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【自動日記デバイス】NIKKINの開発NIKKIN
概要
日記をつけても三日坊主で終わってしまう自分。それならAIにやらせようと思い、開発に至った。その過程や妄想を書き記す。
写真と共に日記が記録され、振り返ったときに「懐かしい」と思えるようなものを目指した。
この作品はヒーローズリーグというコンテストに参加している。
決勝には進めなかったが賞が80以上あり、今日が発表日である。
アイデア
アイデアとしてはライフログカメラに生成AIが付いたようなものだ。価値があるのは生成AIの性能が向上したことにより、自分の情報を渡しておくことで自分が作ったような日記が完成することだ。これは今までできなかったことだ。
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コンセプト
私は人ひとりにつきAIのアシスタントが着くそんな未来を想像している。それは1対1ではなく、1対Nでもいい。
自分の行動や、考え方を理解しているアシスタントは一番の理解者となり、利益をもたらす。
ただ今回は予算の都合でありもので作った。
システム構成
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開発初期
AIの日記作成能力はどれぐらいなものか?と思い、試した。するとびっくり、自分が書いたかと思うレベルの日記が完成した。一番注目してほしいのが、一番最後の画像。撮影したときにこんな風に書いてほしいと思っていた通りの出力だった。ここでもう少し作りこむことに決めた。
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画像の取得
Raspiにwebカメラを接続し、写真を撮影する。純正のカメラモジュールがいいのではないか、という声もあったが首につける都合上、webカメラにした。理由は↓
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デザイン
オリジナル制を持たせるためにカメラの見た目を変更することに決めた。幸運なことにカメラのCADデータが転がっていたのでそちらを拝借した。
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どちらがイケてるかは言うまでもない。写真撮影時には緑に点灯する。
日記
日付を選択することで画像と日記が見られるようになっている。日記を書きたいときもあるので、日記は加筆できるようになっている。
優秀な友人がReplitを使って1日で作ってくれた。間違えて年間プランを契約したという裏話もある。日本円にして約3万。痛手だ。(後日キャンセルができたそう)
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課題
予算をケチったせいでハードの見た目がチープになっている。またRaspiを使用しているので持ち運びが大変である。考えようによっては軽量なマルチモーダルモデルが出てきたときに完全ローカルで完結するというメリットもある。しかし、これでは普段使いができない。ソフトは理想的なだけに悔やまれる。
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撮影は通信機能のあるカメラだけで完結する。また現状では撮影以外の用途が無いので付けているのが邪魔だ。スマホで撮影して一日の終わりにアップロードする手もあるが、面倒だ。
また、必ずしも画像で記録する必要はない。動画で一日を記録できれば現実世界でのRecallが可能になる。(容量などの課題があるが)
未来
将来は人⋆AIアシスタントの協働する時代が待っている。肩にのっていては邪魔ではないかと思うが何とかなるはずだ。↓の研究が実現のヒントになるはずだ。
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