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石膏

今日は台風準備のため朝からソワソワ。

ソワソワしながら、昼頃から、植木鉢を家の中に入れたり、なんだかんだとやった。

本当は昨日の夜にする予定であったけれども、いつの間にか寝てしまった。

午前九時過ぎにむっくり起きて台風にソワソワしていたのである。

店の中は植木鉢だらけで、近所の観葉植物屋さんのようである。

手狭ではあるものの、もともと狭い店内、そう変わりはしない。

台風準備を終えて、映画を見たり、 @ayumi884 と話をしたり、ゲームをしたりして、 @ayumi884 がお絵かき配信を始めたところで、僕も何か作ろうと店に出た。

石板と呼んでいる、石膏の型をとったものが置いてある。

石膏は以前から持っていた、絵の画面など、ボロ家を修復するために買ったのだが、乾くのが早すぎる。

これが困る。

必要量に応じて石膏の粉に水を入れて作るのだけれど、少し時間が経つと、モロモロと固まり始める。

あっという間である。

これではダメだ。

沢山残っていたが、一気に型の中にぶちまけて一晩寝かして置いたのだ。

これをどうしようか。

とりあえず、 @ayumi884 に彫刻刀を貸してもらって、彫って見た。

面白くない。

というか、何だか気に入らない。

だから、いつものように色を置いた。

色を置くと次の色次の色と出て来る。

石膏が好きなのである。

石膏が好きなのは学生の頃に石膏デッサンをしてからである。

指でコンコンすると、少し内側に高い音が響く、この音が好きなのである。

手触りも良い。

少し冷たくて、柔らかい感触、石膏で人物の肖像を作って見たくなる、感じがよくわかる。

こういう土台から作ると、変に絵にしようとか、作品にしようという気が無くなる。

土台から作ることが始まってるので絵に気負いがないのかもしれない。

何処に飾ろうか、どう飾ろうか。

作るのに困らなくても、飾るには困る代物である。

只今午後十時半、今の所、京都市では風もそんなにないようである。

京都のアトリエカフェ/Atelier Cafe in Kyoto
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