめなのが面白い。
・アズールレーン
アズールレーンはもう水着イベントの広告を開始。結構早い方じゃないですか。
尻の部分が全部謎の光で消されているが、まさかお前……?
いちいち股間部と胸部を白でぼかしているのは、完全にアダルトな事をセーフなラインで収めてえなという目論見あっての事でしょうね。
あんまり過激なエロ推しに走り過ぎると危険だからな~とは思うが、他の広告はもっと過激な表現をしているのでこれくらいは全然セーフだと思います。
ぼかし無しバージョンもある。
ぼかしがない方がむしろ健全に見えるのはぼかしのマジックですよ。
アズレンはスケベ売りだけでなくちゃんとカッコいいアニメが出てくるのがすごい。
さっきまで光で局所を隠してスケベ演出していたゲームとは別物だよ。
・ブルーアーカイブ
ブルアカもよく毎月毎月新キャラが出るな。ソシャゲじゃ普通なんですけども。
近衛ミナも助平な衣装が出たら色んなイラストレーターがこぞって描くようになるのでしょうか。現状まだあんまり見てない印象がある。
ブルアカにしては珍しくゲーム内映像をメインにまとめたイベント、キャラ紹介動画。
この月のブルアカと商人放浪記は奇しくも同じ構え、チャーハンを作る人物が登場していたのも印象深い。
・エーテルゲイザー
エーテルゲイザーも広告を出しているんだけど、広告自体は愚直にテンプレなのでそんなに言う事が無い。障月・アシュラは初見のキャラだなってくらいです。
今のところYosterのゲームの中でも一番話題になっていない気がするんだけど、これもどこかでインフルエンサーに見つかってウケたりするの? キャラがエロいとか、設定がエグイとか、ストーリーが泣けるとか、またそういう話題でオタク共が飛びつくんか?
今はブルアカが盛り上がってるから地味なだけであって、どこかのTwitter有名人がエーテルゲイザーを取り上げた途端にオタク共が持ち上げ始めるんだろうなと思ってしまいます。でも同じくYosterのガーディアンテイルズだって話題が少ないじゃんと言われたら、それはそうなんだけど。
・アークナイツ
アークナイツだけはいつまでも広告がオシャレ。もうこういう路線でずっとやっていくんだろうなと思います。
むしろこういう方向性が定まって、それがハマってからはYosterの広告は強いように思います。ブルアカは透明感でアズールレーンはスケベ、アークナイツはカッコいい系列だとして、ガデテルとエーテルゲイザーはその辺で上手くハマる広告を見つけ切れていないように見えますね。
今ならまだエーテルゲイザーの広告は軌道修正が効くタイミングじゃないかなあ。頑張って欲しいです。
キャラがいちいちカッコいい。
ジャズ調の音楽に合わせて「ラヴィニア・ファルコーネと申します」って自己紹介をするのってカッコいいな。俺もこういう名前に変えようかな。
衣装紹介の映像。特にボイスなどは無く、ひたすら衣装だけ見せる。
どっちかというと元々知ってる、遊んでる人向けの広告に見えます。
・ヘブンバーンズレッド
ビャッコという虎を紹介している広告。見た目的なインパクトも強いし、実際内容も良いらしいです。内容の伴ったインパクト強めの施策を用意できる辺りが大物シナリオライターを起用している強み。
普段のキャラ紹介広告よりも伸びているのは、やっぱり見た目面の強さなんだよなあ。どんなにストーリーが優れていたとしても、美少女だけならどこにでもいるので……
・エラーゲームリセット
エラゲはアフターバーナーをご紹介。
個人的にアフターバーナーってもうちょっとイケイケなキャラの印象があったんだけど、こんな暗いもんなんですか。
・必殺仕事人S
千鳥が必殺仕事人を紹介する広告。こういうコント形式で紹介する映像は見ていて面白いですね。一生ハンドルがどこにあるかでボケるのが最高。
単に千鳥が面白いだけとも言えます。
こんな感じのコントも3種用意しております。
やっぱり千鳥が面白いだけじゃないか?
・フィーバー機動戦士ガンダムSEED
ガンダムのパチンコで次に来るのはガンダムSEEDでした。そろそろSEED世代の子供もおじさん世代ってワケ。
やたらおじさん向けのCMにシャアやアムロが出てくるのは初代ガンダムを見ていた層がそれくらいのおじさんになったから、みたいな論を見ていると、あと十数年もするとキラ・ヤマトがおじさん向け転職サイトを紹介する時代がやってくるのかもしれません。本当か?
でも玉置成実のBelieveが先行映像で流れた時点でもう感動しちゃうんだよね。
気になる点としてはSEEDが割れた時の音が原典よりショボい気がするんだけど、その後に懐かしの次回予告のBGMが始まるから「まあまあまあ……次回予告演出ええやん」になってしまう。感情のアップダウンで風邪ひいちまうよ。
最近のガンダムのグラフィックのツヤツヤ感というか、機体全体が鏡のように輝いている感じがマジでカッコいいんですよ。これだけで何度も繰り返し広告を見ちゃうね。
・バトオペ2
バトオペはサザビーを紹介。メタクソカッコいいやん……
広告なのに1分もの長尺でじっくりと動きを見せてくれるので、とても満足感がある。ダブルホーンファンネルとか初めて聞いたし「THE LIFE-SIZED νGUNDAM STATUE」というのも最初ピンとこなかったけど、これは福岡νガンダムの系列なんですね。なるほどロングレンジフィンファンネル。
・SDガンダムバトルアライアンス
ガンダムゲーにはどこにでもエアリアルがいる。
第一期放送中にやれないのは、やっぱり放送開始してから作っているのだろうか。あるいはタイミング的に無理なのか。
何にせよ水星の魔女という最新作のキャラを出さない理由はありません。万が一大爆死していたとしても、ゲームには参戦していたでしょう。
・マヴラヴ:ディメンジョンズ
女の子の衣装が異常にスケベである事くらいしか知らないゲームの事前予約広告。古いエロゲーム特有のやたらシリアスな感じが広告にもよく表れております。
マヴラヴだけはいずれはやってみようかな~と思いながら歳を食ってしまいました。いずれはやりたいは一生やらないです。
・つなキャン△
つなキャンは本編アニメをゲーム内グラフィックで再現しているような映像を紹介。
アニメを知らない人にも楽しんでもらおう、何ならアニメ未視聴の人にやらせようという魂胆を感じます。
・白猫ゴルフ
結構細かくイベント内容を紹介している。ミサトさんが紹介していたら何でも面白そうに見えちゃうよね。
なんつうか、エヴァ本編を見ていると彼女らがゴルフしてるだけで良いかなって思ってしまいます。
・白猫プロジェクト
白猫プロジェクトはこのすばとコラボ。このファンでも見かけていたし、やっぱりこの辺のラノベは大人気作品なんだなあ。
実際ラノベの読者層がおじさん、あるいはそれを読んできた20~30代の男性と考えると、このすばくらいの時代のラノベは課金を訴求するためのコラボ先に引っ張りだこになるんだろう。それ以降のラノベがこの地位を奪えるかは知りませんけども。
・ドラゴンクエストチャンピオンズ
ドラクエの新作ソシャゲ。ドラクエの派生ゲームもスマホ時代に入ってから随分増えた。昔はトルネコの大冒険とかスライムもりもりドラゴンクエストくらいだと思っていたのに。
スクエニのソシャゲの評判も悪くなったもんですが、今回は上手くやって欲しいですね。6月になってもあんまり話題を聞かないあたりで察するところはあるが……
乱戦コマンドバトルって何だろう、と思ったらRPGでバトロワをやっているんですって。発想が面白い。
でもドラクエをやっている人からは相当不評らしい。そもそもドラクエで対人戦をやるならモンスターズで強いモンスターを揃えるくらいがちょうど良かったんでしょうね。
・テイルズウィーバー:Secondrun
テイルズウィーバーが0.5周年……? と思ったら、これはSecondrunというスマホ向けに作られた別の作品なんですね。本家テイルズウィーバーは2004年に始まって今年で19周年なんですって。格がちげえや。
別に変わった広告はしていないけど、ある程度ゲームを知っている人ならまあ分かるタイトルが半周年を祝っているとびっくりしちゃうねって話でした。スマホでも頑張ってくださいと言いたいけど、最近のパソコンもスマホもスペックが変わりまくっているからSecondrunの方も19年も同じゲームを運営出来るのでしょうか。既存のスマホゲームとは全然違う形式だとは思いますけどね。
・陰の実力者になりたくて! マスターオブガーデン
新作デート風広告。こういうので良いやんって内容をしっかりなぞるのは良い広告です。
オタク君にウケる事を恥ずかしがらずにやれるのが一番えらいです。デート場所は以前の広告と一緒に見えるけども、むしろ場所が一緒だからこそキャラが変わったことが際立っているとも言えます。
いつもの動画が小さい広告もある。
チャイナドレスの姿らしいが、あんまりチャイナドレスっぽくないように見えるのは自分だけだろうか。白いドレスで料理を運んでいるとエプロンみたいに見える気が……
カゲマスの画像広告。このデルタってキャラは人気なんだろうね。
地味に幻魔石の価値がガチャ35連相当だと記載されているのが進化ポイント。先月まではそこまで書いてませんでした。
ニコ動広告のノリを画像広告にまで持ち込んでいる。コメントがどれも好評な事を見ると、やっぱりこのノリが許容されるようになってきたんだなあとしみじみ来てしまいます。
ちなみにこの5月23日の広告では6200個の幻魔石がもらえるとあるが、先ほどの5月26日の広告では10000個に増えている。この3日でハーフアニバーサリーに突入してしまったせいだろうか。
渋谷で屋外広告もやっていたんですって。
後ろで聞こえる声が全然カゲマス興味無さそうなのがリアルです。こういうアニメの広告が渋谷のハチ公前で流れてるのもちょっとミスマッチ感があって面白いけども、意外と渋谷は変なゲームの広告が流れてたりするんだよなあ。放置少女の広告なんか一生掲示されてるし。
半周年の施策として特に珍妙なのが、このラッピングハイエースプレゼントキャンペーン。こんなん街中で運転するのは相当度胸が要るし、田舎で運転するとしても同じく度胸が要ります。
注意書きに書かれた「※2018年4月~2023年6月使用した中古車となります」という文言もちょっと面白い。世の中にはどこかから中古車を調達して、カゲマスの痛車に仕上げた人がいます。
・このファン
このファンはまたリゼロとコラボ。今度はとうとうコラボ先の水着キャラまで登場し始めてしまい、もうこのすばのソシャゲなのかリゼロのソシャゲなのか分かりません。
リゼロのソシャゲはもう終わってしまったので、水着を出すとしても長く続いているこのファンの方しかない、という判断になってしまったのかな。この調子でいくとあらゆるラノベの女性キャラの水着まで登場するゲームになる可能性まである。すっげえや。
ちゃんとラムやスバルもコラボで出張ってくる辺り、ラノベコラボゲームとしての格の違いを感じさせます。
他のゲームじゃエミリアとレムだけだってのに、そこで男の主人公まで出してくれるの中々無いよ。
ストーリーを紹介する方の広告もたまに出てくるよね。
コラボ先を含むオリジナルストーリーが見られるって所も推しポイントなんでしょう。その割にはかなりたまにしか見かけないんだけども。
・アリスフィクション
アリスフィクションというゲームでもエミリアとレム、そしてペテルギウスが登場。もうどこにでも出ずっぱりじゃないの。
そういえば4月はAFKアリーナでもコラボしていたので、なんとここ2ヶ月で3タイトルのコラボに登場している事になる。どこにでもお呼ばれする状態だ。
こうなるとラムの方が全然コラボで呼ばれないのがかわいそうになってくる。このファン側には行ってるけど、他のゲームには全然出て来ません。なんでさ!
・ソードアートオンライン ヴァリアントショウダウン
ソシャゲ特有の衣装変え広告。
同じキャラを色んな服装でごちゃごちゃ出し続けるのはいつまでもソシャゲのやり口なんだよなあ。スキン変更とかじゃなくて別のキャラとしてガチャ課金をさせ続けるコスプレ商法、いつまで続くのか。10年後もやってる気がします。
・ブラック・クローバーモバイル 魔法帝への道
予告を見かけていたブラッククローバーのゲームがいよいよ登場。広告の数自体はかなり少なく、凝った映像を見せるのみにとどめている。
別にいっぱい広告をやれば良いという物でも無し、ちゃんとした広告に絞る分には良い選択だと思います。色々やれば良いってもんじゃない。
地味に主題歌がGLAYなのも良いですね。
ゲーム内映像をちゃんと見せる広告。
これもそんなに変な事はしていないし、ゲーム内映像をちゃんと見せているっぽい。本来広告ってこれで良いんだよなあ。
カルーセル広告形式でガチャ50連を告知しつつ、キャラの関係性に着目した広告を出している。
思えばガチャ数を紹介する広告はこれくらいのもんです。50連ガチャ無料くらいならよくあるレベルだし、ガチャよりゲームを紹介した方が良いと思ったんでしょう。
桜田ひよりというファッションモデルさんの広告。
ブラクロ歴3年と言うのでいつから連載しているのか調べたら、もう8年連載しているマンガなんですって。ちょうど自分がジャンプをまともに読まなくなったくらいの作品だから見覚えが無いんだなあ。
ちゃんとブラクロ歴8年の人の広告もあります。
この佐久間大介という人はSnow manというアイドルグループの一員です。でもサジェストには「佐久間大介 いじめ 犯人」とかって不穏なワードが出てくるんだから、悪評を流しちゃうとアイドルってのは大変だなあと思ってしまいました。
ハライチ岩井バージョン。
ブラクロ歴6年なんだ。そもそも芸能人が色々作品見られるのすげえなって思うんだけど、そんな隙間時間を見つけて色んなトレンドに乗りまくれるくらいじゃないと芸能人にはなれないんだろうな。
・七つの大罪 光と闇のグランドクロス
意外とグラクロでは見かけなかったキャラ紹介広告。グラフィックもこうして見るとしっかりしている。
でも300ダイヤの価値はよく分からないし、最大264連ガチャってなんでこう半端になったのかもよく分からない。
色んなキャンペーンをマメにやってようやくこの数字になるみたいな感じなんだろうか。
ソシャゲの周年期って新しいレアリティが出がちですよね。
毎年毎年インフレしていってだんだんしぼんでいくのがソシャゲあるある。結局しぼむ速度を上手い事ゆっくりにしていくのがソシャゲの手口なんだろうけども、最近のシステムが凝ってるスマホゲームの場合はむやみやたらに上限を上げなくても何とかなるようになってる気がします。まあ、その場合はシステムに飽きられて終わるんだけど……
300ダイヤの価値は相変わらずよく分からないし、ギフト&スナッチの意味もよく分からないが、とりあえず色々やっている事は伝わる。育成済みのキャラがそのままもらえる、というのもこれから始める人向けのおもてなしです。
ちょいちょい分かりづらくはあるけど色々やっている事だけは分かる。情報量を詰めるだけ詰め込むのも時には良いもんだ。
ちなみにグラクロはMAVE:というアイドルグループとコラボしている。何故……?
MAVE:はメンバーが全員バーチャルであり、スキャンダルとは無縁のアイドルグループらしいです。全部バーチャルだって話ならゲームのコラボも確かにやり放題だし、何なら不老不死だから人類が滅びてもアイドル活動を続けることが出来るじゃない。地球上が猿に支配された後も、自由の女神とMAVE:は残り続けるって話。
ダンス風広告もここまでアイドルと組み合わせるならやる理由が分かろうもんです。
でもこのMAVE:のジェナさんは七つの大罪のキャラじゃなくてMAVE:のキャラだよ。七つの大罪ファン的にそれは良いのかとは思ってしまう。
多分元ネタになるシリアスなシーンがあって、そこに4周年を絡めた広告。
その元ネタが分からないとリアクションに困ってしまうんじゃ!
これも原作改変でギャグみたいにした広告っぽい。
原作を知ってる人なら笑えるんだろうな。自分は分からないのでちょっとシュールだなあとしか思えておりません。無知を恥じる。
・ブルーロック project World Champion
ブルーロックまでニコ動風広告を取り入れてきた。先月のカゲマスに続いてのニコ動風です。
1ヶ月こういうニコ動広告を考え続けて気付いたんだけども、最近の切り抜き動画はコメントがニコニコ動画的に流れる演出をしているような切り抜きも見かけるのでこういうコメントが画面上を流れる演出自体は若者もある程度知っている説はあるよね。
若い層からするとこういうのが好きで、かつこういう広告が寒いと感じるオタクは皆プレミアムサービスに加入して広告を見ていないとすると、昨今のニコ動風広告がそれほど悪評を受けていないのも納得できるかもしれません。
ミニキャラを紹介している映像。
そういえばブルーロックのミニキャラって意外と見られていない気がします。
SSランクのキャラを育成しよう! という広告。
これってウマ……
でもブルーロックは本田圭佑、三苫薫を起用したコラボ広告をやっているんだから最近のサッカーゲームでは一番豪華なコラボをしてるよ。
電車で見かけるサッカー少年もブルーロックを読んでいるし、もうブルーロックは現代の大人気サッカー作品と言っていいでしょうね。今後ともサッカー日本代表を全員コレクションするくらいの勢いで頑張って欲しいです。
さすがに本田圭佑のコラボ広告という事で、ちゃんとコラボ前からしっかりした予告映像をリリースしているのも印象に残った。
「お待たせしました、本田圭佑です」という自己紹介だけでもう面白いんだからカリスマ性を感じざるを得ません。
「新しい本田をゼロからつくれ」ってのもすごいキャッチコピーだ。そんな簡単に本田圭佑を作れるんですか!? 作れるんでしょう、ブルーロックなら。
シンプルなコピーなんだけど、これはかなり良いです。分かりやすいし衝撃的だ。
・ハイキュー!! TOUCH THE DREAM
今インストールすると好きなキャラが手に入るんですって。広告している内容自体はかなり普通。
ただ気になるのは、広告内で「あなた」という言葉をやや使いすぎなんじゃないかという所。別にこれ「あなた」という主語が無くても広告が成立するよな、と思うと入れなくていい表現だと思います。
丁寧にやるなら主語が要るだろ! というご意見も当然あるだろうが、それなら広告文に「キミだけのチームを作り上げよう」とあるのはまとまりが無いように見える。意地悪な小姑のようなところを突っ込んでしまい、申し訳ありません。
・バキ KING OF SOULS
バキの広告なんだけど、自分がマジで嫌いなタイプのYoutube動画を真似てきた広告を出してきやがったので「うわっ」って声出ちゃったよ。画像と名前、役割だけ書いてそれらを横に流していくタイプの動画マジで嫌いなんだよね。
何で嫌いなのかと言えば、これをやるなら動画じゃなくて素直に文章で読ませろよって所と事柄一つ一つの情報が薄っぺらすぎる所が大きいです。これもちょっと手が込んでるだけで文字が流れる動画と一緒やん。
でもそういう個人の好き嫌いはさておいて、こういう動画の方が話題になるならしょうがない。まとめ動画さぁ……
各キャラのステータスらしきものを表示している。
これだけ人がいて体力MAXの人はいない。やっぱり攻撃力か……
新しい勇次郎の紹介。
勇次郎が毒を使うって何やねんとは思うが、まあそこはゲームの表現のアヤでしょう。あんまり言わない方が良い気がしました。
というかバキキングオブソウルズでまともにゲーム内容を紹介している広告ってこれくらいじゃないか? 他の広告だとあんまりゲーム内容に触れないじゃんね。
・ヒプノシスマイク -A.R.B-
珍しくヒプノシスマイクの広告を取り上げますが、何で取り上げるかと言えば珍しく女性キャラを紹介しているからです。
読み方もよく分からないので調べたところ、勘解由小路無花果で「かでのこうじいちじく」と読むらしいです。なんじゃそら。でもヒプノシスマイクは読み方がすごいキャラばかり出る事は把握しているので、これくらいで驚いていては始まらないんだと思います。
・崩壊3rd
ちゃんとアクションシーンを紹介する広告を始めたのが崩壊3rd。崩壊スターレイルの広告とセットで、同じくHoyoverseの崩壊3rdも広告を開始した感じだろうか。
さすがに広告の出来としては素晴らしいというか、ちゃんと遊べるアクションゲームを見せてくれる。普通は遊べないアクションゲームを見せるはずが無いんですけど……
キャラのアクションシーンをたくさん見せる広告。
この目まぐるしく視点が変わる感じは楽しい作りになっている。ちゃんとアクションゲームの広告だからニセ広告ってワケでもないし。
キャラ紹介、イベント紹介、メインストーリー紹介などをまとめて行っている。
45秒の映像にまとめている割にかなり分かりやすく仕上がっているので、イベント告知のお手本を見たい場合はこれが良いかも。
崩壊3rdの面々でキャンプをする漫画広告。
その筋のファンなら嬉しい内容っぽいが、結構な古参ゲームかつキャラの名前が分からないと反応に困る所はある。
雰囲気でふわっと楽しむのが良さげです。
・崩壊スターレイル
凝ったキャラ紹介広告。わざわざYoutubeの字幕もつけており、音を聞けないタイミングでも安心です。
映像の雰囲気が良いのは間違いないのだが、映像後期にはしっかりゲーム内容の紹介、イベント報酬などを紹介しているのも要注目。わざわざ3分もある広告にしている意味があるってもんですね。
この最後の1分はイベント紹介に使うスタイルは他の広告もすぐパクれる良い施策じゃないかな。広告でウソを紹介している場合は真似できないテクですけども。
彦卿というキャラの紹介広告。
演出がイチイチオシャレだし音楽もイケてるんだよね。崩壊スターレイルもパニグレくらい息長く広告し続けるのかなあ。
崩壊スターレイルはバナー広告にも力を入れていた。これはスワイプすると立方体を回せて、計4キャラを紹介出来るコスパの良いバナー広告である。
逆に言えば、うっかりこのバナーをスワイプした場合本題の文章にはたどり着けません。広告の情報量としては優れていても、使っている人にとっては不便になり得る広告です。
とはいえこの形式を考えたのは崩壊スターレイルじゃないし、崩壊スターレイルは悪くないと思っています。こういう形式を採用する奴も同罪だとするならしょうがないね。
・BTS Island インザソム
これまたバナー広告からの紹介。バナーをスワイプしてJUNG KOOKなる人物を探そう、という内容。
このアイデア自体はもちろん良いと思うんだけど、問題は別にインターネットサーフィンをするときにJUNG KOOKを探したいわけじゃないって事なんですよね。凝ったアイデアのバナー広告を作れば作るほど本題はどんどん見づらくなっていくという悪循環はもっと問題視すべきだと思いますよ。
「俺は広告ブロックしているから大丈夫だし~」と思っているオタクだって、今に広告ブロックアプリが禁止、対策されるか分かりませんからね。いざ広告ブロック対策が流行った時のために、早めにこういう広告はやめろと声をあげた方が良いですよ。
・エピックセブン
広告でも比較的古参であるエピックセブンは転スラコラボをリリース。再び帰ってきたと言う事で、これは復刻コラボみたいですね。
前の復刻コラボは2021年という事で、2年ぶりの復刻になるっぽい。そういえば2年前もこういう広告をしていたかなあ、と思い出してみてもいまいち思い出せないのは、やっぱり当時は魔剣伝説やらおねがい社長、エバーテイルの全盛期だったのが悪い気がします。