HSPの公務員が仕事でつらいこと
HSPの公務員14年目の私が感じる苦手な公務員(市役所職員)の仕事を5つ紹介します。
●選挙事務
開票作業は報道機関や住民の方に見られながら、一票のミスも許されない業務のため、常に緊張状態です。さらに、私の市では7月の参議院選挙は冷房のない体育館での作業が深夜まで続くことも多く、体力的にも精神的にも疲れます。
●宿直
私の市役所は17時15分から翌日の8時30分まで男性職員2名で市役所の宿直室に泊まります。電話の転送だけでなく、死亡届けの受理や、大雨警報、通行止め、熊の目撃情報等があれば市民メールや同報無線を流すなどの業務があります。普段関わりがない先輩と2人で泊まることも気を使いますし、慣れない業務、どんな電話がかかってくるかわからない不安もあります。
●警報当番
大雨警報等の気象警報が発令されると、休日、時間外でも当番制で市役所に行かなければなりません。深夜に警報が出る可能性がある場合は、警報が出たら起きて職場へ向かわなければいけないため、警報発令メールをすぐに確認できるようにスマホに常に気を付ける必要があるので熟睡できません。
●災害時対応
大雨等の被害が大きくなりそうな場合は、非常体制となり、全職員が市役所に集合しなければなりません。避難所の開設等の普段とはまったく異なる非常時の対応をすることとなります。いつ帰れるかわからないまま、なにか起こったときのためにずっと待機し続けることもあります。また、自分の家族と一緒にいられないという不安もあります。私も妻に、災害時は自分はいないから子ども達をよろしくと頼んでいますが、できれば父親として一緒にいたいです。
●まつりの警備
花火大会等の警備をすることもあります。普段警備員でもない素人が車両の通行止めや誘導などを行うことになるため、人にお願いすることが苦手なHSPにはストレスが大きい仕事です。
実体験として、場所取り禁止エリアに場所取りしていた人に移動をお願いしたところ、腕に刺青の入った強面の方で、言うことを聞いてもらえず文句を言われ、冷や汗をかいたこともありました。結局お連れの女性がなだめて移動してもらえましたが、あの時は恐い思いをしました。
●消防団活動
公務員の仕事ではありませんが、田舎の公務員は、地元の消防団に入ることが地域貢献のため当たり前とされていることが多く、必ずと言っていいほど勧誘があります。一度入ると人手不足なため20年以上は辞められません。火災が発生すると、仕事中や休日深夜でも365日24時間基本的に行けるときは火災現場へ向かいます。いつどこで火災が起こるかわからないため、心の準備ができません。
☆まとめ☆
以上6つが私の苦手な公務員の仕事です。HSPは普段と違うこと、緊急時の対応が苦手です。事前に準備できない仕事があると、不安でいっぱいになってしまいます。
この不安をなくすためには、マニュアルがあれば目を通しておくことや、先輩を頼ること、イメージトレーニングを普段からしておくことで、少しでも不安を減らすと良いでしょう。
ただし、公務員である以上は、ずっとこれらの仕事からは逃れられません。
自分で環境を変えたいと思ったのなら、転職も考えてみてはどうでしょうか。
例えば、在宅の仕事なら自分のペースで仕事ができますし、緊急時に家を飛び出すこともなく、家族と一緒にいられます。
私もいつか、こういった仕事から離れて、在宅の仕事で穏やかに暮らしていきたいです。
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