【保育フォト】ちょっとずつ
4月1日、新年度のスタート。今日から、新入園児たち 32名が 登園します。
初日・二日目は、保護者と一緒に過ごしてもらうことで、
少しでも園に慣れてもらうことに。
進級児があそぶ 汽車の玩具に魅かれ、一緒にあそびだす子もいれば、
興味は示すものの、絶対に離れるものか! と母親にしがみつく子も。
「そうだよね~」と 見守っていると、
少しずつ 母親から離れてあそびだすようにも。よかったぁ~。
保護者と一緒なので、泣き続ける子はおらず、ご飯も食べられ 一安心。
しかし、保護者と離れることになった 三日目。
「今日は食べない! 寝ない!」と朝から宣言する 2歳児クラスの子が。
そして 宣言どおりに敢行。
「そうか そうかぁ」と笑顔で受けとめる 5人の担任たち。
新入園児たちに手を取られるなか、進級児たちだって 甘えモードに。
普段は自分でできることも、手伝ってほしいアピールをします。
そりゃあ そうだよね。でも…
「手伝ってあげたいけど 手が二つしかなくて 足りな~い」
とつぶやく担任。
すると「手あるよ!」と、自分の手を前に差し出す 一人の進級園児。
「ボクの手も」「ワタシの手も」と、次々に差し出される手。
すがるように「その手を貸して」と頼み、ちょいちょい助けてもらう担任。
子どもたちに助けてもらわなければ、とても乗り切れない新年度。
ありがとう! 頼りになります。
もちろん そのお礼に、余裕のある時には 「今なら…」と お声をかけ、
お手伝いさせていただいています。お世話になっていますからね。
三週間後、「明日は 泣かないでくる!」と宣言していた一人の新入園児。
本当に? すごい!
でも いざ母親と別れる時になると、離れ難そう。両目には涙が。
それでも担任が「ダッコしようか」と手を伸ばすと、
それに応じ、母親とタッチをして「バイバイ」と。
「泣かなかったね」と声をかけると、
「ちょっと 泣いちゃったけどね、エヘヘ…」と。
頑張りすぎなくて いいからね。
ちょっとずつ ちょっとずつでいいよと、
日々 “誰もが安心できるように” 努める職員たち。