はちこう

好きなものを好きなように撮って生きたい 多分写真とかコラムとか載せていきます

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最近の記事

続けることの難しさ

何でもそうだが一番難しいのは継続することである。 お察しの通り、記事を書くのは約半年ぶりである。冬の写真を撮りたいと言っておきながらこのザマである。 というか歳を取るごとに冬が嫌いになっていく。冬というか雪が嫌いなのだ。暑いのも寒いのも嫌いだが、雪がない分夏のほうがマシである。 雪の景色は情緒豊かで嫌いではないが、毎日毎日これでもかと降ってこられるといい加減うんざりする。 そんな訳で雪が降り出すと引きこもる訳であって、必然写真を撮る機会も減るわけで。 まぁそんなカッコ悪いオッ

    • 秋と北海道⑥

      ぼけっとしてたら、気がつけば10月も終わりだ。 参加させてもらったクリエイターフェスも最終日。もっと投稿出来るかと思っていたが、6記事で終わってしまった。下旬はほぼ書けなかったのが悔いが残る。 歳を取ると時間の密度がどんどん薄くなっていき、当たり前のように時が早く過ぎ去る。 色々な場所に行って撮ろう、なんて思っていたが、結局近場に終始してしまった。 まぁそれはそれで後年見た時、それなりに価値が残るかも知れない。観光地の紅葉なんて、自分よりもっと見栄えの良い写真が誰かが撮ってく

      • 秋と北海道⑤

        何事も芯が入っていたほうが良い。 仕事でもプライベートでも人生でも写真でも。 RAWデータでどうにでも色が変えられる現代において、写真の現像はかえって難しい。そこに明確なゴールが無い以上、どこまで弄るかは人によって異なる。 無闇矢鱈に弄るのはコンパス無しに大海へ漕ぎ出すことに等しい。 写真の面白いところでもある訳だが、芯が無ければ、自分らしく現像するということはなかなか難しい。 秋の写真を撮ろうと息巻いてみたものの、あんまり風景らしい風景の写真を意図して撮ったことがないので、

        • 幽世を写す―秋と北海道④

          秋のキャンプは良い。慣れたキャンパーしかいないので静かだし、何より虫が少ない。少々寒いのが難点だが、まぁ対策など幾らでもしようがある。 ただ別にキャンプに行って何をするわけでもない。昼間から酒を飲んで飯を食って寝るだけだ。 何が楽しいかと言われれば正直楽しい訳では無い。個人的にキャンプは“何もしない”をしにいく行事だと思っている。何かをしにいくのではなく、何もしたくないから、キャンプに行っている。少なくとも自分はそうだ。 酒と飯と寝床以外、他の全ては余剰であり贅肉だ。荷物は少

          秋と北海道③

          朝、写真を撮ろうと外に出ると息が白くなったりする。 ぐっと冬に近づいたという感じだ。前回も書いたが秋という感覚はあまりない。 ここで載せる写真は一週間前のものだが、感覚的にはもっとずっと前に感じる。過ごしやすい季節はもう過ぎてしまったのだ。そう考えると北海道には“過ごしやすい秋”というのはほとんど存在しないのかもしれない。 まぁ地獄のような冬に比べれば少し寒いくらいなど可愛いものである。 秋を撮るのにオールドレンズはどうだろうか。 ピント面はある程度シャープに、四隅は暗く、

          秋と北海道③

          秋と北海道②

          気がつけば10月も一週間ほど過ぎた。 北海道では既に最低気温が一桁とかそういう世界だ。これでまだ暖かい方だからうんざりする。 内地から観光に来る方は思ったより寒いと感じるので、防寒準備はしっかりと。まぁ来るなら夏がおすすめだ。東京より湿度の関係で気温同じでも涼しく感じる。建物少ない田舎なので風も気持ち良い。 それ以外の季節は基本的にオススメしない。寒いので。北海道は言われているほどそんなに良いところじゃないと思う。自然も食べ物も景色も内地の方が気軽に行ける場所が多い。隣の芝は

          秋と北海道②

          秋と北海道①

          どうもクリエイターフェスというのを開催するらしい。 noteを始めたばかりでイマイチ仕様を把握しきれてないが、お祭りというのなら試しに参加してみるのも悪くない。何でも面白いのは渦中にいることだ。 ダメ元で応募してみると、どうやら30名という枠の中に入れて貰えたらしい。こう、ロクに覚束ない初心者にもチャンスを頂けるのはありがたい。 あまり秋というのを意識したこと無いが、折角なのでそれっぽい写真を取りに行くとしよう。 さて、実際はどうだか分からないが、生まれも育ちも北海道の自

          秋と北海道①

          雨とPlanar

          そう書くと中々に詩的だが、実際はグリス漏れしたウルトロンをキタムラに持っていこうとしただけである。 丁度台風が来ていた日のことだ。北海道は台風が来ていても大体直撃はせず、ほぼ温帯低気圧に変わっていることが多いので、せいぜい雨が強めに降るくらいのことが多い。 当時、旭川で食べマルシェというイベントが現地でやっており、最終日が雨というのも可哀そうな話ではあるが、写真撮るにはなかなか面白いシチュエーションである。 ちなみに雨が苦手なのは本当だ。自分は雨男なのだ。張り切って出かけよう

          武器を持とう、という話

          お金がないと散々宣っておきながら、高いレンズを買った。 Voigtlander ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical 名前は長いが、物は小さい。近所(60km先)のキタムラに入荷してると友達から聞き、3日ほど悩んだ挙げ句買った。 一本で良いから”勝負”出来るレンズが欲しかった。ここぞ、という時に持ち出すレンズ。ウルトロンかノクトンかずっと考えていたけれど、これも巡り合せだ。 イメージとしては研ぎ澄まされたナイフだ。「最新・高価」という相

          武器を持とう、という話

          100mm単焦点という世界

          前回までの記事を見直して少しポエムっぽかったかなと自己反省。 ふわふわした感情の言葉は時には良いかもしれないが、知り合いに見られた時のダメージが大きいのでほどほどにしておく。何事も地に足がついたくらいが丁度良い。 さて100mm望遠である。 写真好きとしてはどうかと思うが、自分はあまり道具に執着がない。今あるカメラも結局用意できる予算内で一番良い絵が撮れるだろうチョイスをしている。オールド、しかもマニュアルレンズ使っているのもオートフォーカスレンズより画質を重視しているから

          100mm単焦点という世界

          ずれるピント

          ピントが、合わない。 ファインダーを覗いてシャッターを切るわけだが、よくよく見るとピントがずれてる。 背面液晶で確認できる分には撮り直せば良いだけだが、PCで確認しなければ分からないピントずれも多い。基本的に目が悪いのだ。 これぞ、という写真でピントが合っていなければ絶望である。あの時間は何だったのか。思わず「糞が」と舌打ちしてしまう。 だったらマニュアルレンズを止めてオートフォーカスのレンズを使えば良いのだが、いかんせん高い。 今使っているカメラのまともなAF付きのレンズ

          ずれるピント

          狭く深く暗く静かに撮る

          どうにもこうにもイイネがつかない。 instagramを使用している、おおよその人が持つ悩みではないだろうか。 僕は写真をウェブにアップロードして、ちょこちょこイイネを貰うだけで満足しており、あまり深くは考えなかったが、よくよく思うと『instagramに投稿しておきながらイイネが少なくても自分は満足』というのもあまりに不健康というか逆張りじみてて、それはそれでカッコ悪いかも知れないと思うようになった。 まぁ最近のnoteの記事など読むと『イイネを求めるような写真は逆にカッコ

          狭く深く暗く静かに撮る

          きっと皆写真が好き

          最近写真をよく撮っている。撮っている内に誰かに見てもらいたいと思い、instagramを始めた。 始めるとこれが案外楽しい。やってない頃は『何がインスタ映えだ』などと思っていたくせに、いざ自分の写真にイイネが付くと嬉しくなってしまう。 結局、人は承認欲求から逃れられない生き物なのだ。 で、やってる内に不満が出てくる。instagramの仕様上、写真の上と下がカットされるのだ。スクエア型が基本系なので、まぁ仕方のないことではあるのだが、やはり見てもらうならカットされてない写

          きっと皆写真が好き