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マンホール探訪記

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ときには立ち止まり、足元を見つめる。
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#旅

青森県八戸市のマンホール

青森県八戸市のマンホール

 八戸市では、スーパーホテルという御大層な名前のホテルで一泊したのだが、ビュッフェ形式の朝食で、せんべい汁というものが出されていた。その時は、見た目がなんだか気持ち悪かったので素通りしてしまったのだが、後で調べてみたら、土地の郷土料理であった。そんなことならば、チャレンジしておけばよかったと、いまさらながら悔やんでいる。
 好奇心のアンテナが、寝起き直後で、まだ十分に機能していなかったのかもしれな

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鳥取県八頭郡八頭町(旧郡家町)のマンホール

鳥取県八頭郡八頭町(旧郡家町)のマンホール

 たとえば、毎年春には満開の桜の写真を撮らなければ気が済まないのと同じで、秋になると、柿の木の前でシャッターを切り、一人、悦に入っている。
 ただ食べるとなると、干し柿は好きなのだが、生の柿はそれほどでもない。柿は好きだが干し柿は駄目、という人もいるそうで、その意見もわかるような気がする。

 鳥取県八頭郡の旧郡家町は、花御所柿という柿が名産品で、それがマンホールのデザインに採用されている。

鳥取県境港市のマンホール

鳥取県境港市のマンホール

 昨年亡くなった漫画家の水木しげるは、幼少期を、鳥取県境港市で過ごした。
 市はそれにあやかり、町の中心に、水木しげるロードや水木しげる記念館を造り、観光スポットにした。
 市のマンホールも、彼の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターがデザインされている。

鳥取県鳥取市のマンホール

鳥取県鳥取市のマンホール

 「傘がない」という、井上陽水の歌がある。とても恥ずかしい歌だとおもう。
 正確な歌詞は覚えていないが、おおよそ、「新聞で、若者の自殺についての記事を読んだ。だが、そんなことはどうでもいい、傘がない、女のところに行かなければならないのに」というものだ。
 今風にすれば、「ネットで、欧州の移民問題や、北朝鮮の核実験についての記事を読んだ。でも、そんなことは知ったことじゃない。スマホをなくしてしまった

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鳥取県米子市旧淀江町のマンホール

鳥取県米子市旧淀江町のマンホール

 黒澤映画の名作「七人の侍」で、水車小屋が燃え盛るシーンがあるが、黒澤は、火の勢いに迫力がないと言って、水車小屋を6回立て直させ、燃やした。そうして、あの名シーンは生まれたのだ。

 鳥取県米子市旧淀江町のマンホールには、名水百選にも選ばれた、集落の湧水地と水車がデザインされている。

 この水車は、古くから生活に密着した道具として利用されていて、現在でも、精米精粉は、この水車で行われている。

島根県安来市のマンホール

島根県安来市のマンホール

 安来節は、島根県安来市の民謡であり、全国的に有名な、ひょっとこ顔で滑稽な踊りをする、「どじょうすくい」も安来節の一部だ。それが、市のマンホールのデザインにもなっている。

 「どじょう」とは、安来鋼を造るための原料となる、砂鉄採りの際の動作である、「土壌」をすくう、が由来という説もある。
 砂鉄による製鉄は、現在の近代的な製鉄の前では採算が合わず、今ではめっきり廃れている。ところが、安来では砂鉄

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