クリスマスイブ🎄のおはなし
園にサンタクロースがやってきた。
それはクリスマス会も終わりを迎えようとしたその時、ドンドンドンって窓からあらわれ、子どもたちも大喜び✨
サンタさんのお話を聞いたり、質問したりそれはそれは素敵な時間を過ごしました。
「みんなのプレゼントは園のどこかにありますからね」と言葉を残して帰っていったサンタさん。
子どもたちは会が終わると園内を夢中で探しました。
探して探して見つけると、沢山のプレゼント🎁があちこちに置かれています。
自分たちのクラスのはどこにあるのだろうかとカードに書いてある自分の名前を探し始めました。
「あっ、ぼくのこれだ!!」
「わたしのもある」
自分宛のプレゼントを見つけみんなとっても嬉しそう。
すると
「Hちゃんのはどうするの?」と仲良しのNちゃんが今日お休みしたHちゃんのプレゼントの事を気にかけ始めました。
「そうだね、Hちゃんのプレゼント。お休みしてるもんね、Nちゃんがお部屋まで持っていってくれる?」
「うん、いいよ」
サンタさんからのプレゼントで胸がいっぱいなのに、Nちゃんは自分のことだけでなく、友だちの事も考えられるなんてすごいなと思いました。
「Hちゃんの事を思い出してくれてありがとう。きっと喜んでると思うよ」
「うん」
Nちゃんは2つのプレゼントを大事そうに抱えていました。
すると今度は、自分の名前の字が読めずにずーっと探している子どもがいます。
(誰か探してあげてくれる子はいないかな?)と見ていると、
困っているOちゃんにYちゃんが気付き、「Oちゃんのここにあるよ」と手渡してあげていました。
そこには自分さえ良ければいいなんてなくて、みんなプレゼントもらえて良かったねって言う気持ちに溢れていました。
さりげないけどあったかい優しさがそこにはあって、それこそが私たち保育者にとって最高のクリスマスプレゼントだなって思いました。
子どもたちって本当に素敵です。
いたずらや困った事に目を向けがちだけど、本当はそんなことより、こんなあったかい姿をもっともっと見てあげて欲しい。素敵な出来事ってひっそりこっそりあるんです。ひっそりこっそりを見落とさない保育者でありたいなって思いました。
子どもたちからのプレゼント🎁大事にします💖
ありがとう。メリークリスマス🎄