「座る位置」で人の心を読んでみよう
「座る位置」は相手の心理状況を表している
座る位置が自由に選べるシチュエーションでは、座る位置でその席を選んだ人の真意がわかることがあります。
例えば、あなたの真正面に座った人は、あなたの反対意見を持っている可能性があり、どちらかというとライバル的な存在になる可能性があります。
そして、横に並んで座る人は、体の接触が近くなるため、親密性が高まり、あなたの味方になってくれる可能性が高くなります。
また、斜めの位置に座る人は、適度な距離が保たれ、緊張感が緩和されるため、衝突しにくく、親しくなりやすい傾向が見られます。
このように、座る位置によって、その人との関係が左右される心理を「スティンザー効果」と言います。
スティンザー効果を会社で利用しよう!
スティンザー効果は、会社の会議や打ち合わせの場面で、非常に役立つ効果です。
例えば、いつもあなたに反対意見を言ってくる人に対しては、その人の横に座るように心がけたり、ライバルには斜め前、賛同者は目の前に座ってもらうと、ライバルの緊張感をそぎ、反対意見を封じやすくなります。
横に座ると親密性が高くなり、反対意見を言いにくくなりますし、斜めに座ると、真向かいの人との関係の方が強くなり、その集団の中で自分だけが違う意見を言いにくい環境を作り出すこともできます。また、2つのグループに分かれて席につく場合は、人数が少ない方に座るように心がけると、リーダーシップが取りやすくなるので、自分の意見を通したい時に有効です。
そして、このスティンザー効果は、恋愛にも利用できます。
交際したいと思う人と食事をする機会には、対面ではなく、真横に座るようにするといい関係が築きやすくなるので、ぜひ覚えておいて下さい。
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