2024/12/09 「魔の山」をあとに
おはようございます🙏
2024/12/08の自note記事に、見聞きした赤裸々な話を載せました。
その日の午後、就職に関するお知らせを頂戴しました。
おそらく次の空白期間までデイケアのお世話にはならないと思いますが、なかには症状が重くて入退院を繰り返し、なかなか地域に戻れない人達を目にしました。その恋愛模様も赤裸々な話で、そんなデリケートな話題をしていいの、こんな初老でも男には変わらない男が傍にいるのに?という感じでもありました。
精神科病院というのは一種のサナトリウム的なコミュニティーができあがっているのだなという感想です。デイケアは社交の場でもあり、いよいよサナトリウム「ベルク・ホーフ」に似ている感じがしました。
マンの『魔の山』、拾い読みしてみたことがあります。ネタバレに近いので書きたくないのですが、朝から隣室の低級ロシア人夫妻がまぐわっていたり、召集令状を受けた主人公が山をあとに第一次世界大戦の戦場に応召する場面まで、何から何まで既視感となって今回の通院と重なってきました。
時代と登場人物が異なるだけで、こんなにも人という生き物は時代を超えて似たことをするのか、不思議さはあるが普遍性に近いものを感じます。
「魔の山」をあとに
2024/12/09 ここまで