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#21 来年度のわたしへ|思考の練習帖

さて、今年度もあと半月を切った。今年度の振り返りもした。

ということは、次年度の目標を立てねばなるまい。
ざっくりとした方向性はすでに決まっている。

プレイヤーとしてのスペックを上げる

業務の標準化(マニュアル作り)、後輩育成でチームに貢献する

この二点。うん、抽象的だな。
エッセンシャル思考を学んだわたしは、当然エッセンシャルな目標を立てたい。

新年度に向けて、二つの曖昧な目標を〈シンプルで、具体的で、刺激的で、測定可能な目標〉に仕上げよう。

プレイヤーとしてのスペックを上げる

プレイヤーとしてのスペックを上げる。これの最終到達点はプレイヤーとして上司に並ぶパフォーマンスを発揮するということにある。しかし、具体的に何ができるようになれば到達したといえるのかという部分が不明確で、測定可能性がない。そこを明らかにしたい。

大事なのは、計画の推進力

わたしがこの仕事でやるべきことは、究極的には「自立支援計画」と呼ばれる子ども一人ひとりの支援計画を立て、着実に取り組み、計画を前に進めていく営みだと考えている。各方面との調整に手こずって停滞したり、うっかり忘れていて未着手だったり、状況が変わって方向転換を余儀なくされたりすることは往々にしてあるけれど、不作為によって計画が水の泡になってしまうのは完全に支援者の落ち度であって、回避されなければいけない。
だから、パフォーマンスというのは計画の推進力と言い換えられよう。

この一年、計画の推進にコミットするなかで難しさを感じたのは、一人ひとりの子どもとの関係性だった。関係性がかなりできている子どもとは計画の推進に必要なやりとりを密にすることができたし、結果としてかなり動けた実感がある。一方で、がっつりと関係性を築けていない子どもとの関わりにおいてはタイミングを掴めなかったり、反応を引き出せなかったり、伝えたいことの半分も伝えられなかったりと悔しい思いをした。
子どもとの関係構築が第一。これはもう基本中の基本なのだけれど、わたしはいまだにそこで足止めを食らっているのだと思うと、残念でならない。計画の推進により一層力を入れていく過程で、ときにぶつかり合うことも覚悟して関係を築いていこう。

地道な継続で推進力を高める

では、いかにして計画を推進するか。
これは正直なところ、別に目新しいものは特にない。華々しくて新しい打ち手を繰り出すのではなくて、もっと地味だけれど大事なこと。それは、継続である。

どんなにすばらしい方法も、継続しなければ無意味だ。
だから来年度わたしがやるのは、今年度の取り組みのなかで見えてきたやり方をやりつづけるということ。
具体的には、個人レベルでは「タスクの割り振り」を毎月行う(詳細は、下の記事)。

そして、わたしが直接ハンドリングしない他のケースについては、月次の会議のなかでわたしが進捗を確認する。これは「やりましょう」と言い続けて一年経ってしまったので、そろそろ口だけを卒業したい。

というわけで、エッセンシャルな目標①はこちら。

◎毎月の「タスクの割り振り」を継続して、計画を確実に推進する


業務の標準化(マニュアル作り)、後輩育成でチームに貢献する

わたし個人の到達点としては上で述べたとおりだが、組織への貢献もしっかり形にしたい。やりたいことは、にわかに熱を上げているマニュアル作りを実現すること。そして、新しく入ってくる後輩たち(ピカピカの新卒!)を一人前に育て上げること。

マニュアル作りの到達点

マニュアル作りについては、前回・前々回の #思考の練習帖 で書いているので、これを実際に進めていくのが来年度。

あらゆる業務を明文化することを目指しているので、作業量は厖大だ。一年である程度の形には仕上げたいと思っていて、作りながら絶えず改訂して活用しつづけるものにしたい。途中で忘れ去られないように、月次の会議で進捗を共有したり、内容の精査を他のメンバーに依頼したりして存在感をアピールしつづけよう。
ざっくりとした作業スケジュールを組み立てて、それに沿って進めていくことになるだろう。

そこで、エッセンシャルな目標②はこちら。

◎業務マニュアルの土台を完成させて、毎月見直しをする


一人前に育てるということ

思い出すのは七年前、わたしがピカピカの新卒だったときのこと。幼稚園から数えたら十九年間、ずーっと教育機関の中で生きてきたわたしにとって、社会人というのは未知なる身分だった。
いろんな理不尽な研修とかごりごりにノルマの達成を求められるテレアポ業務とかをくぐりぬけて、気がついたらすっかり社会人が板についていた。学生から社会人に変化するあの衝動を抱える人たちを一番近くで支えるということ。慎重にやりたい気持ちが強くて、そのせいではっきりした態度が取れなかったのが今年度の反省点。

マニュアル作りと並行することで、抜け漏れなく仕事を教えることができるはず。本人が何に困っていてどういう状況なのかは、本人に聞いてみないとわからない。しっかりとフォローアップしていくためにも、コミュニケーションを密に取ることが不可欠だ。

そこで、エッセンシャルな目標③は、

◎敬語NG

ふざけているわけではない。
中途採用でこの仕事に就いたので、タメ口を使って良い範囲がわからなくて、とりあえず誰にも彼にも敬語で接してきて四年半経ってしまった。敬語は相手を尊重する丁寧な接し方ではある一方で、なんとなくこちらから壁を作っているような感じがしてしまう。
わたしが後輩の立場だったら、タメ口でフランクに話してくれる先輩の方が親しみが持てるなと思ったので、いい加減思い切って敬語をやめることにした。

すでに敬語で話している同僚たちにいきなりタメ口はハードルが高すぎるので、とりあえず直属の後輩たちに限定して。


というわけで。次年度のエッセンシャル(?)な目標はこれでいこう。

◎毎月の「タスクの割り振り」を継続して、計画を確実に推進する
◎業務マニュアルの土台を完成させて、毎月見直しをする
◎(後輩に)敬語NG

走り出したら、それぞれの進捗を確認していくことにする。
今日は、ここまで。


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