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【保育フォト】氷釣り


寒い日。登園して来るなり 開口一番、
「カエル池に氷あるよー」とクラスのみんなに知らせる、一人の年中さん。
 
確かめずにはいられない 他の23人の子どもたちと 三人の担任。
さっそく散歩に出る準備を始めます。
「センセー早く 氷が解けちゃう」と担任を急かす声も。
 
さあ 出発 と列を見ると、先頭には「氷があるよ」と教えてくれた子が。
散歩に出る時には、いつも遅れをとっているのに。
自分がみつけた氷を みんなに見てもらえる期待からでしょうね。
 
やっぱり “やりたい”が 一番の原動力なんだなと、
ちょっと嬉しくなる担任。
これからも、一人ひとりの “やりたい”を支えていこうと、心に秘めます。
 
今度こそ出発 と思ったら、
列の後ろに ちょこんと並んでいる 1歳児クラスの子が一人。
一緒に行こうか。
 
公園に着き、池を覗き込んだものの… 氷がない。
すると「ほら、センセーが遅いからだ」と怒る子が。
そんな姿からは、「まだまだ」と幼さを感じつつも、
今後の課題とすることに。
 
「ここにはないけれど 他の所にはあるかもよ」と いなす担任。
すると、「あったよー!!」との声が。
さっそく氷を採ろうと、長い枝を探してきて 叩いてみるものの、
「うわぁ 固い」と。

悪戦苦闘しながらも、どうにか氷に枝を突き差すことに成功。
力強くグイっと引き寄せ 氷を手にすると、
「やった~ こんなに大きい氷だ」と大はしゃぎ。

その後も大興奮で続く 氷釣り。
「落ちないでよ」と声をかけつつも、制止の言葉はかけず。
ハラハラに耐え、「ここが現在の自分の課題」と、
身を乗りだす子の上着の裾を 黙って握りしめる担任。
 
30分程の氷釣りの帰り道。
「あ~ 楽しかった~」
「いっぱいあそんだぁ」と子どもたち。
「はぁ~ 疲れた~ けれど 私も」と担任。

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