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【保育フォト】知恵熱?


全ての思いを 自分の名前一言で伝えられる 1歳児クラスの子。
お名前は Kちゃん。
19人もいるクラスだけれど、そんな子は他にはいません。
 
キウイの実を指差し「K」と。
担任が「うん みつけたね」と返すと、笑って「K」と。
アリをみつけると「K」と指差し、
アリが巣の中に入ってしまうと残念そうに「K…」と。
担任が「アリさん、お家に帰っちゃったね」と言葉を添えると、
うなだれます。
ダンゴ虫をみつけても「K」と言い、指で触れ、丸めては
K!」と叫び「私が丸くしたのよ~」と アピールします。
 
担任が斜面台を設定し終えるのを待っていたのに、
友だちが先に登り始めると、自分を指差して「Kー K-」と。
「私が先に 待っていたのにー」と訴えます。
 
シャボン玉を飛ばすと「K! K!」と友だちを押しのける勢い。
「飛んでいるシャボン玉は 全部私のもの」と言わんばかり。
トランポリンを指差し「K」と。
「どうぞ」と言われると、担任の手をとり「K」と。
「一緒に乗る」と訊くと うなづきます。
 
水たまりの中に入り 担任の方を見て
K」と宣言すると同時に、激しく水を跳ね上げ 嬉しそう。
存分に水と泥を浴び 満足すると、
靴下やズボンを自分で脱ぎ、それらを指差して「K」と。
「自分でやったの、えらいね」と返すと、胸を叩いて「K」と。
 
友だちが 自分のおやつに手をつけてしまうと「K! K!」と。
別の席で食べることには 応じてくれたものの、
食べ終わってからも「K」と訴えていました。
 
園庭で姉をみつけると「Kー!」と駆け寄り、一緒にあそびだす姿も。
 
感心なのは担任たち。
5人ともが、「K」の一言に込められた思いを
ちゃんと理解できるのですから。
 
そんな或る日、ブドウの型に砂を入れ
「どうぞ」とばかりに担任に差し出す Kちゃん。
「これ なぁに」と尋ねると「ブド…」と。
でた 名前以外の言葉が!!
 
でも翌日、お熱もでちゃいました。

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