【愛着・AC 克服記録】Column 6-1 (仮)
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【愛着・AC 克服記録】Column 5-14 愛の証明 (急編 その12)
6-1 「お金とは?」→「価値の世界では重要な『愛情表現』」
なんかややこしいんで、ナンバリングをここから一旦、6-Xに変えます。
落ち着いたたら、まとめる。
6-1 ①. 人間は、「物理的な力 = 物事の状態を変化させる歪み」は目に見えない、という話
「力」を考えてます。
日常的に出てくるものだと…
重力、遠心力、筋力、体力、権力、経済力、統率力、などなど…
はて、ここで一つ考えてみる。
「『力』そのものを、自分の目で認識したことってあるっけ?」
↑上に挙げた言葉は、全て日常用語です。
しかし…実は、「力」そのものを『五感で直接、認識する』ことはほぼ不可能なのです。
まぁ、それほどまでにあやふやな世界を、我々は生きているっちゅーこと!
ちょっと例を見てみる
① 重力
ニュートンよろしく、「リンゴが木から地面に落ちる」ことで、彼は重力の概念に気づいたそうです(ホントなのかな…要出典)。
たしかに、「ものが落ちる」ことが、重力を目の当たりにする機会としては一番日常的でしょう。
しかしこれは、「リンゴが空中にある状態から、地面に勝手に近づいていって、今現在は地面に落ちている」という『状態の変化の説明』に過ぎないのです。
= 力、そのものを「目で認識しているわけではない」
では、右腕を90度挙げて地面と水平に突き出したら?
単純に考えると、「腕を重く感じる、ってことは、重力を感じている!」と思っちゃいますが…
実際は、「重力に抵抗するために筋肉にかかる荷重を神経伝達を介して認識しているだけ」
= 重力を直接認識しているわけではない。
② 遠心力
これも、鉄球投げをぶんぶん振り回している時に、腕にかかる負荷 = 反発力。
あるいは、その結果として飛んでいく鉄球の飛距離。
これを見ているに過ぎない。
あとは、箇条書き
筋力 = 負荷に対する抵抗を、神経伝達を介して脳が認識している
体力 = 短期的・長期的な負荷を与えた時に、「どれくらい持続できるか?」という、時間的な変化を観察する概念。体力そのものが「目で見える」わけではない。
権力 = 人は、権力そのものは、見えない。権力を持つ、とされる人の言動によって、部下・他者の「行動が変化した結果」として、権力を認識できる。
経済力 = ただ、「貯蓄額 = 目に見える数値」に対して、経済力という感覚は生じません。ここを紐解くと、「自分が動かせるお金によって、どのような買い物・投資・金銭活動をするか?そして、どのような結果を得るか?」
という変化まで踏まえたものが、「経済力・財力」なわけです。
(タンス貯金1000万円あるおばあちゃんには、経済力を感じないのと同じです)
統率力 = これも権力と同じ。統率力を持つ人の言動が、どれくらい他者に影響を与えた?という結果が、「統率力」として認識できるわけです。
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6-1 ②. 愛情も、「力」である = 人間は「変化」によって認識できる
はて、僕は以前のnoteで、「愛情とは、相手をポジティブにされる意志」
という表現をしました。(Link!)
この、意志というものも「力」なんです。
(これからしばらく先で探索していく、「欲求」も力です)
なぜ、一つ前の「力 = 変化だけでしか認識できない」を説明したかといえば…
愛情もまた、変化でしか認識できないからです。(Link!)
細かい例だけ簡単に…
赤ちゃんへの愛情を一番認識しやすいのは、「泣いていた赤ちゃんが安らぎを取り戻した時 = 変化」
子供への愛情 = 「できることが増えたとき、助言が結果につながったとき、他人のことも考えられるように『成長』したとき = 変化」
社会人は…自分で考えろ!!!
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6-1 ③. 「お金とは?」→「価値の世界では重要な『愛情表現』」
はてはてはて。
これまでの「愛の証明」というコラムでは、「愛情というものの正体」、「どうしたら生きやすくなるのか?」という話をしてきました。
自分軸を復活をしたあとは、「価値の世界で生き抜いていく能力」が重要です。
それには、「お金」が極めて重要なわけですが…
お金は…「価値の世界の共通通貨」であり、「価値の世界の愛情表現」
、なわけです。
共通通貨は…まぁ日常的な感覚なので、説明不要でしょう。
一方、「価値の世界の愛情表現」とは?
これも…説明は不要じゃない?
・お腹減ってる人は、ご飯を買って元気になる!
・高度な教育を受けると、能力が上がる!
・保険適用外でもカウセリングを受けると、少し元気になる!
などなど…
お金は「基本的には『ポジティブな変化』」をもたらします。
これは、「愛情」の定義と同じなわけです!
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次回は、お金の本質に切り込みます。「タイムマシン!」
その先は…
「価値の世界で生きていくためには?」→「内なる欲求を手に入れる」
→「そこで機能するのが『父性的愛情』と、欲求に使える執事である『理性』」
父性と理性と欲求まで話が到達したら、「愛の証明 = 愛着障害・AC克服」の第一期は終結です。
第二期からは、「欲求開発事業!」です。
これまでの「真面目」な話とは趣をちょっとだけ変えて…
「わがままに生きる方法」を考えていきます!