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万能なエクササイズは存在しない
こんにちは。かなり久しぶりの投稿となりました。
何も投稿がなかった期間は勉強していなかったわけではなく、ただ単純にnoteに表現する気にならなかっただけで、大した理由があるわけではありません(笑)
ということで今日も本題にあるような内容について書いていこうと思います。
最近僕が特に興味があるのがPRIやAZCAREで、(PRIに関してはまだ講習会などに行ったことはなく、AZCAREも入っている訳ではないです。近藤さんのセミナーやオンラインサロンには入っています)そのような団体の勉強会では色々なエクササイズが知識と共に提供されます。
そのような勉強会に行って、そのエクササイズの効果を知って、自分でも変化を体感できると次の日の臨床からすぐに使いたくなって、実際に使ってみるけれど思ったよりも患者さん・クライアントさんで変化が出ない・リアクションがないなんてことをしょっちゅう繰り返しています(笑)
そうなんです。当たり前な話なんですけど、
どんな人にも効果がある万能なエクササイズなんて存在しない
んですよね。
ある1つのAというエクササイズがあったとして、これが一人一人違う症状を持つ患者さん全員の症状を改善するなんてことは絶対にあり得ないし、Aというエクササイズの効果が関節可動域の拡大だったとした時にも、全ての患者さんにその効果をもたらす、同じ効果量をもたらすとは限らない。(なぜなら患者さん個人個人の身体特性や身体状況などの前提条件が異なるため)
要は、エクササイズを勉強すること、たくさん知っていることが大切ではないんです。(知っていることに越したことはないですが)
・どのような患者さんにそのエクササイズを提供するか
・そのエクササイズを行うことによる効果は何か
・エクササイズに対する患者さんの思いはどうか
・エクササイズ前にどんな説明をするか
・エクササイズ中にどんなキューイングをするか
・患者さんはどこに意識を向けながら、あるいは意識を向けずにエクササイズを実行するか
・どんな意図を持ってもらうか
・エクササイズ実施後の患者さんの反応はどうか
パッと考えただけでもこれだけのことをエクササイズの前〜後に考えておかなくてはなりません。
僕の体感としては、どんなエクササイズを提供するかということよりも上記のようにトレーナー・運動指導者側がどのようにそれを提供するかの方が遥かに重要です。
どんなに素晴らしいエクササイズがあっても、指導する側の能力が低ければ効果は1になってしまいますし、能力が高ければ10にもなると思います。
なのでエクササイズをたくさん知ることに満足するのではなく、常に提供する時のことをイメージして勉強しなくてはなりません。
どのようにエクササイズを提供するか?
がトレーナー・理学療法士としての腕の見せ所です。