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朝のコミュニティバスの場違いなカップル

 おはようございます。
 まず私が今のところに越してきたのは25年も前のことでした。
 周りには生協とコンビニ一軒あるぐらいの静かな界隈でした。
 たぶん10年ほど前にコミュニティーバスが運行し始めたのです。
 最寄り駅まで徒歩30分が3分の1まで短縮されています。
 それでもこの数年前までは、乗車数が伸び悩み、土日休日を運休にしてやっと路線が維持されてきています。

 さて、2020年のコロナ禍の始まり以来、だいぶ利用客層が変化したように私には見えます。
 その前後には近所の田畑が潰されて戸建てやアパートが、雨後の筍のように建ち始めました。
 我が家の住宅ローンも増減していません。駅から遠いためか、建ったのも安アパートのようです。バスも駅方面は1時間に一本。
 おそらく、ですが、コロナ禍で給料の安いところに転職したか、近所が静かでリモートワークに好都合なのか、バスだけでなく新しくできたドラッグストア利用客層も相まって、私が越してきた頃とはガラリと地域の印象は変わりました。

 ところで渋谷や新宿の街中で土日日中見かけた人混みの風景が、遠くたとえば郊外都市の町田まで押し寄せている光景はそう、想像に難くないでしょう。
 繁華街と後背地や住宅地に生活圏の線引きがあるようです。それがこの数年で破られている皮膚感覚がするのは、私だけでしょうか?

 若者もコミュニティーバス通勤者には増えました。始発近くから乗って座り、彼らはスマホでドラマやアニメを楽しんでいます。地域が若返っています。
 そういえば駅前にできたファストフード店のマークがあるゴミが朝のバス停留所に散見されます。
 同時に今朝は腰に手を回しあったカップルが乗り口あたりを邪魔して突っ立って乗っています。私も女子高生を含む他の乗客も正直言って目のやり場に困ってます。彼らの周りには満員なのに空白があります。
 なかには他にも二人連れもいますけど、今朝はほとほと違和感が強めな一組みでした。

 地域が発展するのも致し返しですね。
 そのうち自分みたいな年寄りなりかけ以上の世代は、まとめて老害として排斥されるのでしょうね?

2024/01/26 ここまで

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