「腕」の形から読み取れる人の心
「腕」を上げる時と下げる時の意味
「腕」は手と同様、人間の感情を表現してくれる場所の一つです。
僕たちは、嬉しかったりワクワクしたりすると、腕をあげたり活発に動かす習性があります。
努力した結果が出て、心が喜びに溢れると、両手を上げるなどのしぐさがよく見られます。
それとは逆に、人間は同様したり恐怖心を感じたりすると、腕を下げ、体にくっつける習性を持っています。
これは、危険から自分を守ろうとする動物的反射行為です。
「腕」は身の安全を守るために重要な役割を果たしているのです。
「腕」の動きから人の心理状態を探る
僕たちの腕は、自分の身を守る役割を果たしながら、その一方で縄張りを主張する役割も持っています。
縄張りを誇示する姿勢として有名なのが、腰に両手を当てて肘を張るしぐさです。
このしぐさは権威や問題追及を示しています。
部下の仕事のミスを指導する場面など、何か問題がある場面でよく見られます。
男性に見られることの多いしぐさです。
一方、このしぐさを女性がする場合、腰に置く手の向きが変化します。
このしぐさが女性に見られる場合には、権力を誇示する意識が薄れ、問題追及の意識が高くなっていることを意味しています。
そして、両腕を後ろで組む姿勢も有名な縄張りのしぐさです。
「近づくな」「自分の方が立場が上だ!」というメッセージを表していると言われています。
このしぐさは、相手に威圧感を与えるしぐさで、社会的地位のある人によく見られます。