見出し画像

平凡は武器である。

唐突だけど、私はティム・バートン監督が大好きだ。
「シザーハンズ」「ナイトメア ビフォア クリスマス」「チャーリーとチョコレート工場」「パイレーツ オブ カリビアン」「アリス イン ワンダーランド」などを手掛け、鬼才・奇才と呼ばれる彼が、彼の世界観が大好きで、尊敬していて、憧れている。(めちゃくちゃ詳しいマニアではないけれど。)

ついでに言うとジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターも好きだからティム・バートン作品は最高オブ最高だ。



天才よりも、奇才が好き。

突き抜けている、狂気すら感じるような才能。


+++

私は奇才にはなれない。いたって平凡だからだ。突拍子もないような発想にも至らないし、突き抜けた狂気も持ち合わせてはいない。毎日のほほんと生きている。

一時は自分の平凡さを悔しく思ったり、情けなく思ったり、モヤモヤしたこともあった。本音を言えば、今でもないわけじゃない。


けれど、平凡は武器である。


世の中の大半が平凡だからだ。
みんなみんな平凡だからだ。
"みんな"の気持ちがわかるって、大きな武器だ。共感を呼べる。世の中で必要とされるものがわかる。改善点がわかる。

奇才と呼ばれる人の作り出すものは素晴らしいけれど、「わかる〜!」って感覚ではない。「おぉ〜すごいなぁ」だ。

例えば文章でバズるのは、共感できるものや心が揺さぶられるものじゃないだろうか。「なんだかすごいなぁ」なものは、一部の人に劇的に刺さりはすれど、一般的な感覚にはなかなかハマらなかったりもする。


奇才は一部の限られた人でしかないけれど、平凡は誰もが武器にできる。平凡を極めるか、平凡に自分らしさのエッセンスをうまく取り入れられるか。

そこが課題なんだけれど。


そんなわけで私は、やっぱりちょっと奇才に憧れつつ、平凡を楽しみたいと思うよ。

たまに自分の平凡さになんとも言えない気持ちになるから、忘れないように。忘れないように。


平凡は、武器である。



#エッセイ #日記 #平凡 #凡人 #天才 #奇才

いいなと思ったら応援しよう!

サカエ コウ🌙.+
サポートとても嬉しいです。凹んだ時や、人の幸せを素直に喜べない”ひねくれ期”に、心を丸くしてくれるようなものにあてさせていただきます。先日、ティラミスと珈琲を頂きました。なんだか少し、心が優しくなれた気がします。