☀️ フリーターの今日(1)
起床(AM6:30)。
住み始めてからあっという間に2ヶ月が経ったこの部屋は、朝の日差しを過度に受け入れるから、
どんなに遅くまで起きていたとて、その手を抜くことはなく俺の目をこじ開ける。
もう何回、「まだ6時かよ、、、」と『意識』しただろう。
おそらく、「爪伸びたな」、「頭痛いな」、「トイレ行きたいな」など、人生で1万回以上『意識』したことのある感覚と競るほどに、
6時台の起床が日常化してしまった。
いいことだと思うようにはしているが。
今日のバイトは12時からで、
door to door で30分であるから、最悪11時までは寝直すことができる。
さあ、「幸福の二度寝の時間だ」、と、これまた人生で「意識」したことある数ランキング上位の感覚とともに再度眠りにつく。
2度目の起床(AM8:10)。
意外と眠れないものである。
完全に閉め切っていても、太陽の温度まで遮熱するような高価なカーテンを買うことはできなかった貧乏人は、夏が終わるまでこの拷問に耐えるほかないようだ。
仕方なく、無駄に広く感じるセミダブルのマットレスから身を起こした。
シンクで顔をざっと洗い、その洗った手についたちょうどいい量の水で髪も濡らし、冷蔵庫からプレーンヨーグルトをひとカップ、パキンととってスプーンも使わずに口に流し込む。
案外、この瞬間のために朝があると思えている自分がいる。
明日明後日の予定から、雨が降る予報の今日洗濯を回さないといけない、そんなファックな日だと気づいたときには、洗濯機は洗剤と柔軟剤を飲んで動き始める。
食パンに卵を乗せて、マヨネーズとトマトソース、チーズと胡椒をかけてレンジでチン。
早くオーブンを買わなければとは思うが、そんなに使わないだろうと、おそらく2年間引っ越すまで引きずると予測している。
洗濯が終わるまでに朝食、顔周辺の準備(化粧水塗ったりコンタクトつけたり)、着替えをして、時計を見ると(AM9:00)であった。
早起きは三文の徳というけれど、暇を持て余したら元も子もない。
散々オリンピックの開催を批判していたから、
よーし見るぞ〜という気にもならないし、
かといって勉強をしようという気にもなれないので、
早めに出てバイト先の近くの本屋に行くことにした。
今月のメ◯ノンは表紙の人が好きじゃないから買う気にならないな〜とか、
ポ◯イの特集当たり外れあるよな〜とか、
柔らかい「批判」に対して、
じゃあお前が書いてみろって、
そういうことを言う人にはならないように気をつけたい所存である。
haru