広告振り返り:ルーキー級~2023年7月~
・ドット勇者
今年の6~7月頃にネットを騒がせるパクリ広告枠はドット勇者だった。例年この時期になるとなぜか出てくるんですよね。露骨なパクリで視聴者の怒りを惹起し、一瞬だけ話題になる連中が。
昨年のスーパーウィザードやハンターズソウル、2021年のAge of Zと比べるとかなりマイルドではあるが、それでもパクリをして話題を取ろうという連中が一定数いるのは興味深い。
広告本編は見つけられなかったものの、憤りの記録ツイートを多数見かけたのでそれぞれ振り返ってみましょう。
ドット勇者がメインでやっていたパクリ要素はマリオの?ブロック、風来のシレンのパクリ、そしてBGMの無断引用である。
正直BGMの無断引用に関してはザ・アンツなどでもさんざんやっているだろうとは思うが、結局そこは話題になるかならないかの差でしか無い。一気に話題になったのは筐体ヶ原キバ子というVtuberの盗用報告ツイートであり、映像的に露骨に風来のシレンっぽい所を出していた所、そして比較動画が上がった所からアウトの判断が下った。
その他で言えばポケモンのパクリ、デジモンのおもちゃ紹介、スクエニのパクリ、スパイクチュンソフトのパクリ画像広告などが批判にさらされていた。パクリの幅は広く、かつてのパクリ広告の比では無いボリュームでパクリを展開しており、この節操の無さは過去に無いレベルです。
大体7月22日頃からTwitter以外のサイト、主にインスタグラムやYoutubeの画像広告で見かける事が出来たらしく、決定的に話題になったのは7月28日以降、という認識で大体間違いないはず。
これまでのパクリ広告枠の場合、2021年のウマ娘は当時のオタクの大半に刺さるようなパクリだったせいで大きな話題になったし、2022年はモンハンの開発者が苦言を呈した事から大きな話題になった印象がある。その中でドット勇者は1つの有名タイトルからネタを持ってくるというよりは様々なタイトルからパクリを行う事によって話題を大きくしたと言える。
あとベースにしていた風来のシレンも根強いファンがいるタイプのゲームかつこれまでにパクリ被害にあまり遭っていないゲームなので、話題が大きくなりやすかったように見えた。ポケモンなんかはエバーテイル時代から義務教育のごとくパクられているので少しパクられようが今更話題にならないが、風来のシレンは目新しいパクリなので大きな話題になりやすい。
根本的にパクリ広告を減らすにはパクられても話題にしないで粛々と版権元とサイト運営に通報して動画削除と然るべき対処を待つのが一番だと思うんだけども、現代はパクリをやるだけで一定の話題が生まれてしまうためパクリ広告の話題性は強まる一方である。まあXに関してはそういう広告が比較的少ないんだけども、Xで話題にならなくても他のSNSから広告を輸出してしまうほどのパクリになってしまうと結局同じような物だ。
結局この件に関してはドット勇者側も謝罪を行い、問題の広告は削除された事によって一応の解決を見たと思われる。これも中々レアケースで、これまで露骨なパクリ広告をやった所って謝罪もせずに該当広告をこっそり消した上で広告を続けてたパターンばかりだったんですよね。
ちゃんと謝罪した理由を考えてみると、8月に佐藤二朗コラボを控えていたのでここで広告を黙って続けるわけにはいかないという事情があったんだと思います。
あとこの謝罪文を見ると怪しい一文があって、「元委託先」なる場所が著作権侵害を犯している素材を使用した広告を制作していたとの事。つまり、世界には著作権違反を犯している素材を平気で使うような外部委託先が存在するという事を示しているんですよね。
これまでの著作権違反広告や、他のゲームで投稿されている著作権違反広告もそこが作っている可能性がある。マジで「元委託先」がどこか知りたいな。そこがやばい広告を生み出しまくっている総本山である可能性が高いですよ。
自分が見かけたのはもうパクリ要素の薄い広告だけだった。とはいえパクリ以外の広告もやっていたという事は改めて記録しておく価値があるでしょう。
ドット勇者も基本戦略としては1024連ガチャとダークテイルズ超えのガチャ数の押し付けとPS5、Switch、iphoneの広告3種の神器のプレゼントキャンペーンを軸にした広告なので、やっている事は2023年のトレンド通り。そこにパクリ要素を加えて、それまでのタイトルよりも話題になるように仕向けているのがドット勇者のポイント。
昨年までのハンターズソウルやスーパーウィザードはパクリやミーム表現による話題獲得の一辺倒になっていた印象があるけども、ちゃんとゲーム内容の紹介もしているのは例年のパクリ枠より進歩が見られる。パクリさえしていれば話題になるしなんか課金される、という時代はさすがに終わっているのだろう。
BGMがほのかにマリオっぽい気がするが、マリオではない。完全に前科から疑ってかかっている。
絵面が地味なせいか話題にもなっていません。
ドット絵の隣に普通のイラストがあるとエバーテイル味を感じるんだよな。ひょっとしたらちょっと参考にしているかもしれないけど、まさかドット勇者まで偽ホラーゲームを始めたりしないだろうな。
万が一始めたら見てやるのもやぶさかではないけど、さすがに二番煎じはウケないと思うんだよなあ。
こっちはプレゼント紹介をメインにした広告。VRヘッドセットを目玉景品にしているパターンは見た事が無かった気がします。
以前ダークテイルズでやってたmacbookの広告はあんまり景品としてパワーが無かったのかな。スマホゲームで遊びたい人とVRで遊びたい人も大分乖離がある気がするが。
職業紹介とヴァンパイアサバイバー的なノリのアクション広告。海外ゲームはとりあえず職業紹介をしがち。
ゲーム本編は少し前から流行の放置ゲー+ミニゲーム盛りだくさん系のゲームなので、こんな要素は現状無くても将来的に出てくる可能性があります。嘘広告だと言ってもその時点のウソだったりするのが困るよ。
キャラ紹介広告らしき物。
この辺はテンポ重視で見せようという努力を感じます。
Tiktokで見かけた謝罪会見広告。
1024連ガチャだけでなくSteamでダウンロード出来そうな偽プラットフォーム広告もやっている。
微妙に声が合っていない点もどうしようもないし、開発に6年アピールも魔剣伝説から続く定番の文句です。広告界隈のテンプレとパクリを両立したのが2023年のパクリ枠の末路だった。
バラエティ豊かなステージを走り回る感じの広告。3DCGでのWalkthough広告は無断盗用やアセット流用の疑いなどがかけられるが、ドット絵の場合比較的使い回していないんじゃねえか、という気がしてきます。気がするだけで、実際使い回しているかもしれません。
この辺はアセットに妙に詳しい職人の解説待ちです。
・キングスチョイス
「洋風日替わり内室」とも言えるキングスチョイスが登場。何で中華宮廷、あるいは大奥だと女の闘いをやっても納得感があるのに、お姫様があれこれ養子と実子の悩みを抱いているとイメージが崩れる感じがするんだろうな。多分海外の歴史の無理解が生んでいる幻想だと思うんですけども。
映像の内容としてはバカな実子と真面目な養子、どっちを跡継ぎにする? という内容。こういう時に世の王様はバカな実子を選んで破滅するパターンが多いように思うんだけど、実の息子をそんなに邪険にするのも難しいですって。
それにここで養子に爵位を継承させても後々大変ですよ。多分実子側にも支持する派閥があって、対立項を作って色々めんどくさくする要素が存在するんだ。広告ではそこまで描かれてませんけど。
このプロモーションムービーを見ると、やっぱり海外の王室にも陰険な女やたらしの男がいるもらしい。
結局王族争いってのはそういう所があるもんだ。そりゃ権力争いをしないと物語にも広告にもならないからしょうがないね。
アリィーというお姫様が一生苦しい思いをする映像。
公式Twitterで12話ものショートドラマを連載しており、お姫様が大活躍する物語とアマギフプレゼントキャンペーンを一挙にやっていました。
それで最終回までやった後に公開される映像が登場人物皆でアニメダンスを踊る内容なのは何なんだよ。世界観とは何だったんだ??
大体Xじゃアニメダンスそんなに流行ってないだろ! これをやっちゃうセンスが僕は大好きなんですけどね。
Youtubeショートでも広告をしていた。
キングスチョイスのショートドラマで使った映像をそのまま広告にしているんだからコスパが良いです。広告二毛作だ。
・奏でて女子校
プレイヤーは指揮者となって麗しき楽姫たちと世界を守る……というゲームなんだけど、これ6月にTakt op.ってゲームで似たような設定を見たな?
パクリなのか偶然の一致なのかは分からないが、クラシックに合わせて擬人化されたクラシックたちが悪と戦うという設定は他人の空似にしてはあまりにも似すぎだろう。
でもTakt opの擬人化されたクラシックの種族名は「ムジカート」なんだけど、奏でて女子校の「楽姫」ってネーミングの方が直感的で分かりやすい気がしてしまう。ムジカートってなんだよ。
『エリーゼのために』の擬人化。
Takt opの擬人化とどっちがより優れた擬人化かはよく分かりません。そもそも音楽という可視化しづらい物を擬人化するって結構大変じゃないかと思います。
一応テーマカラーが青っぽい緑色という所はTakt opと共通しているんだよな。
「楽姫」たちの指揮者となり「楽閻」に対抗せよ……とあるが、楽閻ってなんですか。
せっかく楽姫は良かったのに敵側のイメージは分かりづらいの何だろうな。普通に不協和音を言い換えるような内容で良かったんじゃねえかと思うけども、こればっかりはそういう設定なのでしょうがない。
・takt op.
そんなパクられ元になったタクトオーパスは、かなりシンプルに広告をまとめてきていた。無料ランキング1位ありがとう、10連ガチャプレゼントというだけです。
わざわざ※で小さく「App Store無料ランキング1位は6月26日時点で達成。」というソースを書いてくださっています。どこの馬の骨とも知らないゲームじゃあるまいし、そんな注釈が無くても自分は信じますよ。
100万ダウンロードを記念した10連ガチャもあります。
こっちもちゃんと「100万ダウンロード突破は6月30日時点で達成」という注釈が入っている。別にそこ疑いませんて。
・ドラゴンスケープス
歴代屈指の見るのがキツイ広告を出してきて注目を集めたドラゴンスケープスだが、Xでは比較的見やすいパズル広告で参戦。このパズルゲームも偽ゲームらしいけど、4月の広告を垂れ流されるよりは偽ゲームの方がずっとマシだと思います。
こんなに普通の偽パズルゲームで良かった、って思える事中々無いよ!
難しいパズルだあ。偽ゲーム広告にしてはかなり歯ごたえのある内容に見えるが、これを「5秒で解けますか?」は無理があるだろう。
一応正解可能っぽいけど、そこまで熱心に見る気にならないくらいには小難しい。
コミュニティノートも引っ付いています。
パズルゲームがちょっとだけ遊べる農場経営ゲームだからパズルをやっていてもウソでは無い、という逃げ道すら塞がれるんだから大変だよ。
それを言うならYoutubeで見かけたシラミを潰す広告は何でやってたんだって話になる。
パズルを解く広告なんだけど、画面左上の画像はハガレンだよなあ?
ミームになったらどんな素材でも使って良いのか。というかそもそもハガレンの変な顔はミームまで到達しているのか。何にせよこれはアウト寄りだと思います。
・War and Order
Age of Originsの広告を露骨にパクってきたのがWar and Order。本当に露骨なパクリというか、これだけ見ても中世版Age of Originsなんじゃないのって思わざるを得ません。
あまりにもパクり過ぎていてコメントすべきポイントすら無いじゃないの。
こっちの広告に至っては中世ベースっぽいのに銃を使っているのは良いのか!
その辺の適当さ加減が面白いと取るか、ちゃんと弓矢を使っていけと取るのか。適当さが面白いのでもっとやって良いと思いました。
・Undawn
Undawnは建物を紹介する映像を出していた。
オープンワールドサバイバルで古城だの古代の神殿だのというのはややミスマッチなんじゃないかと思うんだけども、ゲームですからね。地味なサバイバルよりゲーム映え、広告映えするサバイバルをやるのは正しい。
逆に言えばこういう基地を紹介する広告って言えばラストフォート:サバイバルの基地作成広告が思い出されるけども、それほど凝った基地要素って感じもしないんだよなあ。どっちかというとライフアフターの方をパクりたかったんだろうか。
これ見ててもどこかライフアフター感があります。
キャラメイクなどを紹介するのもいつも通り。
UnDawnのゲーム風広告。
ノリとしては大体ステサバとかと一緒。
・King of Avalon
敵を倒せば倒すだけ味方が増えていく、ヴァンパイアサバイバー的な広告。
こうして見ているとちょっと面白そうなんだけども、最後の最後で失敗オチにするための敵の登場のさせ方が強引すぎるだろ!
・ムーンライズ・領主の帰還
子供を出産したと思ったら突然狼を生んでしまい、オオカミの子と共に追い出されてしまう母の広告。
要はファミリーファームの冒険のパターンと全く一緒なんだけども、今回に関してはかなり追い出されてもしょうがないというか、恐れられてもやむを得ない理由なのが面白い。ファミリーファームの冒険の場合単にクズ男だから妻が追い出されているんだけど、四つ子のうち一人だけ狼を出産したらそりゃ不気味がられてもしょうがない所あるよ。
というかXの広告って出産シーンまではやってもOKなんですね。
・立ち上がれ! アリ帝国
ザ・アンツのパクリゲーム、立ち上がれ! アリ帝国がTiktokでは見られる。YoutubeやXでは見た事が無いので、Tiktok限定で見られる広告だと思われます。
別にアンツもアンツでTiktokで観測できるので、シンプルにXやYoutubeには手を出さない、というだけの理屈でしょう。特にXは広告するにしても色々面倒そうだし、変にXに手を出してやけどするよりはTiktokだけに抑えておこう、というのも理屈としてはわかります。
内容はアンツでもやっていたような数字比べ広告です。こうして見ると別にアリじゃなくても出来る事を広告でやっている辺りで、アンツの方が個性的で好き。数比べ広告なんかアリじゃなくても出来るんだから、持ち味を活かしてアンツのパクリでは無いアリの大活躍広告を目指してほしかったですね。
ガラス管を通る数比べ広告。これってひょっとしてアリを家で育てるキット的な物を参考にしている?
でもやる事は数比べなのであんまり捻りは無い。
・TWODOTS
重ならないように線を引いて点と点をつなぐミニゲーム広告。先月の広告と大体一緒なんだけども、こちらは外国人男性の実況つき。
2回目の失敗はわざとらしすぎるだろ!
いつもの正解出来ない広告。
7月の広告でハロウィン柄になっているのは違和感があるが、ハロウィンの時期まで擦れる広告を今のうちに投稿したと見るならそこそこ合理的かも。
線を引いた箇所が砂になって消えていくタイプ。
やっている事が一緒だが、これは「PartyBeach」とタイトルにあるので夏向けに作られた広告かも。それが6か月前に投稿されているので、やっぱりちょっと前から少しずつ季節に合った広告を仕込んでいるんでしょうね。
腕にTWODOTの落書きをして遊ぶの、小学生なら楽しそうですね。
線を引いたところに水が出てくる。ちょっと夏らしい内容だけど投稿されたのは2022年12月なの何なんだ。
・Collect Em All
TWODOTと似たような線を引くゲームです。問題を解けないとIQが減っていくいつもの表記もあるし、明確に分かるミスもあります。
ところでこれ、声がダブって聞こえるのはおま環じゃないっすよね? わざとやってそうだけどな。
・Tile Busters
野菜をテーマにした上海パズルみたいな物。上海とはちょっと違うと思うけども、大体上海に見える。
こういうゲームでもガンガン広告している辺りYoutube黎明期の延々カジュアルゲームの広告が流れていた時期を思い出すね。
・釣りオン!:Crew
com2usの釣りゲーム、釣りオン! の広告。
これはあくまでイメージ広告なのでパッとした感じはしないが、画面右側のおじさんのセリフは不釣り合いで面白いね。そのヒゲで「よし! 俺が大物を釣ってやるぞ!」とは言わんでしょ。
見た感じこれもキャラ紹介、イメージ紹介の映像っぽい。
なんかゲーム映像を紹介しない映像が増えたような気がします。別に広告なんてそんなもんだろうとは思うけども、ひょっとしたらコミュニティノートでのツッコミ対策なんじゃないかな、と勘繰ってしまいますよ。
・MLB 9イニングス Rivals
サマナーズウォーシリーズなどで話題のcom2usが野球ゲームをリリースしていた。パワプロやプロスピが広告をやっているのはよく見るけども、このタイトルは初めて見ましたね。
内容はそんなに変な所が無い……とは思う。強いて言えば自分のような野球ニワカの場合、大谷翔平くらいのビッグネームじゃないと誰が誰だか分かりません。メッツの千賀投手に関してはこの機会に覚えさせていただきます。
Youtube版はこちら。
ちょっと気になってご本人を見てみたら、あんまり似てない気が……
しっかり野球要素を告知している広告。これがスマホゲーのグラフィックなんだからかなり頑張っているんじゃないでしょうか。
でも出てくる選手の名前は誰一人分からない。野球ファンならもっと楽しめたんだろうな……
・MLB Perfect Inning 23
野球ゲームなんて皆同じだろ! と乱暴な事を言いたくなるが、これは先述のMLB 9イニングスとは別のゲームです。
こっちでは大谷を広告に使っているが、静止画なのはちょっと気になる。それでも大谷を使えた方が良いのは確かだろうなあ。この辺はゲームごとに名前の奪い合いがありそうな気がします。
日本人選手目白押しの広告。メジャーで活躍する日本人ってこんな多かったんですね……
日本向けの広告なんだから、日本人選手をメインに記載するのは正しい判断に見える。
雰囲気が超カッコいいスポーツ広告。
最初に出てくる大谷翔平の紹介にある実績がかなり多いのが驚きだよな。その後に出てくるスター選手らしき人々の実績にひけを取らない行数じゃん。
残念ながらどんな実績か分からないので行数とぼんやりした英語読解でしか内容が分からないんだけど、とりあえず大谷翔平はすごいってワケ!
ゲリット・コールさんのカードが手に入るらしい。
誰だか分からないから調べてみたところ、オールスターゲームに何度も出ているすごいピッチャーらしいです。ファンなら普通に始めそうだが、日本人がパッと分かるかは難しそう。すごいピッチャーなのは間違いないけど。
・Tennis Clash
テニスゲームの広告……なんだけど、なぜかテニスコートにゴールポストがあり、そのゴールに入れた方がテニスに勝利している。テニスエアプか?
コメント曰くこんなモードも無いらしいし、もう偽ゲームとして話題を取る気マンマンの広告です。逆に潔いね。
・新三国戦志・いくさば
また三国志のゲームが出てきたと思ったら、ゲーム内容ではなく延々とAI美人を紹介し続ける映像をやっているせいでどんなゲームかが分かりません。何故こんな広告を?
一応画面右下に表示されている「限定褒賞」という形でゲーム内プレゼントを紹介しているようだが、それももっとちゃんとアピールした方が良いでしょう。せっかくキャラ紹介にしても三国志ゲームの定番キャラである貂蝉だけじゃなくて「マウンロク」とか「チェウェンヒ」とか出してるんだから、もうちょっとゲームの内容を教えて欲しいなと思いました。
・三国志グランバウト
6月から姿は見かけていた三国志ゲー、三国志グランバウトの広告。
とはいえ三国志グランバウトって薄味な広告が多いんですよね。これは普通にキャラ紹介だし。
ゲーム内容を紹介する映像。
このご時世に曹操を美少女化抜き、ちゃんと髭のおじさんとして登場させる度胸はすごい。
インタビュー風広告。
まあまあ真面目な広告なんだけど、逆に見た目に反して真面目過ぎる感じはあります。つかみはそれなりなのに注目されてないのよ。
絵が繋がっているカルーセル広告。
この広告はちょっとカッコイイと思った。
攻城戦を紹介する広告。
ゲーム内容の紹介にしてはしっかりしているように見えるが、しっかりしているだけなのでそこまで注目されていない。内容は真面目なのにね。
三国志グランバウトの広告は総じて真面目なんだけど、真面目なだけって感じがすごい。真面目に広告しろって広告に文句言ってる人は責任もって三国志グランバウトの広告を全部100回見ろよ!
・風の王国:緑
ネクソンが送るシンプルなスマホRPG、こと風の広告:縁のクローズドβの広告。
ひょっとしてかなり昔のMMORPGなんじゃないかと思ったんだけど、元ネタを調べたら案の定1996年にリリースされた世界最古クラスのMMORPGなんですって。1996年にそんなオンラインゲームが出来たんだ、という驚きと、当時風の王国をやっていた人ってまだ生きているのだろうかという興味が湧いてくる広告でした。
・SUMMUM ARENA
少し前から流行りのローグライクアクションゲームらしいです。でも見た目的にはメトロイドヴァニア感もあるので、そこらへんの良い所どりをしているのかな。
何にせよ9月の発売以降じゃないと分かりません。Steam、PS配信の時点で、このビジュアルから突然放置ゲームになる事は無いと思います。無いよね?
・女神楽園 ガーデス・パラダイス
放置少女二世として生まれた女神楽園 ガーデス・パラダイスは128連ガチャをご紹介。とりあえずガチャ数を盛っておけ、という現代のセオリーはそのままです。
ちなみに女神楽園ガーデス・パラダイスの広告用アカウントは「女神界観測タワー」に変更されたようです。覚えておきましょう。
またぐらを幽霊の尖った部分にこすりつけるアニメ系美少女の広告。これは放映してOKなんですね? Xの審査基準的にこれがOKならもっと攻める事が出来そうな雰囲気があるぞ?
駅構内にあったアズールレーンの広告が環境型セクハラと言われた事件があったけど、こっちは普通にセクハラですよ。エロ描写がある広告自体は過去にもあったけど、ここまで露骨な例はそう見かけないです。何なら削除されてないのが不思議。
昔の言葉で言う「運営のお気に入り」って奴ね。
実写広告シリーズ。確かこの人は他の広告でも見た記憶があるんだけど、その時も胸の話題しか見なかった気がするんだよな。世界は全て胸です。
ガデパラは露骨においろけ路線で攻めている感じがするが、このノリはいつまで続くのだろうか。今ですらあんま見ませんけども。
そういえば見かけていなかったゲーム紹介PVの広告。
結局こういう美少女ゲームのキャラは皆同じ顔に見える、ってのはジジイの始まりなんだと思います。若者ならこれ全部見分けがつくんだろ!?
セリフから鑑みるにミカエルというキャラの紹介……だと思うんだけど、動画中では「キャラ」と記載されている。これ絶対仮置きの動画をそのまま広告にしたな?
リリースからそれなりに時間が経ったにも関わらず動画の差し替えもされていないので、もうこのままゴリ押すんでしょう。むしろ目立つツッコミどころがあるおかげでバズるかも、なんて下心まで芽生えてそう。
クール系のキャラを紹介。こういうキャラもよく見かけますよね。
ちょっと時代の流れを感じる要素としては、いいねボタンの位置がTiktokなどのショート動画スタイルな点が挙げられます。
まるで昔の生放送風広告と言えばニコ動っぽい演出で画面にコメントが流れているのが普通だったのに、今ではYoutubeliveのように画面右側にコメント欄があるのが普通になってしまったようなもんですね。
キャラを拡大したり縮小したりして眺める映像。
アマテラスの「だっこして~~」が気になる。ちゃんと全角の波線を使わんかい!
おもしろいポーズ大募集! という形でキャラ紹介をしているらしい。
別におもしろいポーズではない気がするんだが……
美少女! 美少女! 美少女! それでエロい事言ってれば何でも良いと思ってらっしゃる。
完全にノリがDMMのゲームなんだよね。
部屋の中から美少女を探す広告。
実際最初の画像の時点で隠れているキャラはずっと隠れているのは良いなと思いました。突然出てくる隠れキャラを紹介するような事はしません。
一見普通の画像広告なんだけど、画面下の方の下着の画像とかはこれAIで生成した画像じゃないですか? 上の方にいる美少女画像と雰囲気が違い過ぎる気が……
これAI画像でもバレない範囲の物を広告に使いつつ、顔はメインの美少女イラストの物だけを活用しているって読みが本当だったら中々画期的なやり口だと思いますよ。ジュースに水を混ぜてかさましするようなテクだけど、下半身だけだと絶対にAIだ、と断定するのは難しいですからね。何ならこうやって疑いをかけられても、話題になるからオイシイ。これは技ありです。
・ドラゴンネスト2
2010年から続く、ゲームをやっている人なら名前くらいは知っているであろうドラゴンズネストの新作ナンバリングタイトルが登場。
だからと言ってそんなに目新しい広告をしている感じは無いというか、むしろかなり普通のMMORPGの広告に見えるのが特徴です。
大体ドラゴンズネスト2もYoutubeやXではなくTiktokでしか見かけなかった辺り、やっぱりTiktokは掘れば面白い広告が出てくる金脈なんだよなあ。Xで広告漁りをするの、浅いです。
セリフは全然ないけども、「A FEW MOMENTS LATER」の画像が使われている辺り速攻で最強になれます、みたいな所を言いたいんじゃないかなと思います。
あの画像ってそんなフリー素材みたいなノリで使って良いのか、というのは知らんけど。
・Staplegames
Staplegamesはソリティアの広告を出していた。ソリティアの広告を!?
Tiktokの広告、マジで何でもありです。このご時世というか、過去の広告界隈でもいきなり普通のソリティアゲームの広告をやり始めた例は中々見かけませんよ。
ソリティアでもそりゃ広告は出来るだろうけど、わざわざ広告をやるのがすごい。
・F級冒険者成長物語
2023年の3月頃に登場していたF級冒険者成長物語もTiktok進出。
それでもイマイチ花が咲いていないように見えるのは、やっぱり広告の絵自体が微妙なせいだろうか……
・alty
トレカで資産形成をしよう! というとんでもないYoutube広告バナー。ポケカバブルに乗じた広告だとしても、さすがにこれはやめておくべきだと分かると思うよ。
単純計算でリーリエが3000万近くになると書いてるけども、そんな根拠はどこにも無いわけですよ。ポケモンカードが投資になるとかってバカげたことを言っているインフルエンサーは多いが、そんな間抜けをしている暇があったら普通に株に投資していた方がよっぽどマシだと思います。あるいは今のうちは普通に遊んでおいて、20年ほど寝かせたら改めて売ってみるようなやり口の方がマシってもんです。
mtgの再録禁止カードやスポーツ系のコレクションカードとかでこれを言うならまだしも、ポケカで投資は流石に無い。同じく高額カードを買うならガイアの揺籃の地を買った方がマナがたくさん出て楽しいぞ!
・ショッピング広告シリーズ
世界で最も小さなエアコン、こと首にかけるタイプの扇風機の告知。
実際のエアコンの原理を使っているかは正直よく分からんし、なんだかスタイリッシュな感じの映像や内部紹介を行っているにしてもこの効果が本当かは分かりません。
当然ながら良い事しか言わないから本当にそんなに冷えるかも疑わしいよ。
ハイテク・サイクロトロン技術で投げると戻ってくる空飛ぶオモチャ。ちょっと面白そうじゃないの……
近所のドン・キホーテに並んだら買います。
付け替えてブラシにも使えるシャワーヘッドのご紹介。
少し前に高級シャワーヘッドのミラブルプラスという商品があったけども、それっぽさを感じたり感じなかったりする内容。よく見たら全然違います。
そもそもシャワーヘッドに直接ゴムのブラシを付けちゃうのは海外らしい発想だよね。別々で良いじゃん、と思わずに合体させちゃう。ぼくはすき。
何となく7月はカラオケ系の広告が多かった気がするんですよね。ミドル級のSmule、Weplayはシンプルにカラオケを行うアプリなんだけども、こちらはカラオケ装置を紹介する広告です。
BGMに対して後ろの歌声がうるさすぎるのはかなり気になる。複数の音楽を同時に流すな!
ポケット付きシャツの広告。
見た目は結構オシャレなんだけども、こういうポケットってあくまで飾りなんじゃないの。このポケットから小物を取り出している人はあんま見ませんよ。
個人的にはこの広告が好み。「この半袖を着て、あなたはドラえもんである。」こんな文句、jwdthlしか出来ませんぜ!
これをペアルック(カップル服)で着ていたらまあ周囲の注目を集めるでしょうし、キャッチコピーの「漫画のキャラクター、トレンド間満載、それを着てオシャレさんに変身」という言葉も直訳って感じで面白い。
花柄のワンピースの広告。
そもそもこれそんなにオシャレかなあ……
光を抑えられるサングラスの広告。
カメラにサングラスをかぶせてちゃんと眩しさをカットしています! というのは分かりづらい気がするけど、確かにこう見てみるとちょっと眩しくないかもしれない。
サングラスの光をカットする効果ってどう表現するのがベストなんだろうな。ちょっと今度テレビショッピングでも眺めてみようかな。
牛革の靴の広告。
本革の製品なら水に濡らすような映像を使うのはあんまり良くないような気がするんですけども……
こっちは薄手の靴の広告。
靴の中にライトを入れて光らせることで薄さを紹介するのは結構良いなと思ってしまった。
まるでクロックスサンダルみたいだあ……
もうクロックスもそんなに履いてる人を見かけなくなった気がします。だからと言ってパクって良いってもんでも無いと思うんですけど。
ファンに香水を仕込んでおくといいにおいが車内に行き渡る、という道具らしい。
見た目がオシャレだから普通に欲しい人も多そうな気がするんだけど、欲しいのは自分だけなのだろうか。一部の扇風機の土台には「LAND ROVER」って書いてありましたけど、そっちから仕入れると公式品が手に入るのかな。
bittopmallからは買いたくないけど、ドンキに売ってたら買う。そういう商品です。
カーシートの隙間に入れる収納。
思いっきりベンツやBMWのエムブレムが入っちゃってるのは良いのだろうか……多分ダメなんだよな……
ヘルメットに張り付ける光るシールみたいなもの。
これ見た目がカッコいいなと思うのは未だに中二病を引きずっている証拠でしょうか。バイク乗らないから関係ないけど。
iphoneケースの紹介広告。
このデザインの広告はいっぱいあったけど、そんなにこのiphoneケースが良いかは分かりません。ぶっちゃけ普通のケースと変わらなくね? というのは言っちゃいけませんね。
水やりと餌やりを両方出来る便利グッズらしい。
よく考えるな~と思うけど、外で水あげたり餌あげたりするもんなの? かつて犬の世話をしていた時代はこんなオシャレグッズを使ったことが無かったので、外で餌やりをするイメージが中々つきません。
シンプルな折り畳み傘の広告。
車に轢かれた後の骨の確認はもうちょっとちゃんとやってほしいなと思いました。いや、疑ってるわけじゃないけど一応確認したいってだけの話ですが……
音楽やナレーションはぶつ切りで、流れる音楽は千と千尋の神隠しのメインテーマのアレンジで、カップの意匠にはシナモンロールやドラえもんがあしらわれた終わっているグッズです。いい加減にしてほしい。
著作権侵害は一つだと即座に通報されて権利者削除されるけど、複数まとめて侵害する事で通報されづらくするみたいなテクニックって本当なんですかね。昔そういう言論を見た事があるけど根拠が分からないからイマイチ納得しきれないんだよなあ……
20年壊れないらしいスパナの広告。
スパなって日常生活でそんなに使うかなあ。家庭用修理でマイスパナを持っている人がどれだけいるか。
でも男で自ら機械の修理を出来たらカッコいいな、とも思います。だからと言ってスパナで直すような物も自分は持ってないんですけども……
高枝切りハサミの広告。
高枝切りハサミを広告する時に木に登る人から選ぶつかみが面白いよね。こういうギャグセンスはちょっと見習ってみても良いんじゃないかなあ。知らんけど。
洋服を収納する布の箱。
割と便利そうだけど、わざわざ買うかと言えば迷うくらいの絶妙な利便性だ。しれっとピカチュウの顔が入ったシャツも着てツッコミ待ちも完璧です。
充電式殺虫灯、というアイテム。これをつけておくと蚊を殺してくれるらしいが、本当に効き目があるのかな。こういう広告だと以前は死んだ蚊をわざわざ広告に映していたよな?
このライト自体がちょっとおしゃれなのが救いではあります。
いっぱいカードが入る財布の広告。
「すっぽり入る」なら分かるけど「すっぽと入る」って日本語で言うかな……
長崎のヒロシさんがArticBlastを開発するまでのドラマ広告。こんな事があったのかは知りませんし、何なら日本語は全部怪しいよ。
出だしの扇風機の前に氷を吊るしておくハンドメイドの時点で映像の引きがすごいし、ArticBlastが日本の市場を席捲しているという話も初耳だったよ。
ヒロシさんがArticBlastを作る際にベルヌーイの定理を使って永久冷却のループを生み出す装置を開発した、とは言うけども、そんなにベルヌーイの定理がすごいのかは分かりませんし、大体そんなに効果があるのかもわかったもんじゃない。無知な状態で見てもかなりレベルが高い広告なんだけど、理系の人が見たらもっと楽しめるんじゃないかなあ。
・Tシャツトリニティ
7月後半のタイミングで、TシャツトリニティというブランドからネタTシャツ広告が多数登場していた。
それ以降見かけなくはなっているので、7月後半の期間に一気に広告して話題を稼ごう、的なスタイルだと思います。
ネタTシャツというだけで一定の話題が取れていたみたいなので、一気に話題を取って一気に離脱というスタイルで良かったんじゃないですか。どれだけ売れたかが分からないので、一概にどんなもんかは言いづらいけども。
・SUZURI
Tシャツトリニティと似たような変な柄のTシャツ広告。
あまりにもやり口が一緒なので書くことが無いんだよなあ……
・りな@社畜から脱出した事務OL
どこの馬とも分からない副業系広告がXにも進出してきた。こういう広告はTiktokでよく見かけていた印象があるんだけど、Xにもいるんだからやっぱり困ったもんです。
何よりこういう副業サービスはX民がわざわざ人柱になって試そうと言う事もしないので、このサービスの真偽が分からずコミュニティノートすらついていないのはホンモノのヤバさを感じます。真のコミュニティノート対策はそもそもコミュニティノートを書けるような人間が寄り付かないようなサービスをやる事だった?
露骨に男のメタファーであるバナナを食わせる辺りもあざといです。
・OLちゃん/美容オタク
Xのインフルエンサー系広告は基本的に触れていないというか、見返しても案件感が無くなっている場合が多くて困ります。この広告みたいに「#PR」と書いてあると分かりやすくて良いけども、そうじゃないと普通のポストに紛れるのよ。
結局それがTiktok的なインフルエンサー広告のまずさだよなあと思います。一般人の告知なのか企業の息のかかった広告なのかを見極めるのが困難になり、結果として広告全体の表現がいかに一般人に擬態するか、という所に終着してくる。それは広告というよりも詐欺なんすよね。
とはいえこういう時代の流れであるから、誇大広告、人気者に騙される方が悪いという強い精神をもって無料版X、無料版Youtubeを使わせて頂く覚悟を持って貧民は生きなければならないでしょう。いかに政府がこういう広告を規制しようと動いても、すぐには無くなりません。
・SynClub
AIの彼女とチャットで楽しめるアプリらしい。少し前からこういうAIとおしゃべり出来るアプリが増えてる気がします。
ボイスまで自動音声みたいだから、もう人間とチャットする必要性ある?とでも言いたげです。AIなら大体自分をヨイショしてくれて、適度にバカにする程度のチャットをいつでもやってくれる日も近いでしょ。あんまり自己中心的な奴はAIと喋ってろ! と言われてしまうよ。
・Glamme-AI Art
露骨に戦慄のタツマキみたいな人をAIで生み出そうとしている広告。最後の方はタツマキ感が無くなっているが、最初は割とどう見てもタツマキだよなあ?
6月は恋柱っぽい人も見かけたので、他にもパターンがありそうではある。見かけたのは現状タツマキと恋柱だけなんだけど……
・Photoleap
実際の映像をAIアニメ調に出来る、というアプリの告知。
こんなにAIアニメがもてはやされるのも今くらいでしょう。今のうちにAI関連の広告はしっかり見ておいた方が良いですよ。今にこんな機能は普通になり、殊更に広告にされなくなる。
露骨にApexみたいなキャラにしよう、画面構成もApexに寄せようという雰囲気を感じる。「新しいチャンピオンになります」って完全にそっち系じゃない。
あと今更最後の画面のツッコミどころにも気付きました。「スマホで作成できる作品のすごさに目を疑ってしまうかもしれません」という直訳な広告文句も面白いし、注釈文も「結果と動作速度はデモ用に脚色されており、実際の結果はユーザーの操作や画像の特徴、」で途切れているのもまた面白い。ちゃんと注釈は最後まで書きなさい!
画像を編集して無駄な物を消したり、空の色合いを変えたり出来る。こういうのが一番需要がありそうじゃないの。
別にAIアニメ調に出来て喜ぶ人ってそんなにいないんじゃねえかなあ。Tiktokで遊ぶとかなら分かるけど、わざわざ専用にアプリを入れるほどじゃないでしょ。
・LookApp
至極のゲームアプリ10選、という何ともありきたりなページへの誘導広告。中身を確認するとミリオンモンスター、三国志真戦、アンツ、メメントモリ、ドラゴンエッグ、RAID:Shadow legends、ロードモバイル、月ウサギの育て方、ヴァイキングライズ、天空のアムネジアという奇妙なチョイスが光ります。
そもそも天空のアムネジアやミリオンモンスターに関しては初めて名前を聞いたんだけど、これ本当に至極のゲームアプリですか? 案件を強く感じるチョイスだ。
ちなみに30選のバージョンもあるが、こっちでもミリオンモンスターが一番上で天空のアムネジアがクロニクルオブインフィニティにタイトルが変わっているだけなのは明らかに作為的な所がある。
世の中で最後に「〇〇選」とついているコンテンツは大抵つまらないという持論があるのだが、その持論を見事に補強してくれました。他人に選んでもらうな。自分で選べ。
・Omada
スポーツの試合結果を予想するアプリらしい。
スポーツバーで一緒にやったら盛り上がりそうな気がするけども、そのためだけにこのアプリを入れるのか、というと首をひねってしまう。自分がそんな熱心にスポーツ観戦をしていないだけで、毎日スポーツバーに行く、スポーツバーが休みでも毎日BSでやってるスポーツ中継を見るような熱心なスポーツファンならかなり楽しめそうではあるが……
とりあえずマジのスポーツファンじゃないとキツそうではあります。少なくとも毎日広告を見てキャッキャしているオタクには難しいアプリだ。
・Project Xeno
好きなXENOを仲間に出来るからリセマラ不要、みたいな広告。でもそんな事を言ってもリセマラをしてしまうのが現代人なんだよなあ。何でもかんでもケチるべくリセマラをしまくるのはもう現代病よ。
それ以外の内容は薄め。ヒカルが宣伝してたって話も見かけましたが、その広告は見かけていないので取り上げていません。多分動画内で触れてるのかな。
・デミアンサガ
デミアンサガはシンプルなキャラ紹介広告を出していた。
あまりにもシンプル過ぎるけども広告をしているのがえらい。このアイリスってキャラも中々かわいいじゃないの。
・グリムライト
これまた新作っぽいんだけど、音楽の力が偉大すぎる。こんなカッコいい音楽に合わせて紹介されたら何でも良作に見えちゃうよ。
ゲームの内容は何にも分からない。
これはトレーラー映像の切り抜きなので、詳しくはトレーラーをご覧ください。
映像はマジでおしゃれだし音楽もカッコいいです。ここに使用されている「Wish Upon A Star」も2023年広告の名曲リスト入り。
すごく意味深な広告。だけどゲーム内容はよく分かりません。
雰囲気はすごく良いんだけどね。
・ウルフゲーム ザ・ワイルド・キングダム
眠っているイノシシを狩るが、虎に襲われたのでレベル75の狼王を出そう、という映像。
日本語のナレーションを入れる手間を嫌ったか字幕で全てを補っているが、「よっしー、イノシシが寝ている.」「肉を掴んで走る」「ウルフパックの力を見せろう」と序盤の字幕は怪しい日本語を感じる。
とはいえ後半の字幕は「やばい、トラがいる!」「狼王を出そう」と普通の日本語に見えるので、最初だけ怪しい日本語を使って後半は普通の日本語にする事で注目度を高めたい試みかもしれない。そんな深読みも出来るが、多分そこまで考えてないんじゃないかなあ。
狼王を呼び出せるか!? と称して、色々な狼を呼んでいる映像。
これらの狼のどこが違うんだかよく分からないよ。
弱った犬を助けて強くなっていく様子を描いた映像。たとえ後で逆転パートがあったとしても、こういう犬が痛めつけられるような広告は嫌われる傾向があるっぽいです。
心証を考えるならやめておきましょう。
デカいトカゲと虎が喧嘩して共倒れしたところを両方食べて大成功、みたいな広告。
これやってる事がアンツと一緒じゃねえか!
妙に和風な世界観で戦うウルフゲームの広告。敵も二尾の化け猫にヤマタノオロチと妖怪じみた連中が登場しており、Tiktokのウルフゲームの広告と比べると随分誇張したような内容になっている。
何でXの方だけこんな和風な広告にしたのかは不明。一応日本限定オオカミが登場、というアピールポイントはあってもこんな敵まで出てくるのかって感じもあるしな。
親の死を乗り越えて成長する子狼。
絵文字を使ったりセリフを出したりする演出は嫌いな人もそれなりにいるとは思うが、こういう広告の場合は毒が裏返ってまた面白く感じないですか? 動物番組も広告ももっと動物にアフレコしろ。
ところでこういう動物系広告の先駆者であるアンツはアリを喋らせたことが無い気がする。もちろん自分が確認できていない所でしゃべらせているかもしれないけど、動物にアテレコするのがめちゃくちゃ嫌いな人はザ・アンツを見るべきだと思います。
過去の映像の使い回しだが、ルビがついているので一応新作。最後のバンク映像もちょっと異なります。
画面右に鯉のぼりがあるのは雑な日本観って感じでかなり好みです。
出だしは以前別の実況風広告で見かけたが、その後の展開はオリジナル。巨大クマや巨大蜘蛛を撃破し、見事に逆転するまでを描いた広告です。
こういう広告にしてはハッピーエンドって珍しいなと思うけど、やっぱりかわいそうな柴犬がかわいそうなまま終わるのは良心が咎めるってやつなんでしょう。変にバッドエンドにしてもあんまりだしね。
・ネバーアフター~逆転メルヘン~
多分ダークテイルズとタイミングがかぶってしまったおとぎ話系ゲームの広告。5月にXで見かけてから音沙汰が無かったが、Tiktokの方では見かける機会の多い広告として印象に残っています。
それで何をしているかと言えば偽MMO風広告とキャラ紹介なんだけど、他のゲームと何が違うのかはいまいち分かりません。そもそも大鎌が武器の赤ずきんってダークテイルズでも見かけたデザインですけども、まさかパクリだったりします?
別のアクションゲーム偽広告。
ネバ―アフターは完全に偽ゲームをメインにやっていこうという気概を感じます。
ナイトアーチャーが怪物王・ベバブを倒す広告。
よくもこんなに偽MMOの広告を大量に出すもんだ……
ゲーム内容を紹介しているっぽい広告。でもこれ偽MMOだからニセモノのゲームを真面目に紹介しているんじゃないの。
奇妙な事に一部分だけナレーションが抜けている箇所があるのも見どころ。「派手な魔法でも、その陰にはたくさんの試行錯誤の積み重ねがあるんだよ」というメッセージが抜けているのは妙に説教臭いからなのか、それともゲーム内容に全然関係が無いからなのか。
多分普通に入れ損ねただけだと思うんですけど。
見栄えする静止画を置くだけの内容。
こういうのも最近増えてきたなあと思います。感覚としてはバナー広告を
そのままSNSに乗っける感じだろうか。
まるでダークテイルズみたいなキャラ紹介広告だぁ。
多分ダークテイルズの影響を受けていると思います。最初の赤ずきんリリスなんか露骨にそうじゃん。
・スライム軍団
スライム軍団、Tiktokに移住。
かつてはYoutubeやXで見かけたけども、Tiktokで広告するという事でだいぶ偽要素を強めての再登場となります。やっぱりTiktokはそういう場所って事!?
内容は新しいけどリアクションに困る感じ。これならゲーム本編の映像の方がずっと面白そうだったよ。
・雀皇麻雀
Tiktokみたいなノリの広告。多分ショート用広告を正方形に成形したんでしょう。
最初のスマホアプリ税のくだりの必要性は分かりません。一応広告スタート時にスキップされないようにするテクな気がするが、スマホアプリ税のストーリーへの必要性があんまり感じられないんだよなあ。
何なら1時間で1%ずつ減っていくって設定なのに1週間でマイナス666%になっているのは分かりやす過ぎる矛盾点である。突っ込み待ちにしても雑では??
別の茶番広告。女性のぶりっ子の演技が高音過ぎてビビるのよ。
チュートリアルがしっかりしている所もちゃんと広告しております。
・ロストエデン:神力覚醒
ロストエデン:神力覚醒はTiktokでしか確認できず、他SNSにはリンクを拡散できなかったタイトルの一つ。こういう広告は面白かったり、遭遇率が高かったりする場合は意識的にスクショで拡散していました。
このゲームもアクションゲーム系広告をメインに擦っており、やっぱりTiktokでは見栄えするアクションゲームの広告の需要が高いんだろうなと察する事が出来ます。
車にひかれそうになっていた運営の神を救ったら100万ダイヤと100連ガチャをもらえた広告。おねがい社長とノリは似ているけども、運営を助けたら便宜してくれるのはあまりにも生々しすぎる。
茶番風広告をやっているのはちょっと面白いんだけど、内容はX時代の広告と一緒なんだよなあ。
・スノウブレイク:禁域降臨
スノウブレイクのダウンロード直前広告なんだけど、X Blue特有の新機能、太字を活用した広告はこれが最初だと思います。
広告にも太字機能を使えるのに使っていない広告が多いのは、やっぱりテキスト面よりも映像でどれだけ注目を集められるかという所で攻略が止まっているんだろうな。
あるいはX広告を開拓できるようなタイトルが皆別の広告媒体に流れてしまった可能性もあります。こんな面白い機能があったら往年の広告三銃士は骨までしゃぶりつくしてたはずだよ。
ちなみにスノウブレイクの広告をいいねしていたら、忘れたころに公式生放送のリンク付きリプライが飛んできました。
これ忘れたころに来たから本当にビビったんだよな。いいねした瞬間に来るAppleの広告なんかは「うわでた」って感じのリアクションになるんだけど、いいねしてからしばらく経ってリプが来ると「どちら様ですか??」というリアクションの方が強くなってしまう。
壮大なBGMで戦いを表現する、超大作ゲームを感じさせる広告。
最近のゲームにしては人の顔がのっぺりしているように感じたが、それは多分現代のゲームがどれもこれもグラフィックが凄すぎるだけです。これでも充分きれいなグラフィックだと思うけど、相対的にツルっとして見える感じがするだけだよ。
カッコいいアクションシーン詰め合わせみたいな広告。
スノウブレイクはいちいち動きがカッコいいのよ。薬莢を撃っているような露骨なツッコミ待ちのミスもやっていません。
凝ったアニメPVもある。
気になった方はぜひ全編見てください。2分だと物足りない感があるけど、ゲームのPVとしては良い出来だと思います。
・ダークテイルズ
ダークテイルズは赤の女王という新キャラを紹介。声色が妙に特徴的であり、ビジュアルの豪華さだけでなく音声の面でも印象に残るように工夫をしているんだなあ、と思います。
無料1001連ガチャも改めて広告しているが動画の最初に軽く言うだけで、後は新キャラの紹介をメインにしている。無料ガチャは一つの目玉であるけども、結局メインはキャラですからね。1024連ガチャなど刻んで上回ってくるパターンも増えてきている現状、いつまでも1001連ガチャが強いとあぐらをかいているわけにもいきません。
新キャラ「木蘭」を紹介する広告。
1001連ガチャに加えて毎日無料200連ガチャという事で、ガチャ回数の盛り方が依然すさまじいままです。たくさん引けりゃ良いんだろ、という力業ぶりに惚れちゃうね。