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もう、なんと言っていいんでしょう

昨日は「原発事故に関する3つの検証の説明及び意見交換会」
というものに参加していました。

もう、なんと言ったらいいんでしょうか、
もう、いろいろ残念すぎて、もう、会の最初から、もう、もう、
書いている今も、もう、もうね、 状況はかなりヤバいです。

・新潟県民のみなさんが、なんとなく気づいていると思うのですが、「原発再稼働の結論ありき」で淡々とスケジュールがこなされています。

・昨日の会もそのスケジュールに組み込まれていて、「県民に対して説明と意見交換を行いました。」という既成事実を作るための会に原発の再稼働に反対する側の県民が参加してしまったことで、逆に原発再稼働のスケジュールを進めることになってしまうという、矛盾というか、悲しみというか、虚しさというか、 もう、もう、残念過ぎる、目も当てられない結果になってしまっていました。

・3つの検証は「原発事故の避難計画」「原発事故による健康・生活への影響」「原発事故防止技術」についてなのですが、
「避難計画」を検証している時点で、再稼働が前提なのです。
・そして、「健康生活への影響」「事故防止技術」の委員会の結論は「原発再稼働のリスクは大きすぎる。」という内容にもかかわらず、再稼働を前提にしている、なんとも不思議な印象なのです。

私はこんな質問をしました。「この会は検証の説明と意見交換とありますが、検証結果に対するこの会での私たちの質問や意見は、改めて検証委員会にかけられ議論され、検証に影響を与えることはありますか?そうでなければ、ただの不満のガス抜きではないでしょうか?」という質問をしたのですが、「検証は終わっていますので、検証委員会の結論が変わることはありません。」という予想はしていましたが、会の趣旨が議論を通して理解を深めることにはなく、原発再稼働の手続き、アリバイのための会であることがよくわかりました。

変な会でした。
県の職員が、原発の技術の説明をするので、
本来、東京電力がしなければならないことを、県の職員が東京電力の代わりに説明しているようで、県の職員が東京電力の手先として仕事をしている印象を受けてしまうのです。 正直、原発の技術的なことは分かりません。わからないと、知識のある電力会社の言いなり、だから、県民の中に原発の知識を電力会社と同等に持っている人を雇っていなければならないのは分かるのです。私たちは、そういう立場で県民が知りたいことを電力会社に対等に議論ができるために勉強しています。 というスタンスでは全くないのです。

司会者の方針も、「できるだけ多くの人に話す機会を与える。」ということにつき、質問、回答、再質問、再回答、再々質問という形で議論が進むことが望ましいと私は考えるのですが、質問、回答に限り、
「まあガス抜き」なんです。多くの質問者が不満を訴えていましたが、そういった意味では、成功していたのです。

議事録をとってる様子もないし、知事が議事録を見ることもないでしょう。
(これが、目に入れば、いやいや取ってました。当然目を通し、真摯に受けめます。とか言うのでしょうが、)

どうしてこんなに、なめられた対応が許されるのか?
ばかり会のあいだ考えてました。

・動画をとって、youtubeで流します。とか言えばもう少しまともな質問、回答になるんじゃないか?

・選挙で圧勝だったので、無茶が許される。(これが一番だと思います。)

・会の参加者100人いなかったと思います。 県民200万人以上いますが、参加者100人いない。しかも、参加者が高齢。平均70超えている感じでした。46才の私より若い人いたのかな?ってくらい高齢化

3つの検証の報告書はいたってまともです。結論を読めば、原発は不要だ。というように書いてあります。健康・生活の被害、農水産物の被害、収入のリスクは甚大で、不可逆的です。と書いてあります。実際の被害が柏崎周辺だけだとしても、風評被害は全県にわたります。 

私がヤバいと思うのは、こんなことは私が言わなくても、みんな知ってるんです。みんな知らないから、原発に賛成なのではなくて、知っているんだけれど、止めようがない。仕方ない。やるだけ無駄。ってなっているように感じています。そっちの方がヤバい。と私は思っています。



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