広告振り返り:ライト級~2024年10月~
・長谷工
長谷工は定番のメロディに駅伝の応援を乗せてきた。
そもそも長谷工のメロディにアレンジ歌詞があることを初めて知ったんだけど、割とアレンジが自由に効くようになってるんですね。
たまに見ると嬉しい枠。
・一建設
6秒で終わるアニメシリーズ、ハジメとケンとセツは新シリーズのティザームービーを公開した。当然これも6秒。
というか6秒で終わるアニメのティザームービーも6秒じゃそれは実質本編なのでは? まあええか……
・三井のリハウス
かなり懐かしい感じの映像が流れるのが特徴。
かつて転校生を演じていた宮沢りえが母親役として登場し、アーカイブ映像を使用して昔の映像も流しているので広告マニアの方は懐かしさを覚えるかもしれません。
自分は画質で懐かしさを感じる事しか出来ませんでした。にわかめ……
・NTT東日本グループ
Nにおまかせでコンピュータウィルス対策を始めよう! みたいな告知。
経営者の立ち位置である中年~老年の男女が小学校、あるいは幼稚園児的な扱いになっているのが特徴的。実際最新技術となるとそれくらいの知識だろうと言われたら否定しがたいが、これで気を悪くする人もそれなりにいるんじゃないかとは初見で思った。
とはいえ現状炎上していない所を見るに、危機感を抱いているが対策方法が分からない! という人が正しくこの広告を受け取れるような内容に出来たようです。受け手が「老人をバカにしている!」と受け取った場合は炎上しそうな広告に見えたんだけど、上手いラインを突いた。
・JR東海
JR東海は何だかんだ今でもそうだ、京都行こうというキャッチコピーを使っている。これは傑作過ぎてあと100年くらい擦られそう。
映像もいつも通りキレイなもんです。
・TOYOTA
トヨタはトヨタミライドンプロジェクトという新プロジェクトを行い、ゲームに登場するミライドンを作ったらしい。
リミテッドモードからドライブモードへの変形機構をつけつつ、人が乗って試乗も出来るというすげえ企画です。これならホンダはASIMOを作ったノウハウを下にゲノセクトを作るような企画もやれるんじゃないですか。
詳しくは以下をご覧ください。
・TAKE and GIVE NEEDS WEDDING
今年の広告の中でも屈指のオシャレ枠に入れたいのがこれ。結婚式場の広告なんだけども、こんなにオシャレな映像を広告に使っているのは中々無いと思いますよ。とても印象的な出だしから、結婚式場の華やかな雰囲気を伝える中盤、キャッチコピーが流れる終わりまで全てがカッコいい。
「今の広告は昔よりもセンスが幼稚で~」みたいなあっさい広告批評をしている人間は全員これを見ろ! と言って良いくらいの紹介映像じゃないですか。「ただしいよりも、たのしいを。」というキャッチコピーも、映像中に日本語がほぼ出てこない事もあいまってよく際立っている。
映像作品としての広告ならこれが随一じゃないですか。
・Villa des mariages Wedding
こちらも結婚式場の広告だが、やっている事が相変わらずオシャレ。個人的には先述のTake and give needs weddingの方が好きだけども、華やかで楽しい結婚式のイメージを伝えたいというのであればこちらの方が適していると思います。
これもまた一つの正解と言えるでしょう。
・New Balance
走る事をテーマにしたような映像。これまたオシャレな広告!
10月はオシャレ枠が多くて良いですね。不快じゃないオシャレな広告が見たい! という人はこの辺を見ておくんだよ!
・BIKEN
母子手帳を通して自分の歴史を思い出そう、というような広告。ワクチンを通じて人々を救う、というとても真っ当な映像です。
こういうほっこり系の広告を見ているとまさか自分の親も息子が延々と海外の広告の感想文を書いている人間になるとは思わなかったんじゃねえかという気分になってきます。そもそも自分が生まれた時期にはHerowarsのしょうもない広告も、魔剣伝説もいませんでしたし……
・日立洗濯機
これまた家族の絆みたいな広告。冬が近づき寒くなってくるとこういう家族のぬくもりみたいな話に需要が生まれてくる物なのか、本来人間なんだからこういう愛の話はいつあっても良い物なのか。
家族愛系の広告は家庭を持つ人が多い場合は需要がぐっと上がりそうなんだけど、単身者が多い現代ではなんか幸福を見せつけられているような気がする~みたいな理由でイヤな気分になる人も多いとかなんとか。そもそも広告という形で無理矢理見せつける映像として、幸福な日常というのは恵まれない人に対してあまりにも暴力的であるかもしれない。
・住友生命
何度も支え続ける保険、という所を伝えたいらしい。
なるほどこれを見ているとそういう事を伝えられているように見えるし、二人が大きく足を振り上げるシーンはとても印象的である。流れる頻度が自分は高かった事もあって、結構印象に残っている広告です。。
・HP Envy x360 14
SEIKINが実態で無いAIであるという噂をネタに、案件のノートパソコンでAIで動画を作ってみた! みたいな広告。インパクトある出だしも面白いし、ネットミームとしてのSEIKINを上手にSEIKIN自身が使用する、という新しい着眼点の下作られている広告だなあと思います。
デザインの良さや性能紹介を細かく行っているのに加えて、AIでの動画の作り方も細かく紹介しているのが特徴的。SEIKIN自身を動かすHeyGenアバター、いつものChatGPT、作曲AIのSuno、Adobe Premire ProのAIで文字起こしやテロップ生成を行って、PhotoshopのAIで画像修正や人物の選択を行ってサムネイル作成を行う。これらの様々なソフトを駆使して簡単にAI動画を作ってしまっているのが驚異的。
やっぱりSEIKINってYoutuberのトップランカーなだけあって、生成AIを用いた動画作成がとても分かりやすい上に案件先の商品紹介も分かりやすいんですよね。
そして42分の映像を2分に縮めたのがこれ。商品紹介を頭に持って来て、AIの茶番を短縮して見せて、性能紹介をたっぷりやる。
短縮しても伝えるべきことは充分に伝わっているように見える、良い広告だと思いました。お手本のような案件動画。
・レイバン
XがTwitterと呼ばれていた時代ではスパムに引っ掛かった証拠になるレイバンのサングラスが真っ当な広告を出していた。本当に普通の広告なので特に言う事はない。
「RayBanサングラス今日限り特価3999円全品全国送料無料!」みたいなキーワードが懐かしいよ。
・アレジオン
その鼻水、もしかして花粉かも!? みたいなクイズで花粉症を疑っていく。
サラサラの鼻水だと花粉疑いが濃いというのはある程度マジです。ドロドロ、あるいは固形の鼻水は花粉症終わりかけの時とか風邪の時がメインだと思います。
普段あまり花粉に悩んでない人はこの広告が役立ちそうだと思いました。自分は秒でわかっちゃうからそうでもねえなって思っちゃったけど、それは重篤花粉症であるせいなので何も誇れません。
・NONIO
吹き戻しのおもちゃで口臭の射程を表現している広告。中々分かりやすい良い表現だと思います。
でもこの表現は忘れられてるだけで他にやってる広告がありそうな気がする。気がするだけでソースが無いので、初発見ならNONIOが天才です。
・ラウンドワン
ラウンドワンはホロライブとコラボ。ラウンドワンは色々なコンテンツとコラボしているので、ネット民にウケそうなホロライブだけはきちっと広告をしていこうという心意気であるかと思います。
配信者たちのやり取りを見られるだけで良い! というのであればこの広告も結構良いかと思いますが、コラボの紹介はちょっとプライズとグッズを紹介するだけ。もうちょっと紹介しても良いのでは。
・たまごっち
たまごっちのショートアニメも広告に使われていた。
SEは昔たまごっちをやっていた人には懐かしさのある物なのでは。
・FAIRY TAIL
アニメ本編垂れ流し広告シリーズ。
総集編を見せて本編を見ろ!という所に実際繋がっているもんなんでしょうか。でも今時テレビ見てる人も少数派だろうし、こういうのもガンガン試していこうという時期に見える。
・baravia
海外のビールの広告。
日本のビールよりも休日っぽい内容な気がします。有名芸人を起用しないタイプの広告ってさらっと見られて良いんですよね。芸能人がダメってワケじゃないんだけど。
・コカ・コーラ
クリスマスのドローンショーの告知。えっ、もうクリスマスの告知ですか……
コンビニでもクリスマスケーキだのおせちだのの広告が始まると、もう今年も終わりかよって気分になってきます。まだ2024年遊び足りねえよ。
・マクドナルド
マクドナルドは「#今だけダブチ食べ美」というキャラクターを登場させ、現代にドナルド・マクドナルドのダンスを蘇らせてみせた。マクドの広告にドナルドを出せ! という過激派マックファンに対してのほぼベストな解を出してくれたな、と感心するオタクが多数見受けられました。
声優、歌は前回『マクドは大変なものを作っていきました』を歌ったmikoが担当。当然同じ広告を2回擦る定番戦略も完備。
・日清
日清はカップヌードルの新味を紹介しているのだが、まさかの水素の音ミームを完璧にパロディしつつDaisukeMADを重ねてきた。水素の音をパロディするだけならTVショッピングの2名を起用すれば作れるかもしれないが、ここにDaisukeをパロディするとなるとKONAMIに音源とBGAをもらってくる必要が出てくるのだから一仕事である。
Daisukeを踊っているDai.氏はネット上でネタにされることを嫌っている人ではあるのでかなりデリケートなネタではあるし、一瞬怪しげな雰囲気もあったのだが、まあ無事解決した模様。これらのネットミームはいずれも実在する人物が元ネタなので、必要以上にネタにするのは避けた方が無難だと言えます。
そう考えるとドナルド・マクドナルドを封印して今だけダブチ食べ美という新キャラを擁立したマクドは賢かったみたいな話になるんだけど、やはりネットミームというのは本物を使ってこそというオタクらの意見があるのも事実。新キャラを作るにしろ元ネタに忠実にするにしろ、完璧に皆が気に入る広告は難しいという事が分かる。
・どん兵衛
どん兵衛ははいよろこんでのパロディを行った。割とこれはネットミームではなく普通の広告アイデアであるように思います。
流行歌を広告にするのは早ければ早いほど良いですからね。
・マルちゃん正麺
生麺みたいな食感が楽しめる! という所を大塚明夫ボイスで紹介している。聞き取りやすい上にインパクトがあるのは流石だあ。
ちゃんとおいしそうなラーメンの紹介になっているのも良いですね。ネタに走りがちなところでネタをやらないってのも勇気の要る話よ。
・天然とんこつラーメン専門店 一蘭
一蘭のたれを紹介する広告。
というかラーメン本体じゃなくてタレの紹介なんだ。冷食というか宅配ラーメンの紹介だと思ってたのに……
・コムドット
youtubeのメンバーシップだか何だかで見られるらしい動画の広告。
やっている事としてはダウンタウンの笑ってはいけないシリーズを下敷きにした映像作品……に見える。コムドットのファンの方は嬉しいんじゃないですか。
突然この広告だけ見て「ワオ! こいつはコムドットのメンバーシップに入らないといけないぜ!」とは自分はならなかったなあ。コムドットは好きでも嫌いでも無いけど、バラエティ番組の焼き増しをするならテレビを見れば良いし、焼き増しで無いとしてもファンコンテンツならファンじゃないから見ないし。
不特定多数の人に見せる広告という形態でメンバーシップに入ってくれ、というのは中々難しいと思います。
・クラシル比較 / ライブドアニュース
Amazonセールの紹介広告。
だから何でこういうのをAmazon本体じゃなくて他のアカウントから出すんだってばよ!!
この形式は結局商品名が出てこないので何を買えば良いのか分からんのも問題。
商品名を紹介してくれる。
一応商品名が分かれば何とでもなるし、これは良いんじゃないですか。
でもこの広告は商品の良さすら紹介しやがらない。
これならTemuの広告の方がよっぽど良いよなあ!
ライブドアニュースの場合は具体的な写真を出していくスタイル。
それにしてもやってることがどいつもこいつも一緒なんだよ!
・Threads
そういえばXの移住先として一時期候補に挙がっていた、ThreadsというSNSの紹介。あの移住騒ぎからしばらく経った現在ではBlueskyかMisskeyかって雰囲気か、いっそ諦めてXに残留するって覚悟の人もいるように思います。
でもこの広告を見るに美容の話題でわいきゃいして欲しいんだろうから、イマイチX民にはウケが悪そうな気がします。実際AI学習騒ぎになっても移住先としての話題になってない時点で根。
・X
アンケート系の広告の中でも、どのゲームをやりたいの? みたいな調査があったのでスクショしてしまった。
EVONY、Herowars、キノコ伝説、レイドと広告界隈での重鎮タイトルが揃うが、その後のメッセージを質問を見るにHerowars側が出したアンケートのように見えます。
このアンケートがそんなに効果を発揮するかは分かりません。
Xアカウントのアナリティクス……要するにどれだけ見られてるかとか、リンクのクリック数とかを見る事ができるって話です。
普通にXをやってる分には暇つぶし程度のデータになると思いますが、マーケティングを真面目にやるとなると必須になります。以前はこれタダで出来たのにいつの間にか有料になったんだぜ?
自分はプレミアム登録する事によってアナリティクスを見られるプラスと、広告が減ってしまうマイナスを天秤にかけた結果マイナスの方が大きいと思って登録していません。
・選挙に向けた各政党の広告
・公明党
地味すぎる実績という形で、公明党がやったことを紹介する広告。よくあるshort動画みたいだあ……
多分そういう形で広告しようと狙ったのだろうが、自分はこういうタイプの動画があんま好きじゃないんですよね。とはいえ今時の若者~中年はこういうの見てるんだろ? と言われたら一般的にはそう否定出来なさそう。
公明党所属議員の経歴まとめ。
よく議員は色々言われるもんだけど、実際議員って相当賢い人ばかりなはずなんです。不祥事だけニュースになるから皆税金食いだ、みたいな気がしてしまうだけであって。
公明党は他の政党に比べて実際にどんな政策を行うかはあまり告知していないのも大きな特徴。とにかく人となりを知ってもらいたい、という意図を感じますね。
・共産党
広告だけ見ると真っ当な感じがするのが共産党。広告でもダメそうみたいな感想を抱いたら終わりなのだが。
結局広告がどんなに良くても実績がダメじゃどうしようも無いんじゃい! というのは間違いないのだが、ここまで無難なら逆に良い広告なんじゃねえかと思います。
・日本維新の会
若者、現役世代が損をしないようにしよう! というアピールが主。
インターネットで広告を見ているのは若者だろう、という目算はそれなりに正しいように思うし、街中での選挙活動で中年~老人層を、若者はネットで取ろうという考え方なのだろう。
カッコいい感じの映像。
イメージ戦略はこっちという事なのかな。
・国民民主党
手取りを増やそう! という所にフォーカスしたのが国民民主党。そして具体的に何を引き下げるかを告知している。
突然玉木雄一郎が「上」の人文字のポーズを取り出す辺りも含めて、中々インパクトのある広告だと思います。議席を増やした要因を考えるとインターネットでの評判が良かったのもあるだろうが、国民民主党に関してはアピールが分かりやすかったのも追い風になってそう。手取りを上げますって主張が一番分かりやすいじゃん。
・立憲民主党
また政権交代って言ってる……
そういうスタンスだからしょうがないし、むしろ政権交代以外を言ってたらびっくりしちゃうかもしれない。物価高から国民を守る、教育無償化なども言っているが、結局最後の政権交代が一番言いたい事に見えてしまうのは自分だけなのだろうか。
・2024年10月の広告ニュース
・Amazon Prime videoに広告を表示
海外では既にやっていたらしいアマプラビデオでの広告表示を開始するらしい。
後日広告表示をしない有料オプションも発表します! とか言っている辺り、有料会員なら広告を見なくても良いという価値を付与するのはあんまり好きになれないんすよね。皆が有料会員になって広告を見なくなったら、結局また広告を見せるための別のオプションをやり始めやがるんだ。
だから本音としては広告を見せたいんだろうけども、広告を見なくて良いという価値が一番使用者には求められているんだからどうしようもない。広告を消せるならナンボ払っても良いと思っている層が一定数いるのも、この傾向に拍車をかけているように思う。
・SNS偽広告訴訟 メタ本社“真実性確認の義務ない”神戸地裁
4月頃に話題になった有名人の偽広告の話題だが、なんとfacebookを運営するmeta本社的には「広告の真実性を確認する義務は無い」と主張して全面的に争う姿勢を示したと言う。いやそれは通らんでしょ。
犬のフンみたいな広告だってテメエ様は大体褒めてるだろ! みたいな話になるかもしれないけど、こういう詐欺広告がはびこってこれ以上広告に対してネガティブ意見が増えすぎるのは自分としても不本意なんすよね。
AIの監視で何とかする! と思ってるのかもしれないけど、実際それが上手く行かずに有名人の詐欺広告で溢れてる現状を無視するのは許されないと思いますよ。ここはしっかりmeta本社にお灸を据えて欲しいもんです。
・広告スキップボタンの仕様が変更
広告スキップボタンの仕様が変わり、これまでは「あとn秒で広告が終わる」と表示されていたのが、現在では「スキップ出来るタイミングになってはじめてスキップボタンが表示される」ようになった。
さすがに広告が始まった途端にスキップボタンが表示されるであろう場所にカーソルやら指やらを準備されてしまう状況がよくないとされてしまったんでしょう。そりゃそうなんだけどね。
GIGAZINEが広告スキップボタンが消滅!! というセンセーショナルな話題を持ってきた事もあったが、これは間違いでは無いけど誤解を招く見出しだったと思います。
・2024年10月のVtuber告知
・チーシュ・カラメル / さんそちゃん / 青狼ピピ
XでもVtuberの広告を見かけるようになったのでチェック。まだ他にもいるかもしれないが、10月は3人という事でお願いします。
・姫乃なぎさ
女勇者系Vtuberという新ジャンルの方。
投稿自体は2年前なので活動内容も変わっているのでは? とは思うが、内容はそんな2年前でも大丈夫そうな雰囲気がある。
ちなみにVoot Productionという個人事務所に所属しており、他に速水チハヤという方もいるようです。
・心摘ありさ
ソウルハンターという聞いたことの無い職業に就いている人。心魂(ソウルジュエリー)ってなんだよ。一応他の生放送では電撃ソウルハントという企画をやっているので、そこらへんで設定を多少回収している……のかもしれない。
心摘ありさが所属しているいちプロは2024年3月にも新人Vtuberを輩出しており、彼女は4期生にあたります。3月に登場したのが3期生だったので、無事にシェアを拡大しているようです。
ちなみに心摘ありさはShortでも広告を出しており、早口言葉をしていた。
Vsingerというタグが入っているが、歌枠よりも原神やゼンゼロ配信の方が多かった。
・ニリム・スノーメルト
雪国の皇女として登場した獣耳系配信者。暖かい国に来られて良かったね。
心摘ありさと同じくいちプロ所属であるが、なんと4期生は7人もいるので2日に分けて初配信リレーを行っています。ニリムは1日目、ありさは2日目である。
現状の配信はキャラ設定どおり飲酒配信を行ったり、ASMRやポケモンなど幅広めに活動を行っている。雑談配信も多めな感じがあります。
・翠匣タルタ
「みはこたるた」と読みます。
2024年5月頃に登場していたねくすとぴあというバーチャルライバープロジェクトの追加配信者です。つまりぼちぼち2期生は人気だったというように見える。良かった良かった。どれくらいから採算が取れるのかはよく分かりませんけど。
それはさておき、本ティザーPVは配信者の声と設定を伝えるシンプルな内容です。配信内容はポケモンユナイトが多めというのはちょっと珍しい個性である分、紹介映像のまとまり具合が際立つ。
・Nornis
にじさんじの戌亥とこ、町田ちまのユニットらしい。この辺りの細かいユニットまで分かっておらず、申し訳ありません。
にじさんじ勢はライブがあるたびに広告をしている印象があり、その内容はユニットごとにある程度パターン化されているように見えます。この辺は上手にテンプレを作っているように見える。
・ハルルナ
株式会社HEIWA公式、パチンコ専門のVtuberらしい。そんなのもいるんだ……
長編動画でしっかりパチンコの性能を紹介してくれる。演出などの紹介も細かく行っており、パチンコが好きな人は見やすい内容になっているのではないでしょうか。
ここまで専門性が高く、しっかりとパチンコを紹介出来るのはさすが公式と言ったところか。
オリジナルソングもある。曲調が目まぐるしく変化するテクニカルな一曲です。ハルルナの動画全般を見ていて思うのは、全然パチンコを知らない自分が普通に面白いと思って見られるクオリティがあるってすげえ事だぜ?
もちろん他のVtuber系広告が新人の自己紹介がメインである事を考えるとここまでプロでやっているユニットと比べるのは酷なのかもしれないが、広告で見られる映像の中では相当クオリティの高い部類だと思います。
・Playstation Lineup Video
プレイステーションは人気のアーティスト、原口沙輔とかめがいあやこのコラボで広告をリリース。
新作大型タイトルを楽しい形で紹介しており、まだいつリリースされるかも分からないようなゲームも広告に交えているんだからすげえボリュームです。
ところでプレステ5は廉価版が出るか、あるいはもうプレステ6になるのかが気になって買うタイミングを完全に逸した感があるんですよね。PS4発売から7年でPS5が出たと考えると、PS5が出て4年の今は最後のチャンスに見えなくもないのだが……
・Meta Quest
ガンダムのゲーム、あるいはコンテンツを紹介するような広告。昔は戦場の絆ってゲームでドーム状の筐体の中に入ると似たような体験が出来てぇ……
ぼちぼちVR機器も世間的に流通してもおかしくないんじゃないかなあとは思うが、結局いつまでもオタク向けの周辺機器という感が否めない。
・Call of Duty Black Ops 6
CoDもネットミーム広告に便乗してきた。それもオードリー春日がヒルナンデスで椅子を壊した時のアレです。
一応椅子の形的にIKEAの例の椅子とはまた違うようです。だからと言ってこの椅子を壊すという放送事故ネタをわざわざ広告で引っ張ってくるんだ、という気にはなります。
元ネタは昼の情報番組、こちらはショッピング番組で起きた事件にしているので、上手い事カドが立たないように変えている感はある。割と職人技なアレンジな気がしますね。
・トライブナイン
前々からちょくちょく広告を見かけるトライブナインだが、体験版が配信されるらしい。
内容はゲーム画面と体験版の配信日の告知がメイン。また、トレーラーによってはキャラ紹介をより細かく行うパターンもある。いくつか用意しておいて、発売時にどの広告で行くかを調査している感が窺えます。
もうちょいゲーム画面が長めに取られた物。
youtubeよりも自発的に広告を見やすいだろうと考えての判断っぽい。
・名探偵コナンカードゲーム
少し前に登場したコナンのカードゲームの広告。
2024年はすごい新作カードゲームブームが来ていた印象はあるのだが、だいたい話を聞かなくなって今ではポケモンカードのアプリが流行の主流になってしまった。結局紙を集めるって行為の大変さ、入手の難しさがネックになってしまったのだろうか。
・金色のガッシュベル 永遠の絆の物語
テッドを紹介する映像。
あくまでキャラ紹介がメインなので、目立った要素はありません。
・カイジ外伝 激熱の街
カイジの新作ソシャゲの広告。カイジのスマホゲームって毎回何かしらの話題になっている印象があるんだけど、これは出てくる女性がカイジらしからぬ美少女揃いという所が話題になっていたように思います。
それ以外はそんなに話題になってなかったような気がする。広告も割と普通だが、ガチャ紹介などという軟派な事はしていない。まあカイジのゲームで無料〇〇連ガチャなんて言ってると博奕感が薄くなるし、これはこれで結構好みです。
美少女要素はこちらをご覧ください。真ん中の坂崎美心以外カイジらしからぬ美少女が山ほどいるのがびっくりしちゃうよ。
さすがに坂崎美心だけではガチャが回らないと思っての判断だろうか。
・ポケモンフレンダ
突然始まる長尺広告シリーズ。ポケモンがよくやってるバラエティ番組みたいなものです。
こういうのはポケモンサンデー時代から色々やっているんだと思うが、今ではこのアーケードゲーム用に別に番組をやっているんだから手間をかけているように思います。
・ディズニー ピクセルRPG
大人気作品群、ディズニーの新作ゲームのご紹介。
しかしディズニーのゲームってなんだか毎回パッとしないというか、話題になり切らず長続きしない印象があるのは偏見なのでしょうか。ディズニーツムツムくらいしか長続きしてない気が……
広告自体はかなり可愛らしい出来だが、今もうあんまり聞かないし。
もうちょっとゲーム内容を詳しく紹介したもの。
「ドッとはじまる夢の大冒険」という激うまギャグは割と好き。キャラの特性を活かそう! とは言うが、どんな特性があるかまでは細かく紹介していません。無理に特性を紹介しようとして、何を言いたいかがあいまいになってしまうよりは良いと思います。
こうして見るとHD-2Dみたいな表現になっていて可愛らしいんですよね。
ゲーム内の映像も紹介出来ている辺り、中身もそれなりに確かそうに見える。
・キン肉マン 極・タッグバトル
キン肉マンの新作アプリらしい。キン肉マンとか既に広告もしてないような古参アプリゲームがどこかにあるんじゃないかという偏見があったが、意外にも9年ぶりの新作なんですって。
内容はタッグ必殺技を伝えるようなもの。分かりやすくて良いと思います。
SSR確定チケット、20連分のガチャチケ、ウォーズマンをプレゼント。
プレゼントの量はかなり少ないように思います。少し前はこれでも充分大盤振る舞い感があった気もするのだが……
・パイレーツオブカリビアン タイドオブウォー
初めて見たパイレーツオブカリビアンのゲームなのだが、なんと7周年らしい。マジで?
7周年もするまで広告を見かけなかったというのも結構な話だと思うが、何にせよおめでとうございます。何をするゲームなのかはよく分からないし侍みたいな人間もいるのだが、ギルド戦を楽しむタイプのゲームっぽい感じはします。
・夢色キャスト
夢色キャストは2015年から2019年に運営されていたアプリだが、2024年になってアーカイブアプリとして再登場したらしい。5年後に再登場とか中々無い話じゃないですか。
ファンの方は喜びそう。広告としては無難も無難です。
・学園アイドルマスター
藤田ことねのライブ映像に立体音響要素を加えた物。
ちゃんとした立体音響なので、イヤホンをつけてみる価値アリです。
・モンスターハンターNow
モンハンNowはオモコロとのコラボの切り抜きを広告にしていた。
こうして切り抜きだけ見ると男5人が立ってモンハンしているだけなので絵面に動きが無い。
しかしこれ、ちゃんと本編を見るとオモコロらしい企画を25分くらいたっぷりやって、それからようやくプレイしている3分くらいを頑張って切り取った内容である事が分かる。
そりゃプレイ動画を使いたかったんだろうなと思うんですけども、それにしてももうちょっと前半の面白いパートを使っても良かったんじゃねえかなあ……とは思ってしまった。まあゲームプレイの方を広告にしたいのは自然ではあるのだが。
・フェスティバトル
ダンスと合わせて引きなおしガチャを紹介する。
★5確定ガチャチケットも踏まえて、この類のゲームの中ではかなり豪華な内容だと思います。10000連ガチャとかと比べるのはやめよう。
・モンスターストライク
ひっぱれ!モン太くんシリーズの新作です。
絵面が濃いいから結構好きなんすよね。長らく語ろうって感じはしないんだけど、こういうのが一番良いんすよ。
・転生したら魔王だった件 魔王と竜の建国譚
新キャラを紹介する映像。内容は割といつものやつです。
しかし最近の海外広告はしょっちゅうなろう系のパロディを行うのだが、パロディだらけのせいでなんかこれも海外のゲームなんじゃねえかと思ってしまいませんか?
むしろ日本のなろう系ゲーム人気というやつを海外もしっかりリサーチしている結果なのかもしれません。
・メダロットS
メダロットSは新装版メダロット2という事で、ゲームボーイカラー版のゲームをスマホで追体験できるようにしたらしい。1999年のゲームを改めて遊べるという事で、かつてのファンはもちろんゲームボーイカラー版を遊んでいない人に向けても訴求しているように見えます。
大体1999年ってもう25年前だし、ゲームボーイカラーをやったことないけどメダロットSをやってます、という人もそれなりにいそうですもんね。
サイカチスCを紹介する広告。
BGMがあまりにもよすぎる。こういうGB音声がたまらねえぜ。
またデジモンアドベンチャーとのコラボも開催。
割とデジモン自体どことでもコラボしているような印象はあるし、そんなに驚く話じゃないか。
・ヘブンバーンズレッド
ヘブバンは1000日サービスが続いたという事で、100億円分のクォーツ山分け、100連ガチャのプレゼント、Switch、PS5、ゲーミングPCやTVのプレゼント、そしてアップデートの紹介という王道の広告を仕掛けてきた。
ヘブバンの何が面白いって、なんかやり口が海外の広告っぽいんですよね。大量のゲーム内アイテムプレゼント、リアルアイテムプレゼント、アップデートの紹介、美少女推しは大体海外の広告でやっている定番のやつでしょ。
日本のゲームなのにこういう所を真似るのは珍しいと思います。そもそもそれが出来るってのも、中々儲かってまんなって話ですしね。
・メメントモリ
メメントモリは2周年を迎えたらしい。おめでとうございます。
紹介しているのは100連ガチャと、他のゲームに比べると少なめに見える。まあこんなもんだと思いますけども。
メメントモリのニコ生風広告。なんか2パターンあります。
切り抜き的な演出も含めているため、かなり現代ナイズされたニコ動風広告ではないでしょうか。
なんかキャラを選んでいく映像。全部第二の選択肢を選んでいるが、それだけ魅力があるキャラが揃っていますよ、という所を主張したいのだろうか。
「かわいいのはどっち?」とあるのに火力のあるなしで話をしているのはヘンなのでは? そんな事を考えてもしょうがないか。
推しの理想と現実、とか言って全キャラ可愛いぜ~みたいな内容。その辺のオタクと一緒じゃん。
それでガチャしようなんてやってるんだからソシャゲ会社の思い通りも良い所です。ソシャゲで好きなキャラを見かけても大概の場合は二次創作だけ見てるのが一番面白かったりするからな……
そんなメメントモリだが、セガが提訴したとか何とか。2周年のめでたいタイミングで……
結果が分かったら教えてください。普通に提訴されても広告やってましたけどね。
・ブルーアーカイブ
なんだか久々に見かけた気がするブルアカの広告。
内容自体はいつものテンプレなんだけども、少し前までやっていたプロジェクトKVのごたごたを考えるとよく広告を再開出来たなあと思います。てっきりもうブルアカの広告は見られなくなってしまう物かと……
ちゃんと凝った映像もある。
しばらくブルアカの広告を見かけなかったのは、やっぱり内側のごたごたの影響もあったのかなあ。
・ゼンレスゾーンゼロ
ゼンレスゾーンゼロはモエチャッカファイアというキャラソンをリリース、見事に大ヒットをかました。テーマソングが異様に人気になったキノコ伝説からテーマソングという強みまで奪っていくというのか!?
まあキノコ伝説はリアルイベント路線に切り替えたり、コラボ連打による話題獲得もきっちり狙い始めたで別にテーマソング一辺倒って話にはなりませんでしたけどね。とはいえこっちは11月20日時点で3820万再生です。話題性があり過ぎるだろ。
当然新キャラのPVもある。
独自の世界観をよくぞここまで紹介出来るような映像を出すもんだよ。和風、中華風、西部劇風、なんでもできるじゃん。
歩き方でキャラの個性を紹介する映像。
なんというかハイクオリティなゲームはやる事が違いまんなぁ! って感嘆の声しか出てこないよ。こんな走り方なんていくつかパターンを作って終わりにするのが普通なんじゃないのか。別に全員違うわけじゃないのかもしれないけど、わざわざそこを個性として紹介する辺りこだわりが窺えるのがもう強い。
アクション要素を紹介する物。
キャラクターを入れ替えて様々な広告を作る余裕まである。
2ヶ月ほど前に見かけたキャラの広告。
一応初見なので掲載。