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神様の見えない手に導かれて
今朝も昨日に引き続き、真冬には珍しい穏やかな日が続きました。今朝は、除雪車も走っていないようです。
聖書を開くと、今日はマタイの福音書2章13-15節。幼子イエスの家族がエジプトへ逃れる場面です。
「見よ。主の使いが夢でヨセフに現れて言った。
『立って、幼子とその母を連れて、エジプトへ逃げなさい。...』」(聖書新改訳2017)
この御言葉を読むと、63歳の時のことを思い出します。
工事現場での事故以来、自責の念に苛まれ、鬱病で倒れました。
当時の私には、すべてが暗闇に思えました。
工事現場から逃げ出すように休職し、ただ布団へ逃げ込む日々...。
でも今、振り返ってみると、あの「逃避」の時期にこそ、神様は私を守っておられたのかもしれません。
ヨセフが夜中に家族を連れて逃げ出したように、時には「退く」ことも必要なんですね。
冬の工事現場で学んだことがあります。
視界不良の時は、無理に前に進まない。
一時待機して、嵐が過ぎるのを待つ。
それと同じように、人生にも「エジプトへの逃避」が必要な時があるのかもしれません。
<寄せられた質問から>
「困難から逃げ出すのは、信仰が足りないからですか?」
いいえ。神様は時に、私たちを守るために「逃げる」という選択肢も与えてくださいます。
ヨセフは神様の声に従って逃げることで、イエス様を守ったのです。
窓辺に積もる雪を見つめながら。 ー祈ー
聖書は新改訳2017から引用しました。
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