神奈川県横浜市戸塚区のマンホール
自らのエネルギーで光り輝く星のことを、恒星という。
その恒星が寿命を迎えると、大爆発というドラマチックなフィナーレを演じる。
爆発によって吹き飛んだ星の残骸の質量が、太陽の質量の30倍以上あると、そこにブラックホールという暗黒の天体が出現する。
ブラックホールは、想像できないほどの重力を有していて、光でさえ、その力からは逃れられない。ねじ曲げて吸い込んでしまうのだ。
時間のリズムは、重力によって決まり、重力が強ければ強いほど、時間は遅く流れるので、ブラックホールに近づけばそれだけ時間は遅くなる。
そしてブラックホールの表面付近まで近づくと、時間は凍りつくといわれている。
もし仮に、ブラックホールの中に入ってしまって、それでも無事に生きていたら、その人は、今までそこに吸い込まれたすべての物を目にすると同時に、これから吸い込まれてくる物すらも、見ることができるという。
あたかも、時空を超越してしまうような体験ができるわけだ。
神奈川県横浜市戸塚区のマンホールは、東海道五十三次の戸塚宿を、箱根駅伝のランナーが走るという時空を超越したデザインになっている。
ちなみに横浜市のマンホールは横浜ベイブリッジが描かれている。