【考察】なぜ令和生まれの息子がウルトラマンタロウ推しなのか
スヤ太にこれまで色々なウルトラマンを見せました
もちろん多すぎるので全部ではないが、最新から平成、昭和まで
平成以降のウルトラマンよりも『ウルトラマンタロウ』が一番好き!
と言うのです。
おいおい、私が生まれる約10年前に放送された50年以上前のコンテンツに食いつくかね
興味をもった私は改めてウルトラマンタロウの中身を見てみた
まずは音楽
これは当時としてはハイカラ
HighCollar!(詳しくは大正時代に外から入ってきたファッション文化である襟の高さを指します)と教科書に書いてあった気がします。
だったと思う
軍歌から童謡に変化したくらいの違いがある
当時の子供たちは、戦争が過去のことになり
強くなっていく希望に満ちた日本を感じ
悪を倒すヒーローに心躍らせたのかもしれない
歌唱が少年合唱というのも効いています
次は映像
中身については解像度ガタガタです
だけれど、だからこそ
手作りの粗さが気にならない
これは大成功だと思います
大人の私が冷めても子供は興奮します
それは技術の認知の境目
子供にとってはむしろリアルに感じるのです
CGが進んで現実に寄せることが正解だった場合
現実から遠いものは偽物になりますが
ブラウン管が発色できる限界値を超えて
画質は荒くとも躍動感を伝えた場合は例え
人形やゴムや発泡スチロールで演出しても
より、リアリティーは高くなります
あぁ、なるほど
たとえ話をすると
プレステは立ってはいけないステージに、ずいぶん前から立ってしまっていたのだ
いや、ずっと感じてはいました
NINTENDOの貫きコンセプトすごすぎるよね
最初も、
今もずっと『ファミリーコンピュータ』
解像度で負けても家族みんなで楽しめる面白さは絶対に負けない
同じ土俵ではない
ゲームのことは詳しくないけれど
そんな普遍的なコンセプトはロングライフデザインを目指している私は憧れますよ
まだまだ背中を見させてもらいます
話を戻しますね
当時の特撮は火とか爆破とか様々なあれこれが本物だし原始的なのです
CGをバカにしているわけでは全くない
そこで戦うな
っていうこと
CGは金で買えるし、ハードのスペックに依存するけど
特撮ならではの躍動感はけっきょく職人技、個々の努力とアイデア
人を育てるのが一番お金がかかります
なんならあえて解像度を低くしてブラウン管仕様のヒーローものの方が稼げるのではないかと思えるほど
プレステは2で確信を得て、3で心をつかんで、4で当たり前になって、5で諦められた
つまりは面白くなくなった
物欲に似ていますね
物欲は本当に短命
1週間後には『普通』になってしまうから
ワクワクは生きている限り裏切りませんね
短いスパンで何度も面白さを提供してくれるから