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【保育フォト】検証の結果


進級して間もなく。4歳児クラスに常設することになったトランポリン。
“使用上のルール”を決めることを提案する 二人の担任。
でも 一度に一人か、せいぜい 三人までしか乗れない大きさであるため、
主な内容は、一回の使用時間。

24名のクラスです。
時間制限を設けることに 異議を申し立てる子はいません。だって…
3歳児クラスの時には、友だちに代わることなく、一時間以上もブランコに乗り続けては独占するバトルを、3か月もくり返してきたクラスですから。

さっそく話し合いを開始。しかし なかなか声があがらず。

そりゃあそうです。
トランポリンで 思う存分あそんだ経験なんてありません。
なので適当な使用時間など 見当もつきません。考え込むばかり。
 
ようやく一人の子が、重苦しい空気を吹きとばすように「10秒で交代」と。
そこでタイマーを使って検証。
提案した子に、その場で 10秒間ジャンプしてもらうと、
「あれっ?? これじゃ短い」と。
 
すると他の子が「30」と。
同様に検証してみると やっぱり「短い…」との感想。
するとまた別の子から 「1」との声が。
あてずっぽうながらも、よく提案できるものだと感心。
しかも「短い」という感想を受け、より長い時間を提案できるとは。
 
今回は 全員で検証。
その結果、「そんなに疲れないねぇ」と。
即座に「3」との声が。再び全員で検証。
今度は… 「え~っ 長い」「疲れた~」と しばし床に倒れこむ子どもたち。
そんななか 息も絶えだえ「2分…」との提案が。
もちろん 満場一致で採択。笑いをこらえきれない 担任二人。
 
ただトランポリンは、コツさえつかんでしまえば、床でジャンプするよりもずっとラクに、長い時間 跳んでいられるんですけれどね。
必要とあらば そのことに気づいた日に、また話し合うことにしましょうか。

なんでも自分たちで試し、考えて決めることが肝心ですから。

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