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占いが占いでなくなる占いに携わって25年が経ちました【西洋占星術講座mini ギリシャ神話・木星・ジュノー】

皆様こんにちは!占い師のミライです🐾
今年で西洋占星術を学び始めてから25年めに突入しました。
自分でもびっくりです(笑)。
今日は本気で書くぞ!!長いぞ!!
(いや、毎回、読んでくださった方に、何かを持ち帰ってもらえるよう、頑張ってますが😅)
占い以外にも、ギリシャ神話のお話も書きますから、ぜひ読んでいってくださいね。

先日、私の先生が仰っていた言葉を、皆様にシェアします!

神々の呪いがあっても、そのとおりにはならないし、抵抗しまくれば良い』
その意味を書いていきます!!

ここで言う『神々の呪い』とは、先生は占星学の先生ですから、良くないと言われる相(例えばハードアスペクト)のことを言います。

占星学(アストロロジー。西洋占星術だと直訳にならない。天体学が1番近い。習った教室も使っていた、占星学という言葉を私は使います。)を学んでいくと、これはなかなか逃れようがないという表示がわかるようになります。そしてやはり、そのようになってしまうことが多い。。

でもね、それに対して、それをどう捉えるかは、個人の采配なのです。  

***

ちょっと長くなりますが、ギリシャ神話の話をひとつ。

(占星学を学ぶのに、ギリシャ神話のエピソードは、非常に参考になります。天体の意味の理解の必須項目です!学んでいる方はぜひ、色々読んでみてください。オリラジの中田さんがYouTubeで解説してたりします。)

ギリシャ神話に出てくる神に、ヘラという女神がいます。権利を表す小惑星・ジュノーの神です。
(長く学んでいる方でも小惑星を使わない、知らない方が多いのですが、米国占星学者連盟でも取り扱われていますし、侮れません。)

木星の神・ゼウスの妻で、真面目なのですが、非常に嫉妬深く、浮気者で結構いい加減なゼウスの浮気相手たちに、様々な呪いをかけていきます。

(真面目な妻だからやっていい『権利』だと思ったのでしょうね)
(幸福の星・木星がいかにいい加減な力なのかも、これから書いていきます!)

美人で男性に見向きもしないカリストという妖精(潔癖な月の神アルテミスの侍女ですから、やっぱり潔癖)が、ゼウスに気に入られ、ゼウスに騙されたあげく孕まされたため、ヘラの呪いで、醜い熊に変えられてしまいました。

息子アルカスを産むも、生き別れの状態でしたが、再会したのはアルカスが成長し狩人になってからで、狩人と獲物という形でした。

カリストはひと目で息子とわかって嬉しかったから、近寄ったわけです。
アルカスからは、自分に襲いかかる熊にしか見えない。
アルカスはカリストに弓矢を放つ、、!!!(悲しいよ、、!!😢)

そこでようやく、ゼウスが動きます。(判断が遅い!!👺)
アルカスも熊の姿に変え、母子ともに星座にして空にあげました。

しかし、ゼウスが気をやったと、ヘラの嫉妬が再燃し、「どうかあの母子ともに、海の下に入って、休息をとることができないように」と神に祈り、呪いをかけます。(ヘラの呪い、底なし、、)

そして、休むことなく、2人の星座(おおぐま座・こぐま座)は北の空にいつも輝くようになりました。

***

カリストもアルカスも、それだけを見たら、運命に翻弄された不幸な母子かもしれません。

でも、醜くなったカリストが細々と生き延びられた力は、息子アルカスの存在ではないかと思いますし、アルカスにまで呪いがかかりましたが、それでもお母さんとようやく会えた、一緒になれた幸せがあるのではないか?

また、何とか生き延びて、その時を待っていたからこそ、ゼウスの力(木星の力)を得ることが出来たのではないか?
(木星の幸運の力を得るときは、何もしないのではなく、下準備が大切なのです。)

ヘラの呪いは『カリストを不幸のどん底に貶める』目的であったと思いますが、呪いはかかれど、もしかしたら目的、達成出来なかった、かもね。
自分がいくら正しいとはいえ、『権利』ばっかり主張するのも、トラブルが減らなかったりして問題なんだよね。
(ジュノーの理解に大事なポイントです!!)

そしてゼウスは、星に上げる力があるくらいならば、ほかにもっとやりようがあったのに、尻に敷かれて、全くぎりぎりまで動かないこと。。
(木星は、呑気、受け身、という意味合いもあります。これ重要!!そして、『腐っても木星』。この動きがなかったら、救われなかった。)

***

色々な占いがあり、自分のどうしようもない部分とか、過去や未来が当たって、これが私の宿命なのか、と、落ち込むことがあるかもしれません。

占いでなくても、そういう感覚を覚える経験がある方は、わりといらっしゃるのではないでしょうか?

私も、人生経験からもそうですし、先輩の見事な占いや自分の占いで、未来予測を含め、嫌なこと、たくさん当たっています。
宿命だとも思う部分もあり、正直ムカつきます(苦笑)

でも、占星学を知らなかったら、もっともっと、運命に翻弄されていたに違いないです。学びから色々いじっている部分があります。



占星学(西洋占星術)は、運命を俯瞰して、自分の手中に入れておけるツールです。

単なる星座占いじゃないし、個人の運気も重要なため、生まれのホロスコープだけでは占えないですし、プロ向けのサイトや占い師が書くものも含め、西洋占星術の記事のほとんどは、エンターテインメントの領域です。
(星座占いになったいきさつはこちら。そこで、一般的なイメージが大きく変わりました。)

ちゃんと占星学や、他の占術で見たいならば、ある程度の課金は必要です。カウンセラーに相談料を支払うのと同じです。



占星学は、未来が当たったら、あーそうなんだ、(だから何?)みたいな感じにすることも、事前に知ることで動き方に影響を与えることも出来ますし、気質に関してはアクティブに対策を練ることだって可能です

もちろん、当たらないことだってあります。
何故ならば、星の動きだけで世の中が動いているわけではないからです。
でも、占星学の世界は、当たる当たらないよりも、全然、もっともっと深いです。

占いに携わる人も含め、そこまで知らない方がほとんどだと思います。
占いというよりは、天体の影響がこれくらいあるよ、ということを伝えることが仕事です。

良い占いしか信じないとか、占いに全てを委ねるような方は、もっと自分側に寄せて鑑定や学習を使っていただきたいですし、占いはしたくないし信じないけど、人生の不思議や自己分析などに興味がある方は、ぜひ体験してほしい分野です。

『宿命』に抵抗、ときに受容のツールとして、私の鑑定を使っていただけたらと思います。

熱く語ったね。。心を燃やしましたよ🔥
自分ばかり燃えて、ついてきてくださっているか、微妙ではありますが。。

長々とお読みくださり、ありがとうございました😘
ではではまた!!😺

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