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【本音100% 幸福写真の中の人ノート#3】岡部さん

実行委員会の岡部です。地元渡波出身です。

昨年の6月のこと、地元のお祭り「渡波夏祭り」で一緒に実行委員をしている海苔漁師の相澤充くんから一本の電話がかかって来ました。2021年3月に、平井慶祐と一緒に写真展を開催するのに実行委員会を立ち上げる。その一人になって欲しいとの依頼でした。

「え!写真展に自分が役にたてることがあるか?」と思ったと同時に、物凄いわくわく感が湧いてきたので気づけば二つ返事で受けてしまっていました。月一回の実行委員会で開催場所、開催期間、ポスター、フライヤー作成、配布方法、役割分担、当日のスタッフユニフォームのどんぶく(どてら・綿入半纏)などが決まっていきました。

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そんな中「あれ?けいすけくんといつからどんなきっかで友達になったんだろ?」と思い返してみると、

東日本大震災で様々なものを失った自分たちと、ボランティア活動の後に地元渡波に移住した平井慶祐くん。ボランティアが終わった後も様々な地域のイベントや活動に関わる中でよく顔を合わせていたんですね。彼と友達になるのはそんなに時間はかからなかったし今では至極必然的だったと思っています。

私は仕事柄いろんな人に会いに行く機会が多いので、今回の写真展も心から皆さんに見てほしくて、ポスターとチラシを持って仕事関係者、友達、音楽仲間、いろいろな人に声をかけながら周りました。どんなイベントもそうですけど、準備が大変、でもそれは楽しい時間でもあるんです。写真展当日を想像するとわくわくがたまらなかったですね。

そしていよいよ当日、想像していた以上の来場者が来てくれました。

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あらためて写真を見ると震災後なのにみんな笑顔なんです。そしてその目はしっかりと明日を見つめているように見えました。一年後、二年後、年を重ねて復興も進んでいきました。同じ人、同じ笑顔でも年を重ねた写真は歴史を感じました。その写真を見る人も笑顔でした。当時を思い涙する人もいました。

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友達が偶然一枚の写真を見つけました。去年急逝した友達の写真でした。やっぱり自分はここに呼ばれたんだと涙ながらにでも嬉しそうに語っていたのが印象的でした。

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妻と二人で週末にスタッフとして常駐させてもらう中で、普段会えない方々とも出会い、写真を見ながらさまざまなお話ができました。辛いこと悲しいことは消し去る事はできないけど!楽しい事はこれからもどんどん積み重ねていくことはできるんですよね。

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人との出会いに感謝です。

今回の10年の幸福写真展にご来場くださいました皆様本当にありがとうございました。そして開催にあたりご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

写真集完成まで実行委員会として皆さんとのたのしい関わりは続きます。
クラファンもまだ続きますの皆さんよろしくお願いいたします。

■クラファン達成率37%(3/20現在)
【震災から10年の石巻で「幸福」を願う写真展と写真集をつくりたい】https://camp-fire.jp/projects/view/388133

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