24時間AIハッカソンを終えて【大阪】
初めに
2024年5月11日・12日に大阪で開催されたAIハッカソンで優勝した際の記事です。詳細は以下の記事をご覧ください。
この記事では、私が学んだことやチームでどのように開発を進めていったかについて書きます。私の役割はプレゼンテーション、使用モデルの選定、タスク生成の際のプロンプト作成でした。司会進行は清水さん、審査員は日本マイクロソフトの物江修さんが務めました。
成果物
https://github.com/kouexo/24aihack_Team_Takoyaki.git
Googleフォームを使用して将来の夢と個人情報(名前、住んでいる国、趣味、特技など)を入力してもらいます。その情報を基に、夢を叶えた姿の画像と夢を達成するためのプロセス(タスク)を提案します。
Googleフォームを用いたことで利用しやすく結果的に良かった。
1日目
まずはお題の発表。お題は「夢」でした。
アイデア出し
「夢」には将来の夢と睡眠時に見る夢があると解釈しました。
私たちのチームは制作物をいきなり考えるのではなく、自分たちの将来の夢をメモ帳に書いていきました。その後、自分たちのスキルセットで作れるものを作ろうとメモ帳を参考にしながらアイデアを出しました。
開発開始!
この時点で残り時間は22時間ほど。ある程度まとまってきたので早速開発を始めました。各機能の連携をNode-REDというフローベースのプログラミングツールで行いました。スキルがはっきりしているエンジニアが集まっていたので役割が明確で、開発がすごいスピードで進んでいきました。
この時自分はローカルLLM(commandR+)の性能チェックとタスクを生成するためのプロンプト作りを担当しました。
1日目終了
会場の使用時間が開始から5時間までだったので移動して開発を進めることになりました。この時点で動くものは完成していました。次は機能を洗練しようという方針で自分がもたもたしていると素晴らしいシステムが出来上がっていました。実は夜にお酒を飲んで頭が回らなかったです。
2日目
2日目は開発時間が3時間ほどしか残っていなかったので動作テストとプレゼンの練習に時間を使いました。プレゼンを失敗するわけにはいかなかったので緊張感をもって練習しました。
成果発表
ハッカソンが終了し、プレゼンの時間がやってきました。自身の分身(不老不死)を作るチームや、AIにネガティブなことを言わせるチーム、TensorFlowでRNNを行うチームなど、各チームの個性が出ていて興味深かったです。
気になる結果は、、、優勝🏆!
初めての経験でとても嬉しかったです。
学んだこと
多くのことを学べたので、共有します。
ハッカソンの進め方
時間の短いハッカソンでは完璧に物が完成することはない。目標に向かって飛び飛びでゴールを目指す。苦しいところが必ずあるからそこを担当する人と側を作成する人で役割分担をする。
面白いものは動画で記録を残す
話しのネタになる、すぐ思い出せる
どんなものに対してもプラスの面を探す
受けた恩は直接恩返しする方法と次の世代に支援する2通りの方法がある
まとめ
非常に充実した24時間でした。何よりも共通の興味を持つ人たちと話ができ、制作物を利用してもらえることが嬉しかったです。自分の勉強したことが形になるのは感慨深いですね。AIトップランナーのshi3zさんにお会いできたのも嬉しかったです。
自分の実力不足で継之助(AI)で学習させることができなかったことは悔しいですが、これからも技術力を高めていきます。
AIハッカソンは比較的高性能な環境(GPUや通信速度)が必要ですが、今回は環境が充実していて開発がしやすかったです。運営の方々並びにチームメンバーの方々に感謝申し上げます。