はじめまして、アスレティックトレーナーの小林幸平です。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズというB.Leagueに所属するバスケットボールチームでアスレティックトレーナー(AT)として働いています。
BOC-ATC(アメリカの医療資格)という、アメリカをはじめとした世界中で認知されているアスレティックトレーナーの資格を軸にして活動しています。また、NASM-CESやNASM-PESもトレーニングや怪我予防の知識を深めるために修了しました。
経歴
2014-2018 University of Central Arkansas AT学科 卒業、BOC-ATC取得
2018-2020 Northeastern State Univeristy 大学院修士課程 卒業
2020-2022 滋賀レイクスターズ アスレティックトレーナー
2022-現在 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ アスレティックトレーナー
Univeristy of Central Arkansas はアメリカのアーカンソー州にある四年制の大学で、ここでアスレティックトレーナーとしての基礎を学びました。ここでの4年間は午前中は教室で座学を学び、午後は学んだ知識を実習先で実践するという毎日でした。卒業時に資格試験を受け、ATCを取得しました。アメリカではこのような資格(医療資格やそのほかの国家資格など)を取得すると名前の後ろに称号をつけることができます。例えば、医師の場合は MD が着きます。私も Kouhei Kobayashi, ATC と名乗ることができるようになりました。(私の頃は4年間の学士過程のプログラムでATC試験の受験資格を得ることができましたが、現在は修士課程以上のプログラムのみとなっています。)
2018-2020年の2年間在籍した、Northeastern State Univeristyでは大学院生として勉強を続けながら大学でATとして働きました。アメリカの大学でよくあるGarduate Assistant(院生アシスタント)というシステムを利用しました。この制度では、大学院生は大学職員(講師、コーチ、ATなど)として仕事をすることで報酬として授業料や給料をもらい、さらに専門分野での業務で経験を積むことができます。
Graduate assistant ATという枠ではありましたがフルタイムのATとほぼ同じ業務を行っていました。2年間で男子サッカーと野球のメインAT、アメリカンフットボールのアシスタントATを務め、様々なスポーツで数多くの貴重な経験を得ることができ、現在のAT業務の基盤を作ることができました。また、修士課程ではKinesiology & Health という人体力学と健康について学び、卒業論文では野球のピッチャーの内側側副靱帯損傷・再建(トミージョン手術)について研究しました。
滋賀レイクスターズ(現、滋賀レイクス)には2シーズン所属させていただきました。2020年にコロナ禍が始まり、帰国という選択をしました。そんな時に声をかけてくださった滋賀レイクスターズにはとても感謝しています。まずは、この2年間でB.Leagueの流れに慣れることができ良かったと思っています。レイクスに所属していた時はメディカルのトレーナーが一人という体制で難しい点もあり、苦労もありました。ですが、ここでも多くの経験を積むことができ、アスレティックトレーナーとして成長することができました。特に、多くのチームスタッフや選手と関わることができ様々な考え方を学ぶことができました。
2022-23シーズンからは名古屋ダイヤモンドドルフィンズでアスレティックトレーナーを務めています。ドルフィンズでは、今まで「やりたいな、やれたらいいな」と思っていたことを実践できています。特に、怪我予防やロードマネージメントなどは実際に現場で使える形にすることができました。新たな環境で学びも多く個人としても成長できていますが、今はそれ以上に自分の持っている力をチームの成功に貢献することに集中したいと思っています。
自己紹介を最後まで読んでくださりありがとうございます!
今後の投稿では
大学時代の経験や私が実際に現場で行なっている技術や考え方
などを共有していきます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?