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【保育フォト】不安を期待に


誰よりも早く 就学時健診を受けた 年長さん。
どんなことをするのか、気になってしょうがない 他の24人の子どもたち。
 
そこで 報告会を開くことにした担任二人。
「どうでしたか」の質問に「楽しかった」と。
その報告にみんな「?!」の表情。
「何したの「まちがえ探しとか 健康診断」
「どんな子いた「幼稚園の子もいた」
「お化けとか出そうだった 「いいえ」などなど。
 
どうやらみんな、
何をするのか全く分からない不安から 怖さを感じていたよう。
無理からぬ心情ですよね。

でも 質問を重ねるうちに、
少しずつ 就学時健診のイメージがつかめてきて、
怖いことはないらしいと感じられたよう。
 
「廊下を走ったら怒られる」なんていう ちょっと笑える質問には、
「まちがえて少しなら、多分 大丈夫」との答えが。
未知の不安からくる怖さを
“なんだか楽しそう”の期待に 変えてくれたみたい。
 
その後、就学時健診を終えた子の報告会を 順次行なう年長組。
「はじめは緊張したけど、楽しかった」
「お姉さんが一緒だったから 全然怖くなかったよ」
「途中で お母さんと離れるって聞いて びっくりした」などの報告や、
「先生とお話ししたってきいたけど、どんな話しをしたの
といった質問も。日を追うごとに
発表の楽しさと、就学への期待が増していく 25人の子どもたち。
 
たった一人で 健診を受けに行く友だちには、
お守りと称し、みんながメッセージを手渡します。
実は彼女、クラスの中で一番の不安性。
でも 報告会では、「お守りがあったから 大丈夫だった」と笑顔で。
 
最後に健診を受けた 友だちの報告が終わると、
誰からともなく拍手が。
 
なんだろう このあたたかさは。
“同じ不安を みんなで一緒に解消した”
という思い… かな

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