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【愛着・AC 克服記録】Column 4-1 アダルトチルドレン克服のメカニズム (起編)
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ぜひ、さまざまな精神疾患に苦しんでいる人に読んでほしい
克服記録 Part 7 から Part 9 で、僕はアダルトチルドレンを克服しました。
このコラムでは、各パートで何が起きているのか?について、解説してみます。
長くなるので、「起・承・転・結」の4つに分けて解説します。
1. 克服の前段階 ― 認知行動療法
アダルトチルドレンの自覚がある人は、認知行動療法は必要ないかと思いますが、一応。
(いや、AC の自覚がある人ほど、実は必要なのかもしれない…)
自分がアダルトチルドレンでは?愛着障害では?という認識に達する人は、何かしら問題が起きていて、その原因を探るなかでこの概念に到達しているのでしょう (でなきゃ自分がおかしいとすら思わないでしょうし)。
しかし、アダルトチルドレンの自覚がある人のほとんどが、次の思考回路に突入してしまっています。
最初
「自分…何か変だ?自分はなんかの病気なのかな?」
↓ (いろいろ調べる)
「うつ病?発達障害?双極性障害?境界性パーソナリティ障害?」
「どれもそれっぽいけど、違うところもあるし…」
(うつ病・発達障害・双極性障害・解離性障害等の人は、ここで医療的診断を受けてストップしています)
↓ (もっと調べる)
「アダルトチルドレン?? 愛着障害???? なんだよ、親のせいかよ!!親が憎い!親が憎い!親が憎い!親が憎い!」
こんなかんじで、「いかに親が憎いか?親にどんなことをされたのか?親がどれほど罪深いのか?」という、ループにはまってしまっている。
このままでは、克服はできないんです。
どれほど親への憎しみを暴露しても、過去の罪状を羅列しても、アダルトチルドレンのいろんな性質への気付きを並べても、結局自己否定の攻撃対象が自分から親に移っただけで、何も解決されていない。
気づかないといけないのは、次の2点です。
① 自分自身が「毒親化・塩親化」してしまっていること。
② この「毒親化・塩親化」の原因は、自分の中で起きている "何か" にあるので、現実世界・過去の出来事に目を向けるのではなく、自分の内部に目を向けないといけないこと。
ちなみに、毒親化・塩親化した人の行動原理は次のようになります。
① 他人や社会全体から、「自分は〇〇であるべきだ」という概念を押し付けられ、それに沿うように生きる。
② 他人や社会全体に対して、同じものを押し付けようとする。
日本全体でこんなことやってりゃ、そりゃ生きにくいし、依存社会って言われても仕方ないですよね笑
(このあたりは、現代日本人の宗教観とダイレクトに関係します。日本人が無宗教などというのは大間違いです)
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Column 4 「アダルトチルドレン克服のメカニズム (起・承・転・結)
4-2 承編 「克服第一段階 ― 感情と理性の関係修復」
4-3 転編 「克服第二段階 ― 負の連鎖からの謝罪」
4-4 結編 「克服第三段階 ― 依存からの脱却」
4-5 補筆 「克服方法の追加説明」
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