![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158991301/rectangle_large_type_2_1bd053c51ddfc8fa94f16f0a3762169c.jpeg?width=1200)
どん底から復活までの4年間の放浪記 後編
なかなか噛み合わない2年目
てことで、陸上復帰した大学2年のシーズンがスタート。ここで、自信の陸上人生が動き出す。後輩であり今の自主練仲間のY君にあいます。彼はとにかくこつこつと距離を積んでこれでとかというくらい練習する。それをみて、俺自身も彼のようにやろうと頑張りはじめる。
ただ、それが噛み合わない。頑張って走り込むのだが、1年間サボりまくっていた体はそういうことを聞いてくれない。度重なる体調不良を連発。土台もないのにいきなり練習を増やした影響をもろ食らう。
それでも、大学2年の1500は4:25:48と少しずつ兆しが見えてきたように見えました。
ただ、5000m。17:50の大爆死をかます。インフル明けもあったけどさすがに、、、
そしてなんとなく、2年目がたちこの年はマラソンをやったりもしてただただファンランだけしてたといっても等しいぐらい。そして、最後にやったマラソンの後また噛み合わなくなる。
陸上人生終了未遂あの伝説の3000SC
そして、マラソンに出たあとおもったより陸上が楽しくなって、1週間たっただけで練習を再開する。これがよくなかったんです。
一発目の練習から足底筋に違和感を感じる。痛かったけど我慢して走り続けました。周りが走っているのをみると焦るんですね。これが。よくないんですけど本当に。
かれこれ走り続けていると足底筋膜炎になっていました。それで休んだり、足を庇いながら走ったりで今度は膝が痛くなる。さすがにまずいとおもい、1週間休み痛みが引いてきたところで再び練習をはじめる。
そんな中何を血迷ったのかスプカで3000SCに出たいとおもい、3000SCの練習をはじめる。ここでおもったよりできてしまったため、本番も走れるだろうという自己過信が始まる。実際に距離の地盤固めがないのに、、、。
そして。迎えた本番。1000m手前からもう体がいうことを聞かない。正直足底筋も痛く足も早く乳酸が溜まっており限界を迎えていました。そんな状態で2800m走り、もう気持ちも切れて1500に切り替えようとおもった矢先、最後のハードルを踏み外す。頭が真っ白。でも手遅れ。そのまま転落。気合いでゴールしたもののもう終わったとおもいました。
失敗が生んだ復活へのロード
結局この転倒の時に肋骨を骨折。周りの人たちが助けてくれたり声をかけてくれたお陰で、故障期間はある意味気持ちを切らさずに辛抱強くいれたとおもいます。故障期間に陸上の試合に見に行くことで刺激になったりなど自分にとってプラスになることも多かったですね。また、故障期間でもこうやって陸上にふれていくことで復活したときのビジョンも見える化できたのがよかったとおもいます。
ドリル、筋トレ、ストレッチ、走り方、メンタル、日々の生活全てを1から見直し、自分に合う走り方を見つけにいきました。正直今おもうとここら辺の意識を変えるだけで記録に反映されるって本当におもう限りです。
そして、夏合宿ではある後輩の言葉がさらに後押しをする。3日目の峰の原の2000×5のメニューで自分はぜんぜん走れず最後はタイムをクリアできなかったので1000mを全力で出し切るようにしました。これはできたものの、みんなと同じ距離を走れない悔しさがあり、距離あわせをしようとしたが、ある言葉をかけられる。
目的をもって今このメニューをやるべきかやるべきじゃないかしっかり考えましょ
本当にそうだとおもいましたね。周りがやるから自分もやらないとってマインドではなくて自分のスタイルをいかに貫くか、自分に今何が欠損してるのかが大事だと気づかされました。結局距離あわせはやらず最後しっかり出し切れたのでここで終わりにしました。
夏合宿が終わったあとも1日だけ休みを挟み、合宿疲れを感じさせないようにしっかり走りこみました。
そうして、かれこれ時間がたち秋シーズンが始まる。
秋シーズンの初戦はスピード練なしで挑んだ文系対抗のop。4:25とまず及第。そして、1週間後Yくんとやった3000T.Tで9:34のPB、そのまたさらに1週間後の東海大の5000mで16:26:73のPB。5000に関しては1分半去年よりまず縮めることができたし、まだできそうなので15分台まで乗せたいなって感じです。このように復活はできたのであとはしっかりヤバい領域へ侵入していくだけだとおもいます。
この期間で学んだこと
この期間は苦しいことばっかで道を外したこともありましたが、どんなに道を外してたとしてもほんとわずかでも良いから望みがあれば戻ってこれる可能性は平等にあること。自分自身道をはずしてもほんのちょっとだけまたあの時のように走れるようになりたいなんて望みがあったので!
次に、自分からアクションを何かしら起こすことの重要性。変わりたい、何かをつかみたいなら口でいうことは簡単ではあるが、踏みきってアクションを起こすことが大事だということを学びました。そのアクションが時には失敗してしまうこともあったりしますが、失敗したときは何が原因か、次どうすればしっかり考えればなんでも良いとおもってます。これは陸上に限らずですよね。勉強とかならなんならもっとそうだとおもいます。
最後に自分と向き合うことだとおもいます。僕自身これがスッゴク苦手でした。これで何度苦労したことかってぐらいです。失敗したときの自分と向き合う。周りができているのにできない自分と向き合うって難しいです。今でも。それでも、自分の中でまず目的を定めて、その目的を達成するために何を計画し、何を行動に移すか、そしてどう改善していくかが一連の流れで、自身と向き合う一番重要なポイントだとおもいます。もちろん周りを客観的にみて吸収できるものは吸収するということも大事ですが、周りの環境に左右され過ぎるのも勿体無いとも思うので自分自身と向き合う時間もしっかり作ってメリハリを持っていきたいなとおもってます。
長くなってしまい本当に申し訳ありません、、。でも、最後まで読んでいただけると嬉しいです、、。
ちなみに私はまだぜんぜんシーズン中なので、今の結果で満足せず、残りの目標を達成できるように頑張ります🔥