自己推薦書(personal statement)の書き方【N高から大学進学】
材料の整理をする
自分が今まで力を入れてきたこと、今後の夢、大学で学びたいことをそれぞれ棚卸ししたり、書き出したりすることから始めるのをお勧めします。
例えば
1. 自分が高校時代に力を入れてやった活動や受賞歴(あれば)などをリストアップする。
2. リストアップした活動で苦労したころ、どのようにそれを乗り越えたか、それをどのように今後は改善していきたいのかを書き出す。
3. そのうえで自分が大学卒業後どのような人物になりたいのか長期の目標を書き出す。
4. 受験する大学学部のミッションステイトメントを読み、自分の目指すものと共通の事項を書き出す。
5. 受験する大学学部のシラバスを読んで今後自分が取ってみたい授業やゼミ等を書き出す。
6. 自分が大学で勉強したいことと自分の長期の目標、大学中に達成したい目標をつなげるようなシナリオをいくつか書き出す。
書き出す時は、英語でも日本語でもいいです。この過程は後々就活のエントリーシート作成にも役に立ちますよ。
ストーリーを考える
英語の志願書エッセイは、ストーリーを伝えることが必要です。
うちの息子の場合は、自分の音楽活動やオンラインチャリティー音楽フェスティバルを海外のDJと参加交渉して実施した経験などについて書きました。その中での気づきや学びからさらに大学で学びたいことへつなげて書くようにしました。
材料のメモの段階では、日本語でいろいろ書き出すのは良いと思うのですが、日本語で書いてから英語へ翻訳することはあまりお勧めできません。
なぜなら、日本語のエッセイスタイルに英文が引きずられてしまうので、英語で書き始めてしまったほうが早いと思います。
英文チェック
もし、高校にネイティブの先生がいるのであればその先生にチェックしてもらうことをお勧めします。日本人の英語の先生で海外の大学の願書を書いたことがある方ならお願いできると思うのですが文法以外のスタイルを見てもらうにはやや不安かと思います。
頼める先生が学校にいない場合は、オンラインの願書チェックサービスやトフルゼミナールのような留学や国内国際系大学入学のノウハウがある塾のサービスを利用することができます。
オンラインのサービスは、5,000円から10,000円くらいで500ワード程度のエッセイをチェックしてもらえます。24時間の急ぎでなければ3日くらいでチェックしてくれるサービスが値段的にも添削の内容的にも良かったです。
うちの場合は、下記のレビューを見てWordviceを2回ほど利用しました。
4 College Admissions Essay Editing Services Reviewed: Scribendi, Wordvice, Elite Editing, Scribbr | WIRED
https://www.wired.com/story/college-admissions-essay-editing-services-scribendi-elite-editing-wordvice-scribbr/
利用した感想は、
・確かに流れは良くなったが内容については全くアドバイスがなかった。
・言葉が多く足されて長くなりがち。元の原稿も少し長いので500ワードくらいに減らしてほしいとお願いしていたのに減っていなかった。
・英語のチェックとしては十分なサービスだった。
反省点
上智大学国際教養学部(FLA)の書類選考のエッセイは、大学のシラバスの研究不足で大学の学びの部分が具体性に欠けていました。
オープンキャンパスに参加していればよかったのですが、参加する機会を逸してしまったため情報収集が足りていなかったのが一番の大きな反省点です。
そのせいなのかSATのスコアが足りなかったせいか上智の書類選考入試は不合格でしたが、不合格になった上智のエッセイをベースにアレンジして立教大学GLAPと法政大学GISの出願書類を作成しましたが、こちらは一次の書類選考(二次試験もあり)両方とも合格しました。
上智のほうが大学で何を学びたいのかというプランについてより厳しく審査しているという印象です。
この不合格の経験および上智大学内で転部試験の経験がある長女の助言基づき、上智大学国際教養学部公募推薦のエッセイを大幅に書きなおしました。
次回は、立教GLAPの一次審査に合格したエッセイを公開しようと思っています。
今回も読んでいただきありがとうございました😊