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新課程高校社会 問題集レビュー

本日もよろしくお願いいたします。以前、新課程科目社会についての記事をアップしましたが、今回は問題集や参考書などがある程度で回ってきましたので、簡単なレビューをしたいと思います。
現在手元にないものもありますが、僕が率直に感じた評価をしたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

■以前の記事

上記の記事は、学校用教材、塾用教材、サブノート、補助輪参考書などについてまとめました。
今回の発売で地理総合の補助輪参考書・問題集が出てきたこと、社会科で辞書型参考書がそろってきたこともあるので、今回は新しく出たものを中心にレビューをします。
ただし、手元にないものをレビューすることはできませんので、その辺はご容赦ください。

■地理総合

今回一番動いた問題集が地理総合でした。上記の記事では塾用教材や学校用教材が中心の構成だったのですが、ついに市販教材が届きました。

①高校地理総合をひとつひとつわかりやすく(Gakken)

中学教材のひとつひとつわかりやすくシリーズです。著者は代ゼミの宮地秀作先生です。地理ノート(KADOKAWA)などの著者でも有名です。構成は左ページで要点整理、右ページで一問一答形式になります。これは後述のとってもやさしいも同じ形式となります。
ただ、発売されて数日たっていますが、手元にはまだありません。そのため、細かい評価については行うことができません。
タイプは補助輪参考書とみていいです。

②とってもやさしい地理総合(旺文社)

旺文社のとってもやさしいの地理総合です。著者は柴田祥彦先生です。歴史の方がすでに発刊されていますが、それと同じと考えるなら、左ページで要点整理、右側で一問一答形式の問題がある、という感じです。前述のひとつひとつわかりやすくと同じ形式です。
こちらは記事を出している時点では発売されていません(7/26頃発売)。なので、詳しい評価については行うことができません。
タイプは補助輪参考書となります。

③よくわかる高校地理総合(Gakken)

地理総合の辞書型参考書となります。著者は松永謙先生です。シリーズとしてはMy Bestシリーズとなります。今後、新課程の日本史や世界史が出ても同様の書籍になると思います。
詳しい中身についてはもう少しで発売となります(7/28頃発売)ので、手元に届き次第詳しいレビューをしたいと思います。
タイプはガイドタイプとなります。

全体的にガイドタイプ、補助輪参考書の問題集が出ました。しかし、7/20現在で地理総合ではトレーニングタイプ、ワークタイプの問題集がまだ出ていません。定期テスト用の学習問題集としてはやや物足りないと思います。学校用教材でもサブノート形式のものが中心のため、各問題集にある一問一答形式の問題をうまく活用してほしいと思います。

■歴史総合

歴史総合は以前の記事でも市販教材はそれなりに出ていました。今回新たに出たものをレビューしたいと思います。

①よくわかる高校歴史総合(Gakken)

補助輪参考書やトレーニング問題集は出ていましたが、辞書型参考書についてはまだ出ていませんでした。そこで今回、よくわかるシリーズが出ました。著者は市川賢司先生と鈴木悠介先生の共著です。辞書型参考書といっているだけあって、教科書の内容を少しかみ砕いて理解しやすいようにまとめています。しっかりとした参考書として使うのはアリです。補助輪参考書も今後色々なものが出てくると思いますが、辞書型参考書としてよくわかる、補助輪参考書としてとってもやさしい、トレーニング問題集として高校歴史総合標準問題集(受験研究社)をうまく使ってほしいと思います

本日、ご恵贈いただいたものが届いて少しだけ拝見させていただきました。ベースになっている教科書は「歴史総合 近代から現代へ」(山川出版社)ではないのか、と思いました(鈴木悠介先生、もし違っていたらコッソリ教えてください)。そのため、教科書の内容云々よりも教材作成のベースになっているのでは、と思いました(啓隆社の歴史総合要点ノートは帝国をベースにしていた感じでした)。

ただ、補助輪参考書としてひとつひとつわかりやすく、しっかりわかる本などといったもの、トレーニング問題集としてシグマ基本問題集なども出てくると思います。あとは山川出版社がどこまで出してくるかは注目です。汎用度の高いノート型問題集はまだないのが気がかりです

■公共

こちらも上記の記事で歴史総合と同様に何冊かは出てきています。今回新しく発刊された問題集もあります。

①よくわかる高校公共(Gakken)

上記の歴史総合・地理総合でもでているよくわかるシリーズです。著者は塚本哲生先生です。
もちろん、辞書型参考書です。補助輪参考書はいくつか出ていましたが、辞書型参考書は初めてです。
ただ、こちらも発売日は7/28予定のため、手元にはまだ届いていません。そのため詳しいレビューはできません。発売されて入手したのちにレビューできたら、と思います。

②とってもやさしい公共(旺文社)

地理総合でも紹介しましたが、公共版も発売されます。著者は吉田俊弘先生です。歴史総合と同じ形式であるなら、左ページで要点整理、右ページで一問一答形式の問題という見開き2ページ形式になると思います。こちらも発売日が7/26頃なので、手元にはまだありません。なので、レビューはまだできる状態ではありません。
こちらも補助輪参考書となります。

上記記事ではトレーニング問題集がかなり出ていたものの、補助輪参考書は少し足りていなかったため、これでいろいろと選択肢が増えそうな気がします。

今回はどちらかというと補助輪参考書や辞書型参考書が中心となって発刊されていました。地理総合は早くトレーニング問題集のタイプが欲しい気がしました。あとは地理総合と公共に対応した用語集があると自習学習もはかどると思います。歴史総合はサブノート形式のものが早くほしいと思います。僕も今テキストとサブノートは作成していますが、まずはベースとなるテキストができないといけないと思っています。そのうえでオリジナルサブノートを作成したいと思います(日本史は既に作成しているが、新課程に合わせて一部配列などの改訂は行う可能性がある)。

今後は世界史などの教材も見ていかないといけませんが、まずは日本史と歴史総合、公共はしっかりとまとめていきたいと思っています。
また、レビューできるときには公式noteおよび公式Twitterのほうで行います。よろしくお願いいたします。

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中学社会・日本史講師吉野@予備校講師
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