インターン卒業 株式会社GLiN
この度、3月から半年間、長期インターンとしてお世話になっていた株式会社GLiNを卒業することになりました。
なんの経験もなく、ただビジネスへの憧れと教育への思いがあっただけの自分を受け入れてもらって、本当に感謝しかないです。
そんなGLiNを卒業するということで、社内卒業式を開いていただき成長や学びを発表する機会があったので、僕のインターン生活を振り返ろうと思います。
※発表のスライド(何に取り組んだか、何を学んだかがざっくりと書いてあります。)
長くなると思いますが、もしよければ最後まで読んでみてください
6か月前。18歳で初めて”企業”というコミュニティへ
2021年12月末、共通テスト直前の時期にも関わらず応募したタイガーモブの次世代リーダー奨学金
高校時代から起業という選択肢を意識していた自分は、大学生活が始まるタイミングから大好きなタイガーモブでインターンを探そうと決めていました。
そんな中、ありがたいことに次世代リーダー奨学生の一人に選んでいただき、最高の環境でインターンに挑戦できることになりました。
次世代リーダー奨学生として思いはこちらの記事に
インターンに参加する目的は「ビジネスを実践で学ぶ」というシンプルかつ明確な目的。それにプラスして教育への思いからインターンを探していたら、フィンランド教育を実践している株式会社GLiNに出会い、応募を決めました。
今でもよく笑い話にする話ですが、僕が社長の占部さんと面談をしたのが2021年2月23日。
そう、国立大学2次試験の前々日
僕は北海道に飛び立つ前日でしたw(運よく合格できていますw)
そんな状況でも、フィンランド教育を実践している企業でインターンできるかもしれないことにワクワクしてました。
というわけで、念願叶って3月からインターンに参加することができ、”企業”という全く新しいコミュニティでの活動が始まりました。
僕が参加していたインターンはこちら!
何もわからず、何もできない苦しみ
最初の3、4ヶ月くらいは新しい世界に戸惑いながらとにかく役に立てるように頑張ろうという期間でした。
マーケティング、新規事業立ち上げ、イベント企画等いろんなことに関わらせてもらって、その度にビジネスのいろはを吸収していきました。
でもある日、タイガーモブとの進捗共有などで自分が前に進めていないことを痛感したり、主体性を失っていることに気付かされたりした時は、ひたすら一人でインターンへの向き合い方を悩み抜きました。
(実は自分が情けなくて、講義中に自然と涙がこぼれる、なんてことがあったことは意外と誰も知らない話ですw)
そんな状態でもGLiNの皆さんは、悪く言えば甘めに、良く言えば優しくサポートしてくれて本当に助かっていました。
インターンの目的の変化
転機は、8.9月ごろ。
タイガーモブの愛の鞭のおかげもあって、自分がインターンに参加している目的をあらためて考えた結果、ただビジネスを学びたいわけじゃないことに気づきました。
”自分がそこにいた意義を少しでも残したい。
それも、「日本でのフィンランド教育のあり方を定める」という形で。”
GLiNの事業を通してフィンランド教育についての理解が深まり、ただ真似するだけではなく日本でだから価値が高まるフィンランド教育のあり方があると思い始めていました。
インターンの目的が、ただ学びたいというインプットの思いから、何かを残したいというアウトプットの思いに変わっていました。
そこからは、少しづつですが主体性を持ってサービスの価値を考えたり、イベント企画を考えるようになりました。
9月には自分主体でオンラインイベントを企画進行し、当日のファシリテーションにも挑戦しました。(もちろんいっぱい助けてもらいながら)
緊張して失敗もしながら、自分も楽しくて参加者も楽しんでくれたイベントにすることができました。
インターンを通して得た学び
そんなこんなでGLiNでのインターンをしながら、北海道で新しくいただいたご縁から新しい仕事が始まったり、自分の活動としてやりたいことがまとまっていくなどして少しづつGLiNからフェードアウトしていった時間もあり、この度卒業という決断に至りました。
GLiNでのインターン生活では大きく3つの学びを得ました。
1つは、ビジネスでの学び
本当にたくさんの経験をさせてもらって、フレームワークやコミュニケーションのようなスキル的な部分以上に、企業としてサービスを届ける責任や視点、事業を立ち上げていく上で大切な心構えなど、泥臭い部分も体験しながらビジネスという世界を全力で吸収しました。
こう言っては失礼ですが、反面教師的な学びもありました。
実際、そういった学びがこの先頼りになってくるのかなーと想像しています。
2つ目は、フィンランド教育。
フィンランド教育を日本で届けるというサービスを運営する立場から、常に「フィンランド教育とは何なのだろう?」という問いと向き合う日々でした。
純フィンランド人とも、フィンランドにいる日本人とも、日本でフィンランド教育の研究をしている方とも話をすることができ、純粋な知識だけでなく本質的な感情や意識の部分にも触れることができたのは本当に貴重な体験だったと感じています。
もう盲目的にフィンランド教育が良いと思う自分はおらず、いかにフィンランド教育の本質的に素晴らしい部分を、文化も価値観も違う日本で通用させらるかという命題に向かっている自分がいます。
最後に、自分が人生をかけて挑戦する教育という話です。(ちょっとビジネスにもつながっているかな?)
教育事業を運営する上で、自分たちが向き合ってきた「誰に、どうなって欲しくて、何をするのか」というシンプルながら重要な問い。
何のゴールもないまま取り組んでいても、結局何も残らない。。
今ではこれを考える意識が当たり前のものになり、自分自身でやる活動を考える中でも、頻繁に立ち返る問いになっています。
最後に
このように、この半年間の経験は、自分の中で本当に大きな存在になっています。
一つだけ心残りがあるとすれば、「日本でのフィンランド教育のあり方を見つける」という目標は最後まで叶いませんでした。
今後フィンランドに行くことになったら突き詰めたい命題として頭に入れておこうと思います。
初めてビジネスという世界を経験する中で、ここまで自身の成長を感じれているのは本当に素敵な会社と仲間に恵まれたからだなと身に染みて思います。
卒業式の最後に、「今後やりたいこと」という話をしました。
この半年間、GLiNだけでなく様々な経験を通して、やっぱり自分が高校時代に感じていた課題感にアプローチすることが、今の自分だからこそできる教育への挑戦だという結論に至りました。
そこから、今ではやりたいことが見つかって、協力してくれる仲間が集まって、最高にワクワクしている日々です。
詳細はまた後日にでも、ちゃんと発表できたらと思います。
さあ、これを書き終えたらいよいよ、長いようで短かった株式会社GLiNでのインターンに幕を閉じます。
改めて、半年間お世話になりました。
同じく教育に挑戦するものとして、この経験を糧に全力で取り組んでいきます!
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