秋と北海道⑥
ぼけっとしてたら、気がつけば10月も終わりだ。
参加させてもらったクリエイターフェスも最終日。もっと投稿出来るかと思っていたが、6記事で終わってしまった。下旬はほぼ書けなかったのが悔いが残る。
歳を取ると時間の密度がどんどん薄くなっていき、当たり前のように時が早く過ぎ去る。
色々な場所に行って撮ろう、なんて思っていたが、結局近場に終始してしまった。
まぁそれはそれで後年見た時、それなりに価値が残るかも知れない。観光地の紅葉なんて、自分よりもっと見栄えの良い写真が誰かが撮ってくれているだろう。
自分にしか撮れない写真、撮れない風景、そういうものを大事にしていきたい。
見慣れたいつもの場所でもカメラというフィルターを通せば、少しだけ違ったモノに見える。それがつまり、写真の価値の一つでもある。
何だか地味な写真だなぁと思うが、自分から見た秋の北海道というのは、こんな感じだったということであろう。
北海道に住んでない人から見た北海道の秋、というのは広大な大地に満開の紅葉といったような、いかにも観光地然とした風景ではないだろうか。
だがまぁ、現地に住んでる人にとってはこんなものだ。
急にぐっと冷え込んだ空気の中、散歩や通勤の途中に、ふと色づいた葉を見上げ、「もうすぐ冬だなぁ、タイヤ交換しなければ」とごちる。
そういう北海道独特な冬の前の空気を感じ取っていただければ嬉しい。
このフェスに参加したお陰で、いつもより少し密度の高い10月を過ごせた気がする。
あまり行かない公園に行ってみたり、ソロキャンプに行ってみたりと去年より色々行動できた。
改めて運営様には感謝を。
明日からは11月、北海道にとってはいよいよ雪が降ってくるシーズンだ。
既に10月後半に撮った写真からは冬の空気が滲んでいる。気温的にはマイナスの領域に踏み込んできている。来週には紅葉もおおよそ終わってしまうだろう。
今月より少しペースは落ちるかも知れないが、冬の写真も撮っていきたい。
去年よりも自分らしい写真が撮れるようになってきて、少しだけ嫌いな冬が楽しみになっている。
来月もマイペースに、写真を撮っていこう。
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