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出版情報〜ガマゲイト〜

 活字とは無縁のスポ根少女だった筆者が、物語を書きました。きっかけは一つに絞れません。「本を読め」と恩師に言っていただいたこと、なんでもやってみたくなる性格、本業がうまく行かなかったこと、正しい正しくないのループに疲れていたこと、そして、己の負の感情を精算したかったこと。
 それぞれが絡み合った結果、【小説を書く】という、自分ですら想像もしなかった行動が起こりました。きっとそれ自体が創発であったのでしょう。
 語彙力も国語力も小学生レベルが故、句読点も接続詞も適当です。この上なく読みづらいかとは思いますが、読んでいただけたら幸いです。
 実は、この小説は第四版です。三年をかけた初版から、二年間の推敲を経て、ようやく完成させることができました。
 マクドナルドで、号泣しながらボサボサ髪を振り乱して書いたことがすでに懐かしいです。出し切った!いっぺんの悔い無し!
 この物語で誰かを喜ばせることは出来ないだろうけど、私自身は大満足です。ここに至るまで支えてくれた家族と、すべての時間に、心から感謝します。
 この先もたくさんの経験をして、たくさんの創発に出会うでしょう。明日はきっと、これまでとは全く違う一日になります。見るべきものを見て、生きるのだ!
 お金も地位もなにもないただの女が書いた小説ですが、良ければご一読を!


〜あらすじ〜
 仕事も彼氏も、将来までも失った佐和子は、なけなしの金で家賃を振り込みに行くところだった。古いコートを羽織った時、ポケットから見知らぬ【鍵】を発見する。怪訝に思いながらもテーブルの上に置いて外出し、帰宅すると、今度は佐和子の部屋から見知らぬ青年が現れた。佐和子の秘密を知るその青年の手には、見つけたばかりの【鍵】が握られていた。
「これは時間を移動するための鍵だ」とその青年は言う。
「時間は進まない。止まった状態で、現在も、過去も未来も広がっている。海のようなものだ」
青年の言葉を受けた佐和子は旅に出る。自分自身の【時間の海】へ。
 捏造された記憶や、変えられない未来との出会いによって異空間へと誘われた佐和子は、果たしてどうなるのか。SFのようでSFでない、心の奥底へ飛び込む冒険物語。

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