見出し画像

【自分らしいキャリアとは】誰かの期待や社会の基準に合わせて生きるのを辞めよう。

あなたは、どんなとき『これが自分の生き方だ!』と感じますか? 

そして今、胸を張って自分の人生を歩んでいると言えますか?

単に社会の期待や周囲の評価に応えるだけではなく、内面から湧き上がる情熱や価値観に基づいて選んだキャリア

僕はこれこそが『自分らしいキャリア』だと考えています。

この記事ではその『自分らしいキャリア』を考える上ですごく重要な
・内発的動機づけ
・外発的動機づけ
について考えをシェアしていきます!



日々の「なんとなく感じる違和感」と向き合う

皆さん、自分の仕事や生活に「なんとなく」違和感を感じたことはありませんか?

  • モチベーションが湧かない

  • やりがいを感じられない

  • 毎日が同じような繰り返しに感じる

こんな感覚、実は多くの人が抱えている悩みなんです。
20代後半から30代の人たちも、キャリアの「中だるみ」を感じやすい世代。
安定と成長の間で揺れ動き、「本当にこれでいいのか」と自問する時期でもあります。

僕の転機

少し実体験をお話しさせてください。
いわゆる出世コースに乗り、大手通信キャリアで事業計画に携わっていた僕は、一見すると「順調」なキャリアを歩んでいました。

店舗スタッフからエリアマネージャー、そして本社での事業計画立案までキャリアアップし、どの環境でも高い評価、安定した収入、将来有望な立場を得ていました。
でも、心の中ではモヤモヤが渦巻いていたんです。

安定した給与や社会的な信頼は大切。でも一度きりの人生、もっと自分の本心に従ってわくわくするような環境で、心からやりがいを感じられる仕事がしたい。

特に大きな不満はないけれど、満足感が得られていない。
ずっとそんな感覚でした。

動機づけ(=モチベーション・やる気)の考え方

そんな時、ある「気づき」が訪れました。
僕の周りには、意外にも同じような悩みを抱える人たちが多くいたんです。
大手企業で順調に昇進する友人、スタートアップ企業で活躍するエンジニア、憧れの外資系企業に転職した後輩。
外から見れば「成功」している人たちが、内側では「なんとなくモヤモヤ」を感じていたのです。

この感覚の正体を探る中で出会ったのが「動機づけ(=モチベーション・やる気)」という考え方でした。

動機づけ(=モチベーション・やる気)は2種類ある

想像してみてください。
休日の午後、5歳の子供が自分の好きな絵を描いているシーンを。

お気に入りの画用紙とクレヨンを広げ、夢中になって空想の世界を描いています。
魚が楽器を吹いていたり、虹色の木があるような世界です。
「これは何?」と聞くと、目を輝かせながら「これはね...」と物語を語り始めます。
絵を描くこと自体が楽しくて、誰に見せるでもなく、ただ純粋に創造する喜びに浸っている—これが「内発的動機づけ」です。

対照的に、幼稚園の課題で「お友達と遊んでいる絵」を描くように言われた場合を想像してみてください。
「先生に褒められたい」「みんなより上手に描かなきゃ」と考えながら描く状態が「外発的動機づけ」です。

この違いは、大人の仕事の場面でも同じように見られます

内発的動機づけの例

<新しい技術に夢中になるエンジニア>
昇進や評価のためではなく、
「新しい技術に触れるのが楽しくて仕方がない」「もっと良いものが作れるはず」
という純粋な探究心で取り組んでいる。

<顧客の課題解決に没頭するマーケター>
売上目標のためではなく、「どうすれば自分のアイデアで本当に役立つサービスが届けられるか」「これが届けられた後の世界が楽しみで仕方がない」という思いで取り組んでいる。

<お客様の笑顔のために創意工夫を重ねるシェフ>
評価のためではなく、「もっとおいしく」という想いと創作すること自体の喜び、そして何よりも元気が出るお客様の笑顔のために取り組んでいる。

これらに共通するのは、外からの評価や報酬ではなく、活動そのものに価値を見出しているということです。
シンプルにやっていて楽しい、誰かの役に立ちたい、何かを良くしたいという純粋な思いが原動力となっているんです。

どうして動機づけが(=モチベーション・やる気)大切なのか?

サッカー選手の成長を想像してみてください。

最初は、「プロになりたい!」という夢に燃えて、毎日練習に励んでいます。練習自体が楽しく、上達することが喜びになっている状態。
これが内発的動機づけの典型的な例です。

ところが、プロになると状況が変わります。

「契約更新のためにゴールを決めなければ」「高い年俸をキープするためにパフォーマンスを維持しなければ」という外発的な動機が強くなってきます。すると、元々あった「サッカーを楽しむ」気持ちが薄れていき、プレーに重圧を感じ始めるんです。

極端な場合、選手は「もうサッカーが好きではない」と感じ、情熱を失ってしまうことさえあります。

内発的動機と外発的動機のバランスを保つことで、選手は

🔥サッカーへの情熱を保ち続ける
🔥高いパフォーマンスを維持する
🔥長期的なキャリアを築くことができる

この例は、私たちの仕事や人生でも同じことが言えるんです。

あなたが仕事をしている時はどんなことを思っていますか??

外発的動機づけとのバランス

とはいえ、内発的な動機を大切にしつつも外発的な動機も完全に無視するわけではありません。
そりゃそうだろと思われるかもしれませんが、両者のバランスが重要です。

外発的な成果(給与、社会的評価、安定)は、内発的な情熱や成長の結果としてついてくるもの。
一方で、これらの外発的な要素も、キャリアを続ける上で無視できない現実があります。

大切なのは、お金や地位のためだけではなく、自分の興味や情熱、社会への貢献を軸に歩みながら、同時に現実的な生活基盤も意識すること。
内発的な動機と外発的な動機、この両方のバランスを取ることが重要です。

一番重要なのは一人で抱え込まないこと!!

僕自身の転機で最も大切だったのは、一人で抱え込まなかったことです。
パートナーや現職の代表に、本当に正直に自分の気持ちを打ち明けました。

キャリアの岐路で感じる迷いや不安は誰もが抱えるものですし、決して恥ずかしいものではありません。
むしろ、それを誰かと共有することで新たな視点や可能性が開けるということを強く伝えたいと思っています。

僕自身の転職の背中を押してくれた当時のパートナー(今の奥さん)には本当に感謝しています。

相談するときのポイント

  • 心の内を正直に話す

  • 答えを求めるのではなく、対話を通じて自分の気持ちを整理する

  • 批判や否定として受け止めず、多様な視点だという考え方を持つ

信頼できる人たちとの対話は、自分の本当のやりたいことを見つけるすごく強力な援護になります。

「自分らしさ」を見つけるヒント

キャリアコンサルタントとして、僕は500人以上の方のキャリア相談に乗ってきています。
そこで感じたのは、「本当の自分」を見つける方法は、誰もが同じように悩んでいるし、ずっと模索している、ということです。

下に書いているのは、実際に僕が相談を受けた方々の共通する気づきです

  1. 自分の「好き」に正直になるような自問自答を繰り返す

    • 日常の中で、無意識に時間を忘れて没頭できることって何だろう?

    • 友人と話している時、自然と輝いている自分はどんな時だろう?
      のような質問から自分の本心に近づいていく。

  2. 家族や信頼できる仲間と対話する

    • 一人で抱え込まない

    • 異なる視点をもらうことで、自分の可能性が広がる

  3. 自分の価値は給与や肩書きでは測れない

    • 本当の充実感は、お金では買えない

    • 自分の成長、人への貢献、内なる喜びにこそ価値がある


最後に

情報に溢れた現代だと、何が自分にとって本当の意味で成功なのかわからなくなりますよね。
僕自身これですごく悩んだので、動機づけという考え方をシェアさせていただきました。

この内発的動機づけの見つけ方については、別記事で詳しくシェアさせていただこうと考えています。

忙しい日々を過ごしているとと、いつの間にか
「他人の期待に応えることが成功」や「社会の基準と照らし合わせて成功かどうかが決まる」のような考えに陥ってしまっていることがあると思います。

日常生活の中で違和感やモヤモヤを感じた時は、一度立ち止まって自分と向き合う時間を作りながら、積極的に相談してみて欲しいなと思います!

いいなと思ったら応援しよう!