【 保育フォト 】私も やりたかったな
担任三人が それぞれに見守るなか、廊下であそぶ、0歳児クラスの子たち。♪手を~ たたきましょ~と 歌ってあそんでいるときのこと。
身体でリズムをとりながら、手をたたいて楽しんでいる友だちをよそに、
すっくと立ち上がり、一人 部屋に戻る子が。
「どうしたのかなぁ」と様子をみる担任。少しして、手に歌の絵本を持って
戻ってくると、 担任のそばに来て座り、黙って ページをめくり始めます。
すると「あった!」と小さく一言。
見れば ちゃ~んと ♪手をたたきましょのページ。
歌を聞いて、「あっ この歌 知ってる! 本に載ってた」と
探しに行ったんですね。本当に、よく分かっています。
そんな子が、右に左に振れながら 滑り落ちていくカーコースターの、
小さな車の動きを見ていたときのこと。
「面白い! 私も」と思ったよう。
コースターにお尻を向けると、近づいていきます。
お尻を左右に フリフリしながら。
もちろん コースターは、お尻に押されて倒れてしまいます。
倒れた音に驚き、振り返って見ると…
「えっ! なんで?」と びっくり仰天。
「いったい 何が起こったの!?」と。
頭の中は ??? でいっぱい。
もはや パニックといっていいほど。
小さな車と同じように、自分も滑り落ちていけると思ったのに。
なぜ? なぜ? なぜ?… と、頭の中で ? が反響しているのが 見えるよう。
担任が コースターを立て直すと、
ガックリとうなだれて、その場から離れていきます。
その背中からは「私は滑れないんだぁ」という 落胆の声が聞こえてきます。
子どものすることを 最後まで見届けると、マンガみたいなシーンにいっぱい出逢えちゃう。
なんでも 自分の身体で試してみないと、合点がいかないんですねぇ。
あんなに よく分かっているのに。
可笑しくって! もう 可愛くって!!
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