【保育フォト】虹の架け橋
今日は 気持ちのいい晴天。
子どもたちも保護者も 職員も、誰もが「やったぁ~!!」と叫んだはず。
だって今日は 運動会。
だって去年の運動会は 土砂降りの雨。しかも二日続けて。
なので、室内で行ないました。
それはそれは 素敵な運動会だったけれど、やっぱり
「晴天の下、園庭でやりたい!」という思いは、消せませんから。
準備にいそしむ職員たちは ニッコニコ!
登園してくる子どもたちも 保護者もニッコニコ!
そこここに お陽様がこぼれ落ちます。
みんなが運動会を楽しみにし、
「早くやりた~い」という気持ちの 表われでしょうね。
なんと 開始12分も前に、2~5歳児クラスの子どもたち94人と
その保護者全員がスタンバイ。
いつでも OKの雰囲気のなか、開始時間を待つこと7分。
“うずうず”に耐えかねた 年長さんが、
「センセー、これ なんの時間?」と叫びます。
すかさず「心の準備の時間!」と返す担任。
実は運動会を二日後に控えた日。
やるべきことはやった。あとは当日 全力を尽くすだけ。
と子どもたちに話すなか、
「まだ 準備できてないんだよなぁ」と言う年長さんが。
「なんの準備かな? 練習もっとやりたい?」と尋ねると「違う」と。
でも言葉にはできず。「もしかして 心の準備?」と訊くと、「うん」と。
そんな やりとりを 交わしていたのでした。
なので、“心の準備”は 当日の朝、みんなでしよう! と決めていましたから。
オープニングのバルーンが始まると、さらに み~んなニッコニコ。
だって 年長さんたち一人ひとりが、
小さいお陽様のような ニコニコ笑顔で、みんなを呼び寄せ、
バルーンの中に迎え入れてくれるのですから。
続く かけっこでは、緊張から涙してしまう子もいたものの、
クラス競技では、みんなが笑顔で参加できた
22人の2歳児クラスの子どもたち。
普段楽しんでいる あそびばかりを 競技に仕立てた
5人の担任たちの作戦勝ち。
‟でんぐり返し”なんていう 難しいことに挑戦した 23人の年少組さん。
手足を着く位置をしっかりと確かめてから コロンと回ります。
その上手なこと。
でも もっとすごいのは、でんぐり返しの後に行なう
一本橋 or はしご渡りを 自ら選んで並べること。
さらにキメのジャンプの後に、
ダンスの待機場所へと 迷わず移動できること。
競技全体が 一つのあそびに なっているんですねぇ。
三人の担任の出番はなし。
恥ずかしがり屋さんと 気分屋さんが大勢いる 24人の年中組さん。
総練習の戸板登りでは、一歩目が踏み出せない子が何人も。
「運動会に 参加する気がないのならば、挑戦しなくてもいいけれど…」
と 担任二人からはっぱをかけられていたほど。ですが、
前日には 戸板登りのタイムを更新。
当日、何度か失敗した子もいましたが、めげずに何度でも挑戦し、
みごと全員クリア。
ちゃ~んと保護者に、板を立てかけた小屋の屋根の上から
“どんなもんだい!”のポーズも。
竹ダンスは、“リズムに合わせて跳ぶ”スタイルから、
“跳ぶ子に合わせて リズムを刻む”スタイルに変更したことで、全員クリア。
一人ひとり違う、その時々で変わるリズムに 合わせようと集中する姿は、
すでに5歳児。
Zの文字の隊形で跳び続ける 年長組さんの走り縄跳び。
25人、誰一人 交錯しません。
日体大の “集団行動”かと思わせるほど お見事。
続いて、3段から 5段まで段を上げながら 連続して跳び続ける 跳び箱。
お尻がひっかかっても、跳び越えられなくても、
テンポよく跳び続ける 年長組さんたち。
「失敗した」なんて顔をすることなく。
「次こそ 跳んでやる!」といった顔つきで。
何回でも列に戻り、挑戦し続けます。
ときおり列から抜けて、息を整えながら。
「跳べる姿を見て!」「跳び越そうと挑戦している姿を見て!」
と言うように。
まだ 上手くできないことを 恥ずかしがるのではなく、
できるようになろうとする自分に 誇りをもって!
フィナーレの組体操は圧巻。
25人が腕立て伏せの姿勢で繋ぐ “虹の架け橋”は 鳥肌もの。
でも そこまでは 総練習までにできていたこと。
総練習で「残念! がっかり」と言われた競技の前後や 競技以外の
ダラダラとした動きを、しっかり修正し、きびきびとした動きに。
司会や他のクラスのお手伝いは、誰に言われずともスタンバイし、
楚々とこなします。担任二人は、もはや道具係。
さらに、緊張して動けずにいる 異年齢グループの弟や妹のもとに、
たまらず駆け寄り、励まし、支える姿は、まるで各クラスの担任!
感服!
先週、真剣に練習する 年少組さんたちの姿を見て突きでた
年長組さんの言葉を私にも 言わせてください。
参りました!!
二階のテラスでは、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちに声援を送りながら、
各競技の曲に合わせて踊る 1歳児クラスと 0歳児クラスの子どもたち。
やっぱり ニッコニコ。
保育園中の みぃ~んなが繋がる “虹の架け橋”を ありがとう。
みぃ~んなが楽しめる 運動会をありがとう。