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札幌市南区のアーティスト浅井憲一さんに聞く〜番外編〜

こんにちは、みなみくアート広報部です。


札幌市南区で活動するアーティストに着目した記事の番外編です。今回は彫刻作家である浅井憲一さんにインタビューを行いました。
記事は3弾構成となっています!
番外編では
「どのような思いでアートの道に飛び込んだのか」「浅井さんにとってのアート」をテーマにお聞きしました!

「地域で活動するってどういうこと?」「アーティストの方に興味がある」
など、当てはまる方必見です。
ぜひご覧いただければと思います!

前編はコチラ↓


後編はコチラ↓

はじめて見てくださった方は、浅井さんのプロフィールからどうぞ!

浅井憲一さんプロフィール

浅井憲一さんの作品

浅井憲一さんインタビュー番外編


1.どのようなきっかけでアートの道に進みましたか?

「当時、1970年代は大学に行くのが当然と思っていたんだけど、予備校は1週間しか行かなかった。なにを勉強したいのか自分に問いかけても答えは出てこなかった。勉強したくないなら大学には行かなくても良いよなと思った。だから時間があって本を読んでた。初めてその時にこの先どうしようかな俺、と思った。」

「やっぱり学生運動とかもあった時代なのに、自分は何にもなくて、振り返るとなんにも積んできたものがないと感じた。それは、何をやっても1からだと思った。それなら『絵描きってどういう人なんだろう…?』と、一番謎だったからやろうかなと思った。絵描きになりたかったわけでも、幼少から描いていたわけでもないんだけれど、勤労者青年美術サークルというところに通い出したの。東京に行きたいとはずっと思っていたんだけど、親には予備校に行かせてもらっていながら、言い訳もクソもないから、置き手紙で『美術を勉強します』という内容を書いて、家から4万円くらい拝借して上京した。そして、東京で絵の予備校に通い出した。描いている内にだんだん面白くなってきて、それ中心に生活するようになっていった。」



2. 1からやろうと心に決めたことが、ガッチリ合うことってあるんですね…!

「そんなのやってみないと分からないよ。俺だって分からなかったし。絵を描くことは俺だって最初はつまらなかったよ。昼働いて、夜10人くらいデッサン教室で集まって三角錐だのつまらないの描いて…。だけど、先生の奥さんだったかな?がすごい美人で、その人に会いに行くのが楽しみだった(笑)」

「そのうち、裸婦を描く機会があって、生きてる人間を描く面白さに出会った!そこから裸婦を描ける場所を探して、描いてた。札幌に帰ってきてからも描き続けてたよ。」



3.はじめての個展開催から何か心情に変化はありましたか?


「個展をはじめてからは、期間を全て自分で決めないといけなくなった。だからもっと、漫然と作るのではなく、なるたけ作品展をやって人にも見てもらいたい気持ちが強くなった。」



4.将来に迷ってる人に向けてなにかお願いします!

「みんながやってみたいと思ってることがあるのか分からないのだけど、僕もそうだったように、なんというか『とっかかり』っていうものがあるもんだよ。普通に生きてれば。」

「何かの時にすごく些細なことでも、引っかかることがあったらやってみたらって思う。そしたらそれが自分に合ってるのか確かめてみたらいい、職業だけじゃないけど。僕なんかも作品が売れなくても続けてたのか、たまたまそれが生業になったのがラッキーなのかも分からないし。これからどうなるかわからないしね(笑)」

「だから、みんなも何とかなるんじゃないかなってところかなぁ。面白そうだな、どうかなと思ったことは、せっかくだからやってみたらって思うよ。」



浅井憲一さんの考えるアートって?

最後に今回のインタビューの内容から、浅井さんの考えるアートについてをみなみくアート広報部がまとめました。
アートに関わる上でとても大切な考え方だと感じた部分です!



最後に

以上でインタビューの内容は終了です。
浅井さんの経歴や作品制作について興味を持っていただけたでしょうか?

ここで、生の作品が見たい!浅井さんに会ってみたい!と思った方へ

◯作品展

日時:2023年8月(予定)
場所:北海道銀行本店ロビー

◯工房見学

また、浅井さんと話をしてみたいという方は、浅井さんのホームページから工房見学の申し込みができます!


「森の工房」入り口
工房の中の様子

浅井さんの作品を見せていただいたり、お話ししたりすることができます!

気になった方は是非チェックしてみてください!



アーティストってどんな人?という思いからはじまった今回のインタビューでしたが、アートと地域、人生の話を深く、深く聞くことができました。

お話の中ではじめは絵に興味がなかったということがとても印象的で、些細な『とっかかり』にいかに気づけるかを大切にしたいと思いました。

自分が鑑賞する側でも、創り出す側でもアートというのは自分とも他者とも向き合える奥深い文化です。

今回の記事をきっかけに、改めてアートや人生について考える機会を持っていただけたら嬉しいです!(そして札幌市南区が気になるな、と思ってくださるともっと嬉しいです)

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最後までご覧いただきありがとうございました!

撮影・インタビュー:みなみくアート広報部