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育休明け35週目のつぶやき

母が来る日を指折り数えて待っている。

こんなに近くに人格がある

すごく不思議な感覚なようで、きわめて当たり前のこと。無垢な瞳でまっすぐにわたしを見つめるベビーを、まじまじと見つめかえすとき。この子はこんなにかわいくて、わたしを求めていて、わたしはこの子に愛とご飯と母乳を与えることができるけれど、この子はわたしの一部じゃない。この子は一人の人間で、わたしは別の人間。

こんなに境界が曖昧なほどにわたしのようなのに、わたしではないんだ。こんなに近くに、こんなにわたしに侵襲している存在が、それでもわたしとは異なる人格をもった人間であることに、すごいなあと感じる。
こういう感覚になるとき、わたしは決まって10年後、20年後、30年後のベビー(ではもうないが)とわたしの関係を想像する。今ほど近くにはいないだろうことを予期して、少し寂しくなる。いや、今の距離感のままだったらだいぶヤバイんだけど…と自分に言い聞かせながら。ベビーがベビーでいる間に、この蜜月期をたっぷり楽しませてもらおう。母とわたしにもそんな時代があったんだろうなと思うと、とても不思議である。

マークテスト通過

ベビーの前髪が伸びてきて目にかかるので、西松屋で前髪クリップを買った。前髪をカットするという手もあったけど、夫がまだ切りたくないと言うので別の策を講じることにしたのである(反対を押し切ってまで上手に切る自信もなかったので…)。
前髪を留めてあげると、予想通りとてもかわいい。ベビーはおでこを出した方がかわいいと、毎晩お風呂で髪を洗いながら思っていたのだ。オールバックにしておきたいくらい。

かわいいねえと言いながら鏡を見せると、ベビーはクリップのない方の頭を手で触って不思議そうな顔をしていた。手が短くて、あるいは空間認知の未発達か、取りたいけど取れないようだ。

だけどここで明らかになったのは、ベビーは鏡にうつるかわいいベビーを自分と認識できているということだ(動物の知能をはかるそういう実験があったな。マークテストとか、ミラーテストとかいうやつである)。今までも鏡を覗き込んで悦に入っていたベビーであるが、ナルシシズムなのか動くものへの興味なのか確信が持てずにいた。だけどやはり、前者だった。大丈夫かな、親バカが過ぎてスポイルしていないだろうか??


ベビーとわたしの近況

👶靴を新調(サードシューズ)
👶ソファの上で大はしゃぎ
👶リップを塗ると喜ぶ
👶ポポちゃん人形を抱きしめる

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