【 保育フォト 】そんなことも あるさ
園庭の花壇で、野菜を栽培することにした 24名の 4歳児クラス の子たち。
無謀にも 、スイカにも挑戦する担任 2人。
奇跡的に実をつけたものの、収穫のタイミングが分からず。
「まだ 大きくなるから」と 期待する子もいて、今週 、全員が揃った日に… と思っていた矢先。
ネットで保護していたスイカが、地面に落ちているではありませんか。
「大変だ~! 僕たちのスイカが落ちている~!」
「台風で 落ちちゃったんだ~!」と、大騒ぎの子どもたち。
部屋に運ぶと、「やっと 食べられる~!」とも。
後から登園してきた子たちにも 報告し合っているとき、
重さを確かめようとしていた子の 手から落ち、割れてしまいました。
床には スイカの汁と種があふれます。
中を見ると「あれ? からっぽ?」
「なんか ぐちゃぐちゃ」「スイカのヘルメットみたい」と。
今にも泣きそうな、スイカを落としてしまった子。
「そんなことも あるよ」と みつめる担任。
誰一人、割ってしまった子を責める子はなく、
「カップに中身を入れて、虫がくるか実験してみよう」
「ハロウィンのカボチャみたいに お化けにしたら」と、
割れちゃったスイカを どうやって利用しようかと 検討するばかり。
みぃ~んな分かっているんです。
“実験には 失敗がつきもの”ということを。
失敗した本人が、誰よりもショックを受けていることも。
これまで自分たちも 実験をくり返し、数多くの失敗をしてきましたから。
そんな時には いつでも担任が、
「そんなことも あるよ、どうしたらいいかな?」と寄り添ってくれたから。
自分たちも そうしなくては いられなかったのでしょう。
誰も悪くないことは、誰を責める必要もないですよね。
自分がしてもらってきたことは、他の誰かに して返したくなるのでしょう。
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